サヨク的旅人日記〜階級的旅人術

―思想と体験を交換し、共有する― 国際支援・教育・ボランティア、そしてアジア・・・・大学講師・NPO主催・ベトナムでの日本語学校の運営・・・・。はからずも忙しく、そして楽しい日々を送る。一緒に国際交流しくてくれるひと募ってます!

ベトナムでの大学生インターンシップが増加しているという。そのほとんどが日系企業でのインターン。どーせならベトナムの地場企業でやらないとね。pose_necchuu_computer_man
さて、費用は言ったいくらぐらいかかるんだろう?調べてみると・・・
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期間:10日〜30日 90,000円〜150,000円程度
これはあくまで参加費用だから、この他に往復航空券・現地宿泊費・生活費渡航手続き費用(査証等)がかかる。
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ベトナムでのインターシップの仲介あっせんをしているコーディネート会社の一例から。

ではインターンシップを受け入れる企業側の狙いって何だろう。
それにはおよそ3つあるといわれている。
1、 広報戦略としての企業イメージのアップ
クリーン/オープン(非ブラック)といった企業文化の広報のため
2、 優秀な人材確保のため
入社後のミスマッチ(早期離職)の防止
3、 労働力確保
安価(というよりタダ)な働き手の確保。主としてITベンチャー系におおい。
ベトナムに進出している日系企業だと2、はほとんどないかな。
また、有給インターンシップなのか、無給インターンシップなのかによってその内容や目的・性質が大きく異なっている。
有給の場合はあくまで労働提供に対する対価だから、諾制の雇用契約が締結されることになる。その額はさておき(労務提供の対価としての)給料が支払われるのだから純然とした雇用契約が締結される。書面で契約書を取り交わしていなくとも期間中に上司から業務に関しての指示命令があり、また賃金が支払われたら、労働契約が締結されたとみなされる。当然のように経営側には労働基本権の尊重・就業規則の公示・業務の安全性の確保、給与額の事前の明示などの義務を負うことになる。また被雇用者、つまりインターンシップ生には就業規則の尊守、就業時間の順守そして最大の責務である「労務の提供」などが科せられる。
だからインターンシップ生が上司の指示に従わずに仕事をしなかったら損害賠償請求の対象となる。その代わり業務上の債務・つまり労働災害や事故での債務は基本的に追わない、ということに。以前ホーチミンでインターンを受け入れていたITベンチャーでは、レンタルサーバーのメンテナンスをインターン生にやらせて、誤操作でサーバーの電源が落ちてしまい、顧客から損害賠償を請求されて、それをインターン生に請求したところもあった。(そもそもインターンにサーバー管理をやらせるって神経がどうかしているけど、ベンチャーなんてそんなもんだ)
じつはこのあたりがかなりあいまいで、企業側もきちんと給料、という形で支払わずに、慰労金やら創業者社長の寸志やおこずかい、みたいなわけわからんカネの支払い方をしたりする。学生はわかんないから感激しちゃうわけだ。シャチョーからお小遣いもらっちゃったよ!とか夕べシャチョーにのみに連れてってもらっちゃった!みないなね。労働契約を結んで責任を負うのを回避してるわけだが、こういった企業は要注意、というより、権利意識がほとんどないので敬遠したほうがいい。だいたいインターンシップ生を食事に誘うっていう神経は正気とは思えないし、飲みにつれてく前に未成年かどうかの確認とはしてんのかね。他方でインターンシップ生に対してコンプライアンス的にもきちんとした用意をしている企業は立場があいまいではないので、一人前のスタッフとして扱ってくれるし、胸を張って堂々とインターンを行うことができる。
私が最もインターンシップで重視しているのは、学生が胸を張って堂々と、そしてのびのびと就業体験をできるかどうか、だけだ。当然のようにミスや落ち度があったら叱られるだろう。そういったことも含めて大学では味わえない体験ができるのかインターンシップなのだ。逆に受け入れ企業に気を使ってヘコヘコびくびくしながらなんて悲しすぎるし。だいたいこういった企業でインターンした学生の決まり文句は「社会って甘くないよねー」。そんなしょーもないこと体験するためにインターンシップ行ったのかよ!

