奇々怪々なる塾解析

独自の調査で、塾事情をアナリシス。

 愚息は220点をちょい下回っていた。実力不足と言えばその通りだが、化学学会と試験間際まで3週間に渡ってグダグダと文書のやりとりをやっていたのが、悔やまれる。

 化学グランプリのホームぺージには、3日前ほどから
 「生徒の指摘により、解答例に誤記載が見つかりました。指摘箇所を下記のように訂正さ せていただきます。また、現在、そのほかの部分に関しても精査中です。精査中の事案は 近日中に訂正・変更させていただきます。 この様なことになり、ホームページを閲覧する生徒の皆様に、困惑とご迷惑をお掛けし たことをお詫びいたしますとともに、今後この様な事がないように気をつけていきたいと 存じます。
  公益社団法人 日本化学会 教育・普及部門 化学グランプリ・オリンピック委員会 」

 と丁寧に書かれているので、子供も粘って自己を通した甲斐があったのだが、主催者側の先生が最初に指摘した時に間違いを認めていただけていたらなあ。

 文書でのやりとりや予備校へのヒヤリングなどで学校の期末試験の後の本格的な勉強の時間も予定より取れず、これも時間を大幅に無駄にしたよ。

 まあ、もっと前から勉強やっておけという話もあるが、大概のお子さんも直前でないと火がつかないと思うんだが、どうだろうか?

 今回、灘で6人決勝に行ったという話だが、7人目の椅子は遠かった。

 一方、問題は残されていて、高校3年生を除いた決勝人数が何人だったかで、9月以降発表される高校2年生以下の化学オリンピックの20人枠に何点までが選ばれるかである。

 去年はグランプリの決勝ボーダーが228点だったが、これを満たす高校2年生が12人しかいなかったため、それ以外で10名近く選ばれた。つまり220点ぐらいまでが23人枠に入った訳だ。

 今回、愚息の点数が非常に微妙。ただどうせ中2なので選ばれないのだけれど。(私の計算では、愚息の点数での高校3年生を除いた順位は18〜25位ぐらい)
 
 まあ、9月から化学には一旦見切りをつけて(部には時たま顔は出す?)、パソコン部に入部するらしいけど。
 
 
 



 

 日銀が、ゆうちょ銀行が保有する投信を個人が保有しているものとして十数年に渡って誤って計算していた。
 投信保有額の増加はアベノミクスの効果の表れとみていたが、実は減少していたという全く真逆の結果に。

 以前、愚息が試験問題の間違いを指摘しても、2週間かかって答えて来た回答が、「個別の質問には応じません。」というにべもない回答だったと述べた。 
 この試験問題は、HP上で公開し続けている1998年の化学グランプリの大問Ⅳの問6と問7なのだが(http://gp.csj.jp/examarchives/1998collections.html)、20年間誰にも間違いを指摘されず、ずっと放置されてきた。20年間衆人監視の中でネットに掲載されてきた問題と解答が間違っている筈がないという思い込みと中坊の言うことなんかまともに聞いてられるかという舐めた考えが、合っているとも間違っているとも答えず、「個別の質問には応じません。」という表現に表れている。
 
 ここまでの応対は愚息にやらせていたが、流石にこれは酷いのではないかせめて息子が間違っているのならそれ位言ってくれてもいいのではと荊妻が電話をかけたら、言葉足らずで申し訳なかった。複数の人間で問題を解き、それをまたチェックした結果、間違いがないということが分かった。だから解答の訂正は必要ありません。と回答してきた。
 荊妻には中学生で化学オリンピックに臨むのは感心なことだが基礎をきっちりさせるようにと大きなお世話を、愚息のメールには被疑は有難いが答える義務はないと言ってきた。

 さて、困ったことになった。英数国なら愚息の間違いの指摘にアドバイスや判断は出来るが、正直、私も化学については中学生レベルの知識しかなく、彼の言い分が合っているとも間違っているとも教えてやれない。

 今回は東進のように講師でもない営業が勝手に正解だと言っているのではなく、化学オリンピックにかかわる大学の先生達が息子の指摘が間違いで、掲載している解答が正解だと言っているのだ。しかも元々個別の質問に答えない所に、お前の指摘が間違っているということは教えてやったのだから、理由は自分で考えろという回答だ。

 灘の同級生で予備校の経営をやっている奴がいるので、事前にメールで問題を送り、愚息には話はつけてあるから、教えてもらって来いと行かせた。(向こうも貴重な時間を使うので少ないながらも報酬もちゃんと渡した。)

 予備校の化学担当の回答は、愚息の言っていることが2問とも全く正しい。これを間違いを認めず訂正しないってどういうことという話になった。1998年の問題は10年後の2008年に東海大の医学部の入試で類似問題として出題されており、解法は一般化されているらしかった。(勿論愚息は1998年の問題を初見で解いていた。父ちゃんは一瞬お前を疑ってすまんかった。)

 予備校講師のお墨付をもらったので、愚息は個別で受け付けないなら、団体でやればいいんか?と勢いづき、学校の化学部で解答の見直し出そうかなと言い出した。(聞いたときは一休さんかと思ったが。)

 学校をまとめるのもいいんだが、その前に予備校でもらった東海大の問題ともう一つ筑波大の類似問題を化学グランプリ主催者に送って、予備校の先生も僕が合ってると言っている、類似問題を見ても僕は正しいと主張した方がいいとアドバイスした。

 その期間3日間、学校で議題に挙げ翌日数人で話合いがなされた。しかし結論は、愚息の間違いの指摘は合ってるだろうが、化学学会や化学グランプリが自分達が合っていると言っているんだから、もうこれは変わらんやろうということで抗議しないことになったらしい。 (大人の対応?)

 その学校でのやり取りの後、化学学会及び化学グランプリ事務局から、再度返事が来た。
 愚息の指摘が正しい。申し訳なかったと。訂正を公表すると。
 1ヶ月かかった。しかしまだこの組織はマシだ。学者が検討し、学者が最終的に判断したから。
 (ひどい塾や予備校は、講師が間違いを認めても営業や事務が経営判断で間違いを認めない。)

 2018年7月24日現在ではまだ訂正されていないが、次のように訂正される筈。

1998年 化学グランプリ1次 問Ⅳ

問題文7頁 7行目

 (誤) 以下の手順で、[Cd2-]

 (正) 以下の手順で、[Cd2+]

 

6 問題文中

 (誤) [Cd2-][Mn2+] を求めよ。

 (正) [Cd2+][Mn2+] を求めよ。

 

[解答例]

6

 (誤) [Mn2+] =1.0×10-1  molL-1

 (正) [Mn2+] =1.0×10-2 molL-1

 

7

 (誤) [S2-]1.0×10-10 molL-1

 (正) [S2-]1.0×10-7 molL-1
  

 以前、米国在住の知り合いの大学教授から息子を米国の医学部に入れたければ2億円以上用意しろと言われたことを紹介したが、日本もまあ程度の差こそあれ、あるということだ。(詰まらん世の中だけど。)

2015年度
       推薦AO/募集 推薦AO割合
筑波大医   58  121   47.9%
旭川医科   50  112   44.6%
佐賀大医   46  106   43.4%
弘前大医   47  112   42.0%
高知大医   45  110   40.9%
愛媛大医   42  107   39.3%
島根大医   40  102   39.2%
岐阜大医   40  107   37.4%
徳島大医   42  114   36.8%
宮崎大医   40  110   36.4%
大分大医   35  100   35.0%
山口大医   37  107   34.6%
長崎大医   40  116   34.5%
秋田大医   42  122   34.4%
奈良県医   38  113   33.6%

 そもそも医者や法曹界の国家試験の最終段階で面接があるのなら分かるが、学ぶ段階で面接が必要であるのか。ましてや面接と小論文だけで医学部に入学・・・・

 今文部省官僚を叩いているマスコミの就職もコネで下駄を履かせるのも実際身近で経験したことであるし、同じ穴の狢が何をか言わんや。

 子供には勉強でカンニングなど卑怯なマネするなら、親子の縁を切ると言っている。英語で2点とか取っても俺は怒ったことないやろと。悪い結果でも怒らないのに、不正をする意味がない。(ケンカや嘘や万引きなどでは親子の縁を切るとは言ってない。それらの場合は親として責任取ってやるけど、恥ずかしいことはなるべくやらんで欲しいと。)
 学校の試験なんて教師の自己満足なので赤点とらなきゃいいだけと常に言っているので、荊妻や母親にいつも無茶苦茶ばかり言ってと小言言われてしまうが。

 一方で、最近愚息にこういうことがあった。ある組織に解答の間違いを3問ほど指摘しようと、3週間前の水曜日 17時10分前に電話かかけたら既に担当は帰っていた。木曜日は7時限授業でどう頑張っても17時には帰ってこれないので、金曜日の16時30分には必ず電話かけますのでと言って約束し、後日その通りかけたらまた16時30分前に帰っていた。その時に応対した代理の女性が文書で書いてメールで送ってくださいというので、愚息は一生懸命文書を考えてその日の深夜にワード形式でメールをした。
 10日ほど経っても返事がないので、どうなってますかとメールすると、次の日になって返事が来た。会議の結果、過去の質問には答えないということになったと。何卒理解いただきたいと。

 中学2年生がこんな回答で理解しなくちゃいけないんですか?試験問題で合っているか間違っているかだけの話ですけどね。

 愚息が答えがおかしいと言うときには、まず私は関わっていない。本人が勉強し、彼自身が考えて訴えてくる。
 今回、事前にチェックしたが、彼の論理は一応筋が通っている。口頭でなく文書で送れというから送った結果が、合ってるか間違っているかでなく、過去の問題の質問には答えないという回答。(こんな回答なら3日もかからん!)
 

 これで勉強する気が失せない奴がいようか?一方で医学部受験の2週間前にセブ島行って遊んで帰ってくる奴もいる。
 この組織の名前は今は公表しない。
 世の中に裏口や嵩上げがあるように、逆に点数を下げられたり順位を下げられたり入学を許可されなかったりも存在するので、今は言わん。(本当は、不当な扱い上等だと思ってますけど。取り合えず相手の出方を見ている段階。)

  ところで何故に息子の指摘が合っているか間違っているか言わないか分かりますか?
  10日かかって問題を解いていた訳じゃなく、10日かかって間違いの指摘に答えるかどうか会議をしていた馬鹿な組織の理由。先方からの回答には当然その理由など書いてません。
  でも凡その想像はつきます。もし愚息の指摘を認めたら順位変動やらそれに伴うややこしい問題が起こってしまうからなんです。私が言っているのではなくて文科省の役人が言っていたことです。

 この間の東進予備校の漢文の間違いといい、フランチャイジーへの弁明や補償などや順位変動など本来学問とは関係ない世界で子供の視野は曲げられていく。

 ほとんどの人間にはどうでもいいみたいですけど。  

 通常なら全国統一中学生テストと高校生テストの決勝は小学生の部が行われる6月24日(日)に行われても不思議じゃなかった筈だが、1ヶ月後の7月16日に開催される。
 この日は化学グランプリの日であり、この結果で80位以内に入れば、銅賞以上が確定するので、愚息は入る気満々。(といっても何をしている訳ではないが。)
 ただ中学2年生なので、頑張っても国際化学オリンピックの選考に呼ばれないのが難点。
 学校のクラブでも、グランプリの日と全国テストの決勝が重なっていることが若干話題になったらしい。
 愚息は断然 化学グランプリ>>全国統一中学生テスト決勝なので、重なって一方を受けないことに喜んでいるが、母親は夏休み以外で東京に帰って来てくれて会えるのを楽しみにしていたので残念がっている。
 
 ところでお前の馬鹿息子、東進の決勝行けんの?ということが問題であるが、

中学2年生の2015年11月 決勝ボーダ-508点、2016年11月 同482点、2017年11月同480点 を参考にすると、2018年6月時点のボーダーは10~20点下がるのではないかと思ったが、一方11月に行事などで参加できてない筑駒などの上位校が参加するので、やはり480点ぐらいがボーダーになるのかなという感じである。
 
(ちなみに中学1年生の決勝ボーダーは2015年11月438点、2016年11月 同376点、2017年11月同394点 
          全学年決勝ボーダーは2015年11月540点、2016年11月 同510点、2017年11月同524点 )

 学校のテストや中学生に課される模試英語と英検のテストは全く性質が異なっていると私は捉えており、乱暴に言えば英検は基礎的な文法やオーソドックスな会話、学校やSAPIXや東進などの英語テストは例外探し、間違い探し。
 完全な理系脳である愚息には英語のイレギュラー性がどうしても許せないらしく(本当は結構他の言語より論理的だが)、私も現時点で知らなくても全く問題がないと思っているので勉強するなと言ってきて、そこを執拗に問う綴りや文法の試験では2~4割しかできてなかった。

 それでもこのまま英検準1級を合格させることは難しいことではないと思っているけれど、先週の準1級の試験は捨てて、10日間ほど本来私が本質的でないと疑問に思っているイレギュラーな英語の勉強をさせた。(点を取りに行くしょーもない勉強。)
 
 一応、これで中学2年生の決勝ボーダーは超えるはず?  超えてなくても、決勝大会はもともと行けないから本人にとってはどうでもいいのだが、決勝に残るとブロックと電子機器が組み合わさったおもちゃ【5000円相当】が父から贈与される。


(追記) 7月15日は日本生物オリンピックの地方予選の日




【追記】 2018/6 全国統一中学テストの第一問 20-12÷1/2-(-2)4 という大サービスの単なる計算問題 の12÷1/2の部分を6と間違って、この計算だけで8点もあって、200点中192点であった。
 私が会場の道に迷ってしまい3分遅れて入室したために焦ってしまったというのもあるので、息子を責められないが。

 計算問題があると乗り切るかどうかいつもハラハラする。偏微分とかは解けても小学校の計算ができない。
後、13以上の個数を数えるといつの間にか間違っている。なので統計で数を数えればいいだけの他人にはサービス問題が愚息には乗り切らねばならない大問題。

 

 勉強嫌いの愚息にとっては、勉強はコレクションの過程にすぎない。(私がそうしてしまったのだが。)

IMG_0928
 英検はバッチが集められるので(英語は好きじゃないけど)、英検2級までは奇跡的に1回も落ちずに通ってきた。
 ただ英検のテストと学校の英語のテストの得点は全く比例していない。英検の作文で使用する難しい単語は綴れるのだが、中学1年生で習うであろうvolleyballやelephantなどの簡単な名詞の綴りをことごとく間違うために、大幅にマイナスを喰らい、ボロボロな状態である。普通は英単語の綴りを覚えるまで何回か書くのだろうけど、私が英単語の綴りなどに時間を使うなと書かせないので当然と言えば当然の結果である。
 
 語彙力は読めて書けてが一番だろうけど、medicineをmedisnと書くぐらいには音は拾えて意味も分かっているのである。
 意味も綴りも完璧な500語と意味と音が拾える2000語

 大学入試制度改革による値段 英検1級8400円→16500円。英検準1級6900円→9800円


  後日整理して書く
 
 

  2025年1月から、プログラミングなどの扱う情報科目を国語、英語などと並ぶ基礎科目として
採用する方針を安倍首相が表明したという。
  「情報科目」を基礎科目にというタイトルだけ見た時に、てっきり2020年度の制度改革から導入だと思っていたので、キターッと喜んだのだが、まだ6年先だった。現在小学6年生の子が大学受験する時に導入される。
 現在中2である愚息は2023年に大学受験なので、受験することはないようだが、延いては学校で教えてはくれないということであり、残念この上ない。
 高校では22年4月から学習指導要領が実施されるとのことで、愚息はこの時高校3年生だ。
授業をやってくれるのだろうか?高校1年生から授業が開始し、高2、高3の子は授業を受けられないのだろうか?

  2018年5月時点学年と大学受験年
  高校3年⇒2019年1月
  高校2年⇒2020年1月  
  高校1年⇒2021年1月     新大学入試制度導入
  中学3年⇒2022年1月
  中学2年⇒2023年1月  情報科目高校授業開始
  中学1年⇒2024年1月
  小学6年⇒2025年1月  情報科目大学試験導入
  小学5年⇒2026年1月   
  小学4年⇒2027年1月
  小学3年⇒2028年1月
  小学2年⇒2029年1月
  小学1年⇒2030年1月

 「GRIMM(グリム)」というアメリカNBC系列で放送され、日本でもネットTVなどで視聴できるグリム童話から題材を取ったサスペンスファンタジー・刑事ドラマがあるが、そこで登場するITや科学知識やサブカルなど万能なアジア人刑事が登場するが、そのドリュー・ウーというアジア系米国人のバックボーンは、インドでも韓国でも中国でもましてや日本でもなく、フィリピンなのだ。
 数年前にフィリピン大使館に電話をして確認したことだが、フィリピンでは情報処理の授業は必須になっている。
 英語を日常言語にしているのに発展途上であるフィリピンを英語不要論の根拠として挙げる評論家がいるが、そんな寝言を言っている間に理系アジア人のステレオタイプは日本人ではなく、フィリピン、インド、インドネシア、中国、韓国になっているのである。
 
 人間というのは一部の人を除いて怠惰だと思っているので、情報処理を必須科目にすることは必ず日本人の基礎情報能力の底上げになる。受験そのものを毛嫌いし、ゆとりを持ってだなんだと批判するお花畑人間は一定数いるが、音楽家だって、体操選手だって、野球選手だって、卓球選手だって幼年の時から詰め込みまくっている。ある日突然才能が降ってくることなどないのだ。
 
 僕らの子供時代には、88や98というNEC製品が何十万円(100万円近く)で売られていた。ペラペラのフロッピーディスクに今にすればちっぽけな情報を落とすのに、1時間もPCの前に座り、それでもダウンロードミスでやり直し、コツのいる時代だった。
 あの30~40年前に必須科目にすべきで、日本は何周世界から遅れているのだ。
 NECはとっくの昔にハード部門から撤退し、ソフト・通信部門まで大幅なリストラしている最中だ。世界ではこの分野では拡大しているというのに。
 
 小泉元総理は郵政改革などと自画自賛しているが、なぜあの絶対権力の時に教育行政に手をつけなかったのだ。(医療や情報など成長産業の育成が最大の国家ビジョンだろう?)
 
 これから情報分野で早熟の天才たちが続々と生まれることを期待する。

 一方、既存の理系分野である化学、生物、物理などの学術や業界の人間はもっと危機感をもって欲しい。(既得権益を守る側からすれば新規参入の優秀者は排除したいかもしれないが、情報分野に一方的に持って行かれる。)

 世界では科学オリンピックや数学オリンピックの代表の選抜資格に年齢制限などないのに、日本では小学生や中学生は面倒を見切れないからというどうでもいい理由で若くても世界レベルで戦いたいとする学生を排除している。

 教育熱心なアジアでは数十万人の中から選ばれる予選も日本では数千人だ。みんなに参加して欲しいといいながら、テレビやネットでの宣伝も一切せず、決勝進出や優勝しても大して名誉でもなく、オタク扱いではそりゃそうなる。
 もし数万人も受験されれば、会場確保や人員確保などで予算が大幅に超過してしまうから、現状維持ややや上向きぐらいが、都合がいいのだろう。
 安倍総理にはもっと教育行政に手を突っ込んで、現状維持で日本の将来像を描けない役人たちを一掃していただきたい。

 2004年 バングラディッシュに仕事で行った時、コーディネーターに空いてる時間どこ行きたいか聞かれたので、ダッカ大学の授業を見たいと言って連れて行ってもらった。
 情報系の講義だったが、5年型落ちのPCが並べられている一方で、ハードを組み立てる授業が行われていた。一番驚いたのはヒジャブやブルカなどを身に付けた女性の学生の比率が7割と非常に多かったことだ。
 90年代にイスラエルに行った時、ガザ地区の方々と話したことは、彼らは頭の良い子を育て上げるため、これはと見込んだ子に街中の人間が金を出し合って医者や弁護士などにするとのことだった。
 暴力によって世の中は変わらない。そして社会的に虐げられている人々は逆転を狙って猛烈に勉強する。教育の重要性、そんなことはみんな知っていた。






 先日、4月29日に行われた共通テスト対応高一模試の国語の漢文 大問5の小問6において選択肢の②の主客が反対になっているので不適だと指摘し、その後5月10日に問題を作成したという講師が電話をかけてきて、②の選択肢においても不適応だと認め、間違いだったことを会社に報告する旨を約束したので、この問題は終わったと思った。
 
 その講師の方の声が若かったものだから若い講師の将来を潰してはいけないと、もし間違いを認めると酷いペナルティがあるのだったら間違いを認めないということでもいいよと私にしては珍しく優しい声をかけたのだが、「いえ、不適だと思うので会社に報告します。」とおっしゃったので、潔い方だと思って、有難うあなたの勇気に感謝しますよと言って気持ちよく電話を切ったのだった。
 
 ところが、今日、東進本部のコンテンツ部という部署からの電話では、電話口に出た講師は問題の作成者ではなく、問題作成時に同席していただけで、何の権限や責任もなく、一時的に間違いを認めてしまったことは誠に申し訳ないが、選択肢の②は正しくて、④だけが不適当だという東進の見解は変わらないと伝えてきた。

 もう一度確認したい。
 「轍鮒の急」の話は、
 ㋐ 荘子の切羽詰まった窮状を轍(わだち)の中の鮒の状況に例えた故事である。
 ㋑ 轍の中の鮒の状況を荘子の切羽詰まった窮状に例えた故事ではない。

   【東進の選択肢②】
  監河侯の言葉に憤慨した荘子が、「鮒魚」を自分に、荘子自身を「監河侯」に、「斗水の水」を、借りようとした「粟」に、「西河の水」を、監河侯が貸してくれようとした「三百金」にたとえた、わかりやすい話


 【子供がこうでなければおかしいと修正した選択肢②】
  監河侯の言葉に憤慨した荘子が、自分を「鮒魚」に、「監河侯」を荘子自身に、借りようとした「粟」を「斗水の水」に、監河侯が貸してくれようとした「三百金」を「西河の水」にたとえた、わかりやすい話


 話の流れとしてもまず監河候に対し荘子が窮状を訴える所から始まり、いいかよく聞けよと
例え話をする訳であるから、この順番がどうでも言い訳ではない。
轍鮒の急

                   愚息と会話して分かったことは、愚息は文章を脳で画像としてイメージしているということ。
        もし東進のような文章が許されるなら、日本語や文章が何でもありになるやんと憤慨していた。           

 ところが、コンテンツ部担当者Aは、轍の中の鮒を荘子の切羽詰まった窮状に例えたとしても全く問題がないの一点張り。
 ただお父さん(私)の言うように入れ替えて直した方がより分かり易いかもしれないと宣う。

 私が「人生を登山に例える」と「登山を人生に例える」とでは、全く言っていることが違うではないかと問い質すと、「人生も登山も同じようなものだと言っているのですから、同じじゃないですか。」と言い出す始末。
 さらに「あの人を花に例えると」に対し、「花をあの人に例えると」はどう答えるのかと質問すると答えないまま、その場合の例えると、今回の例えるは違うと説明もなしに断定してくれる。
 理系脳の息子の脳内では【例える】という表現は4÷5、5÷4のように割り算で比較するようイメージされているのだが、人生も登山も一緒だと言ってる東進の担当者の頭には【例える】とは4×5=5×4のような掛け算のイメージがあるらしい。
 こりゃダメだと諦めつつ、

 「ボブがケイティに花を手渡した。」が状況として正解だけど「ケイティがボブに花を手渡した。」
というように主客転倒している選択肢と「ボブがケイティに花を手渡したが心の中では何故こんな機嫌を取る真似をしなければならないのか忌々しく思った。」という表現が過剰な選択肢のうちどちらか1つ選べという問題はどちらを選ぶかと質問したら、後者の過剰な選択肢と答えたので、再度こりゃダメだと。
(これは読者の意見は分かれると思うが、私個人は主客転倒を選ぶように教えてきた。飽くまで個人の考えですが)

 そもそも今回の問題は、
 【りんごの説明として相応しくないものを1つ選べ。①丸い②青い③赤い④四角い】のように、青りんごって実際緑で青じゃないよなと②と④で迷いつつ、日本語では緑のことを青と表現することもあるから④が相応しくないかなと辛うじて選択できる問題ではなく、
 【りんごの説明として相応しくないものを1つ選べ。①丸い②紫③赤い④四角い】のように②も④もどちらも遺伝子組み換えや四角い箱で育てるなど特殊な条件がなければ1つには選択できない②も④も相応しくないという欠陥問題と同等である。
 
 だから東進がゴリ押しする主客転倒より過剰表現の方が優先するという解き方の相違だということにはならないのである。

 日本語を正しく使えないもしくは破壊する。(句読点の打ち方も出鱈目。)選択肢の選び方の指導にも疑問がある。間違いは誰にでもあるから、できるだけ正しい表現や答えを素早く生徒に伝えて、脳内の情報を整理をしてあげることが大切であるのに、自分たちの立場を守ることだけを考えて行動している。(最悪④だけが正解でもいいだろう。しかし②の表現が正しくないのでこういう表現の方が正しいという選択肢の訂正文はネットで流すべきである。何のために紙の解答を廃止し、ネット化したのか。ネットならこういう訂正が素早く通知できるからだろう?)
 
