Allan Holdsworth
2009年02月11日
Allan Holdsworth Trio Japan Tour 2009・ライブ・レポ
Allan Holdsworth Trio Japan Tour 2009/2月7日(土)STB139
ライブの感想は・・・・
三人のサウンドの重ね方が面白かった

アラン・ホールズワースのギター・ソロでは

レガートプレイの速弾きや
独特な和音や音階を混ぜた柔らかい不思議な響きは
音色が幾重にも重なって響く パイプオルガンのようにも聞こえ
改めてホールズワースのギターソロは
敬虔で美しい音色だと思った!
ジミー・ジョンソンのベースは


特有のえぐ味があって
バイクのエンジン音のような
下腹部に響き渡るような重低音が痛快で
ホールズワースのギターによく絡み
結果互いを引立たせあう
ホールズワースと相性が良いベースだと思う!
チャド・ワッカーマンのドラムは


テクと変拍子はかなり複雑に叩いているのに
聞く側にはわかりやすいドラム・・というか?!
ドラムを聴いていれば
今、演奏されている曲にノリ遅れず
知らない曲でも曲の展開が見えるように聞こえてくる
水先案内的な先導が巧みなドラムだと感じる!
今回のライブは
私などは1曲目からラスト&アンコールまで
手拍子でも入れたくなるほど
聴いていてじっとしていられないほど
リズムに呼応してノセられてしまう楽しさがあった!
ものすごく楽しく心地よいライブだった!
・・・・と書きながら
自分で妙な感じになってきた????
もしもし・・・アラン・ホールズワースのライブで
「手拍子でも入れたくなるほど・・・とはどこか聞き違えていませんかぁ〜」と
我に問うてみる ・・・。
いいえ・・・・間違いありません!
ALLAN HOLDSWORTH Japan Tour 2009
Allan Holdsworth(g)Jimmy Johnson(b) Chad Wackerman(ds)
リラッスしつつ熱くなりつつ楽しかったです!
◆話し変わって
コレ↓は我が家にもあるビデオですが
25年前の同じトリオのライブ
東京ドリーム/Allan Holdsworth - Fusion Guitar Legend
Allan Holdsworth(g)Jimmy Johnson(b) Chad Wackerman(ds)
http://www.youtube.com/watch?v=ySWS6i9kL4s&feature=related
◆この↑映像と音を聴いても
私にはあまり楽しくはないなぁ・・・
同じメンバーなにどうしてだろう・・・・・?
さらに
8年前の来日ライブのアルバム

ALL NIGHT WRONG
ライナーノーツの冒頭には
コンナ風に書かれていた
・・・という風な空気感があったらしい。
◆私が初めてホールズワースを観戦した2007年から

今回で都合4回目だけれど
少しずつ会場の雰囲気も柔らかくなっているように感じる!
女性のファンも増えているように思う!
そして2009年の今回のステージは
ホールズワースさん はじめ
ドラムのチャドさんもベースのJ・ジョンソンさんも
満面の笑みを浮かべ
リラックスして演奏している様子が
印象的だった!
ステージからも楽しさが溢れていた!!
◆観客の変化だけではなく
ステージ上のアラン・ホールズワースさんご自身も
客席からの反応を受止めてくれるような
オープンマインドになってきたのではないかなぁ・・と思う。
Allan Holdsworth - Fred (live)
London Jazz Café 2007/11/07
http://www.youtube.com/watch?v=ZJmvp5xdO2A
同じメンバーですが 客席のノリを見てください!
お客さん楽しそうですよね!!
◆コレはどこかのwebsiteで拾った名言
akemin
ライブの感想は・・・・
三人のサウンドの重ね方が面白かった



レガートプレイの速弾きや
独特な和音や音階を混ぜた柔らかい不思議な響きは
音色が幾重にも重なって響く パイプオルガンのようにも聞こえ
改めてホールズワースのギターソロは
敬虔で美しい音色だと思った!



特有のえぐ味があって
バイクのエンジン音のような
下腹部に響き渡るような重低音が痛快で
ホールズワースのギターによく絡み
結果互いを引立たせあう
ホールズワースと相性が良いベースだと思う!



