Peter Washington

2009年11月29日

ベニー・グリーン トリオ+井上 智-(g)

伸ちゃんです。
ベニー・グリーン トリオ ライブレポ を久々に僕がかきました。
東京TUC 2009.11.27.
ベニー・グリーン トリオ+井上 智-(g)
ベニー・グリーン(ピアノ)
ピーター・ワシントン(ベース)
ケニー・ワシントン(ドラムス)

◆ベニー・グリーンの人間性に触れられたような
印象に残ったシーンから書くことにしよう。

ライブが終了し、ベニー・グリーンにサインを求める人、
ツーショット撮影を求める人が殺到した(100人は、いたと思う)


ベニー・グリーンは全てのファンにサイン又はツーショット撮影に応じたり、
英語の出来るファンは勿論、出来ないファンとも話したりしていた。
最後のファンにサインをし終わるまで1時間以上かかったと思う。
その、最後のファンがウチ夫婦であった。
m1

さすがに疲れた表情をしていたが
快くサインやツーショット撮影に応じて頂き、
又、野々市町でのクリニックの写真をプレゼントすると、とても喜んでくれた。
「疲れてるのに偉いな〜・・」と感心&感動をした。
オイラはサイン&ツーショットの礼を言った。
p13


そうこうしているうちに、ライブハウスのスタッフとツァーのスタッフ以外は
ウチ夫婦だけになってしまった。
オイラは帰り支度を急ぎつつ、もう一度ベニー・グリーンを見ると
ツァースタッフと思われる女性(日本の方)と
恋人同士のお別れのような、熱い抱擁をしていた。
「もしかして本当に恋人なのかな?」と思いつつ、帰り支度を続けていると、
ツァースタッフと思われる男性とも熱い抱擁をしている。

その姿を見てオイラは涙目になってしまった。
今回のツァーは東京が最終日かもしれない。
10日間、日本で行動を共にした人達との別れを惜しんでいるのであろうか。

一週間前に野々市町で初めて見たときから「良いヤツ」っぽい
雰囲気をとても感じていたのだがやはり本当に「良いヤツ」だった。

いつも感じることだが一流のミュージシャンは「謙虚」であることを
再認識させてもらった上に感動も頂いたライブであった。

ありがとう ベニー・グリーン
Thank you Benne Green


・・・・・・・・・・・・・・・・
[mirukoの時間 ココログ ]を初めて読んでくれた方へ

夫婦で参加したライブ・レポを書いています。
よろしくお願いします。

akemin&伸ちゃん




miruko1 at 12:43|PermalinkComments(0)

2009年11月26日

リズムセクション・クリニック in 野々市町


31


2009年11月21日(土)に石川県の野々市町で開催された
ワークショップ&クリニック
One Night Jazz Club in 野々市町 というジャムセッション
翌日の22日(日)には
15th BIG APPLE in Nonoichi 2009
両日のイヴェントに参加した!

◆すごく面白いワークショップだった!
Peter Washington -bass
Kenny Washington-drum
Benny Green-piano


ウチの伸ちゃんと私はただのリスナーで演奏者ではないけれど
音に関わるヒト達がどんな思いで楽器に向かい
演奏者と向かい
ステージに立つのか・・・・。

講義を聞いてみるとほんとうにびっくりするくらいに
ごくごくあたりまえに思う
どんなシーンに置換えても通用する
大切な事を話していた!
忘れないようにメモ、メモ、メモ!

Kenny Washington-drum
b9Kenny Washington-drumKenny Washington-drum








繰返し自分の演奏を録音し音を聞く 
録音は正直だからね!聞くことで全てが分かるさ!

練習は、出す音はゆっくり 正確に 聞く音は丁寧にくりかえし。

演奏をぶち壊す一番はドラムだと思う!
うるさいドラムだ!
私はたとえばトリオで演奏していても聞く側に
3つの楽器が一つの音のように聞く側に届くような・・・
一つの音として届くような演奏を心がけているんだ。

私のスタイルをトラディショナルとか
ちょっと古いスタイルとか
例えられることは・・・ちょっと好きじゃないな!
今 質問した君・・・トラディショナルなJAZZって
いったいなんだ? 
私はジャズを知っていようが知っていまいが
その音楽を聞いたヒトが気持ち良くなる音をつくりたと思っている。
そして私の好きなバップは今でも新しい音だ!

