「スナドラ865の価格が高いから2020年のハイエンドスマホは値上がりしている」という言い訳をぶち壊したPOCO F2 Pro(Redmi K30 Pro)を買ってみたので早速BLアンロック(申請から1週間後)してeuのROMを焼いた。

・・・のだが途中でかなり困惑したのでその原因と対処法を書き残しておく。

○BLアンロック
解説ページが多いので中略。データ通信ができるSIMカードが1枚要る
待ち時間は168時間つまり1週間。2年前は新機種は1ヶ月待たされたが最近は1週間に統一されているらしい。

一旦中国版ROMを焼く(重要)
euromを焼くまえに、POCO F2 ProからRedmi K30 Pro(中国での機種名)に変える必要がある。POCOのままではeuromが起動しない
そこでK30 ProのROMをDLし、焼く。
https://www.getdroidtips.com/miui-12-0-1-0-redmi-k30-pro/
↑Fastbootのあるバージョンが便利
ADB環境があればfastbootモードでPCに繋ぎ"flash_all.bat"を実行すればOK。
見間違え等で"flash_all_lock.bat"は絶対に押さないこと。BLが再ロックされてしまい、またアンロック申請するはめになる。
中国版ROMが正常に焼けていたら、起動画面がPOCOからRedmiに変わる。
管理人はPOCOのままeuromを焼こうとして四苦八苦していた。

○TWRPを焼く
XDAフォーラムを見るなりググるなりしてカスタムリカバリーのimgを入手。
焼くのはrecoveryだけでよい。

○euromを焼く
ROMのDLはここから↓
https://sourceforge.net/projects/xiaomi-eu-multilang-miui-roms/files/xiaomi.eu/
ほぼ毎週アップデートされていち早く新機能が試せるweeklyリリース(いわゆるベータ版)、アップデート頻度が低いが安定しているstable版がある。
POCO F2 Pro(Redmi K30 Pro)は2020年9月現在、weekly/stableともにAndroid11が配信されている。
Android11ベースのROMは、TWRPでパスコードによる復号化ができないという状況にある(※ロックをパスコードやPINではなくパターンにするとできるらしい)。
また、Root化前提のカスタマイズツールがAndroid11にあまり対応していない。
なので、現状ではAndroid11のROMは非推奨。stableリリースを遡ってAndroid10のROMを使用することをオススメする
Android11でも問題なく使えるようになったら、本ブログで何らかの形で告知する。

11月末現在、それなりに使えるようになった。
http://blog.livedoor.jp/miscmods/archives/25505267.html


○ところで・・・
MIUIベースじゃなくてAOSPのROMは無いの?というところなのだが・・・
POCO F2 Proはあの伝説のF1の後継らしからず今の所AOSPのカスタムROMが作られていない。
カスタムカーネルさえまともに動けば、という段階らしいので、気になる人はXDAのフォーラムをチェックしよう。
→2020年10月8日頃からLineageOS、AOSP系の専用ビルドROMがXDAフォーラムに登場し始めた。