令和大田区議団の三沢清太郎です。


本区の広報及びシティプロモーションについて質問させていただきます。


地方活性化を進めるうえで、各自治体はさまざまな戦略を検討・実施しています。地元の特産品をテレビなどのマスメディアでアピールしたり、地元のマスコットとして「ゆるキャラ」を作ったりして、地元地域を宣伝していることは良く知られているところです。大田区も地元ケーブルテレビを通じて「大田のお土産100選」をアピールしたり、「はねぴょん」を生み出し、活動の場をどんどんと広げています。


シティプロモーションとは、このような自治体ごとの「営業活動」を総称して呼ぶ言葉ですが、近年、地域の魅力を探し出し、地域イメージとして確立させることが地方活性化の秘訣になっています。


大田区もあと数年もすると人口流入数と流出数のプラスの差による社会増が頭打ちとなり、人口減少時代に突入します。


今後も人口が多く、かつ活気のある大田区を実現するためには、地域自体を魅力的なものにしなくてはいけません。


そして、大田区の魅力を多くの方に知ってもらうためには、自治体自らの「営業」が欠かせません。本区は広報広聴課がシティプロモーションを担当しており、この間、様々な取組を通じて大田区の魅力を発信してきました。


その中の1つにホームページがございます。


大田区の現在のホームページは一番上にサイト内検索を設け、その下に行政情報をまとめたホームページへのリンクと、シティプロモーションサイト「ユニーク大田」へのリンクが配置された、とてもシンプルな作りとなっています。


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以前のホームページはお知らせや新着情報などがトップページにズラリと羅列され、知りたい情報を探すのに苦労しましたので、親しみやすい作りとなった事を高く評価致します。


そこで質問いたします。

大田区のホームページ運営費として平成30年度決算では13,820,976円計上されておりますが、その内訳を教えてください。


返答


「ユニーク大田」は区内外の方々に区の魅力を発信するツールとして重要な役割を果たしていくものと思われます。特に英語バージョンはインバウンドの観光需要のみならず、羽田空港乗継か数時間本区内に滞在する際にも利活用できる可能性を秘めております。今後、「ゆにーく大田」の認知度をどのようにあげていくのか、そして乗継客のための情報提供をどのように提供して行く予定があるのかを教えてください。


例えば大田区は羽田空港からのアクセスのよさを最大限に活かし、空港から3時間以内で体験できる「羽田・大田 エンジョイプログラム」冊子を作成し、大田区観光情報センターにも配備しています。こういった情報も「ゆにーく大田」に記載されていれば一層有意義なサイトになると思うのですが、区の見解をお聞かせください。


返答



少し話し変わりまして現在のシンプルなホームページ、私はとても気に入っているのですが、緊急情報欄がありません。


災害発生時、避難所や緊急医療救護所、ブルーシートや土嚢置場、携帯充電スポットを即座に知るために自治体のホームページは頼りになる存在です。他の自治体ホームページに緊急情報欄を常に表示されせているケースも見受けられますが、大田区のホームページでは平時は見当たりません。私は災害が頻発化する今日において緊急情報欄は常にホームページ上に設けていてもよいと思っているのですが、区の見解をお聞かせください。


返答


今の時代の風潮を読みながら、市民の関心度の高い情報を積極的に伝えていくとともに、大田区の個性を更にわかりやすく伝えることのできる、そんなホームページとなりますことを期待いたします。


続いてSNSの活用についてお聞きいたします。


現在、本区では様々なSNS媒体を通じてシティプロモーションに励んで頂いておりますが、現在の活動媒体と取組状況について教えてください。


返答(Twitter FB等)111p-112p


複数の活動媒体に複数のアカウントやグループを持ち活動していることがわかりました。


平成30年度主要施策の成果には「海外の旅行会社・メデイアなどに対する情報発信」の項目に、羽田空港周辺地域連携事業で海外メディア関係者・インフルエンサー4名(タイ・台湾)を招請し、大田区内のスポットを紹介し、タイ・台湾のSNSに合計15回掲載された、とあります。


インフルエンサーを通じて大田区の良さを広めてもらう取組そのものは大変素晴らしいものと感じております。


しかしその成果が15SNSに掲載されました、で終わらせてしまうのは如何なものでしょうか?


インフルエンサーがSNSに掲載したことでコメントやリツイートが少なからずあったと思います。その中には実際に大田区に足を運び、経験した事を更に裾野を広げてSNS発信してくださっている方もいらっしゃることと思います。


また、一口にインフルエンサーといっても様々な形態がございます。


ブログ上で日記やコンテンツを配信し多くのPV(ページビュー)を獲得する「ブロガー(Blogger)」、動画共有サービスYouTubeで圧倒的人気を博している「ユーチューバー(YouTuber)」、写真共有サービスのInstagramで大勢のフォロワーがいる「インスタグラマー(Instagrammer)」などが挙げられます。また、最近では「ユーチューバー」のように「企画」中心ではなく、「日常」中心に普段の生活を撮影・投稿する「ブイロガー(vloger)」も増えてきております。


もう少し具体的にどれだけのお金をかけて、どういったインフルエンサーに協力いただき、どのような成果があったのかを教えてください。


返答


インフルエンサーを外部に求めることは現時点では仕方のないことなのかもしれません。

しかし、今後は内部の方からインフルエンサーを育てていくこともとても大切なことだと考えております。


昨今、企業では「インフルエンサー採用枠」を設け、発信力の高い個人の方々を自社スタッフとして直接雇用することで、より企業に関する多様な情報が「生の声」としてリアルに消費者の方へと届けられ、企業ブランドに対する理解と認知が深まることを期待しています。


ある企業では、SNSのフォロワー数が10,000人以上の方を限定し、投稿内容も含めて確認した上で、履歴書や面接だけではわからないインフルエンサーとしてのSNS発信力やセンスを持った方を優先的に最終面接へ案内しています。


本区が本気でシティプロモーションに力を入れるのであれば、この「インフルエンサー採用枠」を取り入れるのも一考と考えておりますが、理事者の見解をお聞かせください。


返答


インフルエンサーによって、投稿内容やフォロワーの属性が異なるため、リーチすべきターゲットや届けたい情報を明らかにしたうえで、活用すべきインフルエンサーをしっかり選ぶ必要があります。


ホームページやSNS を用いたシティプロモーションは雲をつかむような側面があり、効果もすぐに現れるとは限らず、PDCAを回していくことは難しい面があるかもしれません。


今後とも検証を重ね、適宜軌道修正を測りながら、素晴らしいシティプロモーションが展開されます事を期待いたしまして質問を終わります。