Peter Washington -bass
Peter Washington -bassPeter Washington -bassPeter Washington -bass








ベースはね
スムーズに指版を抑える左手が重要だ。
だから一番はじめに大切なのはリラックス
そして常に練習、欠かさず練習だね!
練習はおなじ強さの音を保持できるように
僕だって毎日やってるんだよ、ゆっくり、正確に、はっきりと大きな音でね!

技術を学ぶことも大事だけど
演奏者は歌詞も良く理解してほしいな。
僕はボーカルを聞いて多くのことを学んでいるよ!

ジャズに限ってのアドバイスだけどね、ベース弦のテンションはきつくない方を選らんいるよ。
大先輩のベーシスト達のベースもそうだったよ。

ステージでは僕の演奏をどう伝えるか・・・
なんていう僕自身の出す音の感心より、
僕以外の音を聞くことに一番神経を使っているよ!


Benny Green-piano
Benny Green-pianoBenny Green-pianoBenny Green-piano








演奏が上手くなりたいのなら
良い先生を捜してください!
それは一枚のCDでもあり演奏を生で聞くことでもあります。
そしてあなたに感じる何かを多く提供したヒトが(演奏者)
あなたの捜している先生です!

ステージでものすごく早い演奏もします。
けれど練習は一音ずつゆっくり、丁寧に、
はっきり、正確に音を出し、
繋げ、続け・・・少しずつ積み上げていくのです。

同じ曲を様々のミュージシャン(ヴォーカル含む)が
演奏するキーで演奏してみてください。
キーが変わると
同じ曲から感じる何かも違って聞こえることを体験してみてください!






◆財団法人野々市町情報文化振興財団で開催された
このワークショップ&クリニック
これだけ充実した内容で
受講料 1人1,000円 (見学は無料)
ウチの伸ちゃんと私は横浜から遠出したけれど
野々市町の関係者の皆様にお礼を伝えた気持ちでいっぱいです!
出来るだけ私の記憶に残っている事をレポで発信させていただきます!
akemin






miruko1 at 19:27|PermalinkComments(0)

「音楽があふれる町・野々市町」

この日記のタイトルは
webのっティ新聞の見出しから拝借しました。

私たちJAZZファンの中年夫婦は、わざわざ横浜から
石川県の野々市町に遠征した(私達夫婦は初参加)
勿論、旅費、宿泊費はかかったが、それ以上に素晴らしい・・
お釣りがくる位、充分に満足出来るイヴェントだった。

こんな充実した
JAZZイヴェントを通算15年も継続し育て盛りたてている
野々市町の
♪15th BIG APPLE in Nonoichi2009

One Night Jazz Club in 野々市町野々市町長7










◆翌日(22日)のホールでのコンサートは通常のイヴェント通り
撮影は出来ないけれど
この(21日)一晩限りのジャム・セッションは
一般の方々も演奏参加とあって
だれでも自由に撮影もOK
講師陣も世界で活躍する
なかなか同じ空間でくつろぎあうことなんてできそうもない
ビッグネームのミュージシャンだけれど
ここの野々市町のジャム・セッションでは
講師陣にあつらえた特別な席など見当たらず
彼らも 演奏を聴きに来たリスナーと同じ空間で
プロからアマチュアから多数参加の演奏に耳を傾け
一つ一つの演奏に熱い拍手を贈っていた姿を
私はカメラのファインダーから見た!
彼らの演奏と同じくらい心に響く
とても素敵なシーンだった!!

◆11月22日は野々市町文化会館フォルテ大ホールにて
♪15th BIG APPLE in Nonoichi2009
収容席数 832人
開演から間もなく立見も出るほどの大入!
客席の年齢層の幅の広いこと
ジャズ好きなコアなファン 演奏者
演奏者の友人家族
ジャズには馴染みはないけれど
この町のこのイヴェントに毎年参加して
今年で15回目という風な方々やら
いろいろな嗜好を持つ人たちが
一同にこのイヴェントを楽しみに集っている
そんな空気感が会場に漂っていた!

