Terry Bozzio (drum)
2008年11月29日
テリー・ポジオ/11月27日(木)東京 STB139
11月27日(木)のSTB139 10周年スペシャル
Bozzio / Mastelotto / Levin featuring special guest Allan Holdsworth
テリー・ボジオ トニ・レヴィン パット・マステロット
スペシャルゲスト アラン・ホールズワース
観戦してきました。
とにかく凄いもの観てきました。

◆ライブ・レポなどを生意気に書いているが
私などはプログレとなると
ほんの去年から聞き始めた超新参なリスナーだが
もうすでに
バーバラ・トンプソンズ・パラフェルナリア や
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10015196.html
ソフト・マシーン
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50771363.html
アラン・ホールズワース3回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10007549.html
テリー・ポジオの2007 solo drum tourと今回で2回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50483372.html
と、・・・ライブに参加し
すっかり嵌ってしまっている!
ただし・・・プログレについては本当のところ
その全貌はまるで判ってはいないと正直白状しておこう。
そして独りでかってにイメージしているプログレは
普段たっぷり聞いている
“ 人間賛歌”というか人間臭さや歌心が魅力の
JAZZに比べては
すこし異次元空間に遭遇するような
なんだか掴みどころがない壮大さと
技巧的な面白さをどれだけ聞き取れるか・・・なんていうのが
プログレの楽しみ方だと思っていたのだけれど
昨晩参加したライブで感じ得たことは
プログレとてJAZZと変わらず
人間臭い 喜怒哀楽が折り重なる
“ 人間賛歌”が溢れているんだなぁ・・・と嬉しくなってしまった!
◆ライブはこんなふうだった!
左から:
アラン・ホールズワース(ギター)
テリー・ポジオ(ドラム)
パット・マステロット(ドラム&Wavedrum、 他)
トニー・レビン
(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
ボジオ氏のドラムが鳴りいきなり四人四様に
一斉に違う言葉を叫ぶように演奏がはじまった
即興演奏だということはすぐにわかったけれど
しばらくは何が始るんだかどこにむかって音を進めるんだか
私にはつかめず
四人四様の音の迫力にただ漠然と息を呑んで凝視していた。
しかしほんの僅かな時間の後
2ドラムとギター
そして12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース
それぞれの音がすっかり聞こえてきた・・・・。
テリー・ポジオ(ドラム)
2007のドラム・ソロ-ライブより
今回は見ていて聴いていて楽しさを体感するドラムだった
バスドラムから体感する迫力満点の大音圧、
音階を生むタムの楽しさ、
グロッケン(小さい鉄琴)からは郷愁、
アートのように陳列してある銅鑼からは呪術のような摩訶不思議な音世界を
展開してくれた!
ドラムパフォーマンスをするポジオ氏の表情も
楽しそうだったように見えた!