テクと変拍子はかなり複雑に叩いているのに
聞く側にはわかりやすいドラム・・というか?!
ドラムを聴いていれば
今、演奏されている曲にノリ遅れず
知らない曲でも曲の展開が見えるように聞こえてくる
水先案内的な先導が巧みなドラムだと感じる!
今回のライブは
私などは1曲目からラスト&アンコールまで
手拍子でも入れたくなるほど
聴いていてじっとしていられないほど
リズムに呼応してノセられてしまう楽しさがあった!
ものすごく楽しく心地よいライブだった!
・・・・と書きながら
自分で妙な感じになってきた????
もしもし・・・アラン・ホールズワースのライブで
「手拍子でも入れたくなるほど・・・とはどこか聞き違えていませんかぁ〜」と
我に問うてみる ・・・。
いいえ・・・・間違いありません!
ALLAN HOLDSWORTH Japan Tour 2009
Allan Holdsworth(g)Jimmy Johnson(b) Chad Wackerman(ds)
リラッスしつつ熱くなりつつ楽しかったです!
◆話し変わって
コレ↓は我が家にもあるビデオですが
25年前の同じトリオのライブ
東京ドリーム/Allan Holdsworth - Fusion Guitar Legend
Allan Holdsworth(g)Jimmy Johnson(b) Chad Wackerman(ds)
http://www.youtube.com/watch?v=ySWS6i9kL4s&feature=related
◆この↑映像と音を聴いても
私にはあまり楽しくはないなぁ・・・
同じメンバーなにどうしてだろう・・・・・?
さらに
8年前の来日ライブのアルバム

ALL NIGHT WRONG
ライナーノーツの冒頭には
コンナ風に書かれていた
2002年5月5日、東京・六本木ピット・イン。クラブを埋めるのは、いつも通り男性が大半だ。数人見かけた女性はすべて男性とセットで、間違っても女子大生風のグループなどいやしない。アラン・ホールズワースが六本木や新宿のピット・インにシット・インするようになってもう10年を越えたが、毎年ながらこの独特のアンビエントには驚かされる。
・・・中略・・・
音楽を聴くというより、手や指を見ることだ。ステージの上より、客席の方がピリピリした緊張感に包まれることもしばしば
・・・中略・・・
ステージ近く男性諸君の醸し出す空気はかなり怪しい。ホールズワースが立っている前あたりは、特にだ。背中から、何かを隠し持っている雰囲気を立ち上がらせているのだ。
ギターの神の一挙手一投足を見逃すまいとする、殺気とでも言ったらいいか。
・・・という風な空気感があったらしい。
◆私が初めてホールズワースを観戦した2007年から

今回で都合4回目だけれど
少しずつ会場の雰囲気も柔らかくなっているように感じる!
女性のファンも増えているように思う!
そして2009年の今回のステージは
ホールズワースさん はじめ
ドラムのチャドさんもベースのJ・ジョンソンさんも
満面の笑みを浮かべ
リラックスして演奏している様子が
印象的だった!
ステージからも楽しさが溢れていた!!
◆観客の変化だけではなく
ステージ上のアラン・ホールズワースさんご自身も
客席からの反応を受止めてくれるような
オープンマインドになってきたのではないかなぁ・・と思う。
Allan Holdsworth - Fred (live)
London Jazz Café 2007/11/07
http://www.youtube.com/watch?v=ZJmvp5xdO2A
同じメンバーですが 客席のノリを見てください!
お客さん楽しそうですよね!!
◆コレはどこかのwebsiteで拾った名言
『音楽を聴いて感動する時、それは音楽に一歩近づいた時である。』
『音楽を聴いて感動する時、それは音楽家に一歩近づいた時である。』
akemin
miruko1 at 12:35|Permalink│Comments(0)
2008年11月29日
テリー・ポジオ/11月27日(木)東京 STB139
11月27日(木)のSTB139 10周年スペシャル
Bozzio / Mastelotto / Levin featuring special guest Allan Holdsworth
テリー・ボジオ トニ・レヴィン パット・マステロット
スペシャルゲスト アラン・ホールズワース
観戦してきました。
とにかく凄いもの観てきました。