 本当は3ストライク制(1ストライク:解答の期限付きネット化、2ストライク:国語で間違った日本語の訂正を生徒に伝えず)なら、ここはまだ我慢すべき所だろうが、東進の試験や指導を受け続けては愚息が阿呆になるので、折角3月に特待生で入塾したけれど、先程退塾した。
 (ボール球として問題作成者でない者が自分が作ったと嘘をいいながら応対し、訂正を約束して2日後に反故にするという裏で舌出す暴挙もありつつ。)

 入塾に手続きで1万円払ったが、2回テスト受けたので、まあ有料で試験を受けたと思えば、いいだろう。
 親なら同じ有料なら駿台や河合を選ぶよ。(内容もさることながら解答も付いてくるしね。)

 【参照】 駿台:高1駿台全国模試(記述式):4600円 解答冊子あり
      代々木:高1スタンダードレベル模試(記述式):4700円 解答冊子あり
      河合:全統高一模試(記述式):4940円 解答冊子あり
      東進:高1レベル記述模試:5184円:解答冊子なし 

      駿台:東大模試:5900円 解答冊子あり 2日間に渡って試験
      代々木:東大プレ模試:5200円 解答冊子あり 2日間で試験
      河合:東大即応オープン:5960円 解答冊子あり 2日間で試験
      東進:東大模試 :6480円  解答冊子あり  1日で全科目ぶっ通し

  解答は学生側で印刷、大切な東大模試もコストカットのために1日でやってしまう。そんな魅力的でない東進が他の有力予備校よりも、模試を高値の設定をしているのは、実際には全部受ければ5万~10万円かかる模試代が特待生や塾生になれば無料~3万円程度で受けることができると錯誤を生じさせるためであるから、1つ1つの模試の値段設定は高い方が実際に納める代金とのギャップがあっていいという販促上の都合に過ぎない。
 年間1万円で10個ぐらいの模試を受けれるならいいかと思った私の甘い考えを正すには丁度良い機会だった。
 質の悪いものは無料でも要らない。

( 追記)2016年10月に実施された東進の全国統一高校生テストの国語の第問4 「洪邁の容斎随筆」という漢文(内容は将軍や宰相は慎重に選ばねばならないという随筆)の問4において、「秦行千金為反間於趙」(秦千金を行ひて反間を趙に為して)とあるが、秦がそのようなことをしたのはなぜか。その適当なものを次の①~⑤のうちから1つ選べ。という問題では、
正解は選択肢④の「相手が廉頗ではなかなか手ごわいが、経験の乏しい趙括が将軍になれば組しやすいと考え、趙の間者にわざと逆の情報を吹き込んで、戦局を打開しようと図ったから。 とされ、
一方で、選択肢②の「相手が廉頗なら手の内がわかって組しやすいが、趙括に代わると手ごわくなると考え、趙の間者に裏をかいた情報を流して、自軍に有利な展開を図ろうとしたため。」を廉頗と趙括の関係が逆であると不適としている。
 




 答えはNO!だ。
 AやBに実際に言葉を当てはめればもっと分かり易くなる。
 ①「綾瀬はるかを花に例えると」 ②「花を綾瀬はるかに例えると」
 ㋐「人生を登山に例えると」 ㋑ 「登山を人生に例えると」
 意味が違うことを更に分かり易くするため、それぞれに答えを用意すると、
 ① 【冬のひまわりである。】 ② う~ん難しい。敢えて言うなら、【笑った時の綾瀬はるか】
 ㋐ 【まだ6合目に過ぎない】 ㋑ これも難しいけど、【子供を育てる喜びに似たものである】
 お分かりのようにAとBを入れ替えただけで答えが違ってしまう。
 表題は数学で言えば 「A:B=B:A すなわち 2:3=3:2」と言っているようなもので、同じではないし、似たようなもので済まれることではない。
 通常はAは現実に存在するもの。あるいは主。 Bはここには存在しないもの。あるいは客。として、比喩表現を行うのである。
 もし、このような問題が言葉を扱う国語で行われたとすれば、それは間違いを正す問題で出題されることはあっても、このままの文章が正しい日本語として扱われ放置されるならば、そんなテストは糞である。

 平成30年4月29日 東進で実施された共通テスト対応高一模試の国語がそれである。
 漢文の第6問 「轍鮒の急」の元ネタを出題。荘子が貧しくて粟を借りに行ったら監河侯が数日したら大金が入るのでその時に三百金貸してやろうと言ったら、荘子が今にも水が枯れて死にそうな鮒が少しの水でいいので下さいと言っている時に大河の水を汲んでくると言っているようなものだと怒ったという逸話である。

 これを踏まえて
 問6 次に示すのは、この文章を読んだ五人の生徒が「荘子」について調べたことや、本文の内容や表現についての意見を述べたものである。その内容として適当でないものを次の①~⑤のうちから1つ選べ。という問題が出題された。
 選択肢は5つあって、内容的にはそんなに難しいものではない。
 東進の正解は
 選択肢④生徒D-いや、そうかもしれないけど、この寓話はそう単純でなく、貧窮にあえぐ者に対しての過大な援助は真の救済にならないとか、身分の賤しい者は往々にして他人の好意を素直に受け入れることができないといった、ひねりのある話なんだと思う。
 にしてあり、そこまで言及していない過剰な内容として不適応だとしている。実際、生徒Dの視点は貧窮者=荘子ではなく、施す者=監河侯によった視点になっており、不適であると言えるが、道教の常識を疑えという真髄も考慮すると直ちに不適だとは言い切れず、有力な不適候補として一旦▼をつけるべき選択肢。

 ちなみに、こういった選択肢問題は「most likely」なものを選ぶということは言うまでもない。
 ここで話は飛ぶ。TOEICのリスニング問題で 「Where was Bob going in such a hurry ?」っていうのがあって、答えは[He's late for a sales appoint.] っていう選択肢が正解だった。これはWhereを状況によっては何故(Why)と読み変える時もあるという解説だった訳だが、[work at the embassy]って言葉を聞きとってそれを正解とした息子が怒る怒る。「英語って酷い!もう英語なんてしたくない。」と。
 確かにこの問題がリーディング問題なら間違ってないかもしれないが、英語を始めたばかりの中1にリスニングでこの手の質問は意地悪かもなあ。でも仕方ない。
 その選択肢は実際【He used to work at the embassy]だったので、確かに合わないが、もし選択肢に【He's heading to the embassy] のようなものがあれば、[He's late for a sales appoint.] は正解ではないかもしれない。)

 社会に出てBestなんてものは最中には誰も分からないから、取り合えず「most likely」なものを選択肢する場面が多く、その訓練を行っているのが国語である筈で、愚息に限らず、日本の数万人の中学入試受験者は小さい時から、その訓練をやってきた訳だ。

 だから、愚息もTOEICの問題も瞬間怒ったけれど、WhereをWhyって意味で日本語でも会話なら使うかな(急いでどこ行くねん?寝坊したんや!)と納得してまた渋々英語の勉強を始める訳だ。(愚息が下した結論は、この手の問題は英検では出ないから無視する。)

 話を東進の国語に戻すと、東進が正解とした上記④の選択肢以外に今回問題となった②の選択肢がある。
 ② 生徒B-そういえば、この問題文も、監河侯の言葉に憤慨した荘子が、「鮒魚」を自分に、荘子自身を「監河侯」に、「斗水の水」を、借りようとした「粟」に、「西河の水」を、監河侯が貸してくれようとした「三百金」にたとえた、わかりやすい話になっているよね。
 (読点は原文通り抜粋だが相当読みづらい。)

 この選択肢をぱっと読んだだけでは何が問題なのか分からないかも知れないが、私の前半の話を踏まえてもう一度読めば、この文章の日本語としての表現がおかしいことが分かる。
 実際は、粟や三百金が現実の物事であり、主である。従って、②の文章は本来日本語として
 ② 生徒B-そういえば、この問題文も、監河侯の言葉に憤慨した荘子が、自分を「鮒魚」に、「監河侯」を荘子自身に、借りようとした「粟」を「斗水の水」に、監河侯が貸してくれようとした「三百金」を「西河の水」にたとえた、わかりやすい話になっているよね。
 と訂正されなければならない。

 ②の選択肢が小学生同士で交わされた会話であるなら、目くじらを立てることはないかも知れない。しかしこれが大学入試を想定した高校生の国語の問題として、問題ないとされるのであれば東進は相当おかしい。
 
 実際、上記の点を指摘して、東進の模試の部門に電話をした。3日後にかかってきた電話回答は、「もともとこの話は、荘子が粟を借りに来たということを主眼においているので、比喩の順番が入れ替わっていても問題ではない。」ということだった。(3日かかって出した結論がこれか!)
 彼らは日本語を辛うじて話しているけれど全く意味が伝わらない。粟を借りに来たということが主眼であるならば尚更「AをBに例えて」のAの部分に主眼を置くべきであって、主眼となるべきものがBに置かれるような表現は日本語ではない。

 このブログで何度も書いているが、愚息は異常に言葉に敏感で親として子供に教えられる場面も多い。(試験という限られた時間では息子の弱点でもあるのだが。)恥ずかしながら私も始めに愚息に本文と問6②を読まされて、何が問題か分からなかった。というのは速読したので、「てにをは」を抜かして読んでしまっていた。速読は筆者と読者との間に文章に瑕疵がないという信頼関係によって成り立つ。しかし息子に「ええ?パパ、主客ひっくり返っていること分からないの?」って言われて、もう一度読み返すと確かに間違った日本語で書かれている。
 「お前、こんな細かい所まできっちり読んでたら、処理時間失くなるやろう。」って呆れて問うと、「重箱つつきの問題多いし、そもそもわざわざ内容や表現って断っているから。」と愚息。

 表現として明確な瑕疵がある②と背景も分からないのに内容が過剰な④とで悩んだ結果、不適度合いの強い②を選んだというのだ。(日本語として成立していないから。)

 先程のTOEICの話と同じで、【He used to work at the embassy】と、[He's late for a sales appoint.] なら[He's late for a sales appoint.]が正解の選択肢だが、【He's heading to the embassy] と、[He's late for a sales appoint.] なら、弾かれて、【He's heading to the embassy]が正解の選択肢になるように、答えというものは相対的なものでしかないからだ。

 息子もちょっとタイミングが悪かったのは、学校の試験で、土佐日記の二十一日の行で、「卯の時ばかりに船出だす。みな人々の船出づ。これを見れば、春の海に秋の木の葉しも散れるやうにぞありける。」という文章の「秋の木の葉しも散れるやうにぞありける。」の説明として相応しいものはどれかという問題で、選択肢に木の葉の散っている情景と心情が4つほどあったのだが、文章単体では心情に踏み込むほどの情報がないと「不安である気持ち」という心情の選択肢を除外したのだが、それがまさに正解で、本人は紀貫之が土佐から京に帰る心情は知っていての回答だったが、古文、漢文は背景や心情に踏み込んで答えなければならないとインプットされたばかりだったのだ。(実際、ネットでこの行の解説文を何件か調べたが、心情まで踏み込んだ解説は一件もなかった。)
 
 まあ、この学校の問題も結構いやらしくて、りんごは丸いか四角いか聞いているのではなくて、りんごは丸いか青いかと聞いている。(形状と色という次元の違う選択肢だが、青りんごの存在は念頭に入れつつもまだmost likelyを選択できるが、問題として成立しているのかかなり微妙・・・)

 東進の場合は、りんごは四角いか紫かと問うているので、これは完全にアウトだと言っているのである。

 (ちなみに今回、古文は8問中1問間違いで50点中44点、漢文は8問中2問間違いとされて35点。もし漢文問6が正解なら50点中44点となり、得点率70%⇒90%になり全く印象が違う。まあ、本人にとって順位はどうでもいいが、得意の科目で点数が取れていないのは嫌な気分だ。)

 【後日談】 再度、東進から電話かかってきて、問題作成者と話しをした結果、②も④も適当でない解答として認められることで一致した。実際に子供の主張のように入れ替えて読んだ場合、間違いだと気付いたと言う。
 彼は会社に訂正を報告するということだったが、当方も点数の変更とか順位の変更とかはどうでもいいと伝えておいた。
 間違いはどの塾や予備校もすることは、過去色々と分かっているので、どれだけ素早く反応するかでまともな塾であるか予備校であるかが分かる。
 この件はこれで終わり。担当者がまともな人間で良かった。
 

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 前回、東進のセンターレベル模試の解答解説冊子が廃止されたので、自分で両面印刷して製本してみた。
 数Ⅰ13P、数Ⅱ9P、英16P、英リスP10、国30P、理Ⅰ16P、理Ⅱ13P、社16P、表紙1Pの合計124P、両面印刷したのでA4用紙で64枚。1Pのコストが5円として620円。写真右上のような大型のホッチキスで閉じようと思ったが、閉じた方の解説がよく見えないので、キンコーズで製本してもらったら405円かかった。息子が受けた8科目の解答解説を印刷製本したら1025円かかったということになる。厚さは約6mm。通常の解答解説冊子は13科目程度の解説があって6~7mmだから、やはり個人が用意する用紙は厚い。
 問題は手間暇だ。1科目づつPDFファイルが分かれているので、ひとつひとつ開けて印刷をかけ、キンコーズにもって行くと、熱で接着材をつけるのに1時間かかると言われ、一旦家に帰って取りに行った。我が家の場合はこれを関西の愚息に郵送するのである。
 東進が試験帰りに子供に解答冊子を渡してくれれば済む話が、親か生徒がこの作業を行わねばならない。子供の試験の帰結と言えども、こんな作業をさせる必要があるのか。
 親としてもこんな作業はしたくない。東進の試験を受けると無駄なことをしなければならないなら、受けないだけだ。

 駿台、河合、代々木に模試の解答解答冊子について、全てヒヤリングしてみた。
 全て模試を統括する部署に繋いでもらったので、アルバイトが無責任に発言しているのでなく現在の公式な見解であると思う。

 駿台は成績表などのネット化は実施しているが、解答解説冊子の廃止は検討していない。今後もそうであると思う。
 河合は既に一部模試についてはネット化しているが、生徒の利便性を考慮してのことであり、
その場合でも解答解説冊子は配布している。将来的な方向性で配布廃止にならないとは言えないが、今の所は両方行うことで受験生の学習効果を高めたいと思う。
 代々木はネット化の予定はない。解答解説冊子の配布は当然必要である。

 一応、全ての予備校には、子供がネッット環境のある場所で間違い直しするとは限らないし、今のようにその場で試験後冊子を与えてもらうことが非常に学習効果があると父兄としても考えているので、間違っても軽率なネット化だけは避けて欲しいと要望をしておいた。
 (ドラゴン桜の12巻を読めばいかに東進の方向が生徒の行動軽視か分かる。)

 駿台、河合、代々木が馬鹿なことをしないと確認した上で、東進の模試担当に詳細をヒヤリングした。(東進側には他社のように要望はしなかった。ここに何言っても無駄。親が賢くなるしかない。)

 その結果、全国統一高校生テストを含むほとんどの模試で解答解説冊子を廃止するとのこと。(全国統一中学生テストはまだ配布するらしい。)
 ほとんどというのは、東大と京大の2つの模試だけは解答解説冊子の配布を継続するからである。宣伝効果の乏しい阪大や名大や有名私大の模試に関しては廃止するということである。
全国統一高校生テストは正直東進の独自の世界で実際の大学入試とは関係ないのでどうでもいい。しかし冠模試の解答廃止は受験生にとっては負担だろう。)

 もし本当にネットの授業で問題ないことが立証されたから、ネットでの解答解説で問題ないだろうと信念をもって考えたなら、東大や京大の模試も廃止すればその主張は一貫していると言える。

 しかし、東大や京大を受験する優秀層(多分そのほとんどが特待生で実際に受験料を払っていないのではないか)に対して、ネットに解答解説アップしているからお前ら見とけよなどという乱暴なことはしないようだ。彼らはきちんと見直しもするし、何回か模試を解き直すこともするから、解答を自分で印刷し製本するなんて無駄なことをしなければならないなら、わざわざ格落ちの東進の模試を受ける理由がない。駿台の模試を2回、3回繰り返す方が有意義だ。ソッポを向けられることは必至だ。優秀層に抜けられたデータに価値はない。
 
 売上に直結することは継続、売上に関係ないものは質が低下しようが廃止。ゲスいほどの企業経営重視だ。
 河合などの模試は塾生は塾生価格で一般性より500~1000円安くなっているが、東進はどの試験を受けても年間1万円程度と設定しているようだ。
 全国統一模試もそうだが、模試という部門では完全なる赤字なのである。ただ東進としては受験人数の母集団を増やしたいという思惑もあって、販促費用として捉えてきた筈だ。解答冊子の配布廃止しても東進の場合、構造的に矛盾を抱えているのである。

 私も東大受験の優秀な生徒のために、他の大学の志望する生徒とその親が犠牲になっているのでなんとかしなければならないなんて、青臭いことは言わない。どちらかと言えば、受けたサービスに対し対価としての金を払っていない側だからだ。
 しかし質が低下しているなら、タダでも要らない。
 東大、京大の模試だけ受ければいいじゃないかと思ったが、特待生でも年間1万円を払っており、模試の受験料は大体5000円なので、拘るほどお得じゃない。 
 (まあ、東大、京大の模試受けても流石に今の愚息ではボロボロなので自信喪失して学習効果は薄いが。)
 
(追記) 共通テスト対応高1模試の解答解説のWEB開示は3カ月間だった。

(さらに追記) GWに子供の所に行って見れば大学コード表なる30ページになる冊子が置かれていた。
しかも表紙に【第2回4月センター試験本番レベル模試】と印刷されている。
こんな一過性なものほどネット化すればいいし、そもそも使いまわしでよい。削減していいものを残し、学習に深く関連し削減してはならないものを失くしてしまう。運営は馬鹿なのかと。



 2018年4月22日、東進のセンターレベル模試があった。

 今まで、愚息にはこの手の模試は数学、英語、国語だけを受けさせていたのだが、志望校判定が出ないので、今回全科目受けさせた。(英、数Ⅰ、数Ⅱ、国、社、理、理)
 9時45分~20時10分まで。
 荊妻とおばあちゃんは可哀想に、可哀想にと。さんざん文句を言われてしまった。
 
 終わってから愚息から電話かかってきて、言うことが2つあると。

 1つ目は、東進は文系重視の試験の時間割になっていて(順番は社、国、英、英リス、数Ⅰ、数Ⅱ、理、理)、数学Ⅰが始まるのが15:35で、集中力切れてざんざんだったと。
 まあ、全員同じ条件だからどうしようもないが、息子には本番は2日に分かれてやるから、大丈夫だ,気にするなと慰めた。(息子曰く、数Ⅰ、数Ⅱ、英リス、英、国、理、理、社なら点は30%以上アップするらしい。実は全国統一高校生テストはほぼこの時間割。)
 まだ体力的にはきついかな。次回からやはり社会と理科は省こう。(7割程度出来るとは思うが仕方ない。)

 2つ目は、東進の先生が試験終わった後、みんなの前で、コスト面もあるが解答配っても復習しないだろうから今年から解答冊子の配布を廃止しましたので、ネットで見るように言ったと。
 「だから解答ないで~」と言ってプチッと電話を切られた。

 金出せば、なんとか解答冊子は手に入るかなと東進に電話かけてみた。(500~1000円なら出す積りで。)
 東進側は、全国的に解答冊子は廃止したので、お渡しすることができないと。

 生徒の前で、解答配っても復習したり見直したりしないだろうから、解答冊子の配布を止めたとかそういうニュアンスの発言をしたそうですねと問い詰めた。
 
 ところが、そんな発言はしていませんと。小学生の時の四谷大塚の時に続いて息子を嘘つき呼ばわりだ。
 ① コスト面から解答冊子の配布を廃止しました。
 ② 配ってもどうせしっかり見ないだろうから配布を廃止しました。
 2つとも理由の是非はどうであれ、配布を廃止したことと関連付けて理由をしっかり述べている。

 ところがそんなことは言っていないと。そこで「AだからBになった。Bは配布を廃止しただ。このAの部分を息子が嘘を言ったというのならAに相当する部分を言ってごらん」と質問したら、次のように回答した。

 ③ 東進ではネットでほとんど授業が行われているのはご存じの通りです。この流れでネットで解答を掲載し生徒に見て頂くことになったのです。

 これは嘘だ。愚息にもう一度電話をかけて確認した所、ネットの件(くだり)はネットで見ろと言っただけだと。(中学2年生がこちらが聞いてもないのにコスト面というワードを嘘ついて使うか?息子にメリットもないのに。)
 そもそも③は論理的に考えて「AだからBになった」のAの部分には相当しない。
 何故なら、【紙】で受けた【試験】の理由付けとして、【ネット】の【授業】の形態を踏まえることが理由付けとなる筈がないからだ。
 これは荊妻がたまに宣う晩ご飯カレーだったから、朝もカレーでいいよね位、本来関係性がない。(一瞬、そうかなと錯覚するけれど。)
 
 解答解説冊子の配布廃止の理由を③として生徒の前で言ったとしたら、論理的思考を養う塾の方針としてどうかと思う。
 東進の職員が論理性を持ち合わせているとすれば③を言う筈がない。
 言い方のニュアンスはあろうが、①及び②の内容を言った筈だ。それを私が貴方こういうことを皆の前で言いましたよねと問い詰めたために、咄嗟に嘘をついたのだ。 

 本来、父兄に対しては、分厚い解答解説を配布してもほとんどの子が見ていない。だからコストの面から紙での配布を廃止したい。しかしその分、試験の質の向上に努めるというのが直球の回答である筈だ。
 ネットで配布した方が試験の成績が向上するなんてデータは存在しないので、当たり前だ。

 そもそも東進は、解答解説の重要性をどう考えているのか。
 東進 横浜校のオフィシャルHPには以下のように書いてある。 

http://www.toshin-yokohama.com/%E6%9D%B1%E9%80%B2%E6%A8%A1%E8%A9%A6%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%EF%BC%81/

今日のテーマは「模試の復習法」です!写真で雨宮先生と私が持っているのが今回の模試の解答です(*^_^*)

この解答は全教科の解説が一冊になっているので持ち運ぶ安く、東進模試の良さのひとつではないかと思います!

 自ら、東進模試の良さとして、分厚い解答冊子が存在することを挙げているではないか。
 講師やチューターは解答解説冊子を見てしっかり見直し学習することこそが学習効果があることを知っている。だから分厚い冊子が存在してきたのだ。
 今までの主張を真っ向から否定した解答配布廃止という行動を肯定しているのが現状だ。笑う。

 数学のチャート式がベストセラーになっているのはその解答の分厚さだ。私は英検の参考書でも問題文よりも解答解説が分厚い本を選ぶ。受験生として当たり前のことだ。 

 ネットでの解答解説を受け入れられない理由はいくつかある。
 ① 愚息が受けた模試は1回で終わりではない。半年後とか1年後、2年後でもやらせるつもりで受けさせている。新規のものを次々受けさせるよりも、苦手部分や勘違い部分を何回かやらせて修正させた方が学習効果は高い。今回の間違いを訂正しても1年後もまた同じ箇所を30~50%の確率で間違う。しかし2回以上やると間違う率はぐんと減る。
 だから、解答冊子が存在しておくことは重要なのだ。
 東進の行動は同じ模試なんて1回やれば十分だと言っているに等しい。それは多くの学習者の感覚と乖離している。

 ② ダウンロードしてデータとして保存は出来た。しかしメモリースティックに保存したPDFファイルは来年の3月には開くことが出来ない時限付PDFであり、中身を見たが権限者パスワードがなければ期限を延ばせない。つまり今、メモリースティックに保存できていても来年は見ることができないのだ。
  
 ③ 従って来年も繰り返しやらせるには、印刷して解答を手元に置いておく必要がある。
 私の東京の家には両面印刷できるプリンターがあるが、嵩張るし重くごついので関西の息子には白黒片面印刷の軽くて小さいプリンターを与えている。一般的な家庭全てが両面印刷などのプリンターを備えているとは思えないし、単純に考えて厚さは倍になる。
 そもそも両面印刷でも一般に購入する用紙と業者専用の用紙では同じ枚数でも厚さが全く違う。
 以前、小学4年生ぐらいからスタディサプリ(旧勉強サプリ)をやっていると書いたが、これもネット上のPDFに問題と解答が掲載されている一方、1教科ごとに冊子を購入することができる。ヤフオクやメルカリなどで定価以下で購入もできる。
 50~80頁程度なら家のプリンターで印刷してしまうが、80頁(40枚)以上なら家で印刷することが安くても、冊子を購入する。(プリンターで印刷したものは本棚に立てれない。冊子の方が薄く、バラバラになっていないので保存しやすい。)
 スタディサプリの場合は、解答PDFに時限をつけておらず、印刷しての保存は必要ない。しかしネットの画面で事足りるでしょとは考えてなくて、学生の学習習慣に合わせて、冊子購入などのオプションを用意している。
 ところが東進の場合、時限付PDFであるにも拘わらず、解答冊子の購入のオプションもなく、一方的にネットを見ろだ。閲覧期間を3年間(高1も受験対象とHPに書いてあるし、数学特待生の中学生には受験するように推奨もある。高3の1年間で終わりではない。浪人生だって見直しでやる必要もある筈。)とか冊子購入オプションがなければ、自分たちの模試は見直してやる価値のないクズだと認めているに等しいと私には思える。

④ 去年、子供の眼底検査をした。非常に血管や神経が細く、30~40代に失明するケースに似ていると言われた。まあ、うちの荊妻も言われているので、話半分で聞いているが、医者には30分以上集中して眼を使うなと言われている。大人ならまだしも成長期にパソコン画面を見続けることがいいとは思えない。(だからあんまり勉強しろとも言わない。高校までは模試とその見直し程度でいい。)
 ネットの授業や解説はまだ、黒板の字も大きく、漠然と見ていればいいので、負担にはならないだろう。しかし解答のPDFを見れば、1枚に3000字以上びっしりと書かれている。これはPC画面上に前のめりになって見てしまう。
 テスト直しを舐めてはいけない。60分のテストを受けたなら、科目によるが直しに60分~120分かかる。
 その時間、PCを見続けることは避けたい。前も言ったことがあるが、大人と同じ目線で考えたらダメだ。
 成長期の子供を扱っている産業なのだ。どうもナガセグループにはそこの視点が欠けている事例が多い。


 公開企業であるからコストカットなどの株主からの要請は分かる。それならば銀行が振込手数料や口座管理料を取るように、LCCが毛布代や飲料代を別途取るように解答冊子代を取れば良い話だ。

 現実の金の流れだけを考える。
 従来、10月か11月の年1回行われていた全国統一高校生テスト及び中学生テストが今年から6月にも行うことになった。
 これは明らかにコスト増だ。
 一方で、冊子の配布を廃止した。
 これはコスト減だ。

 別々の事象なので因果は断言できないので飽くまで仮説だが、全国統一テストを行う費用を捻り出すために冊子の配布を止めたように映る。
 金の流れだけ見ればだ。

 東進の元チューターのブログをネットで見た。そこには無料授業ちらしや統一テスト経由の新規入塾効果が30%程度あるそうだ。
 企業だから、売上を伸ばす努力はあってよい。施策としてはヒットなのだろう。

 しかしそれは営業者としての側面だ。

 教育者として、学習効果を落としてまでやる施策に関して踏みとどまることができなかったのか。
 あるいは、経営者として部門赤字ならば受益者に負担させるという発想はなかったのか問いたい。

 もし、全く考え直す気がないのなら、こちらからそんな予備校さようならだ。
 





 


 
 
 


 

 


 
 

 毎年3月には駿台の高1マーク模試を受けさせている。
 小学5年のときは数学で得点130点台(満点200点)で受験者数12082人中の1200番ぐらい。3科目で3500番。
 小学6年生で数学160点台で11225人中の数学900番位だった。3科で3000番を切るぐらい。
 そして今回中1で数学150点台で9731人中数学500番で3科で1700番。
  3年後の高1の時には3科で100番以内には入っててねと愚息に数字目標は言ってある。
 (こういった愚息の成績に決して満足している訳ではない。むしろ中学校に通って何ら成績は伸びていない。
 例えば2017年4月に行われた東進の高1マーク模試では数学180点台(200点満点)で6028人中60番台。3科目で5,867人中280番台であって、東進の方が駿台より簡単であることを差っ引っぴいても英語以外は軒並み下がっているのである。「勉強嫌や~」と涙流しながら訴えてくるのだから仕方ない。)

 数学の点数自体は下がっているのに、順位が上がっているので、問題が難しかったのかと思ったが、それにしてもこの模試の急激な受験者数の減少が気になった。
 問題が難しくなったのではなく、上位層がゴソっと受験しなくなって、平均点が下がってしまったのではないかと考えたからだ。
 
 一応、公式な受験者数は2016年3月12,142人、2017年3月11,267人(前年比▲875人)、2018年9,807人(前年比▲1,460人)。2年間に2,334人も減少している。約2割に相当する。
 一方、高校1年生の生徒数は文部省によると、2016年112万人、2017年114万人(前年度+1.7%)、2018年110万人(前年度▲3.2%)と2年間で1.4%しか減少していない。2割減るという説明に少子化というのはちょっとずれている。