◆演奏出演者は
ムーライトJAZZオーケストラ
金沢大学モダン・ジャズ・ソサエティ
北村 英治-(cl)
石崎 忍-(as)
霧生 ナブ子-(vo)  
上田 マキ-(vo)
James D Zollar-(tp)
Benny Green-(p)
Peter Washington-(b)
Kenny Washington-(d)
井上 智-(g)

モダンジャズは少しずつ聴き進めているけれど
ビッグ・バンドの演奏を
ホールで聞く機会は数回しかなった私にとって
魅力的でウキウキする楽しさを提供してくれたのは
一番最初に登場して演奏曲はわずか2曲だけだったけれど
演奏がとても初々しく素敵だった!
金沢大学モダン・ジャズ・ソサエティのメンバーは
James D Zollar-(tp)の先日のワークショップでの指導で一段と輝き
彼の指揮の手の動きと連動して
ビックバンドの音を立体的に展開していく
ダイナミズムの種みたいなものが
リスナーの私にも
目に見えるように伝わってくるようだった!!

satoshi inoue51James D Zollar-(tp)








73

津荷裕子さん



miruko1 at 18:20|PermalinkComments(2)

2008年10月31日

ルイス・ナッシュ & Be-Bop Great All Stars :ライブ・レポ

私にとって2008年最大のイベント
ルイス・ナッシュ & Be-Bop Great All Stars
   Featuring フランク・ウェス in 東京TUC
Lewis Nash Be-Bop Great All Stars-1Lewis Nash Be-Bop Great All Stars-2Lewis Nash Be-Bop Great All Stars










演奏曲
1st
1.Autumn Leaves
2.Cotton tail
3.A Sleeping Bee
4.Darn That Dream
5.Daydream
6.Work Song
7.Cool Struttin'...アンコール

2nd
1....?
2.THE MIDGETS
3. I'll Remember April
4.Easy Living
5.I Remember Clifford
6.Lotus Blossom
7.Cool Struttin'...アンコール



Lewis Nash Peter WashingtonBe-Bop Great All Stars
Lewis Nash(ds)
今回のツアーはスタンダードの王道!
JAZZリスナー初心者ならば
このライブで演奏された曲を
その後一曲づつ丁寧に聞き始める入門にもなる
リスナー歴の長い方には
あの頃夢中だった名盤をもう一度聴いてみたくなる
そんなライブだった!
ツアーリーダーのルイス・ナッシュは
頭からラストまで
キレ良く スカッとするドラムや
技を見せるドラム
特に派手ではじけたファンキーなスネヤは
まるで中華街の春節祭で爆竹が鳴り響く
あの華やかさを連想するほどだった!

Frank Wess(ts,fl)
2006年の富士通コンコード・ジャズ・フェスティバルよりも
お年を召したように感じたけれど
楽器を鳴らすと
2006年より今回のほうがテナーもフルートも
数段パワーが溢れていた!
そして
2nd 4.Easy Living のテナーなんて深い音なんだろぉ・・・・!
2nd 2.THE MIDGETS のフルート
なんて洒落ているんだろ!!
フランク・ウェスさんのフルートを聴かずして
JAZZフルートは始らない!!
"The Midgets"


どうぞ今回のツアーはハードスケジュールのようですが
お疲れを出しませんよう
祈っています!


Mulgrew Miller Be-Bop Great All Stars
Mulgrew Miller(pf)
今年はマルグリュー・ミラー観戦はこれで3回目
ソロとロンさん率いるGolden Striker Trio
マルグリューさんの
見た目ほどコワくないおちゃめな人柄と
アドリブに入ると制限時間一杯に自身の世界に浸る・・・ような
なんとも大らかなクセも少し知った私とウチの伸ちゃん
演奏中にステージでマルグリューさんのソロが長々と始ると
他のメンバーがクスクッと笑うシーンを度々見たけれど
きっとあれは・・・
「おい、おい、そこでまた1コーラス続くのかぃ・・・
   ちょっと長げくねぇ〜?!」と苦笑している感じがコチラにも伝わる!
客席も私もついつられて苦笑する!!


Jesse Davis Terell Stafford Mulgrew Miller
Jesse Davis(as)
Terell Stafford(trp)

このお二人はとても気の合う同士のようで
コンタクトを交わしなら楽しそうに演奏している
ステージセンターに並んで立っている姿からも
楽しさが客席に広がってくる!

しかし二人の持ち味は大いにちがった個性で
トランペットのテレル・スタフォードは
切込隊長みたいに一気にテンションを上げ
次に登場する
アルトサックスのジェシー・デイビスが
情感豊かで暖かい音色とフレーズで
さっき高揚したテンションを
リラックスさせながら弛緩させてくれる
この二人は
ウォーム アップとクールダウンのストレッチ・コンビみたいだ!