パット・マステロット(ドラム&Wavedrum、 他)
すごいグルーブの塊のようなドラマーだった!
たぶんこの客席全体がうわんと乗ってしまうような
グルーブ感はロックの醍醐味なのかなぁ・・・とおもった!
ステック片手でスネヤを叩き
左手でWavedrumを叩きテルミンみたいな何かも使っていて
リズムや音階さらに
宇宙音(?)のような効果音みたいな不思議な音も出していた。
巧みな小技も多発。
そして冷静沈着に次々に展開する音の
水先案内をしていたように感じた!
トニー・レビン
(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
私にとって未聴の楽器12弦スティック
タッピングありの弓弾きでアランさんの領域にちょっと迫る技を見せ
アタックの効いたパーカッシブなサウンドありの
想像以上にハードな楽器なんだなぁ・・・と思った!
エレクトリック・アップライトベースでは
歪んだファズベース(?)で効果音みたいに挿入したりする場面では
あのソフト・マシーンのヒュー・ホッパーさんを思い出した!
2ndの中盤ではドラムのマステロット氏と
息の合ったメリハリの効いた展開を生み出し
会場はグルーブの嵐となった!
アラン・ホールズワース(ギター)
ボジオ/マステロット/レヴィンの三者のグルーブの大波と
アラン・ホールズワース氏の悠々としたうねうね的な
ロングトーンの切れ目のないギターが
すっかりはまったシーンが数回生まれた時には
「オォッ〜!!」と歓声をあげたくなるほど
迫力と美しさが相まってすごかった!
ワン&オンリーなアラン・ホールズワース氏が
熱いプレーの中でもアラン氏独自の世界観を描き
悠々と存在するギターの音色やフレーズが
多くのギタリストに影響を与え神と云わしめる理由なんだな・・・と
少しだけわかったような気がした!
◆今晩(28日)と明晩(29日)のこのライブはさらに熱い展開になるだろう!!
自由即興(インプロビゼーション)で演奏された
1st 2nd 1曲ずつの計2曲とアンコール1曲
今作り出している音への未知への興味
そして
瞬時に生まれる音の波を感じ
その波に乗るか 次の波を迎えるべく違う展開をつくるか
客席のどの人も息をのみ
目を(耳を)離せないスリルがあった!
すでにこのツアーで音でコンタクトをとりあい
熱いバトルを展開しあった
ドラムのボジオ氏とマステロット氏
12弦スティック&エレクトリック・アップライトベースのレヴィン氏
このボジオ/マステロット/レヴィン三人の
昨晩のロック魂が共振し展開した
壮絶なインプロヴィゼーション・バトルを前に
昨晩から新たにゲストとして加わった
あのジャズ・フュージョン、 プログレッシヴ・ロックの両分野で
最高技巧派ギタリストのアラン・ホールズワース氏を
ドギマギさせた
たぶん多くのアラン・ホールズワースのファンの方も
遭遇することのない
超レアなシーンもあった昨晩だったが・・・
11月28日(金)東京 STB139
11月29日(土)東京 STB139
この二日はもっともっと凄い展開が想像できる!
あのアラン・ホールズワース氏が
本領発揮で技巧派の悠々とした逆襲を聞かせてくれることだろう!!
今晩 明晩ライブ参加の方は美味しいはずだ!!
akemin


Bozzio / Mastelotto / Levin featuring special guest Allan Holdsworth
テリー・ボジオ トニ・レヴィン パット・マステロット
スペシャルゲスト アラン・ホールズワース
観戦してきました。
とにかく凄いもの観てきました。

今回のツアーはロングランで
Cobham meets Bozzio
11月16日(日)東京 STB139
Tour Part I Terry Bozzio featuring Tom Coster
11月17日(月) 仙台 enn
11月19日(水)福岡 Gate's 7
11月20日(木) 倉敷 Red Box
Bozzio meets Jimbo“JimBozzio”]
11月22日(土)東京 STB139
Tour Part II BML = Bozzio / Mastelotto / Levin
11月25日(火)名古屋 Bottom Line
11月26日(水)大阪 BIGCAT
Bozzio / Mastelotto / Levin featuring special guest Allan Holdsworth
11月27日(木)東京 STB139
11月28日(金)東京 STB139
11月29日(土)東京 STB139
連日ほぼ満席の盛況のようだ!
◆ライブ・レポなどを生意気に書いているが
私などはプログレとなると
ほんの去年から聞き始めた超新参なリスナーだが
もうすでに
バーバラ・トンプソンズ・パラフェルナリア や
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10015196.html
ソフト・マシーン
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50771363.html
アラン・ホールズワース3回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/cat_10007549.html
テリー・ポジオの2007 solo drum tourと今回で2回目
http://blog.livedoor.jp/miruko1/archives/50483372.html
と、・・・ライブに参加し
すっかり嵌ってしまっている!
ただし・・・プログレについては本当のところ
その全貌はまるで判ってはいないと正直白状しておこう。
そして独りでかってにイメージしているプログレは
普段たっぷり聞いている
“ 人間賛歌”というか人間臭さや歌心が魅力の
JAZZに比べては
すこし異次元空間に遭遇するような
なんだか掴みどころがない壮大さと
技巧的な面白さをどれだけ聞き取れるか・・・なんていうのが
プログレの楽しみ方だと思っていたのだけれど
昨晩参加したライブで感じ得たことは
プログレとてJAZZと変わらず
人間臭い 喜怒哀楽が折り重なる
“ 人間賛歌”が溢れているんだなぁ・・・と嬉しくなってしまった!
◆ライブはこんなふうだった!