◆ライブ・レポなどを生意気に書いているが
私などはプログレとなると
ほんの去年から聞き始めた超新参なリスナーだが
もうすでに
バーバラ・トンプソンズ・パラフェルナリア や
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10015196.html
ソフト・マシーン
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50771363.html
アラン・ホールズワース3回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10007549.html
テリー・ポジオの2007 solo drum tourと今回で2回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50483372.html
と、・・・ライブに参加し
すっかり嵌ってしまっている!
ただし・・・プログレについては本当のところ
その全貌はまるで判ってはいないと正直白状しておこう。
そして独りでかってにイメージしているプログレは
普段たっぷり聞いている
“ 人間賛歌”というか人間臭さや歌心が魅力の
JAZZに比べては
すこし異次元空間に遭遇するような
なんだか掴みどころがない壮大さと
技巧的な面白さをどれだけ聞き取れるか・・・なんていうのが
プログレの楽しみ方だと思っていたのだけれど
昨晩参加したライブで感じ得たことは
プログレとてJAZZと変わらず
人間臭い 喜怒哀楽が折り重なる
“ 人間賛歌”が溢れているんだなぁ・・・と嬉しくなってしまった!
◆ライブはこんなふうだった!
左から:
アラン・ホールズワース(ギター)
テリー・ポジオ(ドラム)
パット・マステロット(ドラム&Wavedrum、 他)
トニー・レビン
(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
ボジオ氏のドラムが鳴りいきなり四人四様に
一斉に違う言葉を叫ぶように演奏がはじまった
即興演奏だということはすぐにわかったけれど
しばらくは何が始るんだかどこにむかって音を進めるんだか
私にはつかめず
四人四様の音の迫力にただ漠然と息を呑んで凝視していた。
しかしほんの僅かな時間の後
2ドラムとギター
そして12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース
それぞれの音がすっかり聞こえてきた・・・・。
テリー・ポジオ(ドラム)
2007のドラム・ソロ-ライブより
今回は見ていて聴いていて楽しさを体感するドラムだった
バスドラムから体感する迫力満点の大音圧、
音階を生むタムの楽しさ、
グロッケン(小さい鉄琴)からは郷愁、
アートのように陳列してある銅鑼からは呪術のような摩訶不思議な音世界を
展開してくれた!
ドラムパフォーマンスをするポジオ氏の表情も
楽しそうだったように見えた!