一番ダメなのは、インターンの申し込み時にこういった権利義務関係や契約のことを質問すると、「そんなこと気にしてんのかよ!」とか、あげくに「生意気言うな」とかいうインターンシップコンサル会社だ。これは会社の規模とは何の関係もない。ひとえに経営者の資質と意識の問題だ。他者への権利意識の低い、無頓着な企業(経営者)は、必ずやどこかで消費者やユーザーの権利も侵害することになる。
さらにわかりにくいのは企業と学生との間でうごめくインターンシップ請負企業の存在だと思う。労働契約などの知識をほとんど知らない学生や経営者に対してきちんと権利義務関係を明確にできるのか、セクハラやなどの人権侵害が起こった時に対処する能力と毅然とした姿勢が保てるのか、など
ところで、インターシップ生に対する「セクハラ」の実態で知ってます?これがまたすごいんです。何しろ無法地帯ですからね。なんでもありっす。これはまた。

久しぶりの投稿はバイクツーリングネタで。
今回はカンボジア・シェムリアプから北部ラタナキリへのツーリングを。
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440Kmあまり。これを一日で走破しちゃいました。
シェムリアプからプノンペンへ国道6号線を南下。ダムテックのT字路を左折してペンメリア遺跡を経由して北部山脈の山沿いをひたすら西に向かう。このあたりに来るとすっかり景色も様変わり。すれ違う車もほとんどない。
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道路状況は申し分なし。ただ、すさまじい暑さ。日影がほとんどない道をひたすら走る。ガソリンスタンドがかなりまばらなのでガソリン残量が気になる。緩やかなワインディングが心地よいけど暑さだけはどうにもならない
。雨よりましかな。
ペンメリアから300kmでメコン川を横断する。
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ラオス国境との港町ストントウレンを過ぎてからが長かった!
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何とも言えない荒涼とした景色が続く。
時にはこんなところも。
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ラタナキリ州の州都バンルンについたのが8時間後!でした。
バンルンは少数民族の多い、他のカンボジアの街とはかなり違った雰囲気の町だ。
IMG_20180309_083825 とにかく人影がまばら。ベトナム国境が近いせいか街中ではベトナムドンも流通している。ベトナムとの国境越えのバスもあるそうだ。
プノンペンへの帰り道はメコン川沿いにイルカの町クラチエをとおりコンポンチャム経由で。この道がまたすごかった。
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こんな橋渡ったり。
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渡し船でメコンを渡ったりと。
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コンポンチャムでで一泊してプノンペンへ。全行程800kmのツーリングでした。
歓喜のツーリングは天気はすごく良くて雨の心配なないけれど、とにかく強烈な日差しが強敵。
おかげでこんなんんっちゃいました。とほほ。
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前回に続きベトナム語の辞書のレビューです。
前回がかなり古い辞書中心だったので、今回はここ10年余りの間に出版されたものを中心に。
しかしいったい何冊もってんだ(;´・ω・)
(ベトナム語辞書の保有冊数とベトナム語の能力は全く比例しません)
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●越日小事典 竹内与之助編 大学書林 1980 (写真上列の真ん中)
あたらしいのって、いきなり30年以上前かよ!ってお叱りを受けそうだが、じつはこの30年間、この辞書以外辞書らしい辞書は上梓されていなかった。満を持して出版されたのが前号で紹介した詳解ベトナム語辞典だった。
1980〜90年代にベトナム語を勉強した人は必ずと言っていいほどこの辞書を使っていた。ってかこれしかなかったし。
語彙25000語 総ページ数857 立派な辞書だ。語彙でこれに勝る辞書は前出の詳解ベトナム語辞典しかない。出版が2011年だからじつに30年以上出版されていなかったことになる。そういう先駆的な価値のある辞書だ。
ただ、当時ベトナム語を学ぶ人の傾向(ベトナム研究者など)だったのか、例文がほとんど載っていない。
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しかし8,500円(発売当時)はやはり高い。

