令和7年2月25日(火)、第一回定例会の一般質問にて田園調布せせらぎ館の腐食対応について質問しました。
本区見解は、せせらぎ館で使用している木製ルーバーは、防腐・防蟻性、耐久・耐候性を有しており、屋外での利用が可能な仕様になっているため、腐食の追加対策は予定していない、との事でした。また経年劣化による木製ルーバーの変色は公園の景観に馴染んでいるとも答弁されました。
まだ4年程度しか経っていない建物にしては汚れが進んでいるように見受けられますが、皆様はどうお感じになりますでしょうか?引き続き注視し、適宜適切な対応を求めていきたいと思います。

田園調布せせらぎ館の腐食対応について質問します。
2021年1月にオープンした田園調布せせらぎ館は隈研吾氏の設計により木製ルーバーが施され、自然と調和した美しい景観を生み出しています。しかし、近年、隈研吾氏の建築物に使用された木材の劣化が問題視されており、適切な対策を取らなければ、せせらぎ公園の木製ルーバーも同様の課題に直面すると感じております。
木材は、雨水や湿気の影響を受けやすく、特に屋外に設置された木製ルーバーは、長期的な耐久性が懸念されます。木材の劣化が進めば、見た目の美観が損なわれるだけでなく、安全性の問題も発生し、最悪の場合、撤去や高額な修繕費用が発生する可能性があります。
現にせせらぎ館の木製ルーバー部分は風雨にさらされやすいところほど黒く変色しており、ホームページにあるようなオープン当時の明るい木目調は風雨が比較的当たらない箇所でしか確認することができません。
そこで、以下の点について区の考えをお聞かせください。
- せせらぎ館にはアセチル化木材を使用していると聞いていますが、アセチル化木材に用いられる塗料は火災時の難燃処理性能は有していますが、雨に強くする塗料ではないと聞いております。本区の認識について確認いたします。
- また既存の木製ルーバーに対する耐候性・防水性を強化する追加対策を講じる予定があるか確認いたします。
- 木製ルーバーの耐久性向上のための定期的な点検とメンテナンス計画はどのようになっているか確認いたします。
せせらぎ公園は、大田区の貴重な公共空間であり、美しい景観を維持しながら、長期的な維持管理コストを抑えることが求められます。木製ルーバーの劣化を未然に防ぐために、より具体的な対策を講じるべきではないかと考えます。理事者の見解をお聞かせください。
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