アラン・ホールズワース(ギター)
テリー・ポジオ(ドラム)
パット・マステロット(ドラム&Wavedrum、 他)
トニー・レビン
(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
ボジオ氏のドラムが鳴りいきなり四人四様に
一斉に違う言葉を叫ぶように演奏がはじまった
即興演奏だということはすぐにわかったけれど
しばらくは何が始るんだかどこにむかって音を進めるんだか
私にはつかめず
四人四様の音の迫力にただ漠然と息を呑んで凝視していた。
しかしほんの僅かな時間の後
2ドラムとギター
そして12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース
それぞれの音がすっかり聞こえてきた・・・・。

2007のドラム・ソロ-ライブより
今回は見ていて聴いていて楽しさを体感するドラムだった
バスドラムから体感する迫力満点の大音圧、
音階を生むタムの楽しさ、
グロッケン(小さい鉄琴)からは郷愁、
アートのように陳列してある銅鑼からは呪術のような摩訶不思議な音世界を
展開してくれた!
ドラムパフォーマンスをするポジオ氏の表情も
楽しそうだったように見えた!


すごいグルーブの塊のようなドラマーだった!
たぶんこの客席全体がうわんと乗ってしまうような
グルーブ感はロックの醍醐味なのかなぁ・・・とおもった!
ステック片手でスネヤを叩き
左手でWavedrumを叩きテルミンみたいな何かも使っていて
リズムや音階さらに
宇宙音(?)のような効果音みたいな不思議な音も出していた。
巧みな小技も多発。
そして冷静沈着に次々に展開する音の
水先案内をしていたように感じた!

(12弦スティック&エレクトリック・アップライトベース)
私にとって未聴の楽器12弦スティック
タッピングありの弓弾きでアランさんの領域にちょっと迫る技を見せ
アタックの効いたパーカッシブなサウンドありの
想像以上にハードな楽器なんだなぁ・・・と思った!
エレクトリック・アップライトベースでは
歪んだファズベース(?)で効果音みたいに挿入したりする場面では
あのソフト・マシーンのヒュー・ホッパーさんを思い出した!
2ndの中盤ではドラムのマステロット氏と
息の合ったメリハリの効いた展開を生み出し
会場はグルーブの嵐となった!

ボジオ/マステロット/レヴィンの三者のグルーブの大波と
アラン・ホールズワース氏の悠々としたうねうね的な
ロングトーンの切れ目のないギターが
すっかりはまったシーンが数回生まれた時には
「オォッ〜!!」と歓声をあげたくなるほど
迫力と美しさが相まってすごかった!
ワン&オンリーなアラン・ホールズワース氏が
熱いプレーの中でもアラン氏独自の世界観を描き
悠々と存在するギターの音色やフレーズが
多くのギタリストに影響を与え神と云わしめる理由なんだな・・・と
少しだけわかったような気がした!
◆今晩(28日)と明晩(29日)のこのライブはさらに熱い展開になるだろう!!
自由即興(インプロビゼーション)で演奏された
1st 2nd 1曲ずつの計2曲とアンコール1曲
今作り出している音への未知への興味
そして
瞬時に生まれる音の波を感じ
その波に乗るか 次の波を迎えるべく違う展開をつくるか
客席のどの人も息をのみ
目を(耳を)離せないスリルがあった!
すでにこのツアーで音でコンタクトをとりあい
熱いバトルを展開しあった
ドラムのボジオ氏とマステロット氏
12弦スティック&エレクトリック・アップライトベースのレヴィン氏
このボジオ/マステロット/レヴィン三人の
昨晩のロック魂が共振し展開した
壮絶なインプロヴィゼーション・バトルを前に
昨晩から新たにゲストとして加わった
あのジャズ・フュージョン、 プログレッシヴ・ロックの両分野で
最高技巧派ギタリストのアラン・ホールズワース氏を
ドギマギさせた
たぶん多くのアラン・ホールズワースのファンの方も
遭遇することのない
超レアなシーンもあった昨晩だったが・・・
11月28日(金)東京 STB139
11月29日(土)東京 STB139
この二日はもっともっと凄い展開が想像できる!
あのアラン・ホールズワース氏が
本領発揮で技巧派の悠々とした逆襲を聞かせてくれることだろう!!
今晩 明晩ライブ参加の方は美味しいはずだ!!
akemin