 何が起こったのか、駿台に問い合わせてみた。駿台の回答では個人申し込みの人数は変化はなく、団体受験の申し込みがイベントなどでぶつかって減少したとのこと。
 しかし駿台が公表している高校別の受験者データをみると、1校でも400人ぐらい(2018年のデータ)の生徒が最大であり、100人以上の受験者数の学校など限られている。2334人の減少だと6~10校ぐらいのイベントがぶち当たらないと減少にはならず、もっと根本的な問題があるのではないかと駿台の担当者に尋ねたところ、今のところ、回答以外の分析しかしていないという。
 私の愚息のように定点観測で同じ模試を毎年受けている人間がいないので、そもそもそういう質問自体ないとのこと。
 もし回答が本当ならひどく暢気なものだが、まあ実際には分析しているだろうし、外部には言いたくないものとして、別の角度から調べることにした。

 
 普通に原因を考えるのであれば
 ① 駿台の営業戦略の失敗。ライバル社に根こそぎ持っていかれた。
 ② 2020年の大学入試制度変更に伴い、マーク模試という形態が敬遠された。

 そこで今回の受験日である3月11日にマーク模試ではなく記述式の高校レベル模試を行った東進の受験者数を調べた。2017年は概算で3800人で、2018年4000人であったとのこと。

 駿台が受験者を大幅に減らす中、東進が200人増加しているのは大したものだが、受け皿としては小さかった。

 結局、2020年の制度改革にどう取り組めばいいのか、親も学校の先生も受験者本人も戸惑い、 様子見を決め込んでいるというのが実態であろうか。

【参考数字 ①】 
2017年4月 東進      高1マーク模試    受験者  6,062人
2017年5月 河合塾 高1記述式模試       受験者 48,488人

【参考数字②】
 駿台高1マーク模試 2016年から2018年にかけて抜けた大口の受験高校

八千代松蔭 664人
愛知435人
宝塚北268人
弘前南228人
関邦222人
松商学園193人
所沢西162人
金沢八尾145人
工学院大学付属141人
浦和女子130人
近畿大学付属99人
小計2,687人

  

 

 以前、情熱大陸か何かの番組で山中さんの日々の活動を紹介していた。いくつかの関連企業を株式公開させて本来なら悠々自適な生活の筈なのに、いつも研究開発のため(研究員の給与確保のため)に、奔走している姿が印象的だった。居酒屋や不動産などの親父が公開を果たし銀座で飲んでいる姿も知っているので、なんてストイックに自分を律しているのかということと研究者としての頂点がこれではなかなか後を目指す優秀な人材がいないのではないかと思いながら観ていた。

 同級生と飲んだとき、自分らは東大、京大出身にも拘わらず、息子・娘らを私学の医学部に入れていたことを聞いて、今時の親の振舞い方を思い知った。
 国際化学オリンピックで受賞した生徒が抱負を聞かれて、「経験を活かして医学の道に進みたいと思います。」という趣旨の記事を読んで仰け反ってしまった。
 研究者という職業が苦行で、優秀な生徒にとって魅力的なものでなく、化学業界が何のフォローもしていないことが良く分かる。
 この間、大学のゼミの先生の所(先生も灘OB)に愚息と挨拶に行ったところ、「息子さんが研究者になりたいなら、金のことを気にせず没頭できるように君が支えてやらなければならないなあ。」と言われた。先生は教授になることもなく大学を定年で退職し、現在は嘱託の身分であったが、私が車で来ているので一緒に帰って食事でもと誘ったが、今「速度」ということに新ためて興味を持って別の体系で突き詰めている最中なのでと言って、本だらけの部屋に戻って行ってしまわれた。ドイツ人の奥さんとの仲がどうなったのか怖くて質問できなかった。

 脳の実験なども日本では倫理上問題が多く、なかなかハードルが高いのが現状だ。昔、日本のベンチャー企業がネブラスカ州の砂漠で猿を使用した実験の設備を見学したことがあったが、ど田舎で全く看板もない一見倉庫のような場所で行われていた。
 今回、山水さんという研究者が行った不正は更に日本の脳の研究を後退させるに違いなく罪深い。
 

 

 卓球の張本君が日本一になった。将棋の藤井君が佐藤名人に公式戦で勝った。スポーツの世界などでは小中学生でも実力主義であるのに、勉強の分野だけはまだまだ壁がある。
 愚息もある試験で合格して、さあ次のレベルのために頑張るかと実技講習などに出席していたら、協会の人間から、そう簡単には次の試験は受けさせないというような圧力をかけられたこともある。(一方で愚息を可愛がってくれる大学の先生方もおられるので大変有難い話もあるのだが。)
 この手の話は具体的な例を出さなければ分かりづらいが、まあ今ではそんなこんなで本人が邪魔くさくなっているのが現実だ。
 
 さて小学生でも飛び級を認める関西系の塾(浜学園等)もあれば、認めない関東系(SAPIX等)もある。それぞれの信念があって実施しているのでどの塾に通うかは親が選択すればいいが、我が家ではSAPIXの試験は2年~3年飛び級で受けていた。当然SAPIXでは3年生が5年生の受験は出来ないので、年齢を2年上げて申し込む。向こうも商売だから入塾許可証を送ってくる。日能研でも基本飛び級は認めていないが、3年生の時、5年生のクラスに半年通った。実は3年生ですとは言ったが、申し込み時に5年生として申し込み、こちらが授業内容が分からないとか苦情を言わないならば、そうですかってなもんだ。
 こういうのは詐欺とか不正ではなくて、方便だと思っている。5年生が3年生の試験を受けるようなことが不正である。正しくデータが取れないというような懸念もあるが、駿台の高3の模試にどれだけ高3年生だけが受けているというのか。高1や高2の生徒に負けてデータ云々というようではとても合格は覚束ない。

 駿台には愚息が8歳の頃から登録している。駿台の模試には年齢制限がないからだ。当然模試もボロボロなりに受けてきた。東進は確かに中学以上でないとネットでは申し込みできない。だが、校舎によって対応はまちまちだが、直接窓口で駿台の話をすると小学生でも受験できた模試はあった。(原則は原則にしか過ぎない。直営の方が融通が効いたように思う。)
 小学生の時に愚息が受けた全国統一中学生テストであるが、これは適当な中学校の生徒として登録し、決勝大会に行った。(去年11月に行われた全国中学生テストに堂々と小学生が決勝に出ていたことには驚いたが、まあ愚息に限らず暗黙に行われていたことを公に認めたということに過ぎない。中学生が全国統一高校テストに挑むことが認めらているのに、同じ運営会社で小学生が中学生テストを受けれない合理的理由がない。)

 後日、東進の数学特待生の申し込みするときに、実は小学生でしたと申告したが、特段問題にならずに、むしろこの結果があったことで数学特待生が認められた。
 ただ、数学特待生は中学2年生からしか認められないことに原則なっており、関東の直営の東進の校舎に通う場合は中1以下での特例が認められていたのだが(一緒に勉強するのが楽しみですと言ってくれて親もうれしかったのだが)、関西には衛星予備校しかなく(厳密には奈良に直営があるが)、原則通り中学2年生からとなっている。
 結局、数学特待は未だに受けていないのだが、数学の準1級に合格した時点で、もはや基礎的な授業をビデオ学習する意味はなくなってしまっている。ただし昨年は受けたい模試はどの模試でも無料などの優遇は授けてくれた。(ただ本人がやる気がなくて数回しか受けてないが。)

 国家試験や入学試験は飛び級を認めていない日本において、年齢を偽ることはできない。可愛い子供を犯罪者にしてしまう。しかし営利目的の民間試験で単純な冷やかしでなく、真剣に上の学年と渡り合う気があるなら、学年を2、3歳サバを読んでも方便として通用すると思う。もし発覚して通塾なり、登録できないと言われたら縁がなかったとこちらから願い下げればいいだけだ。しかし私が経験したことからすると、私が実は息子はこれこれでしてと後日告白して怒られたことはない。向こうも民間なので公務員のように出来る子は年齢関係なく出来るという現実を無視したりしないからだ。
 


 ちょっと 脱線すると、灘中でも3分の1ぐらいは鉄緑会などの塾に通っていて驚いている。初めは灘の宿題も少なくていいなあと思っていたら、本人がサボって宿題ないと言っていただけで、期末に先生からこれこれ出していないので居残ってやるように通知が来たのはびっくりした。こんなにあるのに更に鉄緑会に行ったら何時寝るの?と思う。
 ただこの宿題やってません通知の前に親と先生の面談があった時、先生からは全く宿題の未提出などは言われなかった。むしろ「先生うちの子、目が悪いので黒板見えてなくて授業書き込まずに白紙で帰って来よるんですけど、写真とか撮ってよろしいか」と聞くと、「そんなん本人から直接先生に言わしなはれ。そもそも勉強できているんでっしゃろ。まあ、全部ノートに書かんでもよろしいですがな。」
 灘にクレームを言っているのではない。俺らの時代のように三宮や梅田で遊びまわっていた時代と違って皆真面目になったんやなあと思っていたら、灘の先生は相変わらず適当で安心したという話だ。

 余談2:衛星予備校などは地元の塾がフランチャイジーとして経営しているが、河合塾系の関西の「まなびす」のフランチャイジーは浜学園が経営している。浜学園は駿台と合弁会社を作って、そちらと情報を共有していると思ったが、現実はもっと複雑怪奇な世界であるらしい。
 その「まなびす」に愚息を3ヶ月ほど在籍させた。月5千円程度でビデオ授業で行われた内容以外の質問も出来るというので、一応化学を2単元だけとって、分からんことがあったら数学でも何でも質問に行くように言いつけておいた。当然ながら親がいないので勉強嫌いの愚息が行く訳がない。ただ2箇所だけ化学グランプリの内容で分からない所があったので、質問しに行ったらしい。すぐに回答できないので後日ということになった。1週間後に子供へ電話かかってきてやっぱり教えられませんと。私が電話をし直して、アルバイトの大学生ではなく本部で分かる人に聞いてから教えてやって欲しいと言ったら、その1週間後にやっと分かりましたと返事が来た。まあ、それはやる気を見せてくれていいことだけど、既に愚息は灘の先輩に質問して2分ぐらいで回答してもらった後なので、役には立たなかった。(まあ結局こちらの求めてていたことが応用的なことだったのでお互い不幸だったということだ。小学校と違って手取り足取りの塾がないし範囲が広いので塾選びは難しい。)
 
 
 ちなみに中学受験で飛び級で勉強して意味があるかという疑問があると思う。中学受験の勉強だけに限って言えば、何の意味もありません。中学受験合格という目標が頭を押さえてしまっているので同じことを何度もやる羽目になるだけです。
 我が家では、先取りした分、受験以外の他の分野の勉強や数学、英語などその先をやらせたかったので、飛び級で勉強させただけである。
 そしてその貯金で現在愚息は塾も行かず宿題も答えだけ写し、日々遊んでいる。
 (そう!なぜ小学生で先取り勉強させたかというと、大きくなって親の言うことを聞かなくなることが分かっていたからである。小学生のときは賞品につられても怒鳴られても褒められても何とか勉強した。今は親の背と同じになって歯向かってくる。不幸な事件が起こらないように親が妥協するしかない。)

 学校の成績は中の下。(私の方針で代数、英語、化学、日本史などは中間や期末の試験勉強をせずに、いままでの実力で受けて来いと言いつけている。どっちみち勉強が嫌いなんだから。生物なんかはやったことないのでちゃんとやれと言っている。悪い成績をとっても学校の試験と対外的な試験とは違うと割り切って親が受け止めることができるかどうか。)
  現在保有の資格は漢検準1級、数検準1級、英検2級だが、試験には通っただけで実力はそれ以下である。
  さて貯金はどこまで持つものやら。


 

 

 今年度のセンター試験の地理が揉めている。 「小さなバイキング ビッケ」のアニメから設定をノルウェ-かスウェーデンと類推できるものの、「ムーミン」から果たしてフィンランドと類推できるのかというのが議論の争点である。
 架空の生き物(設定では北欧の怪物トロールとされている。) の住む場所「ムーミン谷」は、作者の国籍と同一と断定していいのかという問題が指摘されている。
 そもそも作者のトーべ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人であり、ムーミンはスウェーデン語で書かれ、スウェーデンでテレビアニメ化(1973年)されている。
 しかもこの問題はアニメと言語を結びつける問題であり、ビッケはノルウェー語、ムーミンはフィンランド語と結びつけるのが正解とされている。別の設問ならまだしもスウェーデン語で書かれたムーミンをフィンランド語と関連付けるのは問題があるように思える。
 テクニック的には、それぞれがどちらかと結びつくように問題設定されているので、バイキングという語からノルウェー、スウェーデンという言葉を引き出し(ビッケの作家ヨンソンはスウェーデン出身でスウェーデン語で書かれており、ビッケからノルウェー語を導き出すというのも如何なものか。そもそもヴィッケという男子の名前はスェーデン及びフィンランド系の名前でノルウェー系ではない。参照https://www.nordicnames.de/wiki/Vicke_m)、ムーミンがスウェーデンかフィンランドか分からないけれども、取り合えず、消去法的に選択肢を決定するということになる。(凡人である私は妥協して答えを出してしまったが、言葉に拘りのある愚息はものすごく悩んでしまっていた。彼によって厳密に考えれば答えなんか出ないのかと気付かされた。)
 
 しかし、文科省は、こういう消去法のような本質的でない解法を真っ向から否定し、思考型問題と称して、2020年から消去法などの予備校で指導されるテクニックが使えない複数選択肢を採用するとしている。
 司法試験など法律分野で厳密な決定を行う場面なら兎も角も、国語や社会など文化的学問的な問題で複数選択肢を採用し、切り取る視点によっても議論の分かれない問題がきちんと作成されるとは到底思えない。
 
 しかも今回の問題もセンター側は設定に問題なしと突っぱねている。早稲田アカデミーの社会の担当者に子供からの間違いを指摘したら、「そういう色々な視点で考えることが出来るお子さんを求めているのではないですか」と意味不明の回答を返され、決して間違いを認めなかったことがある。
 馬渕や浜学園などはチューター制で担当を通して問題の不備を指摘するので、間違いを受け止めるのだが、SAPIXや早稲アカは担当がいなかったので、ダイレクトに問題作成者に電話で繋がれ、当然問題作成者は自分の落ち度を認めることはなかった。
  阪大の物理の入試問題ミスも予備校の講師が会議で同席した出題者本人に直接問題のミスを指摘していたが、問題なしと無視されていた。
 問題を作った本人は落ち度がないと信じて作っているのだから、自分の問題を客観的に見ることは不可能なのである。(謝ったら死ぬ病にかかっている。)
 今回も問題作成者サイドの検証ではなく、外部の検証委員会をきちんと開くべきである。この問題は今年度だけの問題ではない。2020年以降の制度改革においても本当に安定した問題が作成されるのかどうか、もう一度自分たちの力量や負担も考慮して考え直すべきである。
 (思考型とは聞こえがいいが、どうせ出題者の思い込みの強い問題で視点を変えればどうとでも解釈できる不備問題が量産されるだろう。答えが1つとか2つと設定されていたから消去法的に特定されていたに過ぎない。全て選べとなったら毎年クレームが殺到する。)
 この問題の根幹は、ムーミンはフィンランドかどうかという単純なものではなく、受験テクニック的なものを否定して制度改革しておきながら、新傾向に沿った思考型問題として出したものがテクニック的な解法でなければ解けないという矛盾である。文科省は何がやりたいのか。「なぜ公立高校はダメになったのか」という本によると優秀な生徒の国立離れはセンターの度重なる制度改変などの要因があるという。改悪なら尚更であろう。


 また愛媛大学会場では2分遅れで開始し、途中で時計を直しそのまま2分足らずで試験を終わってしまったり、大阪大学会場では試験教官が鼾をかいて寝入ったりと不祥事が相次いだが、生徒側に再試験を促す以外の配慮はなかった。(ほとんどが運がなかったと泣き寝入り)
 一方で、終了という掛け声以後に修正したとして該当の生徒が2人、その該当の教科だけでなく全ての教科が無効の処置が取られた。(該当教科以外は問題なかった筈だ。)
 
 自分に甘く他人には厳しいのは相撲協会だけではないのだ。
 本当にきちんと平等に所要時間を生徒に提供したのか疑われる中、修正にかかった数秒を許容できないほどセンター側は厳格な運用ができたのか?上記2件以外にも監督側のミスはあったはずで私は全く信用していない。

 大阪大学の複数解答存在による解答ミスは実際あることだと思う。去年の灘中の入試でも試験途中で修正が入った。筑駒中の問題も複数解答ありだと今でも思っている。去年の化学グランプリでも第一問から条件が不足して複数解答があり関連問題を除くような処理が行われたため、順位に若干不満の残る結果となった。

 この手の問題の場合、こういうミスに引きずられずギリギリの点数を取らずに磐石の勉強をしておくべきだと言う意見が出るが、実際入試関連は飛びぬけた数%の層は兎も角も大抵は実力均衡のボーダー層であるので、こういった綺麗ごとではすまない。
 愚息の場合、模試の問題の初めの方に複数解答や設定などのミスがあった時、言葉の拘りが強い傾向があるので結構その教科全体の点数が低下したものだ。
 問題の箇所に引っかかって、後半の処理がタイトになるのが、一番厄介な問題だ。テクニック的には適当に処理して次の問題に行くというのが正解だろうが・・・・
 
 関東では除夜の鐘が住民問題になり、昼に撞く、イヤホンで聞く、廃止などになっているが、関西では希望者に撞かせてくれる所が結構あり、甘酒や味噌汁などの振る舞いも行われる。家族で除夜の鐘と初詣に出かけた後、スーパー銭湯で初湯をいたぢた後実家に帰ってきて、一晩寝たら愚息が喉と鼻水の風邪にかかっていた。長引いて10日の今でも治っていない。
 去年の今頃は兎に角健康第一で、免疫を高める食事に加え、毎日、スチーム式の加湿器で枕元を潤した。
 今年はそんなことを気にする筈もなく、実家は風通しがよく乾燥しているので一発で喉をやられたようだ。

 ここからやっと本題だが、雑菌の繁殖を嫌ってスチーム式の加湿器にしていたのだが、スチーム式の欠点は静音式といえども音が煩いことと頻繁に水を足さなくてはならないことで、肝心の試験の日の前日夜、普段なら1回ぐらいしか交換しないのに、私が気にしすぎて3回も交換してしまい、ことごとく愚息を起こしてしまったことだ。
 愚息は普段から神経質なほうではなく、眠ってしまえば周囲が煩くても眠り続けているのだが、あの時は親の神経質な対応が感染してしまったように思う。試験の朝というのに眠たそうな顔をしていた。

 後、思うのはスチーム式と違い、超音波式の加湿器は安いのだから、1回程度であれば雑菌繁殖の恐れがないので、試験前日ぐらいは静かな加湿器で対応してやればよかったと思う。後、親の平常心。
 

 
  

 決勝に進んだ中学生も高校生も京王プラザホテルの1つの部屋に押し込められる。
  去年は試験後講演があって、高校生だけ別室に移動。
  試験内容については文句言うつもりはないが、国語、英語の間の10分のインターバル時間。全部の答案回収し、枚数確認するまでトイレに行けず、高3から順次行くように指示。やっと自分の列の番が来て1つしかないトイレに愚息が行くと、長蛇の列で、5分前に着席という指示に間に合わないので戻ってきて(というか回収で5分近く使っているので指示自体が無茶苦茶)、結局試験中に行く羽目に。

 昼休み後の90分の数学の後、5分のインターバルに続いて、5分間の永瀬氏の訓話。間髪入れずに120分の課題論文。
 数学の解答の回収および事前着席加えて260人の生徒が1箇所のトイレに集中し実際には昼食後、3時間40分もトイレなし。これも結局試験中にトイレに行くことに。家に帰ると38度以上の熱。

 こういうのは、全員同じ条件だから公平だとはいう論理にはならない。何故、試験を受ける学生側に立った運営にできないのか不思議。数学、課題論文の休憩時間はないけど、最後の解答解説冊子の配布時間が25分間もあるという正に奇奇怪怪なる運営方針!

 
 去年から改善を提案し、今年も言ったが全く変える気なし。部分社会の法理の乱発。(教育者というのは生まれつき茶髪の生徒の染髪問題のように一旦決めたことを変えることが苦手だとしか思えない。前から指摘している化学学会も同じ。勉強すれば合理的な思考を身につくというのは幻想だということが分かる。)


 一応、インターバル時間を変える気がないなら、せめて算数オリンピックみたいに答案を伏せた状態で試験監督員が回収し、生徒は回収を待たずにトイレに行ってよいようにするとか、上下階のトイレを使用できるように案内し1箇所から複数個所に分散するようにするとかアイディアは出したが、どうせ無視されるだろう。


 
 全国統一中学生テストの改善で1つ褒めておきたいことがある。
 小学生がおおっぴらに受験できるようになったことだ。愚息のときは駿台が小学生でも高校生用模試の受験ができるし、そもそも東進でも高校生テストに中学生が受験できるのに考えが首尾一貫しいていないのではと交渉したが、結局正式には認められなかった。

 中学1年生の枠では小学生でも数学か英語か得意科目1つあり180点以上取れば決勝入賞の可能性はある。自信のある小学生は大いに突き上げていけばいいと思う。
 

(後日談: 2017年11月26日行われた試験においては、
 私が提案したものはおおむね取り入れておりました。高校、中学の受付自体が別の部屋。
 答案は横に流して一斉に回収。高三から順番にトイレというのは撤回。トイレは2つに分散。
 論文の前の休憩時間は5分から10分に変更し、終了時刻は16時20分→16時25分に変更。
 四谷大塚の管轄する小学部より東進管轄の中学・高校の部の方が柔軟に対応できるようです。すばらしい。
  ただし今回は直前まで改善することを要望したため、時間が事前の時間割が変更されたのであって、次が前もって改善されているとは限らないので要注視。)
 
 
 

 今年度ノーベル物理学賞のキップ・ソーン博士が受賞したと愚息が知ったときに「インターステラ!」と叫んだ。
去年、二人でレンタルDVDを2回観たほど(スターウォーズは30分ほどで飽きた息子だが)、理系オタクの息子には途轍もなく面白かったようだ。ノーベル物理学者が本気で監修したのだから当然か。

 一方国内の科学・工業関係は神鋼・日産をはじめ、興ざめな話題ばかりだ。
 データ改竄などは文系の管理・経営者のせいで、理系の技術者は犠牲者だという論調もあるが、同情はできない。(コスト的に出来ないことを何故文系の経営者とケンカしないのだ。給料も安く押さえられ、馬鹿としかいいようがない。自分達の事なかれ主義が、技術者や研究者を目指す後進の将来を閉ざしていることに気付いて欲しい。)


 さて、前回の続きでデータを調べていくと、AO入試と科学技術振興予算削減の煽りを受けて嫌な感じになっていくのが分かった。
 まず、今年度、グランプリの大賞および金賞の高校2年生以下の受賞者が0人だったことは下の表の通り。1998年の第1回まで調べたが、20年の歴史で初めてのことだ。
 高校2年生以下はオリンピック候補にするから、大賞・金賞は3年生にしてやろうというようなことがないことを願う。

 2016年度は、化学グランプリの2次選考80人枠に入った子が9人も落とされ、シードで2人、支部推薦で1人オリンピック候補に選出された。
 シードの2人は化学グランプリの1次選考が行われている正にそのときに、海外で国際オリンピックの出場選手として戦っており、それが故に翌年の候補に入れないというのは理不尽であるので、本人の希望があれば代表候補の20人枠からスタートするのは不自然でない。(2015年までは2次選考の80人枠からスタートしていた。国際大会経験者をシードにすることでより多くの生徒に実務を経験してもらおうという意図もあるのかと。)
 支部推薦も支部の最上位の生徒を空白支部から1人選出するのであれば、もともと80人枠も同様のルールであり、一部納得もできようか。(2016年の選考がおかしいのは80人枠から20人を選び、空白支部から追加で1人入れ21人を選考すれば良かったのに、80人枠から19人しか選ばなかったことだ。近年は代表選考で21人から23人選んでおり、最大で27人を候補にしたこともあったのに、20人に拘った理由が分からない。選考で落とされた9人の生徒さんや親御さんは納得いかないだろう。


 そもそも主催者である化学学会にオリンピックの代表候補選考のルールについて伺ったところ、次のような奇妙な回答を得た。
 ① 化学グランプリと国際化学オリンピックの代表候補選考とはリンクしていない。化学グランプリは化学グランプリで完結している。各支部の推薦を集計し決めている。
 ② 極論を言えば、化学グランプリを受けていなくても各支部の推薦があれば良い。(各支部は化学グランプリなどの数値を参考にしているが。)
 ③ 各支部の推薦が各支部の化学グランプリの得点の上位順位とは限らない。
 ④ 選考基準はプライバシーの問題もあり、公表できない。

これらを今回の選考に照らし合わせると、80人枠に入っていた高校2年以下の12人は全員代表に選考されていた。空白4支部から4人入っているが、私の理解では各支部の最高点を取った生徒だと思ったが、化学学会の説明では、そうとも限らないという。
 このような説明は選ばれた生徒を馬鹿にしていないか。

 今後、AO入試が多くなれば、高3の受験が増える。80人枠に入る2年生以下が少なくなる。結果として目に見えない支部預かりの枠が多くなる。声の大きい支部や権力者による優先順位の操作など不正の温床になる。
 下の表に載せていないある年のデータを調べると過去80人枠に入ったことのない或る県の生徒が20人枠の中に他県の生徒を差し置いて1人でなく2人入っていた。(その支部からは80人枠に選出された他県の生徒が1人いたので、本来その支部の推薦枠が新たに設けられる必要はない。)その生徒達は優秀だとは思うが、選考基準を明らかにできないと公言している時点でかえって名誉を傷つけているのではないか。
 
 プライバシー保護を盾に選考基準を公表できないなんて理由は不当である。理由になってない。(主催者のロジックでは2次選考では選考基準を明確にしているので、プライバシーを侵害していることになる。)
 疚しいことをしていないという自負があるのであれば、選考基準を変えるという以前に今の選考基準をあるがままに公表すべきである。

【2017年のHPに記載している選考基準らしきもの】
  

※国際化学オリンピック代表候補選出について

「化学グランプリ2017」に参加した高校2年生以下の生徒の中から20名程度が2018年の「第50回国際化学オリンピック チェコ・スロバキア大会」代表候補に推薦されます。オリンピック代表候補には認定証と学習用参考書が贈呈されます。

・これは嘘であることは化学学会が認めている。
・化学学会だけが知る選考規準では、化学グランプリに参加していなくても良い。支部の推薦さえあればいいのだ。
・しかし女子マラソンなら{さいたま国際、大阪国際、名古屋ウィメンズ}な複数の選考レースがあるが、学生の化学の力量を図るのに、化学グランプリや国際化学オリンピック以外に用意されているのだろうか?
 支部が何を基準に推薦するのか全く分からない。
・またよく読んでもらえば気づくが、「化学グランプリ2017」に参加した高校2年生以下の生徒の中から選ぶと書いているが、決して成績上位から選ぶとは書いていない。
・下に挙げる80人枠を選ぶ2次選考基準と比べてみれば一目瞭然である。(2次選考は成績上位者とはっきり書いてある。)
・そしてこの2次選考の結果と国際化学オリンピック代表候補選出とは全く関係がないことは主催者である化学学会が明言している。(一般人には理解し難い事実であるが。)

