令和大田区議団の三沢清太郎です。
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 4月に行われた大田区議会議員選挙において、多くの方々から信託を賜り、再び区議会の壇上に立たせていただくことになりました。この重責を胸に、皆様の期待にしっかり応えるべく、年を重ねても安心して希望を持って暮らしていくことのできる大田区、歴史・文化・伝統を大切に守り育てながら未来への道筋を示し、子や孫の世代にも自信を持って残すことのできる、すばらしい大田区を区民の皆様とつくってまいる所存です。よろしくお願いいたします。 
 さて、私たち5人は、第19期の議会活動を始めるにあたり、令和大田区議団という新しい会派を結成いたしました。会派の一人ひとりが独自性を発揮しつつ、有権者の目線で納得のいく税金の使い方を追求してまいります。 
 今回、連合審査会で今期初の質問の機会をいただきましたので、補正予算に絡む質問を何点か取り上げさせていただき、最後に、羽田空港のさらなる競争力強化に向けて、一つ要望をさせていただこうと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 
 まず最初に、AEDについて質問をいたします。 
 今回の補正予算の中に、24時間使用可能なAEDの設置拡大というものがございます。私は4年前に初当選をした際に、一番最初にAEDの設置と使い方について質問をさせていただきました。既に4年前、大田区は区立施設や大型商業施設にAEDが設置されていましたが、いつでも誰でも簡単に使用できるという状況にはほど遠い環境にありました。そこで、私は、いつでも誰でも簡単に使用できるようにするためには、AEDがすぐわかる場所にあり、気軽に立ち寄りやすく、24時間利用できる必要があることを訴え、他自治体の先行事例を引き合いに出しながらコンビニエンスストアへの設置支援を強く求めました。 
 おかげさまで、翌年度には民間企業へのAED設置助成が予算としてつきました。しかし残念ながら、今日に至るまでコンビニエンスストアへのAED設置が進んだとは、胸を張って言える状況ではありません。 
 私が4年前に質問してから今日まで、民間への設置助成はどの程度進んだのか、また、どのような啓蒙を進めてきたのかを教えていただけますでしょうか。あわせて、今回の補正予算の意図も教えてください。 

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◎今井 健康政策部長 平成28年度から区が実施しております、自治会・町会や企業等団体に対するAEDの設置補助事業につきましては、これまで区報や区のホームページによる周知のほか、消防署主催の救命講習の場でチラシを配布するとともに、18地区の自治会・町会長会議の場でご案内するなど、様々な機会を捉えて周知してまいりました。平成30年度末現在で、累計32台設置補助をしております。 
 心停止後5分以内にAEDを使用することが、高い救命率、社会復帰率につながることから、5分以内に使用することが困難なAED空白地域を解消することが課題です。現在、設置補助分も含め、区内には、警察、消防、医療機関、区の施設などに24時間使用可能なAEDが約150台設置されていますが、なお空白地域の解消には至っておりません。 
 今回、AED空白地域を解消するために補正予算を計上し、24時間営業をしているコンビニを中心に、AED約80台の設置の拡大を目指しております。 

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◆三沢 委員 今、24時間営業のコンビニに80台程度の設置を予定しているというお話をいただきました。大田区には、それよりも多くのコンビニエンスストアがございます。4年前、この質問を私がさせていただいたときには、300店舗強のコンビニエンスストアがありましたが、現在のコンビニエンスストアの数を教えてください。そして、設置予定のないコンビニエンスストアへの今後の対応を教えてください。 

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◎今井 健康政策部長 セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンという大手コンビニエンスストア3社に限りますが、今日現在で区内のコンビニエンスストアは360店舗ございます。今回、AED空白地域を解消するため、コンビニエンスストアとの協議が調い次第、約80店舗にAEDを設置する予定です。 
 設置予定のあるコンビニには、店頭に、はねぴょんをデザインしたAEDステッカーを掲示し、区民に周知します。一方、設置予定のないコンビニには、近隣の24時間利用可能なAEDの設置場所の案内ができるよう、情報提供をしてまいります。 

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◆三沢 委員 最近のコンビニエンスストアは24時間営業を取りやめる動きも見受けられますが、社会インフラとして、救護者のみならず被災者、帰宅困難者、高齢者にとっても欠かすことのできない場所となっております。コンビニエンスストア本部、加盟店と本区との間でAED設置のみならず、持続的な発展のための関係構築をお願いいたします。 
 次に、AEDの使い方について質問をいたします。昨今、AEDを女性に利用する際の配慮について様々な報道がなされております。京都大学などの調査によると、学校内で心肺停止した生徒に対し、AEDによる救命が使われたかどうかに関して調べたところ、小中学生においては男女の差がない一方で、高校生、高専生において、心肺停止した生徒でAEDのパッドが貼られたのは、男子のうち83.2%、女子のうち55.6%と、実に約30ポイントの差があることがわかったそうです。 
 私の周りにも聞いてみましたが、医療従事者の男性は、女性にAEDを利用することに違和感ないと答えてくれましたが、一般男性は女性の衣服を脱がすことに抵抗がある、後で訴えられるリスクがあるから面倒なことに首を突っ込みたくないという反応でした。私自身、AED講習を複数回受けたことがありますが、女性を想定した訓練をした記憶がないため、実際に女性が倒れていたら、衣服を脱がせてAEDを装着することをためらってしまうかもしれません。 
 この心理的抵抗を減らすため、他自治体では、ちょっとした工夫で女性へのAED利用時の配慮を行っているところもございます。富山県立山町では、町立の小中学校や体育館、それに公民館のあわせて20か所に設置されているAEDと一緒に、胸の部分を覆うための三角巾を配備したそうです。もしAEDの上に三角巾をかけることが誤動作の原因にならないようであれば、本区でも大いに参考になると思います。 
 また、日ごろの訓練で女性型マネキンを用いた訓練を重ねれば、心理的抵抗が減るかもしれません。AEDを女性に利用する際の配慮について、本区のこれまでの取り組みと今後の対応について、理事者の見解を教えてください。 

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◎今井 健康政策部長 男女を問わず人命の救助活動にちゅうちょせず、あたることができるよう、日ごろから、訓練によりAEDの操作に習熟することは重要であります。自治会・町会や事業所では、消防署の協力のもとで開催する救命講習の中で、一般的なトレーニング用マネキンを使い、心肺蘇生とともにAEDの使い方を習得する機会があり、区としても普及啓発に努めております。 
 AEDの使用に際しては、電気ショックの時間を遅らせないことが非常に重要です。傷病者の救助に遅れが生じない範囲で、状況に応じて素肌に電極パッドを貼った上にタオルや上着、また、委員お話しの三角巾をかけるなどの方法が考えられます。どのような状況においても、ちゅうちょすることなく人命救助の行動を起こせるよう、今後、消防署をはじめ庁内関係部局である総務部や地域力推進部などと連携し、こうしたAEDの使用の際に求められる配慮や工夫などについて啓発するほか、区報や区の公式ホームページ等で周知してまいります。 

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◆三沢 委員 1人でも多くの尊い命を救うため、女性にAEDを利用する際の心理的抵抗を取り除くための取り組みをこれからも進めてくださることを希望し、次の質問に移ります。