今日、高島屋で開催している、
「没後220年 京都の若冲とゆかりの寺」という催しに行ってきた。
伊藤若冲。
江戸中期の細密画家。
当然かもしれないけど、
やっぱ、若冲は凄いわって思った。
特に、牡丹百合図、糸瓜群中図という
2つの作品に魅了された。
ただ艶やかなユリの美しさが
描かれてるのではなく、
虫食いのある葉、枯れかけてる葉の先端、
日に焼けた茎の表層、巣を貼るクモ…
リアルすぎる色彩、描写。
同時代の他の絵画とは一線を画した、
その絵からわき出る生命感に圧倒された。
写真やビデオもない時代。
描かれる昆虫にしても、
まるで標本を見ながら描いたのかと
思うほど、繊細で忠実。
今でいうカメラアイ。
若冲はきっとその持ち主だったんじゃないか
って思う。
目にしたものをまるで写真のように、
細部に至るまで忠実な映像として記憶できる能力。
現代では、
サヴァン症候群といわれてる、
言語障害を抱える人の一部に、この能力があると
いわれている。
映像記憶能力と言語能力は反比例の関係。
言語での伝達能力が発達するにつれ、
映像記憶能力は低下する。
つまり、
概ね、大人になっていくにしたがって、
映像記憶能力は低下していくってこと。
子供の頃の記憶がどんどん薄らいでいくのも
これが原因。
ってことは、
失恋したり、嫌な記憶から
中々抜け出せなかったりするのも、
閉じこもって、誰とも喋らなくなって、
言語伝達能力を閉ざし
嫌な映像記憶だけが残っちゃうからじゃないかな
とかって思ったり。
MISAKIの勝手な推測だけどねーw
まっ、それはおいといて、
若冲は、元来、サヴァン症候群か、
もしくは、
人との接触から遠ざかり、
絵を描くことだけに集中した結果、
言語伝達能力に邪魔されることなく、
映像記憶能力だけが発達していったのかな…と。
同じことは、
後の葛飾北斎にもあてはまる。
富嶽三十六景で描かれた波なんて、
ハイスピードカメラで撮影した波の形と
同じだからねー
ホント、凄い!
でも、MISAKIは羨ましい能力だけど、
やっぱ、いらない!
だって、嫌な映像記憶が
残ったまんまなんて耐えられないもん!
ってことで、
なんだそれ!ってことに落ち着いたので、
今日のブログはこれでおしまい。
じゃあねー(^_−)−☆
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