Lewis Nash Peter WashingtonBe-Bop Great All Stars
Peter Washington(b) 
ピーター・ワシントンをカブリツキ観戦!
最高でした!!
いつもCDで聴いているあのベースだけれど
数日前にウチにどいたがWベースのピーター君と遊んだおかげで
ライブで目の間で展開する音が
今までより一層迫ってくるようで
さらに臨場感があった!
ベーシストのピーター・ワシントンが
何を感じてベースプレイを進行させているのか
ほんのわずかだけれど
だけどBassを触ったことのない数日前の私に比べて
今回の私は世界半周するくらいの衝撃と発見があった!
ピーターのベース弦を弾くほうの
右腕全部が感じているリズムのニュアンスが
少しだけ共有できたようで・・・しあわせ

bass
 ←私のBass

(Wベースのピーター君)


屋台骨は確実にささえても前面には主張しないように見えた
あのピーターが
今回は前面に存在感を高め演奏していたように見えた
メチャクチャ・・・カッコイイ!!
私・・・2ndの6.Lotus Blossomで
Bassに集中しすぎて貧血になりかけてしまった!!
もぉ・・・ピーターのソロ
男っぽすぎぃ〜!!




WESS / Jazz Museum
Lewis Nash & Be-Bop All Stars

『WESS / Jazz Museum』 2008年09月24日発売 より
ルイス・ナッシュ率いる“BE-BOP ALL STARS”の、富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル2006年東京公演を収録したのが本作。

1.WORK SONG
2.AUTMUN LEAVES
3.MY FOOLISH HEART
4.'ROUND MIDNIGHT
5.SKYLARK
6.EASY LIVING
7.THE MIDGETS
8.LOTUS BLOSSOM
9.MOANIN'
10.COOL STRUTTIN'
ルイス・ナッシュ率いる“BE-BOP ALL STARS”の、富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル2006年東京公演を収録したのが本作。
2008年09月24日発売





miruko1 at 22:22|PermalinkComments(0)

2006年11月07日

富士通コンコードJAZZ・ライブレポート

2006年11月4日
Lewis Nash & Be-Bop Great All Stars
Featuring Frank Wess
富士通コンコード ジャズ フェスティバル in 東京TUC


富士通コンコードJAZZ(2006)1






熱い熱いJAZZでした!
熱気で大汗かきながら演奏の物凄さに鳥肌を立て
こんなエキサイティングなJAZZは初めてです!!

メンバー紹介&アーチスト・レポート

Lewis Nash:ルイス・ナッシュ(ds)

富士通コンコードJAZZ(2006)2
ルイス・ナッシュは昨年のジョー・ロヴァーノのライブ
初遭遇し 今回が二度目ですが 
ルイスのドラムの切れ、決め、刻みは絶品です!
しかし 今回はルイスのドラムの巧さ以上に
メンバーを統率するリーダーの器に感服しました!
リスナー初心者の私の発言に
「何をかいわんや 」とお叱りを頂くかもしれませんが
恐れず云いたいことは
ルイス・ナッシュこそが
アート・ブレイキーの後継者だと私は強く感じました!
今回の熱い熱いライブの成功の核は
ルイス・ナッシュだと私は思いました!!


http://www.pasic.org/Archives/2001/SlideShow/Drumset/pages/Nash.htm
(画像↑からお借りしました)


Terell Stafford:テレル・スタフォード(trp) 

富士通コンコードJAZZ(2006)3
スピード感あふれる演奏とおもいきや一転して
哀愁あるバラードへ
一瞬で空気を変える物凄いトランペッターでした。
少々伏目がちな目線で時折会場を眺め
観客のノリを確実に掴んでいるのは凄いです!
ラストの曲 Dat Dere で
トランペット・ソロと観客との
長い長いコール&レスポンス
髪が逆立ちそうなくらい 私は興奮しました!!

http://www.jazzpolice.com/content/view/4537/
(画像↑からお借りしました)

Jesse Davis:ジェシー・デイビス(as)

富士通コンコードJAZZ(2006)4
キャノンボール・アダレイのような躍動する音と
溢れ出るフレーズはチャーリー・パーカーの再来
と云われるジェシー・デイビス。
とにかくジェシーが目の前に立っているだけで
ファンキーな空気で溢れてくるように私は感じました。
躍動あるアルトの演奏も実に楽しさに溢れていました。
ブレークの時テレル・スタフォードと二人して
舞台脇に下がるのですが
そこでもかけ声を入れたり笑ったり
ジェシー・デイビスから発信される空気のおかげで
ニューオリンズかどこか本場のライブハウスにいるような
今まで味わったことのない独特の本場の雰囲気を味わいました。



http://www.jazzkeller.com/website_tech/gallery_images/jesse_davis.htm

(画像↑からお借りしました)


