HARVEY MASON

2006年03月20日

HARVEY MASON(ds) TRIO

モーションブルー横浜 2006.3/20(月) 1day
▼Jazz
HARVEY MASON(ds) TRIO
with very special guests
GONZALO RUBALCABA(p) and DAVE CARPENTER(b)


もうもう最高!!
果報者です私達

HARVEY MASON1HARVEY MASON2








ライブの印象をひとこと云えば 「洗練」これでした!
今まで私の聞いたJAZZライブで体験したことのない
新しい音と空気でした。
拙いレポートより 昨日のライブはまるで
「Mondrian モンドリアン」を見たような感じ。
★下記画像は下記web siteよりお借りしております。
http://www.4c-wohndesign.de/poster_discount/mondrianpiet_poster.html
HARVEY MASON3





原色の組み合わせとかパターンが相互に影響し合い
「動き」を感じる モンドリアンのアート
と・・・
ハーヴィー・メイソン・トリオのプレイは わたしの中でシンクロするの

トリオの三人が 一斉に違うことをしてるって感じなの
だけど 三者が拮抗してて 
絶妙なバランスを保って休むまもなくどんどん進行するの

で、伸ちゃんも私も 
三者の 演奏中 
頻繁にアイコンタクトを送りあってるのを
マジカでみたんだけど
今 この瞬間に
音が創られているって現場に立ち会ってる感じが
もうリアルにわかるの
それでいて オーディエンスは緊張しないの
「手に汗握る」とかいう臨場感もあるけれど 
そういうのではなくて
不思議に最後まで ゆったりと音に遊べるの
これ はじめての感じ・・・!

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一番印象的だったのは2曲目に演奏された
♪Sweet and Lovely 

TrioExplorations(Riverside)
Bill Evans・Trio/ Bill Evans(P),Scott Lafaro(B), Paul Motian(Ds)
でおなじみの 私にはとても耳慣れたナンバーだったんだけど

たしかピアノのルバルカバのソロからはじまって
はじめはSweet and Lovelyとはわかなかった
エバンスとは全くちがうトライのしかたのSweet and Lovelyだった
(どう違うのかが 説明できないもどかしさ・・)

でもハーヴィー・メイスン・トリオのSweet and Lovely を 
昨日 エバンズがきいていたら・・なんていうだろう

「ほぅ・・・そんな手もあるのか・・なるほど なるほど」と
たぶん 好感もつんじゃないかな・・って思ったのね。

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◆ミュージシャンの印象

GONZALO RUBALCABA(p)HARVEY MASON4
ピアノのルバルカバは 
和音はあまり使わなかったな
それから ペダルもほとんど踏んでないようだったけれど
音が切れない うまい とにかくうまいピアニストだった!
ミシェル・カミロみたいなピアニストかな・・と想像してたけれど
もっと 新しい音を紡ぐヒトだった
そうだ 「すっごく頭の良いヒト」っいう音だった。
★左記画像は下記web siteよりお借りしております。
http://www.kalamu.com/bol/2006/03/26/197/








DAVE CARPENTER(b)
HARVEY MASON5



ベースのデイブ・カーペンター
色んな音を出すことができるベーシストだった
Sweet and Lovelyにかんしては
スコット・ラファーロを想像させてくれるプレイだったと思う
でも このSweet and Lovely以外の場面では
時折 薩摩琵琶を彷彿させるような音を奏でた
”びぇぇん びぇぇん”って わかる?通じる?
でも (音楽の専門用語がわからないから)
稚拙ながらわたしの知るベースの
「ヴォン ヴォン」 でもなく 
「ブゥン ブゥン」 「ズゥーズゥー」でもない
薩摩琵琶の「びぇぇん びぇぇん」なのよ。
★上記画像は下記web siteよりお借りしております。
http://www.jazzography.com/gallery/Dave_Carpenter.html


HARVEY MASON(ds)

HARVEY MASON6

ドラムはとにかくみるみるドラムパターンが変わっていくの
ほんとにミルミル 繊細で リリカルな音から 軽快の音 深い音 臨場感を誘う音
とにかく止まることのないリズムがみるみる生まれるの

★上記画像は下記web siteよりお借りしております。
http://www.music.msu.edu/photos/photo_show.php?id=431
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ハービー・メイソンは私的ドラマーランキング1位に浮上 編
Jack Dejohnette
Dennis Chambers 
Steve Gadd 
Lewis Nash 
Vinnie Colaiuta

だったんだけど 
ハービー・メイソンが本日から1位です。
きのうのライブで 1位にランキングupになった要因は

曲名はわからないけれど
デイブ・カーペンターのベース ソロの場面で
照明は うっすらデイブ・カーペンターにあたり
ピアノとドラムは 明かりが消えるの
ベースが色んな技を使って音を進めている後ろで
ハービーはまるで影武者のように 動かないの
でも 微かにバスドラを踏み続けているの
ドラムはハービーってわかってるんだけど
そこから聴こえてくる感じではないの
ベースはどんどん盛り上がる その後ろで
どこから聞こえてくるんだかわからない 
バスドラが微かに鳴り続けてるの
ドラマチックだった
あの場面 焼きついた!


miruko1 at 23:00|PermalinkComments(0)