●日本語文型事典 くろしお出版 1998 (写真上列の右)
副題に「教師と学習者のための」とあるとおり、ベトナムの日本語学習者のために編まれた辞書。日本語教育関連の専門出版社から上梓された日本版をベトナム国内向けに再出版したものだ。
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よって日越、として使うのに適している。慣用句なども多く所収されているため、実用的だ。
từ đầu(=最初から)を、”もとより”と訳しているあたりに日本語的な色気を感じる(;´・ω・)
ただ、デカい!厚さ6センチ、頁数1000ページ超、というのは持ち運びには不向き。
この辞書の特徴は、数年ごとに改訂版がされていることだ。言葉は生き物なので、常に変わっていくことを前提に作られている。そういう意味では完璧な辞書はあるはずもない。辞書を出す、ということは、永遠にその辞書にかかわっていく編者の覚悟と勇気が必要だ、ということだろう。
日本での最新版が2800円、ベトナムで買ったのが250000VND(1250円)。うーん。ビミョーです。
ベトナム語学習者なら一冊持っていて損はない辞書です。

●日本語ベトナム語面白事典 交友プランニングセンター 1999 (写真下列の左)
これは不思議な辞書だ。
語彙はベトナム語のユニークな表現、比喩、擬態・擬音語、慣用句などを中心に掲載している。たとえば、
・足を洗う=cải ta qui chinh 
・蚊の鳴くような(声)=tiếng nhỏ nhẹ
・顔をほころばす=mỉn cười
まんまですな。
bunkei

など、日本語学習者にとってわかりにくい比喩表現が収められている。ベトナムで販売したらいいんじゃないかと思う。
ベトナム語学習者にとってはどうなんでしょうね。ネタですかね。定価1100円。

●日ベトナム英・ベトナム日英事典 三修社 2015 (写真下列の右)
手持ちの辞書の中で出版が最も新しい辞書。英語が加味されているところが特徴。bisiness
ただ、辞書としての使い勝手はあまりよくない。品詞の種別もないし、語彙はベトナム語が8900とまあまあなのだが、用法に熟語がほとんどないため、翻訳作業には不向き。というか使えない。そもそも和英を組み合わせた意味がよくわからない。
巻末にあいさつ、などの定型文例があるところなどから、旅行者向き、なのかなと。定価2400円。

●ビジネス単語1000 くビジネス日本語SJP日本語センター所長 今井幹夫 2016 (写真上列の右)IMG_20171015_080208
一応ISBNがあるので流通している本らしいが、正直言って使えません。索引がカテゴリー別?になっていて、引きにくいこと極まりない。

ポケット辞書のサイズなので携帯に便利と思って買ったのだか、ほとんど使いません。だいたいなにをもって「ビジネス」と銘打っているのかがよくわからない。
グエンフエ書店で購入 55000VND(275円)






●学習者用ベトナム語事典 五味政信 武蔵野大学出版会 2015 (写真下列の中央)
最後はこの辞書。購入以来もっともよく使っている辞書でもある。
「五味版」と銘打たれているところは賛否両論あるだろうが、著者のベトナム語に対する愛情、そして責任をひしひしと感じる素晴らしい辞書だ。
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やっとまともな越日辞書がでた、という感じ。
著者は大学で長く日本語教育に携わってきた研究者。またベトナム語の研究者でもある。40年来の研究の成果でもある。引きやすさ、そして例文の的確さは他に類を見ない。語彙は約8000語として決して多くはないのだが、解説文の的確さと素晴らしさは辞書のみならず読み物、あるいはベトナム語学習教科書としてもすぐれている。
外装や装丁も素晴らしい。辞書には定番の薄葉紙だが、おそらく100ミクロン以下のプレスのきいた紙を使っている。ページめくりもスムーズだ。
辞書は辞書として機能し使えるのか、が重要。どんなに語彙の多い辞書でも普段使いに適してなければ辞書としては欠陥と言わざるを得ないだろう。
机の上に広げた時に自然に閉じてしまうような辞書は×。開いてそのままにしても閉じないことが必須なのだが、ほとんどの越日辞書はそれを満たしていない。
IMG_20171015_090501花布(はなぎれ、綴じてある部分)がやわらかく自然に広がってくれるような綴じ方じゃないと。自然に閉じちゃうような辞書使いに行くいですよね。