Mulgrew Miller:マルグリュー・ミラー(pf)

富士通コンコードJAZZ(2006)9
デカイ人ですね!とにかくデカイ!
岩石のような存在感に圧倒されました。
手も指もデカイ!
マルグリュー・ミラーの指まで良く見える席だったので
ピアノのキーに指が陥没して抜けなくなるのでは・・・と
またまた 別の興味で一時指ばかり見ていた私です!
しかし 風体の印象とは大違いで 
マルグリュー・ミラーはひたすら目を閉じて黙々とピアノを弾き
切れ味の良い端整なタッチと正確な音使い
時折飛び出す 遊び心の効いたフレージングに
達者なピアニストなんだと思いました。
ラストの曲 Dat Dere では観客も立上り
テレル・スタフォード(trp)ソロでは 
長い長いコール&レスポンスの後
マルグリュー・ミラーのソロに移ると
彼のあそび心からか・・・・モンク風に空気を変え
聴衆の予想をとても楽しく裏切ってくれる心憎さそこでまたまた会場は一層盛り上がりました!!

http://www.internationaljazzproductions.com/projects/mmillerwingspan.html
(画像↑からお借りしました)



Peter Washington:ピーター・ワシントン(b) 

富士通コンコードJAZZ(2006)5
ピーター・ワシントンに会いたくて
このライブに参加したのが私の一番の動機です!
昨年 初遭遇した時から恋焦がれたピーターでした。
ベースの音、リズムが実に太く男っぽいです。
トリッキーなシーンは殆ど見られず
ひたすら屋台骨を支えるというのが前回の印象でした。
それが 今回はピーターがかなり熱く!
エキサイティングで!
スリル溢れるベースでした!
ラストの曲 Dat Dere では
会場のスタンディング&手拍子に
ピーター・ワシントン以外の
アーチストも楽器を置いて一緒に手拍子が始まり
(あのフランク・ウエスさんも!)
ピーターのソロ&全員手拍子なんてシーンもありました!!
たぶんこんな熱いライブには遭遇できないと思います!!

http://www.jazznow.com/1004/Newport2004.html
(画像↑からお借りしました)

富士通コンコードJAZZ(2006)7
ライブ終了後 私達のところに
わざわざ会いに出てきてくれた
ピーター・ワシントンありがとう!
I Loves You, Peter








Featuring
Frank Wess:フランク・ウエス(ts,fl)

富士通コンコードJAZZ(2006)6
1922年ミズーリ州カンサスシティ生まれのフランク・ウェスさん
御年は84歳。
入退場ではメンバーに支えられながら登場してきましたが
演奏がはじまるとキャリアから醸し出される年輪のような
神々しささえ感じられました。
時折 胸ポケットから老眼鏡をだして
楽譜を見ながら演奏されるシーンや
嘗ての肺活量よりは断然衰えただろう息使いや
フルート演奏の時に吹き込む息と一緒に声が漏れ聞こえるなど・・・
フランク・ウエスさんの全盛期をご存知の方々には
また一段と感慨があるでしょうけれど
今目の前で演奏されている総てを含んで
こちらが受取る気持ちは「敬意を表す」コレでした・・・。
手が届くほどの距離でフランク・ウエスさんに
遭遇できたことの実感に会場からは
熱い拍手が贈られました!
どうぞ末永く現役で活躍して頂きたいと願います・・・・。

http://www.internationaljazzproductions.com/fwess.html
(画像↑からお借りしました)


アート・ブレイキーさんがたぶん遊びに来てたかも!

演奏開始一発目のWork Songから
ラストのDat Dereまで
聞き馴染みある曲ばかりでしたが
残念ながら何を演奏されたのか今はっきり思い出せません。
とにかく興奮しました!
ステージがオール・ブラックって
私が遭遇したライブ経験で初めてです!
ステージのメンバーのスタンバイの絵柄を見た瞬間から
物凄く圧倒されました!
ほんとにドカンとしたごっつい存在感と
今までみたことのないカッコイイ絵柄です!