【二次選考】

2016年8月19日(金)~20日(土) 名古屋大学東山キャンパス(愛知県)

二次選考選出基準

1)一次選考の受験者を対象に、全国の7ブロック(北海道、東北、関東、東海、近畿、中国四国、九州)の各ブロックから成績上位者を1名選出

2)上記を除いた成績上位者から定員(80名程度)に達するまで選出      【HPより抜粋】                                        

次に2015年、2016年の【HPに記載している選考基準らしきもの】を見ていただこう。

※国際化学オリンピック代表候補選出について

「化学グランプリ2015」に参加した中学3年生、高校1、2年生の中から20名程度が2016年の「第48回国際化学オリンピックロシア大会」代表候補に推薦されます。オリンピック代表候補には認定証と学習用参考書が贈呈されます

※国際化学オリンピック代表候補選出について

「化学グランプリ2016」に参加した中学3年生、高校1、2年生の中から20名程度が2017年の「第49回国際化学オリンピック・タイ大会」代表候補に推薦されます。オリンピック代表候補には認定証と学習用参考書が贈呈されます

2017年との違い分かりますか?2016年までは「中学3年生、高校1、2年生の中から」と書かれていたのだが、「高校2年生以下の生徒の中から」という文言に改訂されているのだ。
当然、私どもが提案していた実力があれば国際化学オリンピックの国際基準のように中学1年生でも代表候補に選考される可能性を含んだ改訂だと思った。

しかしながら、前回化学学会のメール回答で示したように中学3年生以上で何ら変更がない。
公開された公の文章では恰も実力のある学生は全て可能性があると開かれた化学学会をアピールしながら、実際は何ひとつ自分たちの考えを変えていない。
姑息な小手先だけでクレームを回避しようとする学会の姿が透けて見える。


 普通に考えれば、以下のような基準を公表すればいいと思うが、どうか?
 ①選考時期に、国際オリンピックに出ている高2以下の生徒は希望があればシード。(0~2人)
 ②シードを差し引いた20人までの枠を化学グランプリ1次と2次の合計順位で決める。
 ③空白支部は1支部につき1人枠を20人に加算する。(0~4人)
 ④ そうすると毎年20~24人選出される。
 

 化学グランプリ2次選考  80人枠国際オリンピック   代表候補  20人枠増減 
2013近畿7近畿70 
 関東11関東110 
高2以下東海1東海10 
大賞九州0九州11 
1人東北0東北11 
金賞中国・四国1中国・四国10 
4人北海道0北海道00 
 合計20合計222 
       
2014近畿6近畿60 
 関東9関東90 
高2以下東海2東海20 
大賞九州0九州11 
0人東北0東北11 
金賞中国・四国2中国・四国20 
3人北海道0北海道00 
 合計19合計212 
       
2015近畿9近畿8-1 
 関東5関東50 
高2以下東海4東海3-1 
大賞九州2九州31 
1人東北0東北11 
金賞中国・四国0中国・四国11 
7人北海道0北海道11 
 合計20合計222 
       
2016近畿9近畿6-3シ-ド+1 落選・辞退4人
 関東10関東5-5落選・辞退5人
高2以下東海1東海21シ-ド+1 
大賞九州3九州30 
1人東北0東北11 
金賞中国・四国2中国・四国20 
3人北海道1北海道1080人枠に入った中で
 合計26合計20-6落選・辞退9人
       
2017近畿8近畿124 
 関東3関東63 
高2以下東海0東海11 
大賞九州1九州10 
0人東北0東北11 
金賞中国・四国0中国・四国11 
0人北海道0北海道11 
 合計12合計2311 
       



 

1卸売87兆6,527
2電気機器83兆8,018
3自動車68兆1,730
4家電67兆3,005
5小売60兆8,688
6金融60兆5,125
7情報・通信45兆7,868
8専門商社41兆8,744
9通信32兆5,764
10総合商社29兆7,376
11自動車部品28兆9,979
12化学28兆5,217                                                                                     


 化学の世界規模は300兆円。化学が今後の日本の経済成長においても重要なことはいうまでもない。
 
 国際化学オリンピックの予選は日本では化学グランプリと呼び、4~5千人参加で行われている。結果がAO試験の参考資料として使用されてきたために、年10%程度で参加人数が増えている。しかしインドや中国の数十万人レベルの参加人数とは比べものにならない。

 日本の化学の維持するためにももっと裾野を拡げる活動を行わねばならない。しかしこの学会の閉鎖性にはうんざりする。
 表題に挙げた2次進出のボーダーにしても公開を拒否しているが、結局愚息のような進学校にいる生徒は2次通過した生徒からの情報によってボーダーを聞いて知っている。
 このような情報格差は本来あってはならず、周りや過去に決勝行った生徒がいない、先生も情報を知らない生徒は不利である。(試験は期末試験と重なっており、化学ばっかりという訳にはいかない学校の生徒がほとんどだと思う。ボーダーを知るということはどのレベルまで勉強すればいいのかという非常に重要な指標なのだ。)

 愚息は現在有利な方にいるのだろうが、私の信条としては息子の成長も当然だが、日本全体の理系の底上げを願っているので、ささいなことかも知れないが公開されていない情報として挙げておく。

 生物オリンピック予選などのHPを見ると、はっきりとした数値は挙げていないけれど、棒グラフと標準偏差の数値などが挙げられており、だいたいボーダーは読み取れる。

 化学グランプリだけが異常に情報公開に閉鎖的なのだ。
 

 今年の6月に国際化学オリンピックに行けるのは高校生だけだと書いた。主催している化学学会の理由は、中学生だと引率が面倒だから。
 そこで、① 国際化学オリンピックは、出場資格を前期中等教育を含む中等教育学校在籍者としており、つまり中学生に出場資格がないとはしていない。
 ② 国際化学オリンピックに限らず、国際物理オリンピック、国際生物オリンピック、国際情報オリンピック、国際数学オリンピックにおいても中学生に出場資格がないとはしていない。
 ③ 国際オリンピックに限らず、国内の物理チャレンジ、生物オリンピックなどでも国際大会選出の資格に上限を設けていても下限を設けていない。
 ④ 国際数学オリンピックでは海外では10歳の天才児が出場している。
 
 つまり、日本の化学グランプリだけが勝手に引率が面倒だということで下限を設けているのだ。そもそも4~5千人の中から1次試験で80人が選ばれ、2次試験では実技試験で20人に絞られ、さらに3次選考ではこの20人が合宿などを経て4人に絞られる。この過程で経験不足の中学生が選考されることはまずないだろうが、もし0.09%の頂点に勝ち残った中学生が引率に困るというようなことが想定できようか?
 おねしょをするというのか、夜泣きをするというのか。そもそも選考には一年を要し、中学1年や中学2年生の
子が予選を受けて国際大会に出るときには、中学2年、3年になっているのだ。

 上記質問に対する学会の回答が以下のとおりである。

「6月と9月末の化学グランプリ・オリンピック委員会幹事会にて中学生以下の国際大会派遣について検討を行いました。

検討結果としまして、国際大会へ派遣は従来と同じく高校生に限定することといたしました。

日本化学会としては中学校の場合、私立学校以外では地元の市町村の教育委員会が責任を持つことになると考えられ、これらの措置に関し、市町村等の教育委員会との調整と協力要請が不可欠であると考えています。


① 第一義的な責任は、主催者が負うものの、本人の責に帰するものに関しては主催者は免責されること
② 派遣等期間の学校行事に関し市町村の教育委員会の協力が得られること

ついては、上記条件が満たされれば中学生以下の派遣を行うことが可能かと考えてきましたが、文科省および科学技術振興機構に照会したところ、主催者の判断=責任で派遣するように、との回答がありました。

化学会として問題としている①および②は、法的な制約および行政的なことであり、当方では対応困難です。

監督並びに所掌官庁である文部科学並びに日本科学技術振興機構(JST)の判断と協力が不可欠と考えていますが、それが得られない回答だったため中学生以下の派遣については行わないことといたしました。」

 一応議題として取り上げたということは評価する。しかし面談したときに聞いた中学生の引率は面倒くさいという回答から一歩も出ていない。こちらが前述の①~④で示した事実に対する反論もなく、ただ高校生には負う責任を中学生には負いたくない、責任の範囲を広げたくないと言っているだけ。
 そこには出来る学生を伸ばそうとか裾野を拡げようとかの発想は一切ない。

 文部科学省や日本科学技術振興機構の協力が得られないからと責任を押し付けているが、他の文部科学省や日本科学技術振興機構が関わるオリンピック予選で中学生を除外していないこととの整合性は全くとれていない。
 

 ① 第一義的な責任は、主催者が負うものの、本人の責に帰するものに関しては主催者は免責されること






 
 これも具体的に高校生と中学生とがどのように違う行動を起こすことを想定しているのか全く分からない。
 本人の責任で起こした不始末は高校生であれ中学生であれ親が責任取るのが常識でしょう。ホテルで水浸しなどは親が海外旅行損害賠償責任保険を掛けているだろうし、海外の寺院で落書きなんて決勝に残ったお子さんはするわけはない。レイプ、殺人は問題外。化学実験での暴発事故?(決勝に残った子供の力量は化学に関しては同じでしょうよ。違うなら選考で落とされている。)
 
 ルールは主催者が勝手に作る権利があり嫌なら参加しなければいいという考えもある。しかし化学グランプリは、国際化学オリンピックの下部組織で、国際化学オリンピックとは違うルールにするなら、その根拠を具体的かつ明確に示す必要がある。中学生は面倒を起こすという思い込みが根拠足りえるのか。

 裾野を拡げるとか科学的な視点を養うとか国際社会で通用する技術者を育てるとかお題目で、「知」というものを軽んじているようにしか思えない。むしろ日本の中学生は幼稚で始末におえないと馬鹿にしているのだ。(一方で卓球の張本君とか将棋の藤井君などの中学生が一人で電車や飛行機に乗って活躍している事実については無視しているのである。)

 ちなみに愚息が決勝に行けないから文句言っているのではない。愚息など該当すらしない。しかし将棋界の藤井君のように早熟の天才の壁が知の壁ではなく、責任のなすりつけ合いという壁であってはならないと思うからだ。
 また天才でなくとも、ひょっとして国際大会に出れるかもと精進することは無駄ではない。国際大会に出れるかもというだけで愚息は単純なので頑張る。(出れないと分かっていた今年は適当に流したと本人は言っている。)子供の勉強動機なんて将来どうとかじゃなく、目先の目標だ。化学学会の人間は他に色々やるべきことがある中で、高校生に与えられている報酬が中学生である自分にはない大会用の化学の勉強をする動機を維持するのが如何に困難か分かっていない。(化学が好きといっても試験が好きなわけではない。実験や実験器具や薬品が好きなのだ。仕組みなど調べるのも苦痛にはならない。)
 
 IMG_0785 上位10%以内でもらえる支部長賞。愚息はあと2点で上位5%以内でもらえる奨励賞を取り逃がした。
 こういった賞をもらえることもHPや大会パンフレットに記載していないから知らなかった。愚息はこういう賞状やトロフィーを集めるのが好きなので、奨励賞もらえるならもうちょっと頑張ったのにと悔しがった。なぜ学会は積極的に賞状をもらえることを告知しないのか?



 話が変わって、今年の化学グランプリの受賞者に違和感があった。大賞5名と金賞16名がすべて高校3年生なのだ。

 これは大学の入試改革によるAO入試導入により、化学グランプリの成績を利用する大学が増え、主催者側が、AO入試で確実に有利な大賞および金賞を受験期の3年生のみに付与した可能性がある。
(例えば2016年大賞高2→2名、金賞高1→1名、高2→2名、2015年大賞高2→1名、金賞高1→3名、高2→4名、2014年大賞高2→0名、金賞高2→3名、2013年大賞高2→1名、金賞高2→4名)

 今年は偶然だということにして、来年以降の動きは注視していく必要はある。もし来年も同じなら、興冷めだ。

 

(追記) 国際大会の候補選出に関して、最初80名が選出され、実技を経て20名が選ばれると思い込んでいた。
    しかし80名の中で翌年にオリンピックに行ける高校2年生以下の生徒は12名しかおらず、今回候補として選出された
    23名中11人はどっから持ってきたのか疑問に思った。
    HPには、下のように書いてある。

※国際化学オリンピック代表候補選出について

「化学グランプリ2017」に参加した高校2年生以下の生徒の中から20名程度が2018年の「第50回国際化学オリンピック チェコ・スロバキア大会」代表候補に推薦されます。オリンピック代表候補には認定証と学習用参考書が贈呈されます。

これを読めば、2次選考に進まなくてもよく(実技関係なく)、1次試験の成績だけで選考されると理解される。
ところが事態はそう単純ではないようだ。その顛末は次回に書く。

 寺脇研(ラサール中・高 東大法)ゆとり教育 → 前川喜平(麻布中・高 東大法)制度改革。
 両者とも従来の受験制度を歩んできたくせに、上の立場になって後輩たちにまったく違う国際的に成功するかどうか保証されていない茨の道を歩かせようとしている。(欧米と同じ教育で英語を母国語としない国が同じ土俵で戦って国際競争力を持つのか?我々の大切な子供を使って、官僚が実験をしようとしている。)
 
 制度改革では、従来の①「知識、技能」に加えて。②「思考力、判断力、表現力」さらに ③「主体性、多様性、協働性」を評価の対象にするという。

 ①の知識、技能は中・高 ②の一部は高校 そして②の一部と③の一部は大学、③の一部は社会に出てから成熟する。これが日本の従来のやり方で、かなり練られた制度と思う。国際的にそんなに恥ずべき制度だとは全く思わない。

 実際、私は高校までは口ベタで自己主張をする方ではなかったが、大学では講師や教授相手に授業で論争したし、会社に入って先輩の過去にファイルされた資料などを参考にプレゼンテーションに磨きを掛けた。

 基礎をしっかり学ぶ高校時代に政治家を目指しディベートが好きな者なら兎も角も先生の授業にそれは違うと自己主張をする必要があるのか?もっと基礎を深く教えてくださいとお願いするのが生徒ではないのか。
 私の甥がアメリカの大学で書いたプレゼンテーション資料を読んだが、2分ぐらいで斜め読みできる程度の中身だった。
 高校程度で主体性やら協働性やら中途半端なことを強調する教育を施すと、底の浅い内容を声高に主張する人間が優秀だと勘違いすることになる。


 7月20日号の週刊新潮で精神科医で教育評論家の和田秀樹氏の書いていることをいくつか紹介する。

 ・中央教育審議会では知識量のみを問う「従来型の学力」は明確に否定され、ゆとり教育の旗印でもあった「生きる力」を身につけさせると説かれている。
 ・文科省からの補助金の多寡が生命線を握る。文科省に逆らえない。国立大学の入試はいずれも事実上のAO入試になるだろう。

 ・諸外国は日本を見習い基礎学力を高める方針を採っている。覚えた知識を疑ったり応用したりする教育は基礎学力を身につけたのちに大学以降で行う。それが諸外国の基本的なトレンドなのだ。
 ・世界的に評価の高い初等中等教育の先生方が先程の中央教育審議会に呼ばれることがなく、諸外国が真似たい参考にしたいと思われていない日本の大学の教員が審議会の中心になって制度改革が行われる。
 ・つまり改革すべきは大学入試ではなく、大学教育なのである。

 ・塾業界は、特殊な対策が必要なように入試を改めたかったのではないか。
 ・18歳の子供にとって小論文や面接はトレーニング次第。
 ・近年集団レイプなど医学部生による事件が頻発しているが、すべて面接がある大学で起こっている。

 ・ハーバードでは教授はイエスマンをとりがちなので大学教授には面接させない。
 ・ところが日本の大学入試改革では、教授が面接するリスクが考えられていない。
 ・12年春の秋田大学医学部の入試で、起立性調節障害のために高校に通えず、自学で高卒認定試験に合格し、筆記で高得点を取った女子生徒を面接を0点にして落としている。(→許せない。教授の偏見のために医学部に入って障害者のために研究する道も断たれた。医学部は臨床だけのために存在するのではない。)
 ・秋田大学医学部ではそれまでのたった1年間で教授の懲戒処分1件、書類送検1件あった。そんな教授たちに落とされてしまったのだ。
 ・入試改革の結果、群馬大学医学部のようにミスは頻繁でも患者への説明だけはやたらうまい医師であふれる。

 ・今回の改革が招く大きな問題点が基礎学力の低下である。
 ・面接や小論文も必要だと簡単にいうが、時間のない受験生が面接や小論文の対策をしなければならなくなれば、その分ペーパー学力とトレードオフになってしまう。
 ・東大や開成ですら基礎学力が低下している。主な原因は英語のオーラルコミュニケーションなどに所謂四技能に時間が割かれているから。2次試験対策に十分な時間が割けない。
 ・この上に面接や小論文対策まで必要になる。

 ・面接や小論文は学力ではない。
 ・数学的思考能力は高いが国語力の低い子や面接に向かない子もいる。エジソンも坂本龍馬もADHDだったといわれるように、そういう子が世の中を作ることもある。
 ・一見、正論らしきことのために特殊な才能の芽が摘まれてしまうこともある。

 ・2020年入試以降の世代は、結果よりプロセス、中身より表現、一見積極的だが上司にどう見られるばかり気にするタイプと括られてしまう。

 ・入試に小論文や面接が課せられると、対策できる予備校もない地方の子は、模試の成績がよくても当てにならないから東大を受けにくくなる。
 ・小論文や面接は面接官によってばらつきがでないように客観的な指標が作られ、粗野だが面白いというタイプが通りにくくなる代わりにポイントを押さえた人が通過する。そのポイントが予備校に知らされ、予備校に行けば受かるが、行かなければ受からないという構図が出来上がる。それでいったい何の能力が磨かれるというのだ。


 ・今回の改革も「答えだけ合っているのはダメで、思考のプロセスを書かせる」というが思考のプロセスを絞る方が危険だ。

 ・本当は、「問題発見能力」こそが大事だ。

 よくまとまっているので(雑誌記事なので論理の飛躍があるが)、新潮のバックナンバーで確認してください。

 
 まあ、愚息の場合、今までのテストであれば学部さえ選らばなければ東大か京大には入学できただろう。(問題は難しくても全問解かないでもいいから。合格自体はそんなに難しくない。全国で6000番に入っていればいい。東大・京大だけが大学ではないが愚息は漠然と研究職に就きたいようなので、それならば予算の取れる大学を目指すのは合理的。)
 英語の話す聞くではものすごく時間を取られて、もっと学友と遊ばせたい、本を読ませたいと思っている親にとては極度のストレスだが、まあ勉強に関しては本人見ている限りなんとかしそうだ。

 ただ面接やら小論文には本人が全く興味を示さないし、たぶん受験期でもその姿勢は変わらないだろう。小論文でも論理的な思考を問うのであれば書けるだろうが、ボランティアなどの自己体験や自分がどうなりたいかなどのエッセイなどの課題であれば、まあ書かないだろう。

 もし英語で話す聞くも完璧で主体性も表現力も問題のない学生が東大に行き海外の大学に行かない理由は金銭以外にはなくなる。
 
 親として、子供がゆとりに続き忖度世代、プロセス馬鹿と呼ばれる羽目になる大学入試改悪を阻止するように和田氏のごとく活動するか日本の混乱に巻き込まれないように海外を目指させるか。

 こういうことを書いていいのかどうか。金の話をもう少しすると、ある上場企業の社長とフランクな話をしていた時子供を私学の医学部に入れるのに5000万円位(裏金ではなく表の金で)かかったという話をされたと、米国の医学部の教授と食事しているときに話したら、その教授が200万ドル(約2億円)あればお前の息子を米国の医学部に入れてやると言われた。半分冗談で半分現実的な話だ。

 そういう意味では、国公立の医学部は非常に平等だった。面接、小論文のような自分の手足にならないと面接点をゼロに出来てしまうシステムで走り出していいのか甚だ疑問だ。金銭のやり取りやコネの動きが透けて見える。(そもそも文科省は天下り=コネ社会のど真ん中でいる訳だ。普通改革するなら逆だろう。)

 

 愚息と同学年が芦田愛菜ちゃんで、2つ上の学年が藤井現四段(半年以内に七段になっているんじゃないかなあ。)。
 芦田さんの凄さは、勉強もでき、女優業もこなし、コニュニケーション能力も高いところ。人物評価が加えられたこれからの大学入試制度には最強の女子。(医学部を希望していると聞くが入れると思う。)
 藤井四段のIQは勿論高く140~160はあると思われ、勉強に時間を割けば、東大程度には簡単に合格できると思うが、暗記中心の大学入試なんて馬鹿らしいと思っている筈。
 
 このブログを読む方は「さだやす圭」という漫画家を知らないと思うが、超個性的な強気なキャラクターを描かせれば一流の作家で、「ああ 播磨灘」というのは負ければ即引退を公言した播磨灘という横綱が連勝に次ぐ連勝で日本国全体を揺るがすという痛快な物語で、「フォーシーム」という作品は舞台をアメリカに移し、1ドルの年棒から出発したクローザー(抑え)の逢坂投手が連続セーブする毎に年棒が倍になるという話で、現在三十何連勝負けなしで年棒が102兆円になっている。
 両方に共通するのが、負けなしの連勝という現象で、日本でも米国でも連勝することによる大衆の熱狂と興奮を描いている。
 所詮、他人の筈の勝ち負けにカタルシスを覚えるのは何故か。自分の息子は藤井四段にはなれないのに。

 現在、愚息は灘に通って3カ月になるが、灘中の横に流れる住吉川の河口で下のように釣りをしたり(既にこの3カ月で4回ほど釣りに出かけている。自転車で10分ぐらいの所で、下図のような釣り場がある。写真のように小さなカレイやハゼやセイゴなどが釣れる)、神戸三宮の山側にある宇治川に蛍を観に行ったりしている。(神戸はコンパクトに都会と自然を楽しめる。)
 他にも、関西は鉱山が多いので奈良や京都に鉱物採集に出掛けている。
 東京と違って田舎生活を満喫しているのはいいのだが、宿題は忘れずにやっている程度。
 クラブに2つ入って夕方6時まで下宿に帰って来ない。中学3年間は遊ばせるとは言ったものの。
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   (3歳の頃から釣りは大好きなのだが、これで食っていくのは難しいからなあ。)

 愚息に欠けているものは、他人に負けたくないという気迫だな。何でも7割。難度に関係なく大人の資格試験でも7割解けるのはある意味才能なのだが、これでは発信力に劣る愚息では芦田愛菜ちゃんには勝てないなあ。

 藤井四段のように一芸で飛び抜けて欲しい。学校なんていつ辞めてもいいとこの頃思い始めているのだが、肝心の息子がそれこそどうでもいいと思っているので仕方ない。

 
 ところで、勉強組が競い合う数学オリンピックや情報オリンピックなどがあるが、その内の化学オリンピックの決勝に年齢制限が設けられているのが最近分かった。
 物理オリンピックや生物オリンピックなど各科学オリンピックの日本代表枠には年齢制限がなく、実際海外では10歳で国際数学オリンピックに出場する天才少年がいるのだが、日本の化学オリンピックだけが中学3年生以上にしか国際大会の切符が与えられない。
 国際化学オリンピックで年齢制限があるのかとネットで読んでみたが、日本のような年齢制限はない。勿論、一次予選は年齢制限はなく、愚息も去年小学生で受けたが、4300人中の400番ぐらいだった。2次予選には80人だけが進めるのだが、その2次予選でいくら優秀な成績を収めても中学1年生や小学生では3次予選には進めないのだ。
 ここら辺が日本の学問における限界なのだ。将棋界や卓球界に天才少年少女が現れ、持て囃されても、勉強組は飛び級も出来ずに漢字ドリルや計算ドリルをやらされ、やらなかったり適当にやったら内申書がボロボロ。頭を押さえまくってくれる。
 決勝進めないと分かっていて本気で取り組めると思っているのか。
 (灘の宿題だが、代数や不等式の問題集を3日後に40ページ、50ページやってこいと言われるが、簡単なものは適当に間引いて良い。国語も漢検の問題集を与えられテストがあるが、難しいかなと思う漢字だけやっている。その点では息子にとって灘で良かった。灘の勉強はサクサク進んで反復も少ないので嫌いでないらしい。)
 
 化学オリンピックの主催者にヒヤリングした。どうして国際化学オリンピックでは年齢制限がなく、他国では低学年でも出場機会が与えられているのに、日本では中学3年生以上にするのかと。実験があるので危ないからなのかと。
 回答は・・・・・「低学年だと引率の問題があるから。」中学3年生で日本代表の4人に選考されても実際に国際オリンピックに出場するのは翌年の高校1年生の時。高校は海外に連れて行っても手間がかからないが、中学生では面倒を見れないという懸念。
 国際ロボット大会でも、日本の小学生が活躍しているし、国際の舞台で中学2年生や3年生が面倒を起こすという仮定が論理的でない。
 現実問題としてなかなか小学生や中1では3次予選まで突破するのは難しいとは思うが、仕組みとして飛び抜けた才能を抑えにかかるこの体質は気に食わない。
 そもそも化学オリンピックの予選の参加人数は日本は5千人程度だが、中国やインドでは何十万人という桁違いの数字。
 文科省が本気で国際競争力を持った人材を育てる気がないのは数字が示している。そもそも育てるカリキュラムもないので、去年などは化学を選択したことのない私がネットで検索してなんとか子供を教えたレベル。
 今年は灘の高学年が後輩に放課後教えてくれているが、まあどうかな。


 話がまた飛ぶが、受験における英語教育の偏重はどうにかならないものか。愚息は宿題を適当にやって後は釣りや鉱物採集などブラブラしている以外の勉強は、英語に当てている。
 私の時は英語は読み書きさえできれば受験に支障がなかったので、英語にそんなに時間は取られた記憶がない。むしろ数学や他の好きな科目の勉強や読書に時間を割いた。
 聞く話すは掛けた時間に比例するので、英語なぞ糞食らえと思っていても、やらさざるを得ない。読み書きは比較的要領よくこなす息子だが、聞く話すはDVDやネットでの見聞きが中心になるので2、3時間平気でかかる。
 この時間をプログラミングや化学、生物、物理など興味のある分野の勉強や読書に割ければどれだけ有意義かと。


 

 
試験が終わってそれまでどこに行くにもつけていたマスクをつけずに電車などに乗っていたら、見事に風邪を引いた。(なんと単純な我が身体。)今日で寝込んで4日目。やっと平常体温に近づいてきた。明日、灘の説明会なので前乗りしようと思っていたが、まだ菌をばらまいて他人に迷惑を掛けるかもしれないので、明日の朝、新幹線で行くことにした。
 この風邪のおかげで2月18日の数検準1級は絶望的だ。この手の問題は自習させようがない。
 子供というのは思った以上に難解な問題も理解できるが、それは子供の理解レベルをよく熟知した上で導いた場合であって、それができるのは親か余程熟練した家庭教師ぐらい。
 せっかく本人もガウス平面をどんどん理解して、俺すごく賢くなってない?と喜んでいたのに開店休業だ。


 子役で名を馳せた芦田愛菜さんが桜蔭、女子学院、豊島岡などの中学校に5年生の夏頃から1日12時間勉強し合格したという。

 福くんとか愛菜さんは愚息と同級生なので、いつも「彼らはしっかりしているのに何故お前はふにゃふにゃなんだ。」と叱責していたので、彼らを注目していた。

 愚息らが受験した年度で、愛菜さんが偏差値70以上の中学に合格したのは象徴的だ。
愚息らの世代は2020年の入試制度改悪(愚息にとって)の影響をもろに受ける。

 その時要求されていくのは、学習能力に加えて人間力とか表現力とかコミュニケーション力とかの曖昧な何かだ。そういう意味では芦田さんこそが、これからの受験界でのエリート中のエリートではないか。
  制度改革というからには今の受験エリート層を入れ変えたいということを意味する(試験は変えても評価される人間が変わらなければ改革とは言わない。単なる改悪。)ので、灘や開成を出たからと言って東大や国立が安泰とは言えないということ。(筑駒や日比谷なんか新試験に強そう。ただ一言いうと、灘の底辺に流れる校是はバンカラと異端であり続けることなので、独自性という勝負なら結構負けないと思う。)

 その対角線上にいるのが、愚息のような勉強は得意だが、表現力に難のある連中だ。
 ただ私は、愚息が対角線上の存在として無骨で他者への説明やプレゼン力に欠けようとも、想像力・推理力・論理力などで勝負して評価を受ければいいと思っている。(親として言ってはならない一言として、本当に想像力があるのかは分からん。これはもうあって欲しいと祈るしかない。)


 愚息が5年生の頃、まだ受験モードには早いかとベルリッツの体験授業を受けて、気に入ればそのまま勉強させてもいいと思っていた。
 その時、愚息は英検4級に合格し3級の勉強をしていた時期だが、私は、彼への勉強法で所謂「読み書き聞く」から「書く」を排除した。だって英語の初級者にはRestaurantの綴りを正確に書けるより、Let's have a snack at the nearest restaurant. ぐらいは正確に発音でき同時に意味を理解する方が10倍意味がある。そもそも英語はフランス語やドイツ語やラテン語などの綴りが入り込んできているので、文字からその系統は想像できても、発音から系統を想像できない欠陥言語なのだ。

 ベルリッツの体験授業と言っても、結局クラス分けための簡単なテストをアジア系の英語講師が試すという形であった。
  apple とか orange とか講師が読み上げて書かす中で、ボウルと発音したので、愚息は
 「boul」と書いた。愚息にはスペルの間違いをうるさく直したことはないが、発音記号だけは結構教え込んでいる。アジア系講師が「bˈɔːl」ではなく「u」という発音を入れ込んで発音してしまったので、愚息は「bowl」という言葉が思い浮かばなかったので、発音のまま「boul」と書いたのだ。少々発音が悪くても playing catch ball with him のように文章になっていれば息子も意味も綴りも書けたかもしれない。答えは「ball」だったが、愚息は絶対発音が違うと言っていた。
 「竹製のはしをもつ」とい言えば発音が悪くても「箸」だし、「2020年に、はしをつくる」と言えば「橋」だ。何故単発の発音のテストをして熟語や一連のフレーズのテストをしないのか?子供の能力を初めから低く見ているので、幼稚園のようなテストをやってしまうのだ。
 それで結局、単語のスペルがいくつか間違っていたので、初級からやってもらうと、「ん?」と思ったが、初級の授業内容を聞くと、まさに中学校一年生の教材と一緒。
 「いや~。彼、結構リスニングが出来るし、小学校で学校のテストなどもないので気にせずどんどん会話してやって欲しいんですけど。」と言うと、そういうコースがないと。(それじゃあベルリッツに入れる意味がないじゃんと思った。)
 よくよく聞くと、ベルリッツの中学生コースの初級に2人いてそこのクラスになら入れるが、その上の上級クラス2つともに開講する人数が足らないと。(これって営業の問題で、そもそもコンテンツに魅力がないからでは?)