パット・マステロット(ドラム&Wavedrum、 他)
すごいグルーブの塊のようなドラマーだった!
たぶんこの客席全体がうわんと乗ってしまうような
グルーブ感はロックの醍醐味なのかなぁ・・・とおもった!
ステック片手でスネヤを叩き
左手でWavedrumを叩きテルミンみたいな何かも使っていて
リズムや音階さらに
宇宙音(?)のような効果音みたいな不思議な音も出していた。
巧みな小技も多発。
そして冷静沈着に次々に展開する音の
水先案内をしていたように感じた!
トニー・レビン
(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
私にとって未聴の楽器12弦スティック
タッピングありの弓弾きでアランさんの領域にちょっと迫る技を見せ
アタックの効いたパーカッシブなサウンドありの
想像以上にハードな楽器なんだなぁ・・・と思った!
エレクトリック・アップライトベースでは
歪んだファズベース(?)で効果音みたいに挿入したりする場面では
あのソフト・マシーンのヒュー・ホッパーさんを思い出した!
2ndの中盤ではドラムのマステロット氏と
息の合ったメリハリの効いた展開を生み出し
会場はグルーブの嵐となった!
アラン・ホールズワース(ギター)
ボジオ/マステロット/レヴィンの三者のグルーブの大波と
アラン・ホールズワース氏の悠々としたうねうね的な
ロングトーンの切れ目のないギターが
すっかりはまったシーンが数回生まれた時には
「オォッ〜!!」と歓声をあげたくなるほど
迫力と美しさが相まってすごかった!
ワン&オンリーなアラン・ホールズワース氏が
熱いプレーの中でもアラン氏独自の世界観を描き
悠々と存在するギターの音色やフレーズが
多くのギタリストに影響を与え神と云わしめる理由なんだな・・・と
少しだけわかったような気がした!
◆今晩(28日)と明晩(29日)のこのライブはさらに熱い展開になるだろう!!
自由即興(インプロビゼーション)で演奏された
1st 2nd 1曲ずつの計2曲とアンコール1曲
今作り出している音への未知への興味
そして
瞬時に生まれる音の波を感じ
その波に乗るか 次の波を迎えるべく違う展開をつくるか
客席のどの人も息をのみ
目を(耳を)離せないスリルがあった!
すでにこのツアーで音でコンタクトをとりあい
熱いバトルを展開しあった
ドラムのボジオ氏とマステロット氏
12弦スティック&エレクトリック・アップライトベースのレヴィン氏
このボジオ/マステロット/レヴィン三人の
昨晩のロック魂が共振し展開した
壮絶なインプロヴィゼーション・バトルを前に
昨晩から新たにゲストとして加わった
あのジャズ・フュージョン、 プログレッシヴ・ロックの両分野で
最高技巧派ギタリストのアラン・ホールズワース氏を
ドギマギさせた
たぶん多くのアラン・ホールズワースのファンの方も
遭遇することのない
超レアなシーンもあった昨晩だったが・・・
11月28日(金)東京 STB139
11月29日(土)東京 STB139
この二日はもっともっと凄い展開が想像できる!
あのアラン・ホールズワース氏が
本領発揮で技巧派の悠々とした逆襲を聞かせてくれることだろう!!
今晩 明晩ライブ参加の方は美味しいはずだ!!
akemin


Bozzio / Mastelotto / Levin featuring special guest Allan Holdsworth
テリー・ボジオ トニ・レヴィン パット・マステロット
スペシャルゲスト アラン・ホールズワース
観戦してきました。
とにかく凄いもの観てきました。

今回のツアーはロングランで
Cobham meets Bozzio
11月16日(日)東京 STB139
Tour Part I Terry Bozzio featuring Tom Coster
11月17日(月) 仙台 enn
11月19日(水)福岡 Gate's 7
11月20日(木) 倉敷 Red Box
Bozzio meets Jimbo“JimBozzio”]
11月22日(土)東京 STB139
Tour Part II BML = Bozzio / Mastelotto / Levin
11月25日(火)名古屋 Bottom Line
11月26日(水)大阪 BIGCAT
Bozzio / Mastelotto / Levin featuring special guest Allan Holdsworth
11月27日(木)東京 STB139
11月28日(金)東京 STB139
11月29日(土)東京 STB139
連日ほぼ満席の盛況のようだ!
◆ライブ・レポなどを生意気に書いているが
私などはプログレとなると
ほんの去年から聞き始めた超新参なリスナーだが
もうすでに
バーバラ・トンプソンズ・パラフェルナリア や
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10015196.html
ソフト・マシーン
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50771363.html
アラン・ホールズワース3回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10007549.html
テリー・ポジオの2007 solo drum tourと今回で2回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50483372.html
と、・・・ライブに参加し
すっかり嵌ってしまっている!
ただし・・・プログレについては本当のところ
その全貌はまるで判ってはいないと正直白状しておこう。
そして独りでかってにイメージしているプログレは
普段たっぷり聞いている
“ 人間賛歌”というか人間臭さや歌心が魅力の
JAZZに比べては
すこし異次元空間に遭遇するような
なんだか掴みどころがない壮大さと
技巧的な面白さをどれだけ聞き取れるか・・・なんていうのが
プログレの楽しみ方だと思っていたのだけれど
昨晩参加したライブで感じ得たことは
プログレとてJAZZと変わらず
人間臭い 喜怒哀楽が折り重なる
“ 人間賛歌”が溢れているんだなぁ・・・と嬉しくなってしまった!
◆ライブはこんなふうだった!