miruko1 at 14:04|Permalink│Comments(0)
2007年10月29日
Terry Bozzio solo drum tour 07:ライブ・レポ
Terry Bozzio solo drum tour 07
Jazz Rock Super Drummer Series III STB 139-2007.10.29


予想していただいた通り
2007年04月より半年経過の2007年10月には
どうやら
我ら熟年JAZZ初心者リスナーコンビは
プログレに片足は確実に突っ込み
恐ろしいことに・・・
あのザッパにとうとう嵌りはじめております!
◆予想どおり!
誰かBigなヒト聞きにきてるよね・・・きっと
と道々はなしていたのだけど・・・。
神保 彰(ds) さんも二階席にお出ででした。
◆想像を裏切る・・・ポジオにびっくり!
昨晩 サッパ学校 門下生ときく
テリー・ポジオのドラム・ソロライブに初参加してきた。
ドラムだけで約2時間
さらにこの要塞ドラムセットの画像をみただけで
何かしら連想する・・・
漠然とした感じがあるのだけれど
(マシンの如く暴れまくるのかと・・・・)
実際 生で遭遇したリアルな
テリー・ポジオのドラム・ソロライブは
想像とはまるで正反対のライブだった!
◆なぜか人間臭い
先にも書いたのだが
大きく予想を裏切る・・・についてだけれど
古い人間でひっぱるところが古すぎだけど
テーリー・ポジオのドラムセットの画像を見ると
調合金合体ロボみたいじゃ・・ないですか。
なにもここまで数そろえなくたって
一人の人間が全て使いきるのかいなぁ・・・と
いらぬ興味が先走るのでありますが・・・
昨晩 初めて遭遇した
このドラム・セットは
ドレミファソ・・・と
音階を鳴らすトム(中太鼓)やドラ(?)で
リズムを叩くだけではない音階も生む
楽器群の
必然性の追求で構築された形なんだということ
私レベルでも よぉ〜く判りました。
テリー・ポジオのファンの方に
お叱りをうけるかもしれないけれど
私にはこの要塞ドラムセットが
数曲演奏を聞いたあとには
onemanbandの拡大版
という印象に変わり
マシーン的な印象から
なんだかものすごく人間臭い
ドラムセットに思えてきたから不思議!
◆芸人と芸術家
グレードの高低を云うのではないのであしからず。
先に誤解のないようにお断りをしておいて・・・。
大道芸のonemanbandを
引合いに出してしまったので
ここでもう一度項目をたてたのだけれど
ドラム・ソロライブに参加した
私とウチの伸ちゃんが受止めた印象を伝えるならば
テリー・ポジオのドラム・ソロライブは
芸術の領域で・・・
張詰めた空間の中で
オーディエンスも集中力を研ぎ澄ませて望む
あのキース・ジャレット・ソロコンサートに匹敵するような
そして
神聖・・・こんな言葉をも使いたくなるライブだった。
◆max よりmin
昨晩 我ながら呆れてしまったことがあった
「人間(慣れ)は 恐ろしい」ということだ!
どういうことかというと・・・。
雷鳴に打たれたようなドラムを叩きまくるシーンや
5連符7連符、2拍5連、2拍7連...11連符
などドラムの技は
ウワサ通り
「スゲェ〜!!
もぉ・・・息を呑むほどスンゲェ〜よ!」
でしたが・・・・
恐ろしいのは自分の耳の(慣れ)でした!
テリー・ポジオのソロのみ2時間
同時進行に比較するものが無く
凄い技の連打にどっぷり浸っているうちに
凄い技と始めに感じたアレコレが
段々に普通になってくるのです・・・。
(こんな戯けたことを発言するのは私くらいですか??)
◆太古への誘い
帰り道にふと印象が蘇るのは
細心に研ぎ澄まされた小さな音でした!
トム(中太鼓)を叩く小さな音
ドラを擦るようにして鳴らす微かな音
鈴のようなパーカッションに振れるほのかな音
心臓の鼓動のように
一定のリズムで踏み続けたバスドラやハイハット
そして・・・・
ヨーロッパやアメリカとは違う
バリ島の神に捧げる儀式をしているような・・・
日本の神楽のような
原始を連想するような音だった・・・。
太鼓とは
もしかしたら太古への誘いの鼓動かも
・・・と思ったりもした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆テリー・ポジオのドラム・ソロで演奏された曲
★Miles Davis - Spanish Key - Antibes Jazz 1969
http://www.youtube.com/watch?v=DuUIIgjuP9Y
正真正銘ドラム・ソロのみで演奏した。
Miles Davisの動画から伝わる緊張感とスリル
しかし
テリー・ポジオのドラム・ソロで演奏された同曲が始まると
何故か私もウチの伸ちゃんも
Spanish Keyの4ビードに体が反応
妙にリラックスしてくるんだよねぇ
・・・不思議だった。
ワカル〜〜?!
★Terry Bozzio: The black Page . Franck Zappa
http://www.youtube.com/watch?v=AQt2inyxNNg
★Zappa Plays Zappa - The Black Page (Drums: Terry Bozzio)
http://www.youtube.com/watch?v=GDwRJK8bpb4
::::::::::::追記::::::::::::::::
Terry Bozzio solo drum tour 07 の翌日
私は
朝から♪キースのケルンコンサートのみ
一日中 流していました。
何故かそれ以外の音は聞く気分ではなかったです。
akemin
Jazz Rock Super Drummer Series III STB 139-2007.10.29