辞書を上梓する、ということは、著者にとっては大変な覚悟がいる。前述のように永遠に改定し続けることが求められるからだ。そういった覚悟をひしひしと感じる秀逸の一冊です。


【おまけ 電子辞書】

最近こんなのも買っちゃいました。じつは前述の日ベトナム英・ベトナム日英事典 三修社の電子版。
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電子化されているので逆引き(日→ベトナム)もカンタンなのだが・・・
音声付きっていうのは難解なベトナム語の声調や母音の勉強には向いてる。
Trong điều nay co người Bắc!
レビューは、、、やめておきます。とほほ。

半年ぶりの更新です。すいません。
ベトナム語の独学を始めると、最初にぶち当たる壁が辞書の少なさと内容の貧困さだった。
で、知らず知らずのうちにベトナム語辞書マニアに。
で、手元にある辞書を比較検証してみた。
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■常用ベトナム語辞典(写真下 藤田勇編著 学術出版社 , 1964.12)
1964年っていうと8月にあのトンキン湾事件の起こった年じゃないですか!。
編者の藤田氏(ホアンタンツン)は戦前〜戦中は横浜正金銀行ハノイ支店員だった人だ。敗戦後ベトナムに残り、ベトナム民主共和国(DRV)の初代財務大臣レ・バン・ヒエンのもとで近代的財政・金融システム構築に努力し、ベトナム初の紙幣発行事業にも携わった。
独立運動や抗仏戦争などDRVの中枢に深くかかわり、財政金融政策の策定を担っていた人でもある。
日本に引き揚げたのは50年代半ばになってから。ハノイから中国経由でのない地引き上げだったという。ベトナム独立運動にかかわった軍人や軍属の話は聞くが、民間人として独立に寄与した藤田氏にかかわる記録ははほとんどみあたらない。いつかきちんと調べてみたいと思っている。
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辞書としてはすごくシンプル。でも必要なことはすべて。特筆なのはフランス語語源の言葉が明記されていること。ロシア語源もあるのが時代を感じさせる

■ベトナム語辞典(写真上 小野地成次編 風間書房, 1975)
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この辞書もいたってシンプルなんだけど、ベトナム語の特徴についての詳説がおもしろい。
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 音符で声調表現しているのがかわいい。
この辞書は初版後1980年に修正版が出されている。編者の誠実さを感じる。辞書って、常に変化していくものだと思う。だから「これで完璧」なんて辞書があるはずもないし。
 用紙は辞書の定番薄葉紙をつかっているのだが、プレスがあまり効いていなくてかなり厚い。
辞書は引いたとき(ページを広げたとき)にある程度開いたままになっているのが必須だ。
でないと使いにくい。そのあたりを考慮していない辞書は手で押さえてないとすぐ閉じてしまう粗悪品といえる。
そういう意味ではちょっと使いにくい。でも活字が大きいので老人向けかな(;´・ω・)

ちなみに出版当時の定価は17000円!40年以上前だから・・・当時は都バスの初乗りが60円だから、ざっと3分の1.ってことは今の物価に換算すると51000円! 