アラン・ホールズワース(ギター)
テリー・ポジオ(ドラム)
パット・マステロット(ドラム&Wavedrum、 他)
トニー・レビン
(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
ボジオ氏のドラムが鳴りいきなり四人四様に
一斉に違う言葉を叫ぶように演奏がはじまった
即興演奏だということはすぐにわかったけれど
しばらくは何が始るんだかどこにむかって音を進めるんだか
私にはつかめず
四人四様の音の迫力にただ漠然と息を呑んで凝視していた。
しかしほんの僅かな時間の後
2ドラムとギター
そして12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース
それぞれの音がすっかり聞こえてきた・・・・。

2007のドラム・ソロ-ライブより
今回は見ていて聴いていて楽しさを体感するドラムだった
バスドラムから体感する迫力満点の大音圧、
音階を生むタムの楽しさ、
グロッケン(小さい鉄琴)からは郷愁、
アートのように陳列してある銅鑼からは呪術のような摩訶不思議な音世界を
展開してくれた!
ドラムパフォーマンスをするポジオ氏の表情も
楽しそうだったように見えた!


すごいグルーブの塊のようなドラマーだった!
たぶんこの客席全体がうわんと乗ってしまうような
グルーブ感はロックの醍醐味なのかなぁ・・・とおもった!
ステック片手でスネヤを叩き
左手でWavedrumを叩きテルミンみたいな何かも使っていて
リズムや音階さらに
宇宙音(?)のような効果音みたいな不思議な音も出していた。
巧みな小技も多発。
そして冷静沈着に次々に展開する音の
水先案内をしていたように感じた!

(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
私にとって未聴の楽器12弦スティック
タッピングありの弓弾きでアランさんの領域にちょっと迫る技を見せ
アタックの効いたパーカッシブなサウンドありの
想像以上にハードな楽器なんだなぁ・・・と思った!
エレクトリック・アップライトベースでは
歪んだファズベース(?)で効果音みたいに挿入したりする場面では
あのソフト・マシーンのヒュー・ホッパーさんを思い出した!
2ndの中盤ではドラムのマステロット氏と
息の合ったメリハリの効いた展開を生み出し
会場はグルーブの嵐となった!

ボジオ/マステロット/レヴィンの三者のグルーブの大波と
アラン・ホールズワース氏の悠々としたうねうね的な
ロングトーンの切れ目のないギターが
すっかりはまったシーンが数回生まれた時には
「オォッ〜!!」と歓声をあげたくなるほど
迫力と美しさが相まってすごかった!
ワン&オンリーなアラン・ホールズワース氏が
熱いプレーの中でもアラン氏独自の世界観を描き
悠々と存在するギターの音色やフレーズが
多くのギタリストに影響を与え神と云わしめる理由なんだな・・・と
少しだけわかったような気がした!
◆今晩(28日)と明晩(29日)のこのライブはさらに熱い展開になるだろう!!
自由即興(インプロビゼーション)で演奏された
1st 2nd 1曲ずつの計2曲とアンコール1曲
今作り出している音への未知への興味
そして
瞬時に生まれる音の波を感じ
その波に乗るか 次の波を迎えるべく違う展開をつくるか
客席のどの人も息をのみ
目を(耳を)離せないスリルがあった!
すでにこのツアーで音でコンタクトをとりあい
熱いバトルを展開しあった
ドラムのボジオ氏とマステロット氏
12弦スティック&エレクトリック・アップライトベースのレヴィン氏
このボジオ/マステロット/レヴィン三人の
昨晩のロック魂が共振し展開した
壮絶なインプロヴィゼーション・バトルを前に
昨晩から新たにゲストとして加わった
あのジャズ・フュージョン、 プログレッシヴ・ロックの両分野で
最高技巧派ギタリストのアラン・ホールズワース氏を
ドギマギさせた
たぶん多くのアラン・ホールズワースのファンの方も
遭遇することのない
超レアなシーンもあった昨晩だったが・・・
11月28日(金)東京 STB139
11月29日(土)東京 STB139
この二日はもっともっと凄い展開が想像できる!
あのアラン・ホールズワース氏が
本領発揮で技巧派の悠々とした逆襲を聞かせてくれることだろう!!
今晩 明晩ライブ参加の方は美味しいはずだ!!
akemin


miruko1 at 14:04|Permalink│Comments(0)
2008年01月17日
男・Jimmy Johnson (bass)はチョッパーなヤツ(チョッパー奏法のことではないですよ)