 前倒しで中学校の塾入れても書く作業や詰まらない単語の暗記から始めはやらされるから、絶対愚息が英語嫌いになると、結局、そんなに都合のよい頃合いの良い英語の塾がなかったので私が教えることにした。(まあほとんどNHKの基礎英語とか見せているが)

 息子には書く行為はさせていない。保育園でひらがなを書くことを強要するか?絵本を読むよね。本を読む。読んで、先生と話す。書くのは小学校に上がってから。
 同様に小学校では読む、話すだけ十分。ただし apple や orangeなどの下らん英単語を永遠とやったって意味がない。普通に物語読めばいい。 中学校になってからひらがなをならったように書けばいい。書くことなんて芦田世代の子供たちならやる気になればいつでも簡単に出来る。

 
 

 医者でもないので参考になるか分かりませんが、息子は小6で160㎝あります。
 小学2年生ぐらいから夜寝る時間は12時過ぎです。
 所謂、成長因子が出ると言われている10時~2時を逃しています。ただずっと背の高い方でした。睡眠時刻ではなく、時間が重要なのではないかと思って、責任は親である私が取ればいいとやってきました。

 つまり、夜9時からしかお子さんに関われないとすれば、子供に親が合わせるのではなく、子が親に合わせるしかないと思うのです。
 勉強に興が乗って腑に落ちるためには勉強時間は2時間半から3時間は必要になるかと思います。(毎日でなくて良いと思います。)

 愚息の場合は3年の時は進研ゼミの5年と6年を同時に一人で自習させていました。あの手の教材は丁寧なので一人で十分できると思います。(3年生とかの進研ゼミはやる必要ないですよね。)

 浜や希、SAPIX、日能研の3年生の算数の問題は流石に塾か親に習わずに自習するのは不可能でしょう。
 私の場合、塾を使いました。3年の算数だけなら月1万2千円ぐらいだったと思います。(単発で高度な算数をやってくれる塾を選べばいい。)付きっきりという表現はそのままだと誇張しすぎかも知れません。利用できて効果のあるものは何でも利用します。

 一通り何々算とかを覚えてくれると、4年生ぐらいだと浜学園などの算数のWEB授業は理解しだしてくれると思います。1時間半は勝手にやってくれます。
 但し、勝手にWEB立ち上げてあの棚に入っているあのファイルやっとけは流石に低学年では無理ですよね。愚息は今でも用意してないとやらない。出来るだけサボる。(だから外に放り出す。)

 横についている時も、分からない所や別のやり方だけを私は指導してやりました。(灘の過去問で振り子の衝突の問題で、赤本の解説が難解だったので、各塾の解説を取り寄せたら、全て「元に戻る」で誤魔化していたので、運動量保存やエネルギー保存などで数式を立てて説明してやったり、回路で電流が流れない線があって納得しない場合はキルヒホッフの法則で実際に計算してやったり、立体の切断の体積や面積で納得しない場合はベクトルで解いてやったり。愚息の場合、塾の解説を結構疑っているので、別のアプローチを示して結果が同じことを証明してやらねばならない。実際塾がよく間違っている。)

 息子が勝手にWEB授業を受講したり、模試の過去問をやっている1時間~1時間半は横で仕事をしたり、事務所に戻るので勉強しておくように言って出かけたりしました。

 3時間以上抜けて、その分量をさせるように用意していても、愚息がきちんとしていたことがない。(基本、勉強が嫌いな奴なんです。)
 しかしNHKの教育番組だけは3時間でも見てました。前にも書きましたが、NHKの「考えるからす」や「ガガクノミカタ」などは最強のコンテンツだと思います。
 

 まとめ) 我が家の方針

 ・ 自分が関われない時は、自習に向いている教材やWEBやNHKを活用する。
 ・ または自分で全てをやろうと思わないで塾もピンポイントで活用する。
 ・ 自分が関われる時間に子供を合わせて中途半端な時間で終わらず切りの良い処まで教えてしまう。


 (そもそも2~4年生の時は受験勉強と言うより休みの時は47都道府県全部を旅行したり、釣りや鉱物採集に出かけたり、囲碁将棋マージャンビリヤードなどの遊びを一通り教えたり、資格試験を取らせたりと一番多忙な日々だったような・・・・そして楽しかった。)
 
 
 (追記) 言ってはいけないことを言うと
① ・そもそも大抵の小学校で定めている8時15分の登校時間から8時40分の授業開始までの25分の時間は何なのか。
 ・これは文部省とか区の教育委員会で確認すると、義務教育課程のプログラムにない学校長の自由裁量で決められた時間なのです。
 ・従って、この時間に出ようが出まいが、学校の教科の評価に加えてはならないのです。
  学校が勝手に拘束しているだけですから。義務教育で定められた法的な時間でもない。
 ・ところが実際には8時30分に登校すると遅刻とされますし、先生のイメージが凄く悪くなります。本来、教科の成績につけてはならない評価も下がるかもしれない。
  要は、親が学校の成績表を気にするかどうか。成績表で先生に文句を言わなければいいだけです。

② 愚息の内申書はボロボロでしたが、そもそも開成は内申書がなく、灘は出席日数しか見ない。(成績の記入欄はあるが、全く見てない。)国公立ぐらいでしょ。統一尺度がない内申書を点数化しているのは。
 (灘中、高に進学した場合の成績表は授業態度や意欲など全く関係ない。中間、期末のテストの平均で10段階でつけられる。極めてシンプルなものだった。)
 
③ そもそも4年生までの成績はどの私立中学も国公立中学も願書の内申書に記入欄がない。
(大抵、5年から6年の2学期までの出席日数と成績)
 低学年こそが親が自由に勉強時間を管理できる期間なのでは。
 私が拘ったのは、8時間寝かせる、それだけです。
 

 愚息が灘に合格した先月、田舎から出てきて下宿して京大医学部を出て精神科医をやっている同級生に下宿生活はどうだったかメールで聞いた。
 小学校時代は結構母親べったりだったこともあり、中学1年、2年までがつらく、隣の音なども気になって下宿を3回替わったそうだ。中3以降は問題もなく慣れたそうだが、、あの時下宿しなけりゃ良かったなどとは思わないとのことだった。
 彼は私が愚息に付きっきりで勉強など教えていたのを知っていたので、私と息子とが離れる方が良いかもとメールでアドバイスをしてくれたのだが、それを妻に見せると、初めは私が灘に行かせると言っていたことに反対して東京の学校志向だったのに翻意して、むしろ積極的に下宿の手続きを進めて、後は4月分の下宿代を振込めば完了の状態になっている。

 下宿先は親も一泊1000円で宿泊でき、ご飯も出してくれる。(今の所、中学1年の時は1カ月に1回は顔を見に行って旨いものでも食わそうと思っている。その内、鬱陶しがって来るなと言われるだろうが。)

 東京に居る間は、私の管理下にあるので、次のことをやらせる。
 2月12日 灘中 保護者同伴入学説明会
 2月16日 駿台個別ゼミ (ガウス平面か三角関数の導関数について)
 2月18日 数学検定準1級試験(今回は時間もないので1次試験の突破だけ目指す)
 2月19日 東進本番レベル模試(去年受けて、私学レベルはA判定だった。今回は国立A判定を目指す。)
 2月26日 ロボット C言語 プログラム講座
 3月12日 駿台マーク模試(3年連続で受験。1万3000人ぐらいが受験して、4年生6000位、5年生1200位だった。今年は500位を目指す。)
 3月27日~30日 河合塾 4日連続集中講義
 4月8日  灘中入学式

 先週、電〇の同級生と2月12日に大阪行くから飲めへんかという話になって、子供が来年灘行く手続きするねんと話しを振った時に、彼の妹の息子が愚息の同級生になるらしく、某大手建設会社の同級生Aの息子も灘の中2ということで3人で飲むことになった。
 
 理由付けて関西に行くので、寂しくはないかな。

 昨年度は難しく合格最低点は329点だった。今年は算数、国語が易しく合格最低点は371点で42点もはね上がった。
 4科目で低めにみても290点は取ったと思ったが、現実は厳しいものであった。
 やはり息子が試験後に持った合ったかどうか分からないふわふわした感じというものが、彼の結果を暗示していたのであろう。灘や開成の試験後に感じた力強さがなかった。
 (ふわふわした感じの代表例が今年度の理科問2(2)消化、吸収、排出に関係する主な臓器を
  すべて選べ。
  ア心臓 イ腎臓 ウ肝臓 エ肺 オ胃 カ小腸 キ大腸
   正解はイ、ウ、エ、オ、カ、キ  で アの心臓以外すべて 

   心臓のネット上の説明では 細胞のすみずみに新鮮な酸素や栄養素を運び、さらに不要と
   なった炭酸ガスや老廃物を受け取って、からだの外に排出するとなっているし、肺や肝臓
   の線引きが本当に合っているのかとか、前から主張しているように言葉の境界の問題。
   どうとでも答えられる。この学校の独自のセンスに慣れるような訓練が間に合わなかっ
   た。というか灘の問題を解くには害になるのでやらせるつもりもなかったが。)

 灘や開成では最低合格点を50点以上上回る点数で合格し、筑駒でも内申点のビハインドを凌駕すると思われたが、比較的簡単だった算数で2問落としては他者を引き離す武器はなかった。 (290+76=366点ぐらいだったのかなあ?しかし愚息が難しいとも解答を書いてないとも言わない試験で結果が出ないことは今までなかったので、茫然としている。何故落ちたのか本人も分からないらしい。)

 筑駒を合格しても、灘に行くためのトロフィー代わりに考えていた不遜な態度も見抜かれていたかも知れない。
 社会も常識的な範囲で勉強していれば、算理でカバーできるわ程度の姿勢だったが、その算理で差がつかないのであれば勝ち目がない。
 そんなレベルや思いで合格させてくれるほど、簡単な学校ではないということであろう。

 まあ、第一志望校に行く事で彼の人生に変わりはないが、トップ3を合格して天狗になるより失敗を経験しておくことが、次のステップへの励みになる。

 灘で中学3年間遊ぶ気マンマンでいたが、ちょっとはやるかという気になったことは喜ばしい。

 開成は合格していた。合格最低点が去年より低いとは。愚息の力を見くびっていた。
 今日、ご飯食べながら、「お前、12月から1月にかけて急速に伸びたよな。」と問いかけたら、愚息が「11月の模試受けてる最中になんか分かったんや。」と返してきた。
 分かった瞬間を経験したのだ。貴重な経験だ。(夏休み過ぎてからスランプ気味だった。)

 今、愚息は2時間ほどトイレに入っている。私が一杯やって、風呂に入ってブログを書き出してもずっとだ。息子が籠っているトイレに筑駒の算数の速報を持って、自己採点させた。
 2問間違いだった。83~85点ぐらいか。うーん微妙。

 学校から出てきた時、愚息にどう?と問うと、「最後の④の(3)問いと違う所計算してしまった。試験が終わってすぐ気がついた。後は埋めたけど合ってるかどうか分からん。ふわふわした感じ。」
 実際に、自己採点すると後1ヶ所間違っていた。

 すべての教科がふわふわした感じで全て埋めたけど、合ってるかどうか分からないと言った。
 理科は物理で1か所間違ったとはっきり言ったが。

 愚息の評では、算数は難化(他の掲示板では簡単だったらしい。差がついてないな。)、国語は易化、理科、社会は例年並み。今年の社会は歴史が多かったので息子には運があったかも。

 灘は1日目で親子で合格を確信、開成も息子は算数の試験が終わって合格を確信したらしい。
 しかし筑駒は全くどうなのか?感触が分からないらしい。
 私もやはり例年の合格最低点だけではよく分からない。(データ不足。情報不足。)
 算理で170点、国社で120点で合格と踏んでいたのだが、本当にこれでいいのか?
 (息子には上記配分を目指すように言いながらも、実際は算理170点、国社100点でも合格だと計算していたのだが。これだと128位には入れないか?)

 算理170点だけはクリアした。しかし内申書で副教科音家体図4科目でオール2あるいは1つだけ3の愚息の成績がどのように点数化されるのか?(まあ皆さんも興味のある所とは思うが・・・・)

 息子は今までの資格試験含めて合格している時は合格してると言ってくれる。今回は言わない。うーん、ダメか?まあ、親子ともども今の心境はさっぱりとした気持ちだけれど。(息子に顔がにこやかになったと言われた。)

 一応、開成の合格証明書を添付。(来年受験されるお子さんの参考に。)
 灘は合格証書はなしで得点表と保護者説明会の時にいただく自治体提出用の証明書のみ。
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 明日の開成の入学手続きはしないので、報告しておきます。





 

 開成受けた時に大量の予備校の案内をもらった。灘でも配っていたが、やはり関西と関東ではこの辺りの質の違いを痛感した。

 英語を中心に春期講習の呼びかけは関西でも関東でも一緒だし、これから予備校みたいな学校でガシガシ扱かれるのだから、無料と言えども今慌てて行ったって可哀想だなあと思ってゴミ箱に捨てていた。

 しかし2つほど興味の引いたものがあった。1つ目は日能研の系列の河合塾が行う東大の推薦入試対策かと思われる講習で、「ファイマン経路積分から始める量子力学入門」とか「Processingによるプログラミング」とか「化学グランプリに挑戦~古代エジプトの顔料に挑む~」などで、こういうのを予備校で勉強できるのかと思うと、おお息子もいよいよ本当の学問の世界に入って行くのかと想像しワクワクする。
 1講座2万円と少々高いが、自信があるのだろうから、早速1つ申し込んだ。

 2つ目は、駿台の個別学習塾で、1回目は1080円、それ以降は3240円というので取り合えず、
「数学検定準1級及びそれに準ずる指導」と希望を書いて申し込んだ。
 理系の院生か大学生が指導してくれるのだが、数学検定準1級レベルを指導できる講師が直ぐに見つからないらしく、今返事待ち。(駿台は高校受験レベルを想定して作った制度かも知れないが。)

 息子には明日以降、算数はすべて捨てて、数学脳に切り替えるよう言いつけてある。
 (私が中学の時、いつまでも算数脳で問題を解くことに固執してしまったために、同級生に抜かれて追い付くのに苦労した経験から。後に算数脳が役に立つのは大学で小学生を教える家庭教師や塾講師したときと息子に少し教えることができたことぐらい。と言っても仕事でも概数計算では天秤法などは使えるが。)

  こういうことを言っているが、一応、息子との約束で中3までは目標(中1で数検準1級、中3で英検1級など)は与えても、そのアプローチ方法などには口を出してはいけないので、道をつけてやるのはこの3月までなのであるが・・・
 (開成や筑駒ではなく、灘に入れるのも親離れ、子離れを物理的に行う意味もある。)

 

 今、算数を解答速報でチェックした。満点だと喜んだのもつかの間。(満点のみ賞品【500円程度のレゴブロック】がかかっていた。)
 大問2の(4)の作図で一辺の数字を書き込むのを忘れていたことが発覚。満点逃す。(2)とか(3)で長さは完璧に把握していたのに、いつもの愚息炸裂だ。
 そこだけなので減点▼7~8点で算数は77~78点ぐらいか。
 算数は今年は簡単になり過ぎて拍子抜けか?特に大問1と大問3は開成にしてはどうした?という感じ。(息子は灘の一日目?と訝っていた。それだと問題数が少ない。)
 理科もほぼほぼ完璧で、社会はマイナーな問題はほとんど間違い48~50点。まあ社会はこんなもん。自己採点だが、算理社の3科目で200点近い(得点率85~88%)ので、まず合格しているだろう。
 合格最低点も210点台に復活したと思う。(算数の評価が割れているが・・・・)

 (追記) 速報の講評だと昨年より易化したと言っていて私もそう思って息子との差が出ないのではないかと思ったが、他の掲示板では意外と算数が難しかったと書かれていた。
  SAPIX や 早稲アカ の模試ではかなり高度な問題を反復させてきたが、基礎的な問題の応 用までは手が回らなかったということか。5年生の知識でも解けそうだけど、長文かつ初見なのでよく考えなければ解けない大問2のような問題傾向が2年連続で続いたことになる。
  こういう時は日能研などが強いかも知れない。(日能研の実態はよく知らないが。模試なんかみていると。)
  

 愚息は結局、社会は浜学園で6年生社会をWEB講座で学んだ(ご飯を食べる時にWEB授業を流し聞いて、その後に復習テストをやる)だけでそれ以外の学年では一切社会をやっていない。4年生、5年生の間は算数や理科をやる時間を取った方がいいのではないかと思ったからだ。そもそも社会のない灘が第一志望だったということもある。
 従って社会の参考書を初めから読んだことも解いたこともないので、息子の知識に穴があるのは感じる。
 
 しかし浜やSAPIXなどの塾の公開テストや首都圏模試、全国統一小学生テストなどで不都合を感じたこともない。むしろ社会が一番点数が高いことも多かった。(公開テストなどでは重要な基礎事項を出すので、どの塾も問題は同じことの繰り返しで新問や凝った問題は出ないので。)
 開成までの社会は模試の反復でなんとかなりそうだ。
 しかし筑駒の社会はどうにもならない。

 その原因が次のような問題から伺い知れる。

  (早稲アカ) 第3回そっくり模試 社会 大問①の2 社会保障制度に関連して正しくないものをすべて選べ。

   ア.すべての国民が健康保険と年金保険に加わることになっている。
   イ.健康保険の財源はすべて税金でまかなわれている。
   ウ.介護保険と年金保険はいずれも40歳以上の国民が保険料を支払う。
   エ.年金保険は年齢によって同一の金額が支給される。
   オ.社会保険制度は、憲法第25条の規定にもとづいて整備されている。

  (イ、ウ、エ)が正しくないのはすぐに分かる。問題は(ア)のすべての国民がという部分だ。
  12歳の息子も74歳のおばあちゃんも年金保険に加わらなければならないのか?
  実際に厚生労働省のHPを見れば、20歳以上60歳未満の国民が加入すべきと書かれている。ならば年齢制限が抜けている(ア)の文章は間違いではないのか。
  愚息は(イ、ウ、エ)を選んだ後、(ア)も間違いだと選んだ。

 果たして、早稲アカの答えは、(ア)は正しい。20歳になれば加入しなければならない。74歳のおばあちゃんもかっては加わっていた。そういう意味ではすべての国民が対象ということで(ア)は正しいということらしい。国民皆保険を聞いているので、年齢制限などの細かい文言には拘る必要がないというのが改めてヒヤリングした回答だ。

 ただそうであるなら、同じ第3回の筑駒の問題 ①の4 で労働に関連してのべた文として正しくないものを選べという問題で、
  ア.男女雇用機会均等法では、男女同一賃金の原則が定められている。
 
  上記問題が正しくない理由として、男女雇用機会均等法ではなく、労働基準法であるというのは細かすぎやしないか。(類題がZ会で出ていたが、労働基準法ではなく労働組合法という問題であった。)

 もう一度、前述の社会保障制度の問題に戻ると、正しくないものが3つと指定されていれば、
間違いの度合いが強いものから選択できる。
 しかし選択肢が無制限であれば、(ア)のように文言の解釈をどうするかで正誤の境界線が揺れ動く。
 複数回答は正確な知識や考え方を問うているというより、言葉の境界線を問うているような気がしてきている。構造上の欠陥?
 (浜学園の社会の問題で、「Aがバルティック艦隊を破り」の中のAに何が入るかという問題で
 浜の答えは東郷平八郎なのだが、息子は東郷個人でバルティック艦隊を破ったのではないから、連合艦隊か日本海軍でなければおかしいと言い出し、行間に流れる空気を読めと言う私と親子喧嘩。)
 愚息には愚息の理屈で境界線を引いているのだが、どうも塾の考えているものとズレているようだ。
 問題は筑駒とズレているかどうかだが、2、3年分の入試の過去問をやる限りでは6~7割出来でまあなんとかなるかと思うが、各塾の模試をやると4割出来になるので暗澹たる気持ちになる。
 
   
 
  

  

  

 まあ、そんなに大層なことはできないけど、愚息が合格できるかどうかで、後で皆さんが考えてみてくれればいいと思う。

 筑駒の内申書については、説明会で副教科を反映すると言っていたように、何らかの点数化をしているものと考えるのが普通。
 筑駒に提出する内申書のコピー(実際は青の用紙)は下のようになっている。
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 内申書の欄は「教科別で3点、2点、1点」でつけられているのは分かっているから、副教科を
音楽、図工、家庭科、体育の4科目だとすると1科目は25点だと割り振られていると考える。
 内申書の3が25点だとして、内申書の2点を3分の2の16~17点にした場合、(内申書1点は8点?だが多分筑駒受験者にはいないだろう)、点数は68点~100点までの32点も内申書で差がつくことになる。まあ、現実は得てして残酷なのでそうかもしれない。
 一方で、内申書3点は25点に対し、内申書2点は20点、内申書1は15点ではないかという見方もある。これだと点数は80~100点で点差は20点。
 早稲田アカも内申書の平均点を85点ぐらいに考えているが、多分こういう考えに近いと思う。
 
 平成25年度の最高点443点、平成28年度の最高点394点から100点を引くと343点と294点。
 4科目で得点率85.7%と73.5%。飛び抜けた子は筑駒でも灘でも開成でもいて、断トツの成績を収める。その子が算国理社4教科で得点率73.5%ということがあるのかなあ。
 副教科4科目オール3で100点と勝手に計算しているけど、それだと去年の最高点394点に納得感がない。特技や資格などの加算点20点前提でオール3では80点とかなのか知れないが、
それはそれで例年の最高点の高さに納得感がないし、特技や資格がないと100点満点がない前提というのも国立という性格上ないような気もする。
 説明会で特技や資格について一切触れられていないのも気になる。

 まあ、内申書の100点が普通にある前提で話を進めると、
 愚息の副教科の成績は下のようになる。(愚息に怒られそうだが)
よくできるできるがんばろう
  3点2点1点
音楽5年1学期13 
5年平均5年2学期 4 
2.1点5年3学期 4 
 小計111 
6年平均6年1学期13 
2.1点6年2学期 4 
小計170
  3点2点1点
図画5年1学期 4 
5年平均5年2学期4  
2.6点5年3学期31 
 小計75 
6年平均6年1学期31 
2.6点6年2学期22 
小計530
  3点2点1点
家庭科5年1学期1 3
5年平均5年2学期13 
2.1点5年3学期22 
 小計453
6年平均6年1学期121
2.4点6年2学期31 
小計431
  3点2点1点
体育5年1学期 3 
5年平均5年2学期21 
2.3点5年3学期13 
 小計370
6年平均6年1学期12 
2.3点6年2学期13 
小計250

   図工は都展や区展などへの出展もあり、得意なのだが平均2.6点と微妙な点数。四捨五入で
先生は3にしてくれたと思おう。
 家庭科も息子にとって理科みたいなものだから好きな科目なのだが、年配の女性の家庭科の先生の息子への評価がどうもパッとしない。男子に対するイメージが全般的に悪い。6年の2学期に評価は上がったが、時すでに遅しだ。評価は2だろう。
 音楽が2、体育が2はしょーがない。こんなものだ。
 とすると、息子の内申書の点数は25×1+17×3=76点 か 25×1+20×3=85点だ。
 (副教科は5年と6年と合わせて8か所の記入欄がある。これらを学年、教科差別なく点数化しようとすると、8と3の公倍数すなわち24の倍数でなければならない。つまり12点×8か所+4点【ゲタ又は加算点】=100点の可能性もある。この場合の愚息の評価は12点×2か所+8点×6か所=72点より72~76点。これが現実ならかなり残酷だ。まあ、嫌なら受けるな又は20点差ぐらい跳ね返せということだろう。)