予想していただいた通り
2007年04月より半年経過の2007年10月には
どうやら
我ら熟年JAZZ初心者リスナーコンビは
プログレに片足は確実に突っ込み
恐ろしいことに・・・
あのザッパにとうとう嵌りはじめております!
◆予想どおり!
誰かBigなヒト聞きにきてるよね・・・きっと
と道々はなしていたのだけど・・・。
神保 彰(ds) さんも二階席にお出ででした。
◆想像を裏切る・・・ポジオにびっくり!
昨晩 サッパ学校 門下生ときく
テリー・ポジオのドラム・ソロライブに初参加してきた。
ドラムだけで約2時間
さらにこの要塞ドラムセットの画像をみただけで

漠然とした感じがあるのだけれど
(マシンの如く暴れまくるのかと・・・・)
実際 生で遭遇したリアルな
テリー・ポジオのドラム・ソロライブは
想像とはまるで正反対のライブだった!
追記・・・・
・・・・・バスドラ-10個
・・・・・シンバル-52枚
(+メタルパーカッション4枚重ね、ドラ、
足で踏むミニドラ、スポークスハット、タンバリン)
・・・・・タム類-25個
・・・・・スネア-2個
◆なぜか人間臭い
先にも書いたのだが
大きく予想を裏切る・・・についてだけれど
古い人間でひっぱるところが古すぎだけど
テーリー・ポジオのドラムセットの画像を見ると
調合金合体ロボみたいじゃ・・ないですか。
なにもここまで数そろえなくたって
一人の人間が全て使いきるのかいなぁ・・・と
いらぬ興味が先走るのでありますが・・・
昨晩 初めて遭遇した
このドラム・セットは
ドレミファソ・・・と
音階を鳴らすトム(中太鼓)やドラ(?)で