私の持っているアート・ブレイキーのリーダーアルバムは
サンジェルマンのアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ
vol.1.2.3.だけですが・・・・
富士通コンコードJAZZ(2006)8

このアルバムのvol.2 のMoanin'みたいに!
まるで
2006年11月4日 東京TUCセカンドステージ
au club St.Germain 再現のようでした!
あのアルバムのなかで 会場のお客さんのかけ声や
熱い空気が満ちている様子
演奏者がどんどん熱くなっていく様子が伝わりますが・・・
2006年11月4日 東京TUCのセカンドステージもそうでした!!
汗をかくほど熱いのに
髪の毛が逆立つような鳥肌が立つような
私の体感したあの日の興奮は
きっと 天国のアート・ブレイキーさんにも
伝わったと思います!!

2006.11.7. akemin



miruko1 at 16:33|PermalinkComments(0)

2005年12月06日

W・ワシントン

2005年.12月.3日 TUC(東京タック)
”PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”
★下記画像は東京TUCさまで以前公開されていました画像を
加工掲載させていただきました。
http://www.tokyouniform.com/tokyotuc/
PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”2005年.12月.3日 TUC(東京タック)”PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”
井上 智(g)、ピーター・ワシントン(b)、ケニー・ワシントン(ds)、
スタッフォード・ハンター(trb )
私の2005年最大にラッキーな、記念すべき日となった。
一週間前の東欧のJAZZ・Trio ソルトカルトネツカーのライブに行った日に、東京TUCの支配人・田中紳介氏から招待プレゼントされたライブで、さらに最前席(相撲でいうところの砂被り席)で聴取できた!

正直にいうと”PETER WASHINGTON,KENNY WASHINGTON & SATOSHI INOUE”
ライブにたいして出演アーチストの前情報収集することもなく、私たちはこの日初めて遭遇アーチストだった!

曲は「枯葉」「All the Things You Are」・・とはじまり、スタンダードが中心で、数曲井上 智(g)とスタッフォード・ハンター(trb )のオリジナル曲を入れ、演奏時間もタップリとアンサンブル、ソロと構成良く、NYで活躍するアーチストの王道を行くJAZZを堪能した一日となった。

開口一番の曲、井上 智氏の「枯葉」イントロは、うちの伸ちゃん曰く「ジム・ホールだ!」というくらい、ジム・ホールを 彷彿とさせる、うまいギターだった。また、Wベースの Peter Washington (ピーター・ワシントン)、ドラムが Kenny Washington (ケニー・ワシントン)のサポートが、このライブの格を数段高いものにしている印象だった。

Kenny Washington

.Kenny Washington ケニー・ワシントン








Peter Washington(b)


Peter Washington ピーター・ワシントン








東京TUCの支配人・田中紳介氏&うちの伸ちゃんスタッフォード・ハンター(trb )東京TUCの支配人
田中紳介氏と
うちの伸ちゃん
スタッフォード・ハンター(trb )

miruko1 at 15:25|PermalinkComments(2)

I Loves You, Peter

Peter Washing

ライブの演奏曲は大半がスタンダートであったから、目の前でその曲がどのように動いて、どう進行するかという醍醐味を・・・どうもドラムとベースのW・ワシントンが紡ぎ出しているということがわかる。ドラムとベースのリズム隊のW・ワシントンは、今回のライブではアンサンブルに徹していてトリッキーな場面は殆どみられなかったが、演奏曲全てにおいてズッシリとボトムを支え、一音一音、一拍一拍が持つスピード感で、シャープなビートと奥行きあるサウンドを創りあげていると実感した。

はじめて遭遇したPeter Washingtonの印象
私如きJAZZ初心者がピーター・ワシントンのベース・ワークのすごさを語ることは難しいのだけれど・・・。
初心者のわたしにも上手いベースだとわかる音なのだ。太い音でビートも明快。でも、それ以上に印象に焼きつくのは、演奏する姿(ビジュアル)の美しさだった。同じフレーズを高いポジションから低い位置にスライドさせる時に醸し出すスピード感、スリル。曲進行に対して繊細な配慮を凝らしつつ他の奏者にむけてアイコンタクトをおくるあの眼差しは、憂いを含んだプレスリーの眼差しと同じようだった。さらにベース・ブレイク時に、時折見せる、ベースネックの高い位置に両手を添えておき、小首をそこに傾ける姿・・・。
私は初遭遇したPeter Washingtonの、演奏する姿、顔、眼差し、仕草全てのビジュアルの美しさに、たまらなく魅了されてしまった!
akemin

miruko1 at 15:10|PermalinkComments(3)