先日ライブ観戦した
ALLAN HOLDSWORTH Japan Tour 2008
1月12日(土)東京 STB139
Allan Holdsworth (G) / Jimmy Johnson (B) / Gary Husband (Dr)
このトリオのベースマン
ジミー・ジョンソンについて書いてみよう!
◆ジミー・ジョンソンを初めて聴いたのは
2005.4.8 横浜MotionBlueYOKOHAMAで
デヴィッド・ガーフィールドさんのカリズマのライヴ
David Garfield & Karizma
David Garfield(p,key)/Lenny Castro (per)/Jimmy Johnson (b)
Oscar Seaton (ds)/James Harrah (g)/Larry Klimas (sax)
この日のライブは残念なことに観客数が少なくて
どうなることか・・・だったけれど
レニー・カストロさんのノリノリ・パーカションと
デヴィッド・ガーフィールドさんのめちゃめちゃウマイ
キーボードに圧倒されて
ベースのジミー・ジョンソンの印象は薄かった。
ただ演奏スタイルに特長があって
ジミー・ジョンソンが膝を折り
段々小さく屈んでいく様子が目に焼きついていた。
その後 我が家では
ジミー・ジョンソンといったら
「段々小さくなっていくヒト」と呼んでいた。
◆プログレ好きのSさん一押しのジミー・ジョンソン
アラン・ホールズワース絡みでmixiで知合った
Sさんとお話しする機会に
「アラン・ホールズワース絡みだったら
ベースマンはジミー・ジョンソン!」と
Sさんは一押しで熱く語っていた!
そのアラン・ホールズワースのライブへは
昨年はじめて
アラン・ホールズワースJapan Tour 2007
Allan Holdsworth (G),
Jimmy Haslip (B),
Chad Wackerman (Dr),
Alan Pasqua (Key)
この↑ライブでいきなりプログレというか
変拍子やみるみる変わる転調の妙を目の当たりして
リスナーの私自身の音やリズムの許容の幅が
一気に拡がる経験をしたのだけれど・・・
自在に転調しながらうねうねと異次元に浮遊するような
アラン・ホールズワースのギターの音色を
より鮮明に際立てつつ陰影を深めるのが
前回のベースマン:ジミー・ハスリップより
今回のベースマン:ジミー・ジョンソンのほうが
確かに私にも数段面白かった!
◆男・Jimmy Johnson (bass)はチョッパーなヤツ
(↑チョッパー奏法のことではないですよ)
前置きが長くなったが・・・
今回のアラン・ホールズワースのツアーに参加した
ベースマン:ジミー・ジョンソンを
じっくり聴き・・眺め
いやはや Sさんではないけれど
女も惚れ惚れする
男・ジミー・ジョンソンだった!!
楽器を持たないジミー・ジョンソンは
学者風なインテリジェンス漂う大人の男という風体だが
ステージに立ちベースを抱え演奏が始まると
渋く太く男っぽさが際立つ!
ベースは跳ねないベースで
下からしゃくるような繋がる音で重く
時々ギターに切り込んでいく時はザクット潔い
演奏するスタイル(見えかた)は・・・
私は楽器ができないのだけど
私の知るエレキベースを演奏する奏者のなかでも
ジミー・ジョンソンは独特の形があって
私の知る 多くのベーシストの指(手)を見ていると
指板を横方向に運指していたけれど
ベース・ボディに近いネックの付け根から
ペグ (糸巻き) の方まで
縦方向に手が伸びるだ・・・。
そうだあの 腕をペグ方向に一杯にのばし
足の膝を折り状態を低く屈めるあの姿
そして重たく地を這うようなベースの音は
音は
アメリカンチョッパーバイクに乗っている
イージライダーみたいなベースマンなのだ!!

