令和7年9月30日(火)、決算特別委員会総務費にて、生活安全関係事務のうち防犯カメラ整備補助金に絡み、小中学校に防犯カメラの増設検討を要望しました。
昨今は「“教師だらけ”の児童盗撮グループ」が世間を戦慄させています。また大田区でも教師による児童性犯罪は後を絶ちません。私は平成30年第一回定例会時、小中学校教師による様々な不祥事を問題視し教師の質の高め方について教育長に質問しました。その時は研修の充実を図る、と答弁いただきましたが、それから7年、果たして教育の質は本当に高まったのか、私は疑問を感じています。
内部不祥事から児童を守る観点で小中学校に防犯カメラ増設検討を要望しました。

次に小中学校における防犯カメラについて質問いたします。本件は教育費で質問した方が適切かもしれませんが、後ほど包括的な質問もさせていただくため総務費で質問させていただく次第です。
学校内での教員による盗撮などが相次ぐ中、去年成立した「こども性暴力防止法」の運用ルールに関する国の検討会が開かれ、学校を含めた教育施設などで子どもへの性暴力を防ぐために、防犯カメラの設置が有効であるという見解が示されました。
本区は区立小中学校に既に防犯カメラを設置していますが、その目的は主に外部からの侵入対策と承知しています。教員による児童への性暴力や盗撮といった「内部の加害」を防ぐ観点から、校内へのカメラ設置について、区はどのように考えておりますでしょうか。
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愛知県みよし市では、中学校講師が女子更衣室を盗撮しようとした事件を受け、12ある小中学校に合わせて194台の防犯カメラを設置し、来年度から運用を始める方針を決定しました。大田区としても、児童の安心と教職員の適正な職務遂行を守るため、カメラ設置を「双方を守る仕組み」として位置づける時期に来ていると思慮します。
私は平成30年第一回定例会の代表質問の際、教育の質の高め方について質問させていただきました。その当時も大田区立学校では、教師の公然わいせつ、教師の利害関係者からの利益供与、教科書発行者との不適切な接触、盗撮容疑での逮捕、児童ポルノ公開容疑での逮捕、通知表や答案や児童個人情報の紛失など、様々な不祥事が発生していました。この嘆かわしい状況を受けて教育長に教育の質を高めるための具体案と具体的な目標をお尋ねたしたところ、主体的・対話的な学びの場を実践する学習指導力、子どもへの深い理解に基づく生活指導力、組織的に教育にあたる学校運営力を高めていく研修の充実を図るとご回答頂きました。
それから7年、果たして教育の質は高くなったのでしょうか。私は甚だ疑問に感じています。どんなに研修を行なっても不祥事を働く教員は一定数いるという観点に立ち、内部不祥事から児童を守る観点で防犯カメラの増設検討を要望します。
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