■詳解ベトナム語辞典( 川本邦衛編 大修館書店, 2011)
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見出し語55,500の大辞書だ。編者にはほんとうに頭が下がる。地道でひたむきで、そしてベトナムへの深い愛情がないととてもできないだろう。
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そのうえであえていえば、内容的に他の辞書からの焼き直しが多い気がしてならない。それが悪い、といっているわけではないのだが、この価格(31000円)とこの辞書の位置づけ(専門家・研究者向き?)からするとどうなのだろうか。

いったい「よい」辞書とはなんなのか?語彙は多ければ多いほど良いのか?
この命題も含めて次回に続きます。。

昨夏に続いてまたいってきちゃいました。スリランカ。この国にどーもはまっちゃったみたい。
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バイクで回るにはこれほど適したとこはないくらいは知るのが楽しい。渋滞は(コロンボなどの都会を除けば)まったくないし、道も適度なアップダウンやワインディングで。
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今回レンタルしたバイクはインド製のBAJAの200CCロードタイプ。見てくればいいんだけどこれが最悪。
ショートストロークなんで低速トルクが激細で回転上げてないとノッキングしまくり。フレームの剛性が低くてカーブでよじれてぎょっとする。そもそもまっすぐ走らない。ホイールバランスが狂っていて共振するし。せっかくのツーリングだったのにがっかり。日本製のバイク(ホンダXJとエストレヤ)があるんだけど、レンタル料がちょっと高い。
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で、半額のこのバイクにしたわけだけど失敗でした。1日数ドルの差なんだけどケチったのが失敗でした。
 それと、今回の旅では新しいカメラをお供に。ライカX2。光学性能は最新の日本製のコンパクトデジカメと比べると劣る程度なのだが、
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描画力と解像度の素晴らしさはさすがである。なによりモノクロモード専用のファームウエアの出来がすごい。さて、モノクロでこの国の強烈な太陽のギラつきとコントラストは伝わるでしょうか。L1050531
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 コースはネコンボからゴール→ヤラ→キャンディ→ヌワラエリヤ→マウンドラヴィニアと南部を中心に回ってきた。全7日間全行程2000キロ。この間列車に乗ったりも。今回は特に予定を決めず、何となく行きたい方向に走って、疲れたところで泊まる、みたいな旅をした。ホテルじゃなくて、民宿、というかほとんど民泊に近いようなところにも何回か泊まった。
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スリランカでは田舎に行くと、外食、というか、レストランが極端に少ない。地元の人は外食とかしないんかね。って、必然的に夕食は泊まったところで用意してもらうことに。とりわけ今回の旅では周りになーんもないような山あいの街や海沿いの漁村などに泊まったので、そもそも周りに売店らしきものもほとんど見当たらない。
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出してもらう食事はもちろんスリランカの家庭料理。その地域の食材を使った素朴な郷土の料理が楽しめる。オーナー家族と一緒に食卓を囲むこともあったっけ。
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 海があって、山があって、川と湖がある。それがこの国のすべて。町の食堂でビールは飲めないけどその代わりどこでもおいしい紅茶が飲める。食事はちょっと単調(カレーばっかり)だけど、素朴でどこかやさしい味がする。そんなこの国にすっかり魅了されてしまったらしい。帰ってきてもまた行きたくなる。
辛かったのは暑さ。この時期南部は強烈な暑さで参りました。気を付けなきゃいけないのは暑さによる疲れと脱水症状。疲れてくると惰性で走り続けちゃって注意力が散漫になってくる。。。。危ないよね。そんなときは無理しないで道沿いの露店でココナツジュース飲んで、昼寝して・・・。
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 バイクでの旅はいろんなことが起こる。パンクもするし、故障もする。でもそれも機械だから当たり前だよね。壊れない機械なんてない。そんな不安を抱えながらの旅。。。トラブルがおこるとそのたびに知恵を絞り、現地の人に助けてもらい、旅を続ける・・・
 そんな地元の人たちとの触れ合いこそ、バイクでの旅の醍醐味なのかもしれない。
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今使ってるZenfone2のどこがkに入らないってことはないのだが、優等生なかんじがちょと鼻についてきて1年ぶりのスマホ交換

新しいスマホはHuaweiの新型Honor8。決め手はなによりバッテリーの容量。この薄さで3000mhは他機種と比べてもずば抜けている。

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裏面のヘアライン加工も高級感あり。
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表面ガラスのふちが若干盛り上がっているため、全体を覆う保護フィルムだと浮き上がってしまい張りにくいのが難点。ガラスプレートにするしかないかな。
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純正の充電器は急速充電に対応していて、定格出力が9Vとなってる。確認したけど5Vしか出てない。
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どういうこと???

