2019年3月5日(火)、予算特別委員会の款別質疑で標題の件について質問しました。


私は人口減少時代に突入した日本において、内需にばかり頼るのではなく、外需を有効活用することは日本が生き残る上で非常に重要なことだと考えております。


特に羽田空港と港湾施設を有している大田区は日本の浮沈を決定づける重要な基礎自治体です。


image



たちあがれ維新無印の会の三沢清太郎です。

私からは羽田空港国際線枠増便に伴う大田区の対応についてお伺い致します。


羽田の国際線枠が2020東京オリンピック・パラリンピック前に50便増えることは周知の通りですが、そのうち24便がアメリカ路線に充てられる見通しとなりました。


このまま順調に行けば東南アジア各空港から羽田空港を経由してアメリカに行く乗継客が増えることになりそうです。


現在、成田空港国際線旅客は年間3535万人、そのうち日本に入国しない乗継客は373万人余 に対して、羽田空港国際線旅客は年間1700万人、そのうち日本に入国しない乗継客はわずか33万人です。現在は成田ほどに接続便がないからですが、これが来年からは激増することになります。


もちろん国内地方空港から羽田空港を経由して東南アジアやアメリカに行く乗継客も増えることでしょう。


この国内外乗継客の皆様に大田区ならではのおもてなしを差し上げることは非常に大切ですし、既に多くの民間事業者が活発に動いています。


大田区内全域でビジネスホテルの建設ラッシュが起きております。某民間入浴施設はリニューアル工事を進めています。某商業施設は羽田空港と店舗間のシャトルバス運行を検討しています。新規雇用が生まれることから賃貸需要が旺盛になり、地価は大田区内全域で上昇しています。


しかし、この民間主導の活性化は資本力のある大企業が中心であり、中小・零細企業や個人商店や個人経営飲食店などへのシャワー効果はまだそれほど力強くないように感じられます。


【質問】

そこで質問いたします。


本区は次年度予算で27億8千万円余の産業振興費予算をつけておりますが、乗継客向けにどのような取組を実施する予定がありますでしょうか?


【回答】


旅の醍醐味の一つにマーケット散策があります。大田区には魅力的で活気あふれる商店街が沢山あり、東京の食の台所の1つでもある大田市場を有しております。


また、マーケット散策と同じくらい魅力的なのが寺社仏閣をはじめとする宗教施設巡りです。


大田区には池上本門寺、穴守稲荷神社など魅力的な寺社仏閣が沢山あります。東京ジャーミィのように規模は大きくありませんが蒲田にはモスクもあります。これら宗教施設近辺には葛餅や穴子料理やハラール認証済の鶏肉や調味料を使った居酒屋さんがあります。乗り継ぎの短い時間内であっても大田区のアジアンフュージョン的な奥深さを楽しんでいただくことが出来るでしょう。


成田空港では、成田山新勝寺でお参りや、航空科学の歴史発見と航空機操縦体験や、日本人のふるさとの原風景”里山体験”にボランティアガイドが無料で同行してくれます。参加者は交通費等の実費負担だけです。


【質問】

本区においても乗継客向けに大田区の魅力的な場所をガイドに案内していただくことは有意義なことだと思いますが、本区の見解はいかがでしょうか?


【回答】


ガイドという観点では、本区は羽田空港からのアクセスのよさを最大限に活かし、空港から3時間以内で体験できる「羽田・大田 エンジョイプログラム」冊子を作成しています。


【質問】

そこには活気のあるまちで、まちの人たちに触れながら、飲食や銭湯、観光やお買いものなどを楽しんでいただけるように日本語、英語、中国語(簡体字)の3パターン用意していますが、利用状況と今後の展開を教えてください。


【回答】


これまで乗継客向け対応についてお聞きしましたが、新規雇用者への対応もしっかりと考える必要があるかと思います。新規雇用者は羽田空港から交通利便性の良い穴守稲荷、大鳥居、糀谷近辺に住む方が多くなると思います。24時間眠らない空港やホテルで働く新規雇用者に地元商店街や飲食店を利用してもらうために本区として何かお考えがあれば教えてください。


【回答】


私は人口減少時代に突入した日本において、内需にばかり頼るのではなく、外需を有効活用することは日本が生き残る上で非常に重要なことだと考えております。


特に羽田空港と港湾施設を有している大田区は日本の浮沈を決定づける重要な基礎自治体です。


私はこの4年間、民泊推進、シェアリングエコノミーの積極展開、統合型リゾート(IR)誘致、京浜港の国際コンテナ戦略港湾機能の更なる強化、臨海部のアクセス強化、外国人労働者受け入れ拡大など提言してまいりました。


これらは言い換えればがんじがらめの既得権益への挑戦でもありました。既得権益を有する企業や団体からしてみたらどれもこれも面白い提言ではないかもしれません。


しかし10年後、20年後の大田区、東京、そして日本が住みやすい国であり続けるために、子供や孫たちに胸を張ってバトンタッチをするために、現在を生きる私たちがしっかりと取り組まなければならない課題ばかりであると認識しています。


私の提言が10年後、20年後に振り返った時にほんの少しでも貢献できていたとすればこんなに嬉しいことはありません。


そして次年度予算につきましては、乗継客へのおもてなしから大田区活性化に繋がることを強く願っています。


これでも私の質問を終わります。

ありがとうございました。