 特技や資格などの加算点を検討する。
 筑波大学の入試の応募要項を見てみた。医学部のみ英語による加算があった。しかし英検1級のみ。準1級では加算はない。ここまで厳しいと数検も1級レベルでないとダメだろう。
 ちなみに兵庫県立大学では英検1級50点、準1級25点、2級10点、数検1級50点、準1級25点、2級10点が加算される。ただもともとの小論文の配点が公表されていないのでどれだけのインパクトがあるのか謎なのであるが。
 
 愚息の場合、漢検準1級、数検2級、国家資格3個を備考欄に書いて下さいと学校の先生に合格証のコピーを渡しておいたが、難易度1級レベルを要求されるとすれば全部点数にならないかも知れない。(英検3級やその他のしょぼいのは先生にも恥ずかしくて出せなかったが。化学オリンピックで今年小学生~高校3年生を含めて4300人中上位10%ぐらいには入ったがこれも小学校先生には言わなかった。80位までなら決勝行けて銅賞と言えたのだが。特技の欄が思った以上に小さく何でも書けるようにはなっていない。)
 図工の都展出展などは先生書いてくれてると思うが、多分点数にはならないが図工での25点固めにはなるかと。
 息子には趣味でやったのだから資格による加算はあまり期待するな、あったとしても全部で5点ぐらいじゃないのかとは言ってある。

 とすると息子の内申書の点数は76点~90点の間。
 易化していた平成25年の最低合格点は373点なので4教科の試験で297点以上を取らねばならない。難化していた平成28年の最低合格点は329点なので4教科で253点以上を取らねばならない。

 息子にとってどちらが有利かと言えば、大してよくない内申書の比率を下げるためには全体的に易化した方がよい。一方、社会・国語は平均並みか以下、算数・理科は平均以上なので難化傾向の方が合格すると思う。ところが去年が例年になく難化だったので今年は易化するだろう。

 そもそもSAPIXでも早稲アカでも愚息は290点台なんて取ったことがない。253点でさえとったことがない。210~240点が愚息のスコアだ。(模試は採点が辛く問題も40分で解けるレベルではないと言われているが。合格確率は60~80%と出ている。)
 比較的本番に近いと言われているジーニアスの模試で辛うじて300点行くか行かないかというレベル。
 灘は絶対合格する自信があったという愚息だが、筑駒に関してはどうすれば合格できるのかイメージができないらしい。(問題自体難しいという感じではないが思ったように点数に結びついていない。複数解答の怖さだ。)まあ内申書の段階で76点なのか90点なのか14点も差がある時点で計算がたたないが。

 仕方ないので私の独断で内申点を85点と決めて、難化傾向の場合最低244点、易化傾向の場合最低288点を取ればいいのだと息子にイメージさせている。
 過去問をいくつかやってみたが、算数で90点以上を取れたケースは国語は適当でもほぼ合格できるという結果になった。(そりゃそうだ。)

 問題は内申書76点で、算数が65点ぐらいだった場合だが、まあこの時は落ちているから足掻かない。

 意外とアクセスが多いのがサピックスの組み換えテストの記事なので、愚息と同世代というより下のお子さんの親御さんが見ているようなので、いくつか参考になるかもと思う事を書き留めておこう。

 私の子供の時もそうだったが、勉強から逃げ出す時によくトイレに籠って本を読んだ。
 息子も同じく何かとトイレにと閉じこもる。希学園や浜学園などではトイレに閉じ籠るな、本など置くなと指導しているが、6年の受験期ならそうかもしれないが、5年生まではどこかで本を読まねばならないし、植物や動物の図鑑などもじっくり見た方がいい。
 我が家ではトイレが息子の読書スペースで、小さな本棚が置いてある。その本棚の本は私が読ませたい本や辞書などを適宜入れ替えておく。漫画で読む名著シリーズなどや天声人語なども置いた。天声人語など始めは読まなかったが、読むものがなくなったのかいつの間にか読んでいた。(受験が終われば「ガープの世界」を置くつもり。長編なので2時間籠るかも。)

 気になるのはトイレの照明だが、
ジェフコムのEFD85-SD(http://pdf.e-connect.ne.jp/etc/C-042.pdf)
に入れ替えた。4800ルーメンと通常の6倍~8倍の明るさで、我が家ではトイレの照明が家の中で一番明るい。まずはこの照明がお勧め。

 次に、5年頃から志望校別の模試を次々と受け出すが、それをファイルしていくのだが、100均で10袋毎のファイルだと結構嵩んで棚のスペースがなくなる。
 そもそも模試は4科目、灘でも5科目なので解答や成績表を含めても10袋も要らない。
 そこで購入したのが、プラス クリアファイル A4 スリムタイプ 6P  FL-190CFだ。(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01C021HGG/ref=oh_aui_detailpage_o01_s00?ie=UTF8&th=1

 袋が6ピースで薄く、色も5種類あるので、灘、開成、筑駒、その他などで模試や塾で配られた資料を分類できる。
 表紙にマジックで塾名と模試のタイトルと実施時期を書いておく。
 この間の灘の試験も中身を確認せずバサッと20冊持ってホテルに行き勉強させた。
 今は筑駒色のファイルだけ勉強している。
 
 ここからがちょっと書くかどうか戸惑うところだが、まあいつも読んでいる方の参考になれば。

 うちはフリーで塾に行かないのが基本方針であるが、塾を利用しないという訳ではない。
 合宿も利用するし、気にいった講義があれば聞きに行かせる。 
 親が教えるには限界があるし、親の指導だけで灘や筑駒に合格させたと言っても子供側からは何の価値もない。
 (毎日塾に行かせなかったのは、浜や希や日能研の平常授業が計算や簡単な問題でスピードを競うテストで始まり、そういうテストだと愚息は下位になってしまって、本来得意な空間認識力や推論力が目立たず、やる気をなくしてしまうからとか既にビデオ等で理解してしまっている理科や社会を受講する時間がもったいないなど色々理由がある。
 まあそれらは差しおいても、要するに低学年の時の愚息に対する塾の評価はそんなに高くはなかったということだ。
 学校の先生にも単純な計算力や漢字能力でいえばクラスで5~6番目の生徒ですと言われてしまう始末。(公立の小学校で!)学校の先生からすればなんであの子が灘に合格するのかと思うかもしれない。
 ただ親としては息子の価値は計算が速かったり、正確に漢字を書くことではないという思いがあり、彼の能力(平地ではヨタヨタしか歩けないが平均台の上ではスタスタ歩けるイメージ)を最大限活かすために、試行錯誤でどこの塾の何を利用するかをアレンジするのは役目と割り切ってきたという訳だ。)
 
 そこで、愚息が利用してきた各塾の特典を紹介する。

  浜学園は公開テストや灘模試などで100位以内に入れば、ダイジェスト講義に参加しないかと誘われる。
 月3回に算数3時間、理科3時間、国語3時間を1科目3240円で教えてくれる。ただ最高レベル演習という通常授業のまとめなので、受講していない人は安くて価値があるが、既に平常授業で受けている人にはそんなに価値があるかどうか分からない。
 ただおまけの灘の試験用のテキストを毎回宿題として大量にくれて、これはそこそこ意味がある。WEBでも受講できる。
 浜学園に在籍している形にしておけば、「灘中予想問題」という過去に行った模試3回分を1冊にまとめた冊子を5~7冊手に入れることができる。これは灘を受験する上で欠かせないアイテム。

 希学園は公開模試や灘の模試で10位以内に入った者を対象に「灘中トップ合格養成講座」を勧められる。7月~12月まで算数6回、理科3回で1回1,080円と激安である。勿論WEBでも受講できる。
 この講義は完全オリジナルで平常授業ではやったことのない高レベルな内容の問題を解く。
 正直、浜学園の先程のダイジェスト講義の算数は息子には退屈だったようで途中でやめてしまったが、この講義はとても1,080円とは思えない内容で、受講する価値はある。
 しかし解答の数字が756と1023分の723(m)とかいくら灘と言え出てこない数字が出されたりして、息子には電卓使用でやらせた。(概念をきちんと覚える前に計算でへこまないように。)
 今回の灘の試験で希は前回より7人ほど合格者を減らしてしまったが、国語1日目の4字熟語の省略しり取り問題といい、狙い過ぎて難しく問題を作り指導過ぎてしまったのでないか。
 実際今年のように比較的簡単であれば希学園の生徒ではなく汎用的に数をこなしている他塾にアドバンテージがあったのかも。
 希はこのWEB講座以外では、新しくテキスト作ったと言っては適当に資料を送ってきてくれた。

 馬渕教室では「まぶち灘中WEB、灘中トライアル、東大寺WEB」を無料で受講した。これは公開テストで好成績を取るか、愚息のように正月に祖母の家に行った時、定期外でテストを受けさせてもらい、悪くなかったので、無料での受講の権利を得た。
 特に内容が良かったのが、東大寺WEBの算数と理科で、受験生が間違いがちな項目を端的によくまとめてあり、また反復させる問題の数が絶妙に良かった。塾行かずに穴だった部分が多いに補完された。後は10回以上の灘の模試の通信教育をやってもらった。これの何が良かったというと採点が送られてくる前に親がコピーを採点するので、親の採点力が鍛えられる。
 浜も希も馬渕も担当が1人つくのだが、浜は事務方であり質問がしづらい、希は花形講師だが忙しくてタイムラグがあって疎通が取りづらい。馬渕は講師だが、結構すぐに調べてくれて、こちらがした質問を灘にまで行って聞いてきてくれた。あまりに使い勝手がいいので、他社の模試の問題がおかしくないかなども調べてもらったりした。
 灘中学以外にも灘高校の過去問などの質問にも答えてもらい、兎に角疑問に思ったら馬渕に電話できたのは心強かった。
 灘に限らず、東大寺、西大和などの模試も無料でドカドカ送ってきてくれる。有り難い存在であった。

 早稲アカは開成模試で10位ぐらいの時にNNクラスを受講しないかとお誘いいただいたが、西日暮里まで行くのは時間の無駄なのでお断りした。その後、また開成模試で5位ぐらいに入ったので電話がかかってきた。一回体験に来ないかということで息子を連れて行ってみた。その時に直近のSAPIXの模試も持ってきて欲しいと。SAPIXの開成模試の算数で偏差値が78あったのと早稲アカの模試が一ケタ順位だったのが判定基準になったのかA特待という扱いになった。

 これは月2400円程度で週1回個別ゼミ2~3時間(日程も固定でなく適当に指定できる、しかも家の近所の早稲アカの教室に来てもらえる)とかNN特訓とか開成筑駒用の国語の授業も受けることができる。(受けてないが資料はもらった。)
模試などの試験も無料だ。(もともと無料が多いが。有料の試験でも。)
 個別ゼミは家庭教師のようなものなので、こちらが息子の苦手な分野をリクエストしておけば当日、その傾向の問題を複数用意して指導してくれる。勿論リクエストなくとも講師も息子が苦手だろうと思われる分野を指導してくれる。通常のマス授業と違って全く無駄がない。この授業から今年の灘の算数から1日目1問、2日目1問、合計2問出た。点数にすれば20点程度で、この点数がなくても合格はしていたが、この2問を短時間で処理することで他の問題を解けたことの意義は大きい。
 この2問は通常用意していた問題ではなく、おまけ問題として余った時間に出された問題でそういう意味では息子も運を自分で呼び込んだと言える。

 今、5年生はちょうど2~4月ぐらいの成績で色んな塾から声がかかってくると思うので、ちょっと無理目でも頑張らせたらいいと思う。最終的には6~9月でも声がかかってくるので利用できるものは利用してみたら良いと思う。
 実際、馬渕の灘のWEB講義や通信での模試受験をやり出したのが2月、浜学園の灘用のダイジェスト講座は6月、希学園の灘中トップ合格養成講座(WEB)は7月、早稲アカの個別ゼミは9月末から開始。6月~9月までは塾に行ったのが合計で2~3回、10月~12月までが6~7回。1月は1回(但し6時間授業)。
 数回しか会ってない先生がほとんどだけれど灘の試験会場で浜の国語の先生に会った時、子供があの先生には世話になったからなあと突然言い出した時には驚いた。息子にとって無駄な授業はなかったということだ。

 合格者の人数をどうカウントするかは塾側が判断すればいいのであって、受講者が考えることではないと思うことにした。

 ただ馬渕には東大寺WEBを受講しながら、東大寺を受けなかったのは悪いことをした。
 ということもあり、開成は受けずに筑駒に専念しようと思ったが、色々とあり(塾側には強制はされていないが)、開成も受験することにした。(正直、今の社会の仕上がり具合では筑駒も開成もどちらも合格するとは言い難い。)

 1月19日に行われた灘の入学手続きは合格者242人に対し205人が参加した。(私もその一人)

募集人数は180人なのでこの時点で25人は超過している。最終的に落ち着くのか?
私どもも決めかねている一人で、愚息はどうも洗脳が効きすぎたのか灘に行きたがっている。

平成27年の関東の受験人数は118人だったのに対し去年は151人、今年は171人と増加した。

合格者は平成27年の関東の人数は42人に対し去年57人、今年52人。242人から52人引いても190人であり定員の180人を超えているので、おかしいなと思っていたら、愛知県の合格者が去年9人から14人に増えていた。

  やはり過去のデータだと愛知県までの距離だと東海などの進学校に行くのだろうか。

 息子にとっての灘の魅力は中学3年までは宿題だけやっておけば塾に行く必要がないということ。実際理Ⅲ狙おうと思えば行くのかなあ程度。授業内容が塾みたいなものだから。
 筑駒の授業は楽しそうだけれど、大学入試向けの授業はなさそうなので学校が終わって鉄緑会のような塾に通わされると思い込んで愚息は行きたくない。(実際は筑駒生だって高校まで塾行ってないと思うけど。)

 確かに学校で勉強して塾に通ってと後6年続けるのは嫌だよなあ。(それでも息子には塾とかの負担はそんなにかけてないのだが・・・)開成の授業内容は灘と同じ塾のようだし開成も選択肢なのだが。
 勉強嫌いの愚息なので家で机に座って勉強したくない。でも6年間の授業はまじめに聞くだろう。授業だけで大学入試に挑めれば理想なのだが。
 
 でも自分の学生の時を振り返れば確かに授業は面白かったし、先生方がいなければどう勉強すればいいのかわからなかったし、身になる問題集もどしどしやらせてくれたが、今のこの時代、情報はそこまで偏らなくてもいいのかと。

 そうすると灘でも筑駒でも開成でも話の合う友達や刺激しあえる仲間を見つけることの方が重要なのかと。

 関西の実家に息子を連れて帰ったら4年に1度オリンピックイヤーに発行する灘の同窓会名簿が届いていて息子が俺もこれに載るのかと言い出した。
 そんなに行きたいのなら行かせてやるかな。

 でも灘しか行くとこなかったのではなく、筑駒も合格したけど灘にどうしても行くのだと親は言って欲しいんだなあ。

 という訳で、後2週間なんとか騙し騙しでも感覚が衰えないように勉強させようと「筑駒とれとれ祭り!」と題して
筑駒の過去問の模試の結果で中国製レゴブロック100均を賞品として出すことにした。

 普段なら国語は8割、算数理科社会は9割出来でないとゲットできない賞品をなんと全科目6割でいいという大盤振る舞いだ。商品を取れ取れ、点数採れ採れという企画だ。

 はじめは「祭りには参加しません。」と言っていた愚息だが、すでに4個ゲットされた。しかも初回から理科96点という高得点だ。我が息子ながら現金すぎるだろう。
 自分が用意したので複雑な気持ちだが、そんなに欲しいかね、100均のレゴ。


 
 

 

  点数を確認すると睡眠コントロールで失敗したと思った1日目の得点率が86.7%(280点満点中243点)だったため、実質1日目で合格は決まっていた。

 理科は思ったとおり物理化学の計算がほとんどなくなり生物の考えさせる問い形式(どちらかというと麻布などの東京形式)になったため、受験者平均は平成24年から28年度まで65点、68点、64点、68点、64点と続いてきたのが今年は72.5点と跳ね上がった。灘を受けようとする生徒ならこの手の知識は豊富だということだろう。
 来年は反動で難しくなるかも。愚息は生物分野以外を取り平均で10数点引き離した。

 算数1日目も平成24年度から28年度までの受験者平均は66点、45点、57点、41点、42点と難しく、この傾向に合わせて各塾の模試も時間内で解けきれないほど難しく作成されていたが、今年の受験者平均は49点と大幅に伸びた。(息子が感じた通り易化していた。)
 愚息はこの難しく作られた浜学園、希、馬淵などの模試を片っ端からやることで本番で40点近く引き離すことができた。

 1日目の国語は例年では漢字パズルで東京組はいつも点を落としていたが、今回はなく、理科と合わせて考えると、どちらかというと関西で集中的に特訓をして点数を稼ぐ生徒よりも東京で特別な訓練をしていなくても優秀な生徒を幅広く取ろうとした傾向にあったのではないかと思う。(最低合格点数は平成24年度から28年度まで362点、304点、315点、312点、296点だったのが今年は321点だった。来年は修正して難しくしてくるかあるいは傾向を灘独特の問題ではなく一般的に近づけるのであればボーダーが上がってくるか。後者であれば東京組がもっと受けに来る傾向になるかも。)

 愚息の2日目は空欄を作らずに埋めれば通るという安心感もあって平凡な成績だった。


 昨日は灘の試験が終わったばかりだというのにまだ緊張が持続したのか、筑駒の勉強も1回分したのだが、合格が分かったとたん、まったく気合が入らず、普段は80点程度は取れる筑駒の算数が40点と散々な結果に。

 親のどちらかが灘に付いてくると思っていたのが、下宿に入れようとして下宿の下見などしているのが分かってショックだったのもある。

 どちらにせよ、今は勉強もせず、100均おもちゃで遊んでいる。明日までは仕方ないにせよ、もう一度10日間筑駒合格まで走らせる方策を考えねばならない。

  ちなみに息子の受験番号は後ろの方で、しかも各桁の数字を合わせるとカブで言うところのブタでした。
 もし来年このような受験番号で受験される方があってもゲン担ぎのようなことは全く気にする必要がないことをお伝えしておく。
 

 

 算数1日目は去年より易化。(去年は難しすぎ)。2日目算数は例年並。息子の分析。1日目は満点取れなくて悔しいとのこと。程よい緊張状態だったのだろう。いつもの単純な計算ミスはなかったようだが、後5分ほしかったようだ。
 理科が息子の得意な電気回路や化学計算ではなく、生物の考える理科だったらしく、理科で合格者平均を10点以上引き離す予定だったのだが、微妙な結果に。最後の力学が全問正解だったのがせめての救い。どのお子さんも解けているのだろうか?

 13日の夜はホテルの空調のスウィッチを確認せず、暑くて親子で1時10分から2時半まで寝付けずに息子は汗びっしょりに。パンツからすべて着替えをさせて、頭を冷やしてなんとか寝かしつけた。
 起床7時50分。試験の集合時間8時45分。ぎりぎりだ。睡眠時間6時間程度。途中で目を完全に覚ましているから最悪だ!
 やっちまった。俺のミスだと1日目の試験時間中ずっと悔やんだが、息子は会場から出てくるなり、まあ出来たと。
 2日目は寝る前に暖房を切り、衝撃を与えると冷却するジェルと冷えピタを購入して、万全の態勢で臨んだ。
 
 息子曰く、パパは間違いばかり指摘するけど、俺結構難しいとこ解けたで、合格者平均は去年と同じじゃないのというが、まあそうであるのであれば通過できているのか???

 申込人数 H27年744人⇒H28年793人⇒H29年689人
 受験人数 H27年628人⇒H28年641人⇒H29年 ?人
 合格者   H27年128人⇒H28年127人⇒H29人 ?人

 筑駒の申込人数が13%減少した。最終の受験人数を見てみなければ分からないが、
日本で一番入りづらい学校とだけは言えるので、申し込んだ親としては素直に喜んでいる。

 ちなみに西大和は地方受験の人数が昨年の497人から445人に減ってしまったのだが、合格者を昨年の260名から191名に減らし、最低合格点も338点から345点に引き上げている。
 ブランド力の低下を恐れたのであろう。
 

 愚息の現在の状況であるが12月24日以降は灘の試験勉強しかやっておらず、灘の試験後は1月15日から筑駒1本に切り替えて勉強させる。
 場合によっては開成は受けないかもしれない。愚息が器用な方ではないので、開成を受ければどうしても国語は開成脳になってしまって、筑駒の国語が時間内に解けなくなってしまうらしい。 
 灘の合否状況や勉強の進捗具合、体調など総合的にみて判断しようと思っている。

 関西と比べて関東は選択肢も多く恵まれていると感謝している。
 
 国公立医学部合格率と東大理Ⅲの合格者数の日本一の灘、東大合格者数日本一の開成、東大合格率日本一の筑駒と各項目で日本一と呼べる学校を全て受験できるのであるから。
 愚息が合格するかどうかは別問題ではあるが・・・・


 平成29年度683人。

 平成24年616人3.4倍、平成25年638人3.54倍、平成26年693人3.85倍、平成27年612人3.4倍、平成28年656人3.6倍なので、今年度の倍率は3.8倍。
 西大和などの東京受験の人数が去年より1割ほど減っていたので、少子化で灘の受験生も少ないかもと期待していたのだが、上位志向が強くなっているのだろうか。
 関東の受験生も塾の奨励で増えたのかも知れない。

 関東勢で増加した分は返り討ちにしてくれるわと言いたいところだが、愚息にお前は返り討ちにされる方だなと言ったら、ガクッと大袈裟に崩れ落ちていた。
 
 実際、直近で受けた12月23日のジーニアスの筑駒模試、1月1日の希学園の灘模試の結果はまずまずの結果であるが(筑駒96人中10番程度、灘模試72人中10番程度)、受験人数規模や質を考えると安心は全くできない。
 順位より気にしているのが点数で、直近の試験はできるだけ難易度を本番に近づけて(若干易しくなって)いるので、本番での点数が予想できるのだが、最低合格点より30~40点は上を取れているので正直間に合ったかなと。大きなミスを2個程度なら許されるかどうか。

 4月、5月の時点ではここまで苦戦するとは思わなかった。様様な模試で1位を含む10位以内に入っていたので、中学、高校の勉強もさせていた。(私の経験上、中学受験の算数や理科だけを突き詰めて中学に入っても、数学や化学などは別物であり、どんなに中学入試で上位で入学しても結局一から勉強しなければ落ちこぼれてしまうからだ。)
 8月初旬までは英語のスピーキングの練習のためキャンプなどやらせていた。

 結局、夏休みを終わって、灘、開成、筑駒のそれぞれ過去問10年分をやる予定だったのだが、1つも出来ずに10月の模試ラッシュを迎えてしまい、SAPIXや早アカの開成や筑駒の模試などで30~70番などの成績を取ってしまうことになる。この頃の模試は本番より採点も厳しめで内容も難しいので、当然のごとく試験の点数は本番の合格最低点数には及んでいない。(合格最低点に届いてないのに合格確率60~80%というのもおかしな話であるが)
 夏休みを充実して勉強してきたライバルに引き離されあるいはどんどん抜かれていっている時期である。

 11月の時点ではスピードが足らず、試験時間内でやり残した問題はかなりあった。そういう意味では試験も体操競技と一緒なんだなとつくづく思う。12月230時間ひたすら過去問と模試をやり続けたら、灘の1日目15問60分も筑駒の40分の算数もある程度時間内に出来るようになった。
 まだ過去問も模試も全部終わってなくて、あと1週間でできるかどうか。
 問題を2周やらせようと思ったが、このままだと1周しかできない。これが、現在最大の後悔だ。

 ちなみに11月までに悩んでいた愚息の勉強時間だが、12月からはノートに勉強時間をつけていく方式を取った。予定など組んでも実行できないので、ひたすらやった時間を書いていく。ただそれだけ。
 
 例えば12月1日(木) 15時48分帰宅。おやつ食べ、学校の宿題。ご飯。トイレ3回。
 勉強開始 19時15分。20時20分までZ会灘算数2日目(65分)、トイレ休憩(30分)
 20時50分~22時3分Z会灘国語2日目(73分) トイレ休憩(17分) 22時20分~23時23分Z会灘理科(63分)。 12月1日の勉強時間合計 3時間21分。
  ノートをつけそれらをどんどん加算して合計時間をカレンダーに書き込んでいくと、愚息もゲーム性を感じて、1日に420分~630分程度をやるようになった。12月の合計は13,609分だ。
 愚息にとっては資格試験前以外にはこんなに勉強したことがない時間だ。妻は子供が可哀想だ可哀想だと言っているが、塾などに毎日通っている子らにとっては当たり前の話だ。
  
 後、息子の場合は報酬がいる。12月初めに1個150円~300円の食玩を20個ぐらい買ってきて、数学は8割、その他科目は9割の点数がとれた場合、ゲットでき、そのおもちゃで5~10分間遊ぶことができるというルールだ。(基本、勉強机に座るのが嫌なのだから仕方ない。)

 灘の場合平均6割5分できれば合格レベルなのだが、もうほとんどない。息子にとってのおもちゃの威力は凄まじい。
  


 

 

 希学園の灘模試や開成模試などは2年に1度に作成するので、翌年同じものを使用するケースがある。今年の夏の開成模試は去年と同じものなので受けなかった。
 希だけではない。駿台・浜学園の予想問題 徹底特訓講座の12月予想問題も去年と同じものの使いまわしだ。
 日能研の秋の開成模試も半分が去年と同じで、算数の問題の半分しか入れ替えてなかった。国語が丸々そのまま。当然成績は悪くなかったが参考にはならない。
 
 問題を作るというのは大変だ。公開模試程度ならそんなには悩まないが、超進学校の問題となると、今までにない切り口も編み出さねばならず大変だ。
  ただ社会などは時事が含まれているから作り直して欲しいのが親の本音だ。全国で何位とか世界で何位とかの問題は事実が変わっていると指摘したことが何度もある。

 その点、早稲アカはよくあんなに試験を次から次と新しい問題を出すなあと感心する。無料で大量に難関校の模試をやってもらったので本当に助かった。早稲アカの先生は相当に大変だ。競争原理が働いているのだろうか?

