January 2015
January 01, 2015
あけおめ&シゲちゃんのゆめ
ひつじの恩返しの図
(。・O・。)ノ & あけましておめでとうございますぅ
...みろくはんの今年の目標は?
やはり、、、「iPhoneをなくさない」でしょか。
(T△T) ふぇ〜ん、、、
【今年の目標】
羊頭牛肉
...羊頭狗肉(ようとうくにく)ってのは聞きますが、、、
(。・O・。)ノ その反対でね、見かけだおしでなく、謙虚に羊肉を装いつつ実は高級牛肉だったのよぉ〜ってゆー、私、中身がスゴいんですぅ〜ってゆー、逆食品偽装をめざそうとする崇高な目標でありんす。
...羊の皮をかぶったナントカではないのか、、、
(。・O・。)ノ さてさて、そんなひつじ年が始まったばかりでなんですが、お馬のお話です。
昨秋、北海道のうり坊さんから、
「ニィちゃん、はじめてだよね?」〜シゲちゃんの挑戦〜
とゆー、イミシンなタイトルの原稿が送られてきました。
あにはからんや。うりちゃんが乗馬の練習に通っている「ホースフレンドファーム」のシゲちゃんこと、「石山繁」さんのことでありました。
少しでも本人へのエールになったら、との思いで書かれたようです。
おのれの妄想がこっ恥ずかしい。。。
以下、反省したり抜粋したり変換したりして掲載させていただきやす。
シゲちゃん(石山繁はん)とお馬
「ニィちゃん、はじめてだよね?」〜シゲちゃんの挑戦〜byうり坊
中央競馬の人気騎手だったシゲちゃん。2007年2月、レース中に落馬し、脳挫傷で生死の境をさまよった。
一命はとりとめたが、脳に重い障害が残った。
高次脳機能障害。
小川洋子さんの小説「博士の愛した数式」で、記憶が80分しかもたない主人公もまた高次脳機能障害。
悲運の騎手、、、で終わってるプロフィール。
これで終わらせてはならない。
シゲちゃんの「その後」は現在進行形なのです。
初めて牧場で会ったとき、シゲちゃんから「ニィちゃん、はじめてだよね?」と言われました。
「はじめてだよ。よろしくお願いします」と、シゲちゃんの人なつっこい笑顔にすぐに打ち解けたのでした。
今から思えば、これは彼一流の挨拶のことばだったのです。
一緒にいた先輩練習生が、「次に来たときには顔も名前も忘れてるかもしれないよ。病気のせいだから、気にしないであげてね」
そして二週間後に会ったとき、シゲちゃんの挨拶は、
「ニィちゃん、はじめてだよね?」
騎手声明を絶たれて道に迷っていたころ、障害者乗馬に造詣が深い牧場のオーナー秋田政司さんに、牧場の仕事をしながら、馬術競技の道を勧められたのだそうです。
競馬から馬術に修正していくことは、容易なことではありません。
後遺症による視力と筋力の著しい低下にも苦しんでいます。
さらに記憶の障害が重くのしかかってきます。
馬場馬術の競技は、決められた経路を正確にたどることが求められるのですが、この経路を憶えるのが彼にとってはたいへん難しい。
それでも、ひとつひとつ乗り越えてきた。
シゲちゃんがうれしくなると、牧場のみんなもうれしくなります。
ひとつ乗り越えたときのシゲちゃんの笑顔は、そばにいるみんなを同じ気持ちにさせてくれるのです。
いまだに、「ニィちゃん、はじめてだよね?」とくる日もありますが、行くたびに新しい出会いがあると思えば、お互いに儲けもんなのです。
10月には、島根での全日本障がい者馬術大会と、台湾での国際大会に参加する予定です。
牧場の休憩室には、シゲちゃんが現役の頃、小倉サマージャンプで勝ったときの写真が飾ってあります。
でも、これは決して過去の栄光ではありません。
現在進行形の「その後」を彩るための、ちょっとしたスパイスであると思っています。
そして、次の写真が飾られるとき、プロフィールのうしろに新たな一文が記されると、私は信じています。
もちろん、「悲運の」なんて入ってない一文が。(終)
シゲちゃんがリハビリのため、自分で考えた方法です。
かなりしっかり編まれている。
シゲちゃん曰く、「ケータイストラップにして〜」
う〜む、、、お守りとして飾っておこ。
そして10月の結果のお知らせがうりちゃんから届いた。
全日本障がい者馬術大会、3種目エントリーして3つとも優勝\(^o^)/
国際大会でも、個人団体とも3位と、すごい成績持って帰ってきました♪
牧場のみんなjは大喜びです。
それだけじゃない。
先ほどの作文を持って新聞社に乗り込んだら、すぐに取材に来て記事にしてくれました。
全道版だったので反響も大きく、シゲちゃんすごく励みになってます。
シゲちゃんのこと、いっしょに喜んでいただけるのがなによりうれしいです♪
みろくはんをはじめ、関心持ってくれたみなさんのことシゲちゃんに話すと、シゲちゃん喜んで泣きそうになっちゃいます。ほんといい男です。
いろんなひとがシゲちゃんのこと知ってくれるということが、こんなに力になるものとは、正直思ってもみませんでした。
最初は、シゲちゃんの周りをあんまり騒がしくしてもいけないかな、なんて思ってましたが、いやいや、どんどん騒がしくした方がいいみたいです(^-^)
新聞記者のひとにお礼を伝えたのですが、仕事で記事書くっていうより個人的にも応援団増やしたくなって書いた、って言ってくださったのが、これまたうれしかったのです。
いやー、人間一人ではできそうにないことも、よってたかってかかればなんとかなるもんですね(^o^)/
シゲちゃんよりも、まわりの人間の方が力もらってる気持ちになります。
みろくぶろぐで取り上げていただけるなんて、こんなにうれしいことはありません。
シゲちゃんに光が当たることなら、どんなことでもありがたいのです。
まだまだ先は長いですが、少しでもかかわってくださったみなさんの力をお借りして、シゲちゃん、少しでも高いとこに押し上げたいです。
(。・O・。)ノ 「夢とかじゃなく、本当にパラリンピックに出たい」と、新たな目標を歩み始めたシゲちゃん。
シゲちゃんも素晴らしいけど、自分のことのように駆けずり回っている、うりちゃんや牧場の人たちの姿にも胸がいっぱいになる。
きれいごとだけじゃすまされない、さまざまな葛藤があってのことと思うから。
私も応援団のひとりです
でも、逆にシゲちゃんからエールを送ってもらってるみたい。勇気が湧いてくる。
うりちゃんは、『シゲちゃんはgivi型の人間』って言ってたけど、ほんといろんな力を振りまいてくれてる。
きっとシゲちゃんもうりちゃんも牧場の人たちも、みんなgivi型なんだろな。
私も羊の皮を脱ぎ捨てて、givi型人間、めざすぞぃ
どうも、ありがとう
最後に、うりちゃんの華麗な乗馬写真。無断掲載しちゃいます(笑)
(。・O・。)ノ& 今年もよろしゅう、おたのもうしますぅm(_ _)m