 説明書によるとカラの状態から満充電まで30分!とのことなんだけど、電圧を上げて無理やり押し込んじゃう定電圧充電。バッテリーにはあまり良くないかな。電流は充電はじめがおおきく、充電が終わりに近ずくにつれて徐々に電流を下げていく方法なのだが、それにしては発熱がかなりある。

このスマホの最大の魅力はなんといってもデザイン。ASUSと比べると細部の作りもよいしうつくしい。
それと、余計なメーカー製アプリがほとんどインストールされていないのも好印象。

さて使い心地はいかに?

長田弘さんがなくなってもう1年以上になる。買っただけで読まなかった彼の本をふと読みたくなった。
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べたついた言葉操り人みたいなテクを弄するしょーもないT川S太郎なんとやらみたいなエロい策士が幅を利かせる昨今、長田さんの詩は一つ一つのことばがをものすごく丁寧に吟味して使われていて、読み手に安ど感というか、M上なんたらみたいな飛び道具的な言葉の散らかしがなくて、いつでも、どこでも気軽に紐解けて、でも重々しさもちゃんとあって大好きだった。

茨木のり子さんや長田弘さんがいなくなって、丁寧に言葉を紡ぐ詩人が本当に少なくなった。

そういえば、長田さんといえば代表作は
「深呼吸の必要」
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言葉を深呼吸する。あるいは、言葉で深呼吸する。
そうした深呼吸の必要をおぼえたときに、立ちどまって、
黙って、必要なだけの言葉を書きとめた。

もともと児童向けの詩集として描かれたらしいけど、彼の言葉の紡ぎ方には、やさしさと、そして深い愛情を感じておとなでもじんわりする。単に単語を羅列するのではなく、組み合わせた言葉の集合体としてメッセージを伝えようとする。彼の詩には無駄で意味のない単語は一つとしてない。

この詩集は映画のタイトルにもなったっけ。
長澤まさみかわいかったなー。あのころは。
主題かもよかったなー。My Little Lover

若いころの大森南朋もよかったね。いまじゃひょーきんなおぢさんになっちゃったけど(;´・ω・)

さて、この本のすごさは長田さんの思想と言葉の美しいまでの合致せいだろう。

「本というものが長年培ってきたものは本に書かれているものを通して、そこに書かれていないものを想像させる力です」

子どもに向けた詩を多くかいている長田さんは絵本に対する造詣もすごい。

「絵本のような子どもの本から手わたされるのは、その絵本がもっている時間です。もう一つの時間、アナザー・タイムが、そこにある。絵本を読むというのは、絵本のもつ時間の感触が自分のなかにのこってゆくという経験です。」

さらに
「絵本のような子どもの本の読み方に教えられるのは、読書というのは自分の時間の手に入れ方なのだ、ということです。」
くぅー。

「子どもの本と付きあうというのは、大人が子どもの真似をして、子どもっぽくすることでもなければ、子どもが大人の真似をして、大人っぽくすることでもありません。」


子どもは子どもでしかない、おとなより劣った存在でも未成熟な人間でもない、子どもは子どもの個性を持ち、子どもならではのみずみずしさを有している、ということなのだろうか。

自分の領域である教育学では「子どもの発見」という言葉がある。
近代幼児教育の祖でもあるモンテッソーリの著作だが、それ以外にもルソーやエレンケイも同じ事をいっている。
子どもは早く成長し、大人になるための存在ではない。未成熟な存在としてではなく、子どもの個性を積極的に認めていこう、という近代教育学の基本となる思想だ。

これは子どもだけじゃなくて、自分と異なるものの個性と存在を尊重し認めていく、ということにもつながる。
みーんなおんなじようにおとなになるんじゃないんだ。という当たり前のことを認めようよ。ってことなんだろうね。
この本の素晴らしさを挙げれなばきりりがないけど、ちょっとやさしくなりたい!って思ってる人には最適です。確実にやさしくなれます。