・・・・追記・・・・・
チョッパー (Chopper)とは
◆エレクトリックベースの奏法、スラップ奏法。
◆車両から部品を取り外すなどの方法で改造したオートバイ。
主にフェンダーなどの外装を取り外し、ハンドルを長く伸ばし、
シートを後ろに置くことで長時間乗っても疲れないようにした
ハーレーダビッドソンなどのアメリカンタイプを指す。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Jimmy Johnson - 5 String Bass Solo
David Garfield & Karizma
http://www.youtube.com/watch?v=uvZqflzkBL4
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
映画『イージー・ライダー』
出演: ピーター・フォンダ, ジャック・ニコルソン
♪Born To Be Wild
http://youtube.com/watch?v=tDKAQ2AkIZk
miruko1 at 16:40|Permalink│Comments(0)
2008年01月16日
ゲーリー・ハズバンド『今宵の君は』

Jerome Kernnoの名曲
『今宵の君は the way you look tonight 』
この曲は私にとっては
キース・ジャレット・スタンダード・トリオで耳馴染んでいるが

数日前の
ALLAN HOLDSWORTH Japan Tour 2008
1月12日(土)東京 STB139
Allan Holdsworth (G) / Jimmy Johnson (B) / Gary Husband (Dr)
で初遭遇したゲーリー・ハズバンドが以前参加した
ピアノトリオで聴く
『今宵の君は the way you look tonight 』に
ここ数日すっかり嵌っている!
Think Like This
Jason Smith(dr) Gary Husband(p) Dave Carpeter(b)
1. Gnu York
2. Taylor Made
3. Halcyon
4.The Way You Look Tonight
5. Magician in You
6. Smatter
7. Lullabye
8. Three Lies
9. White Nights
10. Dolphin Dance
ゲーリーさんはドラマーとしては
今や超一流で世界を駆け回っているが
なんとピアニストとしても作曲家としても
さらにアレンジャーとしても優れたアーチスト!
いやはや天は優れたヒトには多くの才能を与えるのである・・・・。
私のお気に入りのキースと最近嵌ったゲーリーさんの
『今宵の君は the way you look tonight 』の聴き比べに
数日すっかりはまっている私なのだ・・・。
こんなにすごいレベルでアコースティックなジャズ・ピアノを弾く
チックさんやキースさんに追いつけ追い越せでしょ!!
ゲーリーさん!!
チックさんやキースさんに追いつけ追い越せでしょ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆多彩なゲーリー・ハズバンドこちらはyoutube動画
Gary Husband solo on AH "Letters of marque" tune
http://www.youtube.com/watch?v=8_kbHZXIed0
Allan Holdsworth on guitar
Key akagi on keys on keys
Jimmy Johnson on Bass
Gary Husband on drums,
Gary Husband - A Meeting of Spirits
http://www.youtube.com/watch?v=8tvrOFnPMmM
miruko1 at 18:37|Permalink│Comments(0)
2007年04月10日
アラン・ホールズワースJapan Tour 2007



STB139:スイートベイジル2007年4月6日(金)
Allan Holdsworth (G),
Jimmy Haslip (B),
Chad Wackerman (Dr),
Alan Pasqua (Key)
どちらかというとジャズ寄りのサウンドだったと思う
今回の来日メンバーで
オークランドにあるYoshi's Nightclubおいて
DVDの収録を終えたそうで
今回のライブもこのDVD収録の
トニー・ウィリアムス・ライフタイム時代の曲から
またメンバーによる新曲を中心に演奏された。

