臨海部交通網の再整備について質問しました。


羽田では自動運転の実証実験が進んでいますが、大田区が短期滞在者需要を取り込むために、実用化に向けて引き続き注視していきたいと思います。


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続いて羽田空港を拠点とした巡回バスについてお聞きいたします。


羽田空港は2020329日から昼間の時間帯の国際線発着枠が拡大され、1日あたり50便の増便が行なわれます。増便によって、元からの強みである国内線の大きなネットワークを活かし、国内線と国際線のハブ機能が大幅に強化されます。


それに伴い、これまでよりも多くの空港利用客が前泊や後泊や乗継客として大田区に滞在することが予想されます。


また、20207月には臨海副都心エリアに東京国際クルーズターミナルの開業が予定されております。このターミナル自体は江東区に属していますが、羽田空港から約25分という地理係から、フライ&クルーズのニーズの需要が生まれます。


羽田空港アクセス線の開業を待たずとも、これらの需要に応えるために臨海部交通網の再整備が急務となります。


そこで注目したいのが自動運転バスの実証実験です。


今年10月16日、産業技術総合研究所は中型自動運転バスによる実証評価に係るバス運行事業者の選定結果を発表し、5つの事業者を選定しました。


また、大阪シティバスと大阪メトロは今年1119日、大阪・梅田で自動運転バスの一般向け試乗会を121718日にかけて開くことを発表しました。なじみの薄い自動運転バスの乗り心地などを体感してもらい、認知度を高める狙いで、大阪メトロは2020年度に湾岸部の4路線で実用化を目指していると報じられました。


かように国内各地で実証実験や試乗会が進められておりますが、日本の技術の粋を結集した自動運転技術を世界の人に一番最初にお披露目しやすい場所が日本の空の玄関口である羽田空港ではないでしょうか。


ターミナル間の移動バスや短期滞在者向け観光バス、前泊・後泊利用者向けホテル送迎バスなど、工夫をすれば臨海部地域の走行だけに限定することができるため、渋滞や事故のリスクを減らすことができます。


そして徐々に運行範囲を広げていき、民間商業施設や大森、蒲田駅などと接続して循環させることができれば、来日外国人にとっては大田区内観光の足となり、大田区民にとっては羽田空港への移動手段となり、民間商業施設にとっては実証実験の助成金を活用することで初期コストを抑えつつインバウンド需要を取り込むことが期待できます。


私は先日、台北発のLCCに乗り朝の4時ごろに羽田空港に到着したのですが、電車やバスはまだ動いておらず、空港内施設も殆どが閉じられている状況でした。もし自動運転バスがあれば早朝でも人手を気にせず運航できますし、大田市場に行くことができればセリが活況を呈している時に見学することができるようになり、大田区内観光の目玉になる可能性だって秘められています。


他の自治体の動きを見ているだけではなく、大田区としても自動運転の実証実験に積極的に手をあげるべきだと考えますが、羽田での現在の実証実験の状況と空港臨海部グランドビジョン2030で考える臨海部移動手段をお示しいただきますとともに、この自動運転巡回バスについて区長のお考えをお聞かせください。