大田区では大森学園高等学校、六郷工科高校、東京実業高等学校でジュニアマイスター資格を取得する生徒がいらっしゃいます。一定の技術力と意欲を持つ優秀な若者に光を当てて頂くよう要望しました。

事項別明細書195ページ、ものづくり人材育成・確保等に絡み、ジュニアマイスター取得者支援について質問したいと思います。
ジュニアマイスター顕彰制度とは、工業高校の生徒が、資格・検定の合格を通して身につけた知識・技術・技能を積極的に評価しようというものです。
まず最初に確認します。
Q1
現在、大田区内の工業高校でジュニアマイスター資格を取得し、高校卒業後に製造業へ就職する生徒はどの程度いるのか、区として把握しておりましたらお示しください。
A1
続いて産業と人材の関係性についてお伺い致します。
Q2
大田区は中小製造業の集積地であり、技術者の確保が喫緊の課題となっています。ジュニアマイスター資格取得者は、一定の技術力と意欲を持つ優秀な若者ですが、彼らが区内の企業で活躍するための支援策は検討されていますでしょうか?
A2
私は優秀な若者に区内企業で働いてもらうために具体的な支援策を実施する必要があると考えています。
例えば、ジュニアマイスター資格取得者向けの奨励金や、区内企業とのマッチング制度創設、明確なキャリアアッププランの提示、メンター制度や社内研修の充実支援、下町ボブスレーに代表するような地域内企業連携の挑戦機会提供など複数の施策を組み合わせた総合的なアプローチが必要と考えています。
Q3
こうした支援策の可能性についてご見解を伺います。
A3
大田区は「ものづくり等人材確保のための奨学金返還支援事業」として来年度予算に169万円を計上し、今後10年間で約2億5千万円投じる、とあります。私はこの制度にも期待しているところではありますが、制度を用意しただけでは不十分と考えます。
Q4
若者がより大手企業を選ぶ背景には、給与水準や働き方、将来性など複合的な要因が絡んでいます。奨学金返済支援だけでは、これらの要因に十分に対抗できない可能性があります。先ほども述べましたが、複数の施策を組み合わせた総合的なアプローチに取り組んでいただくことが肝要と考えますが理事者の見解をお聞かせ願います。
A4
大田区でものづくりに携わりたい若者が今後劇的に増えることは難しいかもしれませんが、有為な人財が事業承継したり、新たにスタートアップしたりする事で貴重な職人技が将来にわたって繋がっていきます。ジュニアマイスター資格所得者にも光を当ててくださるようお願い申し上げて次の質問に移ります。
コメント