2023年10月12日(木)、第3回定例会において令和4年度大田区一般会計歳入歳出決算及び各特別会計歳入歳出決算の認定に賛成はしましたが、政治に対する住民の信頼を取り戻すために議会改革の必要性を訴えました。
日本維新の会大田区議団は第54号議案 令和4年度大田区一般会計歳入歳出決算、及び第55号議案から第57号議案に至る各特別会計歳入歳出決算の認定に賛成をいたします。
令和4年度予算は『感染症の危機を克服し、ポストコロナに向けて、変化する生活・価値観を捉え、ひととまちが成長を続ける未来を切り拓いていく予算』と位置付け、個人も法人も誰1人取り残さない政策を出来うる限り速やかに実行されたものと理解しており、大田区職員の皆様の区民に寄り添った日々の献身的な業務に対して心から感謝申し上げるとともに、松原忠義前区長及び4月の選挙を経て引き継がれた鈴木あきまさ区長のリーダーシップを高く評価いたします。もちろん支援が充分でなかった部分があったことは確かですし、今後支援が必要となる方が多数いらっしゃることも確かです。
我が国の労働者の月収は直近30年間で減少し続けています。それにもかかわらずこの間、社会保険料や税負担は増加し続けています。
国民健康保険の保険料上限額は、2022年度に3万円の引き上げがなされたばかりですが、2023年度にも更に2万円引き上げられました。 また2023年5月に健康保険制度が改正され、「75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の年間保険料」が2024・2025年度と2年かけて、全体平均で月430円程度引き上げられます。上がらない年がないと言ってもいいほど毎年保険料が上がり続けているのが実態です。
そのため、可処分所得は大きく減少し続けています。また、そもそも物価が上昇し続けているにもかかわらず、それに伴って月収が増えていないため、実質的な賃金としての月収も減少しており、大田区民の皆様はどんどんどんどん厳しい生活を強いられています。
私たち日本維新の会は大田区民の皆様に負担を求める前にやるべき事があるだろうと常に訴えています。それは政治家が自らの身分に捉われず議員報酬の削減、議員定数の削減、費用弁償の見直しなどを行うことです。このような議員の身を切る改革をポピュリズムだと断じる方が一部にいらっしゃる事は承知しております。また、その程度の削減では福祉や子育て支援や大田区民の皆様の生活をお支えするのに必要な財源を捻出する事なんてできないとの声も多数頂戴しております。しかし政治家自らが身を切る改革を断行することはこれまでの政治・行政・既得権の馴れ合い・ぬるま湯・もたれ合いで続いてきた古い政治を壊し、政治に対する住民の信頼を取り戻すことに繋がると私たちは確信しております。今期こそ大田区の議会改革が前進する事を心より願っております。
また会派から多岐に渡り様々な要望をさせていただきました。すぐに実現可能なものからそうでないものまであったかと思いますが、新人議員4名も私も大田区民の事を一意専心に思い質問させていただきましたので、一つでも二つでも前進する事を心から願いまして日本維新の会大田区議団の賛成討論とさせていただきます。
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