非常に大きなポテンシャルを秘めておきながら全くの未開の地となっておりますのが、羽田空港から大田区へのサイクリング環境です。


サイクリストにとってもコミュニティサイクル利用者にとっても使いやすい羽田空港をこれからも目指してまいります。


image



次にサイクリストに優しい羽田空港と大田区についてお聞きいたします。


先日、私が所属するオリンピック パラリンピック観光推進特別委員会の行政視察で山口県に伺い、サイクル県やまぐちProject の取り組みについて学ぶ機会がありました。


近年はサイクルスポーツ愛好者が増えてきた事もあり、山口県は多くのサイクリストを呼び込み、観光事業にも結びつけようとしておりました。


実際に私も萩でシェアサイクルを借りましたが、近隣観光施設を巡るのにとても重宝しました。サイクルポートは沢山あるため借りた場所と異なるポートで返却しましたが手続きに手を焼くということはなく、充実したポタリングと観光を楽しむことができました。


本区を振り返ってみるとどうでしょうか。

大田区コミュニティサイクルがスタートし、国道や区道に自転車専用レーンが整備されてきましたが、まだまだサイクリング環境整備は端緒についたばかりです。


特に非常に大きなポテンシャルを秘めておきながら全くの未開の地となっておりますのが羽田空港から大田区へのサイクリング環境です。


先日、海外から羽田空港国際線ターミナルに来るサイクリストが快適に羽田の街まで行けるか身をもって体験してみました。


結論から先に言うと、道は平坦でしっかりと整備されており、一部工事現場前を除き快適に羽田の街までサイクリングする事ができました。


しかし羽田空港にはサイクルステーションがありません。空港警察曰く、派出所脇で他の人の邪魔にならないように組み立てる方が多いそうです。


羽田の街に入っても整備可能なサイクルピットを有しているホテルや施設は表通りには見当たりませんでした。


大田区は新幹線も東海道線も横須賀線も走っているのに全て大田区に停車することはなく俗に言う大田区パッシングになっています。京浜急行特快も多くは京急蒲田駅に止まらず品川駅に通り抜けます。

リニアモーターカーも蒲蒲線も羽田空港アクセス線もその多くは大田区を通り抜けることになるでしょう。


そういった状況の中、サイクリストには到着後、出発前に大田区に立ち寄ってもらえる可能性を大いに秘めていると考えております。


先ほど国際線ターミナルから羽田の街への道は平坦で整備されていると言いました。しかし国内線ターミナルから羽田の街への自転車移動は至難の技であると聞いております。


【質問】

そこでお伺い致します。


サイクルステーションを有している国内空港は20箇所近くございます。海外でもアメリカのポートランド国際空港や台湾の桃園国際空港などサイクリストに優しい空港は多数ございます。


是非、日本を代表する空の玄関口である羽田国際空港においてもサイクリストにとって使いやすい空港とするべく、国土交通省に働きかけをしていただきたいと思っております。

また、自転車専用レーンの更なる整備、およびサイクルピットを区営駐車場の片隅にでも整備いただきたいと思うのですが、理事者の見解をお聞かせください。



【質問】

自転車に絡み、大田区コミュニティサイクルについてもお聞きいたします。


大田区コミュニティサイクルは2月1日現在、64箇所のサイクルポートがありますが、まだ羽田国際空港にはサイクルポートはございません。


大田区コミュニティサイクルを羽田空港でも使えるようにする事によって様々なメリットが生じると私は考えております。


まず大田区民にとって、コミュニティサイクルが羽田国際空港利用時の交通手段の1つになります。

電車やバスのない深夜から早朝にかけても利用できるので、格段に交通利便性が向上することでしょう。


大田区外の方々にとっても、コミュニティサイクルの相互乗り入れ可能な品川区・千代田区・中央区・港区・江東区・新宿区・文京区・渋谷区にお住いの方々は羽田国際空港への交通手段の1つになるでしょう。


来訪者にとっては、乗り継ぎの間の数時間を利用して手軽にポタリングが楽しめる手段となりうるでしょう。


民泊事業者にとっては、サイクルポートがそばにあればコミュニティサイクルが宿泊客を呼び込む大きなツールとなることでしょう。


そして大田区にとって、羽田空港第1ゾーン、第2ゾーンにもサイクルポートを設置すれば羽田空港内の移動利便性が増し、回遊性が高まることから各施設の相互シナジーが高まることで地域活性化にも大いに寄与することでしょう。


ぜひ道路の整備と合わせて、羽田空港へのサイクルポート設置をお願いしたいのですが、理事者の見解をお聞かせ願います。


今回はどちらかというとハード面に重きを置いて質問させていただきましたので、担当理事者は都市基盤整備部になるかもしれません。しかし本テーマは国内外から大田区にインバウンド需要を取り込むという点において観光政策の一面を多分に含んでおりますし、大田区だけでなく東京都および国と一丸になって推進を検討すべきテーマであると認識しております。本区におかれましては、羽田空港を有する地の利を活かし、大田区民が期待に胸を踊らせる政策実現に向けて力強くまい進されることを強く期待いたします。