 しかし、次々と新問を作るのは素晴らしいが、問題や解答に荒さが目立つ。
 この間の灘の模試での、算数は最大の値という条件がなければ答えが連続的に複数あり、
結局答えが出ない。(言葉に敏感な愚息はこうなると引っかかってボロボロになる。)
 23日の筑駒の模試の理科でも、おもりと皿の記号が問題文の中でグチャグチャで、挙句ア~ウの記号で答えなければならない所をアルファベットで答えよ。とか。
 灘の模試の解答の訂正が送付されてきたが、その訂正も間違っていた。

 知識でなく、言葉で引っ掛ける問題もどうかと思う。
 例えば、セミの胸と腹に合計3対のあしが生えていた。という筑駒の模試の問題。
 当然、昆虫の脚は胸から3本と決まっているし、愚息も知っている。
 だから「腹に」と書いてあるからバツなのだが、ただ胸に3対、腹に0対だとして合計3対という理解だと〇になる。日本語として間違いではない。
 この手の問題が過去にある塾で出たらしく、その時は合計ということで〇だったらしい。(この情報はまだ確認できていない。なので息子が指摘した塾の名前は伏せます。暇な時に確認出来たら塾名は公表します。)

 この手の問い方次第でなんとでも正解が動く奇問は他にもある。(例えば手で「これ何?」と質問して「2!」と答えると「ブブッー Ⅴでした。」とか「残念指でした!」とか答えが逃げるゲーム。)

 息子がいつも悩むのが、十二指腸から消化酵素が分泌しているかどうか。
 十二指腸にあるファーター乳頭からすい臓で作られた消化酵素を分泌しているのだが、
 塾によっては、すい臓で作られているから十二指腸から分泌していないとしたり、
 いやファーター乳頭は十二指腸の器官だから分泌してるとなったり作成者の気分で正解が
 動く。(医者の友人に聞いたら、医者の試験ではこんな曖昧な問題は出ないらしい。)

 まあ、仕方ないので愚息には問題出題者が何を聞きたいか空気読めとは言っているが、
 これが息子にとってなかなか難しい。
 (胸部に3対というのは当たり前の知識なので、これが筑駒の模試で聞くということはどういうことなのか?とそこまで考えてしまうからだ。)

 灘中、筑駒中、開成中の受験料の払込日が開始した。灘、筑駒は郵便局、開成はみずほ銀から振込んだ。みずほ銀で行員さんの配慮で合格祈願鉛筆2本いただいた。

 私の受験の時で恐縮だが、母親たちは1番から40番まで塾生内で連番の受験番号で取るべく、始発から交代で並んだようだ。
 1番からというのはゲン担ぎ、連番は緊張しないように仲間内で固まろうということだが、今となっては気にしすぎだ。7番でも77番でも777番でも、444番でも関係ない。
  (何故このようなゲン担ぎが行われたか想像するのは簡単だ。40人の内30人が合格した状態が何年か続き、このような合格状態は連番のおかげだと神話化したという訳だ。)

 しかし愚息のマイペースにも困ったものだ。
 親としては学校ある日も、1日算数2時間、国語2時間、理科1時間ぐらいはやらせたくて、時間計って試験形式でやっているのに、20分後に進捗度合いを見て覗くと消しゴムでピラミッド作ったり、定規とクリップでロボット作ったりして遊んでいる。
 ここ数十日間は2時間半から3時間程度の勉強濃度しかしていない。
 灘の入試まで後40日しかないのに、我が子ながらおかしな奴だ。

 まあ、中学受験失敗しても地元の中学からまた灘高40人枠、筑駒高30人枠、開成高100人枠を目指せばいいかと思っている。

 

 大人になる過程で必要な社会常識を身につけさせる上で、試験という形で真剣に勉強させて問うということに異議はないのだが、社会の試験問題が子供に何を学ばせたいのか本質からズレて、ただの引っかけや重箱の底を突くだけの傾向がどうも気にいらない。

 Z会 開成の試験予想問題 12月分 社会 大問①の(12)

 労働基準法が規定していないものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
 ア.使用者は労働者を、1週間で40時間、1日で8時間をこえて労働させてはならない。
 イ. 使用者は暴行や脅迫などによって労働を強制してはならない。
 ウ. 使用者は女性であることを理由に、労働者の賃金を男性と差別してはならない。
 エ. 使用者は、労働者が労働組合に加入したことを理由に解雇してはならない。


 この正解は「エ」なのだが、理由は労働基準法ではなく、労働組合法に規定されているから。

 そりゃ、そうなんだが、問題として法律や規範の正しいことを教えるという精神が感じられないため、違和感が半端ない。(社労士の試験なら勝手に出せばいいが。)

 思想や信条で人を差別したり、解雇なんてしてはならないというリーガルマインドをたたき込むだけじゃ不満なんですかね。
 どこの条文に書いてあるか覚えなきゃいけないほど、子供たちの社会知識のレベルが上がって差がつかないのであれば、それは好ましいことだと思えないのかね。

 例えば同じ労働基準法を問うならば、(あんまりいい例題を思いつかなくて申し訳ないが)
 
 エ.使用者は労働者が職場に通うための交通費などの費用を支払わなければならない。

 などのような問題であれば、労働基準法どころかどの法律でも規定されていないから、法律で規定されていること、規定されていないことを学ぶ上で意味があると思う。(答えは勿論×)

 この手の問題は他にも

 エ.使用者は障碍を持つ労働者のために障碍者用トイレを設置しなければならない。

 これも日本の法律では努力目標で、罰せられることはない。このように日本の労働者がまだまだ法律で守られていないもの、障碍を持つ労働者がまだまだ守られていないものなどを考えさせる問題なら良いのだが・・・・・

 愚息の場合、関東での受験もあるので、社会をやらねばならないし、本人もニュースなども興味持って取り組んでいるが、正直中学受験の社会だけに関しては、細かいことに付き合ってられるかという思いが親にあって、大分おろそかになっている。
 (2016年度の聖光の社会で労働基準法の問題は出ているが至って普通の内容で、36協定の知識と国語力があれば解ける。)
 

 



 今日、愚息は志望校別模試を受けに行っている。今週は3つの志望校別模試と1つの中学生用の試験を受ける。(中学の試験なんかこの時期やらす親も馬鹿で、愚息も中学の勉強はする暇がないが。)
 これらを受けた後は12月23日のジーニアスが主催する筑駒模試まで何もない。今まで受けた模試を復習して1月以降の本番に臨む。
 大量に買い込んだり、単発の講習で手に入れた教材がほぼ手付かず状態だが、焦らずに5点上げるための効果があると思う地味な作業からやっていくしかない。

 サピックスの試験も塾外生が受験できるものは受け尽くして、愚息もこれで東京校に来る事もないなあと感慨深げにつぶやいていた。

 私もサピックスの志望校別の模試を受けさせることによって、筑駒や開成の受験時における留意点を改めて気付かされたので、それを書いておく。批判のためではない。

 9月22日 サピックス 筑駒オープン 理科 大問④の3の問い方と解答。
       「刺激臭のある試験管はどれですか。A~Dの記号で答えなさい。」答え「AとC」
    
      何が問題なの?と思われるかも知れない。しかし設問で「どれ?」と聞いて、2つの記
     号を解答させたことは過去15年間の筑駒の試験を調べた結果、たった1度しかない。
      ここに調べた全部のデータを書いても仕方ないので、出さないが、25年度と23年だけ
     抜粋すると、
    
   25年 理科 
    ①1.1つ選べ  2.すべて選べ(答え ア、ウ、エ)
    ②1.すべて選べ(ア、イ)  2.方法を
いろいろ考えた。ふさわしいものを選べ。(ア、エ)
   
 ③3.すべて選べ(イ、エ) 4.すべて選べ(ア、ウ)
    ⑤1.一番よく燃えるものはどれ。(
答え 
    ⑥ ①~⑦には何が入るかア~カから選べ。(答え 1つずつ、2つの解答なし)
    ⑦ 4.すべて選べ(イ、オ、キ)

   25年 社会
    ① 1.4つ選べ 2.2つ選べ 5.2つ選べ  6.1つ選べ
    ② 4.すべて選べ(ウ、エ、オ) 6.3つ選べ 8.すべて選べ(ア、エ、オ)
       10.すべて選べ(イ、ウ)  11.すべて選べ(ア、イ、ウ、オ)
    
   23年 理科
    ① 2.どれですか。(ア)

    ③ 1.どれですか。(オ) 2.どれですか。(イ) 4.どこですか。(ウ) 
    ⑤ 1.理由はどれですか。(ア)
      2. なぜですか。(イ)
    

   設問でどれですか。どこですか。と問うて答えが複数回答になったケースは社会、理科の2
  教科で先程も述べたように15年間で1問だけ。
   筑駒の試験は各教科40分で分量が多く、「1つ選べ」や「すべて選べ」と聞かれて、答えが
  なしというようなことや「どれですか、どこですか」と聞かれて答えを2つかもなと探すような時
  間は与えられていない。
   1つ選べは1つ。2つ選べは2つ。すべて選べは1つ以上。どれですか、どこですかは1つ。
  このようにいわば筑駒との信頼で割り切って解くしかなく、言葉の裏の意味を読んであらゆる 
  可能性を探るなど小学生の問題であってはならないと思う。
 
   愚息も答えはAとCが当て嵌まることは分かっていた。しかし「どれですか」と聞かれている 
  のでより刺激臭の強いものを選べと問うているものと脳内変換してバツを食らった。
   この問題は意外と正答率は高かったのだが、愚息曰く、「どれですか。と聞かれて2つ答え
  書くなんて皆勇気あるなあ。」 と。
   サピックスにわざとそういう問題も出ることを経験させているのかと質問した所、
  理科の講師は単純に問題作成上の間違いだったことを認めた。近年の筑駒の試験におい
  て、このような問い方はないであろうとのことであった。

   
 9月22日 サピックス 筑駒オープン 算数

  筑駒受験に関してはサピックスが大手なので、ある意味仕方ない部分があるが、私が筑駒 
 に直接質問したり、各塾に問い合わせた結果とは違う採点方法を用いている。
  算数に関しては、答えの解答欄だけでなく、式や解き方を書く欄が設けてあるのだが、灘の2
 日目、開成の算数の解答欄に比べて、スペースが小さいのだ。
  大問1つには小問が3つほど与えられているのだが、その3つの問題に対し1つのスペースし
 か与えられていない。
  従って愚息はいつも線を2つ引いて.3つのスペースを作って式を書きこむのだが、1つ1つ
 にどれだけ使用するかは考えて解いている訳ではないので、小問③になってくるとスペースが 
 足りなくなってくる。
  
  ここで解答欄をはみ出して新たに線で囲むか脇に書くか裏に書くか、問題用紙に書いて解答
 用紙にはやり方や式を書かないかを迫られる。
  中学、高校の期末テストなんかだと新たに枠を書いたりしたものだが、各塾へのヒヤリングし
 た結果から言うと、枠を加えることは灘、開成、筑駒もご法度らしい。解答用紙の裏に書きこん 
 でもダメ。
  灘の2日目は馬渕教室や浜学園、希学園にヒヤリングした結果だと、灘中の先生方は算
 数が数学と違って児童の頭の中を全て書き込むことを期待していないらしく、解答があっ
 ていればその問題は全て〇。解答が間違っている場合に、事前に想定した途中式の基準に
 従って部分点を加えるらしい。
 
  開成はサピックス、早稲アカ、希学園に聞いた所、どうも解答だけでなく、式ややり方を見て
 いる節があるのではないかということで、開成では児童の考えを書くに値する十分なスペース
 を与えているというのがその根拠らしい。

 筑駒に関してはサピックスは解答欄に式、やり方が記載していなければ減点で、愚息の場合、答えが4問正解だったのだが、式が途中までだという理由で合計19点の減点をくらった。おかげで本来20番ぐらいだったのが、順位が50番以下に下がってしまった。
 (では実際、本当に式ややり方をサピックスがチェックしているかと言えば、愚息が勘違いして1つずつズレて数字を書いたケースがあったのだが、結果として答えはあっていたので、減点されておらず、愚息曰く、結構いい加減との印象を持ったらしい。)

 これに対して早稲アカ側はサピックスの採点は過剰に保険をかけているだけで、実際には灘と同じように答えがあっていればその問題を減点することはなく、答えが間違っている場合に部分点を検討するための材料に過ぎないと回答している。根拠として解答欄に書きこむスペースがないとのこと。
 浜学園、希学園のような関西組の情報では最終式さえ書いていれば途中の式がなくても減点されないケースが確認されているとのこと。
 筑駒に直接電話かけたが、向こうの回答は、書いてある通りとしか言えないと、実際の解答用紙には「答えはすべて、解答用紙の定められたところに記入しなさい。」と書かれている。
 これだけ読めば、「答え」を解答用紙に書き込めばOKということになる。
 筑駒にこう質問した。解答用紙には「計算欄」と「答え欄」と2つあって、「答えはすべて、解答用紙の定められたところに記入しなさい。」としか書かれていない。つまり「計算欄」は定められたところに書くように指示されていないので、枠を加えてもいいのかと。
 筑駒側は横に書くスペースはないですか?と質問返し。こちらはないですねと答えると、ちょっと考えて問題に書いてある通りとしか回答できないですねと。
 こちらも負けじと、「しかし筑駒の試験は灘や開成のように論理だって考えを書くようなスペースは全くないですよ。」と言うと、「そうなんですか。その情報は今後の試験の在り方の参考にさせていただきます。」と。
 まあ、私の意見ごときでプライド高い筑駒の試験が変わることがないと思うが、もし急に変更になったら皆様申し訳ない。もし変更になったら一番ダメージを受けるのは、今の段階で方針を決め打ちしている愚息なので許して欲しい。

 11月3日 サピックス 開成オープン 国語
 
  開成にはカタカナを筆記させた有名な「あまぞん」問題というのがあり、「アマゾン」を「ママゾソ」「アアゾリ」と書く児童が続出。これらがトラウマになって、サピックスなどの大手は漢字の書き取りには教科書体以外はすべてバツとするようになった。
 
 今回の11月3日の模試では、再確認すべく、問6 ① 号 ② 口 という問題が出て、
愚息はまんまとサピックスの思惑に引っかかってしまった。というかサピックスでは不正解だが、
灘、開成、駒筑の本番では正解なのだが。
 愚息は①の「令」を明朝体で書いて、②の「閉」(門+オ)も同様に書いたのだが、これをサピックスでは「令」 「閉」 (門+才)でないと×にしたのだ。
 これには全く逆の面白い事例があって、平成28年3月10日の「参議院文教科学委員会」で赤池誠章議員が「小学校で「令」 成と習ったのに役所の書類に書いたら「令」に書き直せと言われたが「令」で問題ないですよね。」と質問し、当時の馳文部大臣が問題なしと回答しているのである。
 また平成28年2月29日の「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(国語分科会)において
○ 手書き文字と印刷文字の表し方には,習慣の違いがあり,一方だけが正しいのではない。
○ 字の細部に違いがあっても,その漢字の骨組みが同じであれば,誤っているとはみなされない。
 と確認されている。

 2年前に灘、開成には教科書体でなくても問題ない旨の解答を得ていた。
 今回、11月に改めて筑駒に確認した。
 「お子さんが普段から印刷物によって号令という字に触れられている現実はよく把握している。
 実は、中学に入学されたお子さんが授業で私が他の字体で書くと素早く先生間違っていると指 
 摘するケースがある。そんな経緯もあって漢字というものも一義的ではないということから教え
 ている。どんな字体でも良いわけではないが、お子さんがよく触れられている字体で書いたか
 らといって、今までの勉強が無駄になるような採点は私どもは致しません。」と。
  正直、今までの算数での型どおりの回答といい、入学願書を郵送でなく持参しろとか筑駒の
 上からの態度に良い印象を持っておらず、奇跡でどちらも合格したなら通わせるなら本音を語
 れる灘だなと思っていたが、この回答で筑駒ファンになってしまった。
 
  結局、どの上位進学校も教科書体に拘っておらず、明朝や楷書レベルは〇なのであるが、、サピックスの志望校模試では教科書体以外はバツにされるのである。
  例えば「改」という字は教科書体では「」でハネないのであるが、「己」という字は教科書体でハネるのである。こんな細かいことを覚えるより、熟語や慣用句自体をもっと覚えた方が良いのは明らかである。
 よく塾が言い訳するのは、灘や開成のような上位校のような方針が定まった学校ばかりではなく、塾としては中間層の学校を受験する生徒も預っている。従って、予防的に教科書体で統一するしかないのだと。
 確かに内部試験やサピックス独自の公開テストならサピックス独自の採点で良い。しかし志望校別の試験で、その志望校の方針を反映していない採点方法は意味があるのだろうか。
 (たかだか漢字と侮るなかれ。今回バツとされた4点で25位も違ってしまった。)

 もう私どもの子供の受験では間に合わないのでどうでもいいが、そろそろ塾業界の総意として中学校側に文部省の方針を改めて確認する時期に来ているのだと思う。
 子供の本来の学習意欲を削ぐクイズレベルの間違い探しは止めた方が良い。


 最後にサピックスの志望校模試で気にいっている機能を述べておく。ネットで登録しておけば試験結果が郵送以外にもネットで反映するのだが、志望校判定という機能で、もしこの問題が正解であれば何位になっていたかを知ることが出来る。
 だから、サピックスの採点が実際の志望校の採点方針と違っていても正解だと仮定すれば、大体 何位程度で合格率が何%か修正することができる。
 早稲アカや浜学園もやればいいのにと思う機能だ。(もう愚息には必要ないが。)


   

 前回、小学校で人口密度の単位を人と教えていると述べたが、5年と6年のドリルで人と答えさせている京都の教材会社の新学社に変更した方がいい旨、伝えた。これが2年前のことである。
 その時は、「ご報告有難うございました。検討したいと思います。」のような回答だったのだが、今年の夏もまだ同じように間違った記載を続けているので、電話をかけて問い質したら、担当者は教科書として採用されている「東京出版」「学校図書」「大日本図書」「教育出版」「日本文教出版」「教育出版」などの先生用の指導本で人口密度を人として扱っている個所をFAXで送ってきた。 

 担当者いわく、教材会社は教科書の指導本を見て問題を作成しているので、私達が間違っている訳でもわざと拘っている訳ではないのだと訴えてきた。
 確かに教科書会社が間違っているのなら、新学社自体を責めるのも酷な話だ。

 区の教育委員会にこのような事態を知っているのか問い質した。教育委員会は元教員らがいる筈なのであるが、当然問題を把握していなかった。
 なぜこのようなことが起こるかと言えば、教科書は「1㎢あたりの人数は?」というような問い方をして巧妙に単位問題を避けているのだ。だから教科書の記載自体は間違いない。
 しかし教科書には軽く「この地域の人口密度は?」というような演習問題が載ってある。この場合、答えが載っていない。先生が一緒に解いて答え合わせをするようになっている。この時の先生の指導本には「人口密度は183人」などと書かれている。
 
 文部省による検定は教科書しか対象にならない。先生の指導本は検定対象ではない。
 ましてや、その指導本を参考にしたドリルなどの教材も検定対象ではない。検定対象でない教材は教育委員会は全く預り知らぬという訳だ。

 この話を聞いて、教育現場が狂っていると思わない人はおかしい。多分、日本の検定作業は学校教育全般に厳密に行われて、それが現場でも反映していると思っているのではないか。
 現実は教科書以外には検定が行われていることないのだ。

 今年の7月末に区の教育委員会に是正していただきたいと文書を提出したのだが、10月になっても音沙汰がない。どうも邪魔くさかったらしい。挙句の果てに、進捗状況を尋ねるとお父さんはかなり知識をお持ちのようだから、教科書会社に直接言ってもらっていいですか?だと。
 いや、一般人の権限で教師用の指導本の訂正を教科書会社に是正させるのはどう考えても出来んでしょ。
   
 正直、この問題が私の愚息に影響を与えることはない。おそらくSAPIXや早稲アカ、浜学園などの塾に行っているお子さんにも関係ない話だろう。
 みんながそう考えてきたから、放置のままだ。
 しかし、「ヤフー知恵袋」を見てみるがいい。「人口密度の求め方が分かりません。どなたか教えて下さい。」と書かれている。学校で「人」と教わったのに、いつの間にか「人/1㎢」になっているし、本当は何なん?と思っている生徒もいるのだ。本来ならこんなことで躓くような生徒ではなかったかもしれない。
 いつの間にか大多数がストレスのない授業を志向するあまり基礎力を疎かにするようになっているようだ。自分の子は理解しているから、関係ないから放置でいいのか。そうは思わない。

 私の知り合いに小学3年生のお子さんを持つお母さんがいて、ある機会に以下の話をされた。
子供に「1つの袋の中にみかんが3個づつ入っています。5袋あります。みかんはいくつあるでしょう。」って問題の時に、
   3×5=15 は分かるけど、なんで単位が「個」なん?「袋」じゃあかんの?
   単位はどうやってつけんの?って聞かれたとのこと。
 おかあさんも実は算数は苦手で、式の前の単位と同じのをつければいいのよと適当に答えてしまった。(つまり式の前の数字3{個}の{個}と同じ 15{個}にする。)
 
  しかしそんな教え方だと、袋が5袋あります。1つの袋にみかん3個づつ入っています。」って問題になった場合、
  式を 5×3=15 になって 単位が15袋になってしまう。

 本当は 3個×5袋=15個 じゃないんだよね。(これだと単位は個・袋)
  本当の式は  3個/袋 × 5袋=15個 (袋/袋は相殺される)なのだ。
 だから 5袋 × 3個/袋=15個でも問題なく解ける。

 学校では、3×5=15に拘る。5×3=15はバツにする。(うちの子は6年にもなって×にされた。)
 何故か。前述のお子さんのように単位を15袋にする子が出てくるからだ。
 式の前の単位と同じ答えの単位を合わせようとするのだ。本末転倒だ。

 これも本当は、 3個× 5袋/1袋=3個×5倍=15個 なのだが、5袋/1袋=5倍の過程をきちんと教えてはいない。倍数法や比較法を使って物の数を割り出すという概念をきちっと教えきれていないのだ。
 現場では 3個に5袋かけてなどと教えてしまっている。3個に5倍をかけてと説明していない。
 1袋に対し、5袋あるから5倍になるよねと。
  
 先程の話に戻るが、小学校では「人/1㎢」のような単位表記を認めていないから、不都合が起こるが、それを教師が力技で捩じ伏せるのだが、結局躓いた子はおいてけぼりだ。

  学校では本来算数の基礎中の基礎である単位あたりの単元が少なく、しかもこの分野の演習問題も少ない。理解させづらい単元こそ避けずに何度でも演習を行うべきなのに、百ます計算のような電卓があれば事足りることなど下らないことさせているのだ。単位あたりの数とか割り算の基礎こそきちっとやらねばならぬことだ。
 

 一応、人口密度のドリル記載問題は愚息の学校の副校長が算数の専科らしく頑張って「光文書院」さんと交渉し、来年度以降「光文書院」さんのドリルだけが正しい表記に変更して、それを教材として使用していくようになった。
 文部省が動かないので、地道に裾野から変わっていくしかない。
 

 この場合の拾うというこは、「取り上げる」という意味である。

 ① 小学校6年の英語の授業参観日でのこと。
    参観は私一人だった。教師は外国人と担任の先生。
    まずは道を尋ねて教えるロープレから始まったので、なかなか良いじゃないのと思っていた
    ら、2人×3組の6分くらいで終わって、外国の特徴的な動物や名産品や名勝を英語で答えて
    いくというプログラムに変わった。

    オーストラリアというお題で、生徒はカンガルーとかコアラとか答えて、外国人教師が英
    語っぽい発音に直していくのだが、ある生徒が「カモノハシ」と答えた。
    勿論、英語でないので答えとしては間違いであるが、言いたいことはわかる。

    普通なら外国人教師が「カモノハシはね。PLATYPUSというんだよ。言ってごらん。」と言
    えば、生徒も皆真似して覚えるんだが。
    どこから連れて来たのか知らないけれど、そもそもこの外国人には動植物や文化に対す
    る素養がない。歴史に詳しい生徒が米国のお題でポーツマス条約や日米修好通商条約
    のハリスを言いだしたのだが、何のことか分からない。はあ?って感じでやられると生徒
    も不安になる。そもそもポーツマスが米国にあるのかさえ分かっていない。

    普通、カモノハシって出たら、キラーパスだよね。PLATYPUSのPUSってタコの英語名
    のオクトパスのパスと同じだから、どういう意味か分かる?足ってことだよ。(その前に英
    語のオクトは8を意味することは教えて置かねばならない。ちなみにセプト、セブンは7で、
    暦は旧暦と2カ月ズレているから、8+2=10で10月がオクトーバー、7+2=9で9月がセプ
    テンバー。だからタコって英語名で「8本足」ってこと。)
    それじゃあ、PLATYって何かな。その前にサッカーでフラット3とか地面をフラットにすると
    か聞いたことないかな。平らって意味だけど、それと同じでプラティも平べったいとか平
    べったい板とかいう意味なんだよ。
    つまりカモノハシって「平べったい足」って英語名なんだよ。
    
    またフラとかプラって英語で拡がるって意味だから、そこから根が土に拡がっていくとこ
    から植物のことをプラントって言うんだよ。廊下や床のことをフロアーっていうだろう?
    それも同じ語源なんだよ。

    どのみち小学校では英文法とか教える訳ではないのだから、派生して語源とか英単語に
    まつわる面白みとか教えりゃいいのに、永遠と「ハリス」「グラバー邸」「万里の長城」「ロー
    ストハム」とか知っている単語言い合い大会。低学年ならいいけど、6年生の英語の授業
    でこれは非道い。でも愚息に言わせりゃ教科書に載っているカリキュラムなんだって。

    英語しゃべれるだけの外国人より教師としての素養のある人間を雇用した方がいいん
    じゃないのかなあ。

② 学校で読書週間ということでロシアの本を読もうというチラシが配られた。
   ロシアの本を2冊読めば、景品がもらえますと。景品といっても葉っぱのしおりだが、
   子供も先生の言う事には真面目に従うから、過去にカラマーゾフの兄弟とか罪と罰とか
   読んだんで、ロシアと言えばドフトエフスキーっていうのも何かと思って、ロシアと言えば
   私にとっては「惑星ソラリス」とか「戦艦ポチョムキン」なので、子供にとって面白そうな
   ロシアSFはないかとネットで探して「ストルガツキイ兄弟」の「みにくい白鳥」というのを
   与えた。学校の休み時間で読ませるつもりだったのに、与えた途端、夜の10時から夜中の
   2時まで350ページ読まれてしまった。
   朝方の生活に戻そうと10時寝て6時半起床の生活をさせようと、10時に寝室に行かせたの
   に台なしだ。
   息子は面白かった、他にもストルガツキイ読みたいと宣うたが、灘中入試まで60日を
   切っている。とんでもない。入試前にSF小説を与えた俺も悪かった。SFは中毒になる。
 
   そんな経緯の中、息子はみんなにこの本の面白さを紹介したいと、紹介文を書いて小学校
   の図書館の司書さんところに持って行った。司書さんはどうしたか?
   「図書館に置いてある本じゃないから」と、息子の書いた紹介文を受け取らず、景品の葉っ
   ぱのしおりも与えなかった。
   学校の司書であって教師でないから教育というものを期待するのが馬鹿なんだろうが、
   頑張ってええ本読んだねと紹介文受け取って、葉っぱのしおりを渡すのが子供を育てるこ
   となのが分かっていない。(子供はしおりが欲しいのではない、他人に認めて欲しいだけ。)
   
   学校は一つ一つ子供の言動を拾ってやる余裕がないんだろう。
   それは分かったが、それならこの忙しい時期、回収もしない中途半端な指示を出さないで
   欲しいなあ。
   まだまだ子供にとっては先生の指示は絶対なんだから。


   
    






 勿論嘘である。人口密度の単位は「人/㎢」であることは間違いない。
 しかし小学校で使う教材ではさらっと「人」として教えている。
 

下のコピーは実際に使用されている子供の宿題であるが、「新学社」の教材の5年のみならず6年でも模範解答として「人」と教えている。

 


【新学社 5年2学期 計算の力だめし】
                                                                       

 
   
    
    
    
    
    
    

小学校では 密度「g/㎤」、速さ「m/s」などの「/」を用いる単位表記を教えていないので、人口密度の表記を「人」と教えているのは想像できるが、要は教えていない表記は嘘を教えて良いというのが現在の教育である。

 円周率を「3」と教えたような眼に付くものはなくなったが、未だに「ゆとり」は続いているのである。




【学校図書 教師用指導書】

 
   
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    



  実は愚息は9月初頭から勉強をボイコットしていた。というよりこちらが勉強を禁止していた。

  勉強というのは模試や過去問などの実戦もあれば、国語の辞書や社会や理科の用語を
  ひたすら覚える地味なものもある。しかも小学生の社会、理科は本質的というより雑学的
  なものも多い。
  それでもう勉強嫌だとゴネ出した。別に今に始まったことではなかったが、希や馬渕の合宿に行ってライバル達が必死になっているのを見て、しかも受験まで後130日程度しかないこの時期にそれを言うかと親の方がぶち切れた。

 かと言って可愛いわが子を叩きのめす訳もいかない。こちらも開き直ってこう切りだした。
 「別に親が頼んで勉強してくれと言ったことはない。地元の公立に行けばおそらく周りとは
話は合わん。カツアゲされたり万引きを強要されたりするかもしれん。
 お前の才能を親が潰してはいかんと思って、アメとムチでなんとか勉強させてきたが、
6年生になってどうしても勉強が嫌ならやる必要はない。阿保に出す受験料ももったいない。
 勉強もしないけど受験だけしたいと絶対に言うな。

 本来なら秋山真之のように三つ指ついて、どうぞお父さん勉強させて下さい。受験料を出して下さいと頭を下げて頼むのが筋だろうが!

