Will Calhoun

2008年08月10日

ウィル・カルホーン&スタンリー・ジョーダン/ライブ・レポ

ウィル・カルホーン&スタンリー・ジョーダン

WILL CALHOUN(ds) & STANLEY JORDAN(g)
8月8日(金)
モーションブルー横浜にて観戦!






ウィル・カルホーン&スタンリー・ジョーダン のライブでは
身体ごとリズムにのって
踊りだしたくなるような・・・・
爆発的なエネルギーで全快する
♪Afro Blueから始った!





ベースは凄いグルーブ感で
グイグイと全体を
引っ張って行く感じだ!!
1拍ごとに頭を振ったり、身体を動かしたりする
よく観るベイシストのリズムを感じながら演奏するあの感じではなく
長めの音符を激しく歌いながら
ベースを弾いているように見えた・・・・・
たぶんAfro Blueのテーマを歌っているんだなぁ・・と思う(?!)
Mark Kelley(b)









動画:Mark Kelley(b) マーク・ケリー(ベース)
Meshell Ndegeocello ARTICLE 3 LIVE in Brooklyn July 31, 2008
http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.Channel&ChannelID=95747580

トランペットはマイクにエフェクターを通し
すこしくぐもったウォームな音に感じた
とてもムーディーな雰囲気を醸し出す。
彼はトランペットを吹いていない時は
バウンスビート(跳ねるリズム)のステップを踏んで
ダンスしているようだった。
Corey Wilkes(tp)








動画:Corey Wilkes(tp) コレイ・ウィルクス(トランペット)
SOUL SUITE - Corey Wilkes
http://jp.youtube.com/watch?v=B0OmhfInzRI

ピアノマーク・キャリー
(ウィントン・マルサリスやロイ・ハーグローブなどとも共演しているプレヤーらしい)
見た目のスタイリッシュな雰囲気と相まって
モダンな雰囲気を醸しながら
演奏しているふうに見えた。
クールだ!実にカッイイ!
Marc Cary(p)









動像:Marc Cary(p) マーク・キャリー(ピアノ)
Marc Cary..Focus Trio, And Jana Herzen
http://jp.youtube.com/watch?v=Ltx0G4HphOs

◆スペシャル・ゲストのスタンリー・ジョーダン(ギター)は
もしかしたら・・・今回のツアーでは
彼の本領発揮のシーンは少なかったかもしれない
けれど
先に紹介したベース、トランペット、ピアノの演奏者とは
そして私の知る限りのギタリストとも違う
スタンリー・ジョーダン独特な世界を醸しだしながら
ステージセンターに存在していた。
私が感じる
スタンリー・ジョーダンの独特な世界とは
複数で演奏していても一人の世界が崩されない
透明なシェルターにでも入って演奏しているような感じがするのだ。
Stanley Jordan(g)









動像:Stanley Jordan(g) スタンリー・ジョーダン(ギター)
Stanley Jordan - beethoven
http://jp.youtube.com/watch?v=PQzs_TesaYI&feature=related

◆さて・・・
最後に登場するこのユニットのリーダーは
ドラムスのウィル・カルホーン
このドラムは私が今まで遭遇した中で
はじめて聞くタイプのドラムだった。
・・・どういえばいのかなぁ??
オン・ビートでないというか
切れ目の無い延々つながっているようなリズムで
拍がわからない・・・

ウチの伸ちゃんに云わせれば

「ウィル・カルホーンのドラムは最初から全力全快!!
ロールなども含め小技は無し!!
さすが伝説的ミクスチャー・ロック・バンド
“リヴィング・カラー”に参加してたのは伊達ではない!!
凄い!!とにかく重たい音だ!
この音なら、ミック・ジャガーにも気に入られるのもうなずける。
(実はリヴィング・カラーって知らないのですが凄いバンドだったようです)
誰に似ているのだろう・・
デニス・チャンバースでもない、
テリー・ボジオでもない、
ジョン・ハインズマンでもない。

そうだな〜
ヴェニー・カニウタをアフリカンぽくした感じかな〜?」



なるほど・・・と思うけれど
誰に似ている・・の下りは
誰でもないと私は思った。
誰というより
ドラムの音色が人を連想するよりは
アフリカンドラムそのもを連想させる・・・感じがした。

Will Calhoun(ds)






動像:Will Calhoun(ds)ウィル・カルホーン(ドラム)
Will Calhoun Clinic - Part 3
http://jp.youtube.com/watch?v=60TMeiIBFuM

こじつけかもしれないが・・・・ ライブで目撃したこんなシーンがあった!

1曲目のAfro Blue
たぶん30分くらい演奏されたのだが
テーマから爆発的に熱い演奏で一曲目から
観客もそれぞれ感じるままに
リズムを体感しながら
今にも踊りださんばかりに盛り上がった
そしてそれぞれソロが周り
最後にドラムソロに移っていった時
全員(ステージ上の奏者)がドラム方向に顔を横に向け
一斉に首を動かしながらリズムを取り始めた
ついさっきまでは
それぞれの独特な雰囲気で演奏していた奏者が
一斉に神妙な顔をして・・・・

ちょっと不思議なシーンだった
何かに例えるならフラミンゴが一斉に体位を変える
フラミンゴダンスのようだった
無題

それでもドラムソロが進行していくうちに
彼らのリズムを取る動きは止まり
瞑想しているように動かなくなった・・・。
ウィルさんのドラムソロは15分くらい続いたかな・・・。






◆初めて遭遇した摩訶不思議な楽器2つ
★一つは陶製のウドゥー(Udu)という楽器

youtubeでウドゥー(Udu)の音が聞けます!
Frank Giorgini's Udu Utar Played by Brian Melick
http://jp.youtube.com/watch?v=oQxwGSTgMNU&feature=related

楽器

実はウドゥー(Udu)は昨年
ドイツのクラブジャズバンド
「re:jazz」 でもウドゥー(Udu)を使って演奏していたのを思い出した!


★もう一つの初めて見た楽器はWavedrum

楽器




見た目はホットプレートのような形の電気を通す楽器で
叩いてリズムや音階さらに
宇宙音(?)のような効果音みたいな不思議な音も出せる
無限の表現力をもつパーカッションらしい!

akemin


miruko1 at 18:37|PermalinkComments(0)