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おはようございます、M.Ishiiです。

 

今週も「オレ流eco検定」を通じて、

様々な環境問題に関する知識を養って頂きたいと思います。

 

今週のテーマは'ワシントン条約'ですので、

皆さんもご一緒にお考え下さい。

 

それでは、今週の問題です。

 

問題.次の文中の[■■■]に当てはまる語句を選んで下さい。

 

「ワシントン条約とは、[■■■]の国際取引がそれらの存続を

 脅かすことのないように規制することを目的とした条約の

 ことで、1973年にアメリカ・ワシントンで行われた会議で

 採択されたことにちなんで呼ばれるようになった。」

 

[語群]

()絶滅危惧種 ()野生動植物種 ()マグロなどの魚介類


今週は「ワシントン条約」について取り上げましたが、

現在、カタールで開催中のワシントン条約の締結国会議の

委員会で、大西洋の「黒マグロ」の国際取引を禁止する提案

について審議され、その提案について否決されたことは

皆さんもご周知のことと思います。

 

「黒マグロ」は言わずと知れた日本人の国民食ですので、

もし、私たちの食卓から「黒マグロ」が姿を消してしまうのは

寂しいことですし、それ以外にも、漁業や飲食業などへの

経済的な影響も懸念されます。

 

ただ、「黒マグロ」が絶滅危惧種なのかどうかは別として、

「黒マグロ」の生態系を守ることは大事なことですので、

この点においてはきちんとしたガイドラインを決める

必要があると考えます。

 

現在、日本には「黒マグロ」を完全養殖する技術がありますが、

近い将来、この技術が一般的に普及されていけば、

今回のような問題で審議する必要性はなくなり、

世界への絶好のビジネスチャンスになるかもしれません。

 

因みに、完全養殖の「黒マグロ」は天然ものに引けを取らないほど、

脂がのって美味しいそうです。

 

いつものように、答えと解説は以下に白字で示しますので、

マウスの左ボタンを押した状態で右へ移動させてご確認下さい。

 

答え.()野生動植物種

 

解説.ワシントン条約の正式名称は「絶滅のおそれのある

 野生動植物の種の国際取引に関する条約」で、1973年に

 米国・ワシントンで行われた締結国会議で採択されました。

 

 この条約の目的は、野生動植物種の国際取引がそれらの

 存続を脅かすことのないように規制するとされています。

 

 絶滅のおそれの程度により、野生生物種を附属書?(商業

 目的の国際取引が原則禁止)、附属書?(商取引に輸出国の

 許可が必要)、附属書?(附属書?とほぼ同じ扱いで、原産

 国が独自に決められる)に掲載し、国際取引が規制されて

 いるのです。

 

 なお、締結国は、これらの附属書に掲載された特定の種に

 ついて、留保を付けることにより、条約による規制を受け

 ないでいることができますが、2〜3年ごとに開かれる

 締結国会議において、附属書の改訂や条約運用の細則など

 が話し合われることになっています。

 

M.Ishii

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