 勉強しないのならしなくてもいいが、お前が自分で自分の人生を決めたのだということは忘れるな。後で何故殴ってでも勉強させてくれんかったのやとだけは絶対言うてくれるな。」
 
 ということで、その時から勉強しろとは一言もなし。漫画読もうが、DSやろうが好き勝手。
 愚息は塾には行かせてないので、1週間ほど学校の宿題だけやってご飯食べて寝るという
生活を過ごした。

 途中、母親と日本橋のSAPIXか西日暮里の早アカかに行くという話も勝手にしていたようだが、私がそんなものはまかりならん、宿題以外一切勉強する必要なしと捻り潰した。

 「お父さん、勉強させて下さい。」と頭を下げればよいだけだ。ところが愚息も意地っ張りで絶対そうは言わない。「パパが勉強させてくれへん。」と、のたうちまわっているだけだ。

 数日後、息子がこう切り出してきた。「この間、受けた模試(早稲アカの開成オープン)の結果が良かったら、勉強してもええか?」
 「そうやな。20番以内いや30番以内(ここが私の弱い所)に入っているということはお前なりに真面目に勉強してきたという証拠かもしれん。30番以内なら勉強再開してよし。」

 その約束後も愚息は少したりとも勉強しなかったのだが、まあどうせならこの機会にと「シンゴジラ」など観せに行った。

 今週末は結果待ちだったのだが、郵便ポストには何も入ってなかった。勉強を再開するならこの土日を遊ぶのは痛いし、受験しないなら息子連れて神宮に阪神戦を観に行きたい。

 それで早アカに電話して順位を聞いた。250人中10位以内には入っていたようだ。

 私も小学5年の時、母親と衝突し、1か月間家で一切勉強しなかったことがある。但し愚息と違って塾には通っていた。その時の塾の小テストが算数、理科、国語と計30回ぐらいあったのだが、不思議なことに23回ぐらい満点で総合1位をとったのだ。
 努力している時期と結果はずれる。ダラダラ努力しないことと意識的に休むことは集中力が違う。これらの経験は強烈に覚えている。(勿論、その後勉強してなかったツケで2か月ほどボロボロになったが。)

 愚息が勉強に嫌気が差したのも、5月までの模試では軒並み10位以内に入っていたのに夏休み中の模試で40番とか100番などになって結果が出なかったことも大きい。
 5月の時と8月の時とは絶対的な点数はそうは違わない。ライバル達が点数を伸ばして相対的な順位が下がってしまったのだ。

 勉強の継続にはそれなりの結果も必要。5月末の怪我で10日間ほどのブランクも響いたし、地道な作業を中心で点数を取りに行く効率的な勉強もさせなかったからかもしれない。

 後は、再度ゴネ出さないことを祈るばかりだ。
 息子も可愛いもので、今日も「勉強嫌やなあ。」とつい口走ってしまったのだが、咄嗟に「いや、嫌ってことはない。むしろ勉強したい。」と親に聞こえるように言い直していた。

 親が本気だと分かったらしい。

    9月3日早アカ開成プレ 9月3日馬渕 関西灘中入試実践
    9月4日馬渕 関西灘中入試実践
      
9月19日月祝サピ開成オープン 9月19日月祝灘猛特訓  
9月22日木祝サピ筑駒オープン 9月22日木祝浜 関東開成オープン 午後  
  9月25日灘中入試練習9月25日希 関西灘中入試実践
        
    10月9日馬渕 関西灘中トライアル
10月10日月祝四谷開成学校別判定 10月10日月祝サピ灘オープン10月10日馬渕 関西灘中トライアル
10月10日月祝日能研開成トライアル10月10日水祝早アカ開成プレ(午後受検10月10日浜 関西灘猛特訓
  10月10日月祝希 関東プレ入試  
      
  10月29日 早アカ開成中合否判定10月29馬渕 関西灘中トライアル
    10月30馬渕 関西灘中トライアル
11月3日木祝サピ開成オープン11月3日灘猛特訓  
      
11月13日サピ筑駒オープン    
  11月19日馬渕 関西灘中入試実践
  11月20日馬渕 関西灘中入試実践
11月23日水祝四谷筑駒学校別判定 11月23日水祝早アカ筑駒オープン11月23日四谷大塚灘 学校別判定 
  11月26日早アカ灘オープン  
      
  12月23日金祝ジーニアス筑駒模試12月23日馬渕 関西灘中トライアル
      
1月1日希東京プレ灘入試1月1日浜 関西灘プレ1日目  
1月2日希東京プレ入試1月2日浜 関西灘プレ2日目  
1月3日希東京希学園杯    
     実際に受験・受講 予定
     行きたいが未定
         通信で添削


 さて模試だが、関東では9月以降、開成模試を5回、筑駒模試を4回、灘模試を1回、残り
1回を開成か灘の模試を受けることが出来る。
 8月までは関西の灘などの模試が中心だったが一変する。
 9月22日のSAPIX 筑駒オープンは数少ない筑駒模試なので絶対外せない。この模試は日本橋で12時半に終わる。 同じ9月22日 浜学園がお茶の水2時から開成オープンを行う。
 無料なので開成希望者は受けて欲しい。愚息は前回Best3には入っていたが、関東の受験者が少ないので実際の相対順位が掴み難い。

 10月10日は模試が犇めきあう。早稲アカの開成プレは2時半からの受験ができるので、これを受けるとして、午前中にどこを受けるか?全く悩むところだ。
 去年の日能研の開成模試を子供にやらせてみたのだが、国語の解答が他の塾と比べて一番素晴らしかった。(具体的な話はいつかの機会にするとして。) 
 同日のサピックスの灘中模試。灘の模試はこれを外すと関東では受験する日が11月26日の早アカの灘オープンまでない。かと言ってサピの灘中模試のサンプル数は少ないので当てにはならない。(問題は決して悪くない。よく灘の特徴を掴んでいる。)
 四谷大塚の開成模試はお金だけ払って問題を手に入れる。(国語の解答がよくないので参考にするだけ。)


 
  (関東)
  8月3日~8月7日 早稲田アカデミー 学力別クラス編成 4泊5日 87,000~90,000円

  (関西)
  8月8日~8月10日  馬渕教室 灘中合格合宿 2泊3日 2万円
  8月11日~8月14日 希学園  灘コース 夏期合宿3泊4日 59,400円

  

 明日は英検と算数オリンピックを午前、午後に受験。
 算数オリンピックはトライアルのみ(決勝では出ない)、西暦年を使ったお遊びをやるので考えてみたが、結構切りがいいのでどんな問題でも出せそう。
 2016=28×72  28+72=100
 2016=36×56  1桁が全部6
 2016=42×48  差が6
 2016=9×14×16=奇数×偶数×偶数 和39
 2016=16×(125+1) 2000と16の分離
  2016×143=288288 (7×11×13=1001より)

 結局、予選ということもあって、勉強するかと火が点いたのは昨日あたりで過去問も3年分程度しか出来なかったが、多分5~6割できれば通過できるだろう。予選の点数も冊子に載るので点数が悪いとちょっと恥ずかしいが、今回は決勝で頑張るのを期待しよう。
 今日は早めに寝かせた。

 来週の6月19日(日)も関東圏は四谷大塚の開成模試と浜学園の灘模試のダブルヘッダー。
 四谷の開成模試は19日(日) 9時~12時40分。
 浜学園の灘模試は19日(日) 12時40分~18時。
 全て集合時間ではなくて、試験の開始、終了時間なので完全にダブっている。
 しかし両方ともお茶の水で行われて、会場の移動はワテラス⇒ソラシティ⇒聖橋と歩いて10分で出来る。

 最新の情報では、19日に行われる浜学園の灘模試は通常の申し込みであれば12時40分に行われるが、事前に四谷の開成模試を受けて灘の模試を受ける旨、浜学園に通知しておけば特別に13時から別室で受験することが出来る。どちらかの受験で諦めていた方、まだ間に合いますよ。

 但し、開成4科目、灘5科目受ける訳なので最後の灘2日目の算数はボロボロになると思うけれど。(愚息は、いつも無い脳ミソ振り絞ってウンウン発熱しながら問題に取り組むので9科目は100%持たない。)
 食事をどこで取らせるかも問題。眠気がないように食べさせすぎはいけないし、食べさせないと9時間持たないし。
 (この時期で重要なことは順位よりも、受験した後の間違い直しと割り切りましょう。)
  
 7月18日は早アカの開成模試を受けて、午後の解説講義を受けずに化学グランプリに移動。
 化学グランプリは入賞を目指していないので気は楽。試験時間も1時間程度。
 但し前の日は化学グランプリのため睡眠を削って臨む筈。

 今、問題だと思っているのは、9月22日(祝日)のSAPIXの筑駒オープンと浜学園の開成オープンの時間が午前でダブっていること。
 もし変更がなければ、数少ない筑駒の模試なので当然SAPIXを受けることになる。間違いなく関東の上位層はそうなるだろう。

 関西で浜学園の灘模試(母集団200~300)、SAPIX(母集団20~50)の灘模試だと浜学園の模試が勝つように。こればっかりは過去の実績がものを言う。
 今、浜学園に要望しているのは、開成オープンの開始時刻を午後にズラすか9月25日(日)に実施できないかと言うこと。浜学園にしても、筑駒を受けるような上位層がゴソッと抜けるような開成模試を実施してもデータ不足で意味がない。
 
 
(後日談) 2016年 算数オリンピックの西暦問題
  
  ABCD+ABC+BCD+AB+BC+CD+A+B+C+D=2016 と足し算で分解する問題でした。
  A×1111+B×222+C×33+D×4=2016 とまとめて、(答え)はA=1,B=3,C=7,D=2になります。

 来年の2017年は306番目の素数なので、足し算になると思っていましたが、今年にもってくるとは。まあどちらにせよ、お遊びで難しくはないですけど。

【原文】 
「あたしにちょうだい。」「あたしにちょうだい。」
 二人の子どもは両方からせがみました。
 あめ玉は一つしかないので、お母さんはこまってしまいました
 「いい子たちだから、待っておいで。向こうへ着いたら、買ってあげるからね。」と言っても、
 子どもたちは、「ちょうだいよう、ちょうだいよう。」とだだをこねました。
 いねむりをしてたはずのさむらいはぱっちり目を開けて、子どもたちがせがむのを見ていました。
 お母さんはおどろきましたいねむりをじゃまされたので、このおさむらいはおこっているのにちがいない、と思いました。
 「おとなしくしておいで。」とお母さんは子どもたちをなだめました。
 けれど、子どもたちは聞きませんでした。
 すると、さむらいがすらりと刀をぬいて、お母さんと子どもの前にやってきました。
 お母さんは真っ青になって子どもたちをかばいました。
 いねむりのじゃまをして子どもたちをさむらいが切ってしまうと思ったのです。
 「あめ玉を出せ。」とさむらいは言いました。
 お母さんは、おそるおそるあめ玉を差し出しました。
 さむらいはそれを舟のへりにのせ、刀でぱちんと二つにわりました。
 そして、「そうれ。」と二人の子どもに分けてやりました。
 それから、また元の所に帰って、こっくりねむり始めました。

【変更】
 「あたしにちょうだい。」「あたしにちょうだい。」
  あめ玉は一つしかないので、お母さんはこまってしまいました
 「いい子たちだから、待っておいで。向こうへ着いたら、買ってあげるからね。」と言っても、
 子どもたちは、「ちょうだいよう、ちょうだいよう。」とだだをこねました。
 いねむりをしてたはずのさむらいはぱっちり目を開けて、子どもたちがせがむのを見ていました。
 お母さんはおどろきました
 「おとなしくしておいで。」とお母さんは子どもたちをなだめました。
 けれど、子どもたちは聞きませんでした。
 すると、さむらいがすらりと刀をぬいて、お母さんと子どもの前にやってきました。
 お母さんは真っ青になって子どもたちをかばいました。
  「あめ玉を出せ。」とさむらいは言いました。
 お母さんは、おそるおそるあめ玉を差し出しました。
 さむらいはそれを舟のへりにのせ、刀でぱちんと二つにわりました。
 そして、「そうれ。」と二人の子どもに分けてやりました。
 それから、また元の所に帰って、こっくりねむり始めました。

 【変更】は僭越ながら私がバスっと削った文章。
 
 6年の初めに行われた学校のテストの問い。
 ① お母さんがこまってしまったのはなぜですか。
 ② お母さんがおどろいたのはなぜですか。
 ③ おどろいた後、お母さんは、さむらいのことをどう思いましたか。
 ④ さむらいがすらりと刀をぬいてやってきたとき、お母さんはどう思いましたか。
 
 分かりますか?要はくどいんです。全て答えが文章に書いてある。心の声がだだ漏れである。想像を働かせて書こうと思っても丁寧な文章が邪魔して抜き出し以外の答えしか書けない。私の変更文でも十分に答えは書けますよね。
 教師は採点が楽だろうけど、6年でこのレベルの国語をやられたら全く力が付かない。むしろ害悪だ。(新美南吉さんの文が害悪というよりむしろ面白い。出題の仕方が害悪。)
 公開テストなどの汎用テストを避けて感覚を鋭敏に保させようとしても、学校が後ろから鉄砲で撃ってくる。学校のテストは拒否できないし困ったものだ。
 




 北海道 置き去り事件を考えるに他人の車に石を投げる子供の行動に対し叱ること自体は間違っていない。(父親は体罰などが嫌で最悪の手を打ってしまったのだと思うが。)
 道徳の欠如や他人への迷惑行為を叱る行為は必要なものだと思うけれど、勉強しないと叱っている私の行為は何なのだと考えてしまう。

 親に飯食わせえてもらっている限りは勉強するのが学生の本分だとか道徳の1つに入れてしまえば分かりやすいが、学生時代、登校拒否児のカウンセラーなどの真似ごとをしていた経験から言うと、道徳とは人の財産や生命を脅かさないという原則からズレない方が悩んでいる子供には理解されやすい。
 
 ただ自分の子には、「勉強しないのだったら家出て勝手に生きろ。」ぐらいの心理的圧迫は日常的にかける。本当は道徳的観念でも何でもない理不尽なことを親が言っているのを子供が気付かないことを祈りながら。
 愚息は勉強は嫌いじゃない。やり出すと黙々とやっている。ただそれ以上に遊ぶのが大好きで、コップ1個、割り箸1本でも30分遊ぶ。所謂食玩と言われるもじバケるなどを与えれば1時間以上は遊んでいる。よく飽きんなあと感心するぐらいだ。

 DSなんかも元々、漢検や英検用に彼のお年玉で買うことを許したのだが、いつの間にかフリーソフトのRPGや落ちゲーをやるようになった。ただ電子ゲームは家でやることは禁止していて、電車や飛行機などの移動時間や病院での待ち時間などで遊ぶことになっている。
 5年生の終わりに1日中遊ばせて6年生は中止するとの取り決めをしたのだが、最近入院した時に許可すると、もう十分遊んだのでこれからは遊ばなくていいと言い出した。
 ゲームを禁止するというのも道徳的に合っているのかどうか自信がなかっただけに受験が終わるまでという親との約束をきっかけに本人が自主的に見切りをつけてくれたので助かった。
 
 漫画なども子供のうちにある程度読ませていないと右から読むのか左から読むのか分からないそうだ。それなりに遊んでいる子はゲームなんかも説明書も読まずサクサクと進めている。
 愚息なんかも教えもしないのにスクラッチなどでゲームを作っているし、旧世代の人間としてはなんでマニュアルも読まずに出来るのか不思議でしょうがないが、適度に遊ばせることが必要なんだと思い知ることがある。

 マニュアルを読まずに大体こんなもんだろうと進めていく知恵や習慣はこれからの人生で絶対必要なので遊ばせたいのはやまやまだが、知識は机に向かって手で書いてしか身につかないので、脅しを含めあの手この手でやらせる。
 
 頭をごつんと叩くこともあるが、私自身本当は勉強しないことが悪だと思っていないので、やったら褒美の形を取ることが多くなる。
 やったら何かもらえるという勉強の仕方は勉強本来のやり方でないという教育評論家の方もいるが、子供は本来勉強より遊びが好きなのだから叱ったり体罰が嫌なら他の手段しかあるまい。

 家でやった模試が90点であればビンゴマシーンを2回まわせて、満点なら5回まわせる。ビンゴが成立すれば100円~300円程度の食玩をゲットなど。
 家での勉強は達成感がなかなか感じにくいのでおもちゃの獲得を勉強の達成感と錯覚させているだけだけれど。
 
 私は中学生になった息子に勉強せいとか言う気がない。親のごまかしがバレるのは時間の問題だからだ。
 小学校のいまのうちに高校の表面ぐらいなぞった程度を教えておけば落ちこぼれることはないだろうと、今勉強させている。

 さて 6月5日(日)は退院してきて受ける最初の本格的な試験の日だった。試験会場で入室する時、吐きそうだと言われた。途中で抜け出してきていいと送り出した。
 中学受験にも大学受験にも全く関係ない単なる趣味の資格試験だが、過去問がないので
10人受けて1人合格するかどうかの難試験だ。
 前回は四谷大塚の統一テスト決勝進出を優先するため、睡眠をたっぷりとって資格試験の方はしっかりと落ちた。
 今回は統一テストは無視して睡眠時間4時間で勉強して挑んだが、全くヤマが外れてしまった。
 しかし受験勉強でもない。将来役に立つかさえも分からない。ただひたすら難しいだけの試験。よく病み上がりの体で睡眠時間削って勉強するなあ。(やらせているのは私なんだけど。)
 
 

 前回 浜学園から電話の後に希学園から灘中入試の件で電話かかってきたと述べたが、今日は馬渕教室から勉強で困ったことはないかとかかってきた。
 5月末というのはそういう時期なのだ。
 
 馬渕教室の担当者には灘の1日目国語については8~9割を取りたいので、その旨伝えたら、ちょうどいい講義資料があるので早速送りますと言って下さった。(多分無料で)
 3社の中で一番話が早い。(WEB生としての繋がりがあるからかも知れないが)

 馬渕のWEB講習は悪くない。WEB講習で確実に役に立ったと思ったのは浜学園の最高レベルの理科と馬渕教室の東大寺WEBの算数の2つ。カリキュラムはダイヤグラムを使った速さと平面図形と立体の切断と少なめだが、愚息のような一通りやってきた受験生には分量もくどくなく丁度良い。
 灘中WEBに関しては模試の解説授業なので、これ自体の価値よりも、灘の模試の国語をweb生に対しては通信教育してくれるのが確実に力をつけてくれる。

 参考までに私どものやり方は自宅やコワーキングオフィスで模試をやらせた後、すぐに答案のコピーを取り、親が採点する。解答と全く同じでなくてもここは点数をくれるのではないかと
子供と議論しながらコピー上に間違い直しする。
 基本は書いたそのまま原本提出だが、記述問題の誤字脱字だけは訂正させる。漢字や語句問題の間違いはそのまま。
 記述問題の誤字脱字を訂正させるのは点数を気にしているのではなくて、解答と答えが一致していなくても内容をきちんと捉えていると判断してくれるのか採点基準を確認するためだ。誤字脱字で点数を引かれていては内容的にどこまで書けていたのかぼやけてしまうからだ。

 模範解答とは全く違うこの表現でも点数はもらえる筈と事前に子供と確認して実際に〇をもらえるとかなりうれしいものだ。(完全な〇などないが。)
 ここの部分に言及していないから多分▼2点にされるだろうと採点の予測しておくことで子供の国語力というより親の指導力や採点力が上がっていく。

 (通信教育における国語の効率性については私が勝手に言っているのではなく実は市販されている指導書などに書かれている。ただ私なりに付け加えると志望校別の通信教育をきちんと親が使いこなせればさらに有効であるということだ。)
 
 親が日頃の勉強にどこまで関与するかだが、基本的には全教科採点以外しない。間違った個所は自分で解説を読んで理解しろと突き放す。(何時間かかってもいい。)
 解説を読んでも本当に分からない問題だけ教える。(理科なんか親も忘れているからネットで調べてその問題だけじゃなくそもそも論から教えることもあるが。)

 ちなみに6月から始まる浜学園の灘中対策の講義だが1日3時間で3240円。
 つまり1時間1080円と激安である。これでは講師の新幹線代も出ない。今年失敗すれば来年はやらないだろうな。
 
 

 最近浜学園からの留守電が入っていてなんじゃろうなと思っていたら、次の日に関西の希学園のエース講師から電話がかかってきた。(講師も今の時代 大変だ。事務員から形式的に電話かけられるより講師の方が心象は悪くない。)

 要点は模試の結果を受けて灘中対策で補強すべき所もあると思うので、単発の教科でもいいのでやってみないかということだった。(教室は通えないのでWEBや通信教育という形で)
 関東の希学園はどうしても開成や筑駒中心になり、特に国語・理科は関西のように灘中に特化していないので、提案自体は決して悪いことではなかった。
 ただ自宅の壁一面に揃えた灘、開成、筑駒関係の模試や教材がほとんど手づかずなので、どうかなあと思っていた。

 前日の浜学園の電話も営業かあ?5月、6月は最後の刈り取りの時期かなと思っていたら、2時間後にこれまた浜学園のエース講師から電話がかかってきた。
 内容は今度お茶の水の浜学園で灘専門のコースを月3回土曜日に開講しようと思うが、参加しないかということであった。

 2年も前から浜学園にお願いしていたことだった。5月15日に行われた灘模試受験者の内、合格圏とされる100位以内の児童が関東で7人ほどいたというので、開講に踏み切ったらしい。
 灘の模試も順次関東で行っていくらしく、今まで金と時間を使って西宮まで出向いていたのがやっと解消された形だ。

 憶測かも知れないが、浜学園が関東で灘中の講座を新設するという情報を聞きつけてわざわざ関西の希学園から灘中対策をフォローするという申し出があったのだと感じた。
 
 ぎりぎり愚息の学年でサービス合戦が繰り広げられてきたのは喜ばしい。(金銭面ではなく情報提供というソフト面で)

 ただ確認すべき点が1点ある。最近愚息の灘や開成模試の成績が向上してきた要因のひとつとして、国語の向上がありそれは加齢により精神が追いついてきた面もあるが、公開テストなどの汎用テストとの決別もあると考えている。

 灘の講座を受けるにあたって、公開テストも必須となるなら、灘中模試だけの参加に留めるしかない。(後日確認した所、公開テストは受ける必要なしのこと。)
 

 最近の病院はブルーレイが入院患者個人個人に備え付けられていて家で焼いたBDを持っていけば病室で見る事ができる。
 出来るだけ横になって寝ていた方がいいということで勉強は諦めて、溜まっていたソフトを見せた。
 
 受験生にはテレビを見せないという方針の親御さんもいるが、我が家ではテレビこそ最強の教育コンテンツとして1日1時間~2時間見せている。(塾に行っていないので移動時間がないのもあるかな。)
 ただ行事や旅行で見れないと大量に貯まって来るので今回の入院はちょうど良かった。
 以下が愚息が毎週見るリストだが、タイムリーだとCMや空き時間が出来るので一旦録画してから1.5倍速なども利用しながら視聴させる。
 世界一受けたい授業なども昔は見ていたがトーク中心で中身が薄くなってきたので最近は観ない。
 むしろ「考えるカラス」や「サイエンスゼロ」などは短い時間にぎゅっと詰まっていて、これと同じことを机の上の勉強でさせると何時間もかかる。考えるカラスは答えを最後まで言わないのでネットで調べて結論を出させている。
 Eテレの高校生用コンテンツはこれまた眠たくなるほど詰まらないが、小学生用のそれらはきちんと取材し編集され時間をかけて作られている。小学生の時にこれらを見ないでいつ観るのか。
 愚息は「サンダーマン」みたいな登場人物が全員道化なアメリカンホームコメディが好きなのだが、ティーンスパイは弟しか道化がいないので見なくなった。これらは半分日本語、半分英語で聞いている。
 アニメもそこそこ観せているが、子供には荒唐無稽とユーモアが必要だと思っている。(個人的な思いに過ぎないが。)

【絶対観る】
考えるカラス10分
大科学実験10分
ふしぎがいっぱい 週3本30分
サイエンスゼロ30分
エイエイGO10分
プレキソ英語10分
はりきり体育の介10分
ピタゴラスウィッチ10分
カガクノミカタ10分
10minボックス 週3本30分
ロンリのちから10分
小計170分
(マンガ アメリカドラマ)
少年アシベ10分
ねこねこ日本史10分
ジョジョの奇妙25分
うしおととら25分
団地ともお30分
仮面ライダー25分
ペンギンズ⇒スポンジボブ25分
サンダーマン⇒ティーンスパイ25分
小計175分
【テーマによって観る】
ダーウィンが来た30分
超絶凄ワザ30分
100分 de 名著25分
知ットク地図帳10分
世界一受けたい授業50分
マサカメTV30分
テストの花道30分
すいエンサー25分
日本の話芸30分
テラフォーマーズ25分
小計285分
週合計630分
1日平均90分

 家にテレビがなく一切観ないという同級生もいて、彼は早稲田の政経を経てメーカーの営業に行ったが、テレビをよく観て女子アナがどうたらこうたら言っていた同級生は今東大の理系学部の教授である。
 元フジの佐々木恭子さんが蓮実重彦氏の授業中のエピソードとして学生が彼が挙げた映画を知らない学生が多かった時に恥を知れと怒ったというが、映画もテレビも教養としてある程度は知らないと創造性に限界が来るような気がする。

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