◆Allan Holdsworth アラン・ホールズワース (G)
美しい流れるようなフレーズそして手がでかい

ウチの伸ちゃんから事前に教えてもらった
「アランは、コルトレーンの楽曲を
ギターによってカバーするという恐るべき孤高のギタリスト」
更には伸ちゃん秘蔵の古いビデオで
アランがコルトレーンについて語っているのを
事前に見たおかげで
「人嫌いで気難しい、偏屈者」という印象が焼きついた。
今回初遭遇のアラン・ホールズワースに関して
端から私には馴染めないであろうと
本当のところはあきらめていたのだ。
で・・・私は
ジミー・ハスリップ一点主義でライブに臨んだ
けっこう消極的な参加だった。
しかし
先入観とは実にばかばかしく意味のない根拠だと
今回 実感した!!
アラン・ホールズワースは
初心者にも凄いことは一目で解るけれど
それだけではない!
初心者でも、楽曲を知らなくても
いろいろ楽しさを提供してくれるギタリストだった!!
ただし 私のような初心者には
アラン・ホールズワースの入り口は
アルバムや映像より
思い切って生ライブに突入するほうがイイと思った!!
臨場感 ギターフレーズの美しさ
なにより演奏中のアラン・ホールズワースの表情
(けっこう笑うのね!!)
とにかく私の抱いていた先入観とは大違いだった!!
◆Alan Pasqua アラン・パスクァ (Key)
ピュア! 耳に心地よいサウンド

ステージ位置は
下手がアラン・ホールズワース (G)
上手がアラン・パスクァ (Key)
途中休憩の時間にウチの伸ちゃんが小声で私に云った
「ホールズワース (G) とパスクァ (Key)はそっくりさんだねぇ!!」
後半の演奏中は
「左右の一卵性双生爺さん」という幻聴が聞こえて
私は笑い堪えるのが大変だった!
そんなことはおいておいて
アラン・ホールズワースは
キーボードを弾いてるような
ベースプレイで云うところのアルコ弾きのような
切れ目のない流れるようなフレーズを弾く
ころあいのいいところで
アラン・パスクァ のキーボードが
ピュアでいてファンキーな音でアクセントを入れる
アラン・パスクァ のキーボードが
ピュアで舞い上がるようなメロディを進行させ
ジミーのウォーキング ベースでさらに音空間を広げる
ころあいのいいところで
チャドのクラッシュシンバルが入り
新しい流れが展開する両者の絡みがとても楽しかった。
◆Jimmy Haslip ジミー・ハスリップ (B)
ボトムラインを支え グルーヴ感向上決め手はWalking bass

私はジミー・ハスリップ遭遇はこれで三度目
ウチの伸ちゃんは四度目だけれど
お互い共通に感じたことは
今までの中で
一番 今回のジミー・ハスリップが
自由に楽しそうに演奏していたように感じた!
のっけのド頭の楽曲からベース・ソロを聞かせ
ジミー・ハスリップ から
気合を込めたエネルギーがビンビン伝わってきた
私の席はジミー・ハスリップの真正面から数えて4人目の席で
今回は手の届くような位置で
左利きのジミー・ハスリップが
「ノーマル使用のベースを左手に持ち替えたポジション」
というのをまじまじ見てきた。
さらに
小細工を労さない
ゆっくりなWalking bass (ウォーキング ベース ) を延々続ける
ジミー・ハスリップを間近で見て聞いて
ものすごくベースという楽器の奥深さに打たれた。
◆Chad Wackerman チャド・ワッカーマン (Dr)
流れを創り空間を埋め しかし・・・只者でない

リスナー初心者で
さらにアラン・ホールズワース初体験の私などが
ライブで演奏された総ての楽曲は
初聞き 初体験にもかかわらず
すこしも脱落することなく
初めから最後まで前へ前へと興味が途切れることなく
気持ちよく曲の進行を誘ってくれたのは
チャドのドラムの功績が多大だと思った。
今回の楽曲では
クラッシュシンバルを印象的に叩いていた。
ステージ下手に
アラン・ホールズワースの流れるような切れ目のない美しいサウンド
ステージ上手に
アラン・パスクァの心地よいピュアなサウンド
センターには
ジミー・ハスリップが低音パートをキープ
この三者三つ巴の中で
ドラムならではの存在を際立たせていたと感じた。
しかし
よくよく目を耳を凝らせて
チャド・ワッカーマン (Dr)に集中してみると
ものすごく複雑なリズムを叩いていた・・・・。
容姿は永遠の少年のようであるけれど
チャド・ワッカーマンは・・・・只者ではない!


miruko1 at 18:18|Permalink│Comments(0)