楽器群の
必然性の追求で構築された形なんだということ
私レベルでも よぉ〜く判りました。
テリー・ポジオのファンの方に
お叱りをうけるかもしれないけれど
私にはこの要塞ドラムセットが
数曲演奏を聞いたあとには

という印象に変わり
マシーン的な印象から
なんだかものすごく人間臭い
ドラムセットに思えてきたから不思議!
◆芸人と芸術家
グレードの高低を云うのではないのであしからず。
先に誤解のないようにお断りをしておいて・・・。
大道芸のonemanbandを
引合いに出してしまったので
ここでもう一度項目をたてたのだけれど
ドラム・ソロライブに参加した
私とウチの伸ちゃんが受止めた印象を伝えるならば
テリー・ポジオのドラム・ソロライブは
芸術の領域で・・・
張詰めた空間の中で
オーディエンスも集中力を研ぎ澄ませて望む
あのキース・ジャレット・ソロコンサートに匹敵するような
そして
神聖・・・こんな言葉をも使いたくなるライブだった。
◆max よりmin
昨晩 我ながら呆れてしまったことがあった
「人間(慣れ)は 恐ろしい」ということだ!
どういうことかというと・・・。
雷鳴に打たれたようなドラムを叩きまくるシーンや
5連符7連符、2拍5連、2拍7連...11連符
などドラムの技は
ウワサ通り
「スゲェ〜!!
もぉ・・・息を呑むほどスンゲェ〜よ!」
でしたが・・・・
恐ろしいのは自分の耳の(慣れ)でした!
テリー・ポジオのソロのみ2時間
同時進行に比較するものが無く
凄い技の連打にどっぷり浸っているうちに
凄い技と始めに感じたアレコレが
段々に普通になってくるのです・・・。
(こんな戯けたことを発言するのは私くらいですか??)
◆太古への誘い
帰り道にふと印象が蘇るのは
細心に研ぎ澄まされた小さな音でした!
トム(中太鼓)を叩く小さな音
ドラを擦るようにして鳴らす微かな音
鈴のようなパーカッションに振れるほのかな音
心臓の鼓動のように
一定のリズムで踏み続けたバスドラやハイハット
そして・・・・
ヨーロッパやアメリカとは違う
バリ島の神に捧げる儀式をしているような・・・
日本の神楽のような
原始を連想するような音だった・・・。
太鼓とは
もしかしたら太古への誘いの鼓動かも
・・・と思ったりもした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆テリー・ポジオのドラム・ソロで演奏された曲
★Miles Davis - Spanish Key - Antibes Jazz 1969
http://www.youtube.com/watch?v=DuUIIgjuP9Y
正真正銘ドラム・ソロのみで演奏した。
Miles Davisの動画から伝わる緊張感とスリル
しかし
テリー・ポジオのドラム・ソロで演奏された同曲が始まると
何故か私もウチの伸ちゃんも
Spanish Keyの4ビードに体が反応
妙にリラックスしてくるんだよねぇ
・・・不思議だった。
ワカル〜〜?!
★Terry Bozzio: The black Page . Franck Zappa
http://www.youtube.com/watch?v=AQt2inyxNNg
★Zappa Plays Zappa - The Black Page (Drums: Terry Bozzio)
http://www.youtube.com/watch?v=GDwRJK8bpb4
::::::::::::追記::::::::::::::::
Terry Bozzio solo drum tour 07 の翌日
私は
朝から♪キースのケルンコンサートのみ
一日中 流していました。
何故かそれ以外の音は聞く気分ではなかったです。
akemin
miruko1 at 16:24|Permalink│Comments(0)