パブロイグレシアスのことは前から気になっていた。7月の参院選で三宅洋平が「志を同じくするオレの友達だよ」とかいってたけど、はい。本質的に違います。何より秀才です。キレキレです。偏差値高そう。そして筋金入りのサヨクです。あんたと似てるのは風貌だけだっつーの。
気になっていたのはパブロ個人、というより、彼の所属する政党「ポデモス」、日本語に訳すと「私たちはできる」 Yes We Can!みたいなもんですかね。

さて、パブロは最近あちこちでもてはやされてみたいで、おれたちは従来型の左翼とは違うんだ!難しい言葉をあやつって悦に入ってるようなサヨクといっしょにすな!みたいなこといってるけどね。
サヨク的な難しい2字〜4字熟語なんか使わずに、インターネットを活用して小規模な集会(学習会)を地域的に開き、かんたんな言葉で思想を伝え、大衆にうったえかけていく・・・
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 でもこれって、いわゆる前衛政党が大昔からやってきたことだよね。無知蒙昧な人民を思想善導する役割としてのただひとつの「前衛」政党が、わかりやすいことばで共産主義思想を人民に教えていく・・・とぜんぜんかわらん。

統一戦線的な思想性は皆無、完全にスペイン国内での情宣に限られている。世界的な連携とか、働くものの団結とかっていう階級論もない。
さらに不思議なのは、シリア難民問題やEUからの離脱など、保守的な主張が目立つことだ。国家、という枠組みの中で20世紀の左翼思想の根幹をなす全世界の労働者の団結というインターナショナルな思想ではない、地域限定的で国民国家の存在を前提としていることだ。
さらには抑圧の象徴であったスペイン王家への批判や、今でも保有し続けるカナリア諸島やジブラルタルなどのスペインの「海外領土」(植民地)についての言及も一切ない。

「ひらかれる」ことを目指していたかつてのレフトにたいして、あたらしいサヨクとは「とじていく」方向への進んでいくのだろうか。。。
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それにしてもパブロ。ルックスよすぎでしょ。

旅に出たくなる本、は前にも紹介したが、今回はベトナムつながりで。
おそらくベトナムに限らず、ロードノベルファンなら知っているだろう有名な2冊を。

焼身 宮内勝典
ベトナムで読みたい本といえばまず思い浮かぶのがこれ。ってか、ベトナム好きなら必携書。P_20161005_123820
宮内は私ごときが語るまでもなく、まさに「世界」を漂流し続けている数少ない旅行作家だ。日本を代表する旅行作家といえる。
そもそも旅、つまり移動することそれ自体が「主体」の表出であり、作家とはまさに「移動(=旅)」することが糧となる生業だといえる。

筆者は世界中の矛盾、葛藤、分裂や分断そして「異質」と対峙し続け、常に少数の側の視座を提供しようともがき続けてきた作家だ。そういう意味では病み病みインチキサヨク自称ロードノベルライターのM上H樹とはえらい違いだ。かといって歴史の裏側を描くH田N樹的な薄っぺらい美談ねつ造家でもない。常に人間が内包する「自己矛盾」について叫び続けてきた現代のドストエフスキーみたいなかっこいい作家だ。彼の文章は常に諦観と情念の相克という織りなりによって生み出されている。さらにたぐいまれなる描写力と目に映るありとあらゆるものを文字化しようとするち密さも兼ね備えている。

題名からすでにお気づきかとは思うが、物語の主題はあの光景だ。
抗議の焼身自殺を遂げた仏教の僧侶(X師)。その光景が世界中に報道され、当時のサイゴン政権のファーストレディだったマダムヌーに「人間バーベキュー」と言わしめたあの1963年のあの出来事である。
あの僧侶(X師)の足跡をベトナム全土を回る旅で追う物語。
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あの光景(現象)の本当の意味は何だっのか?X師はなぜみずからの肉体を燃え上がらせたかったのか?そこに込められた意味を当時のサイゴンの町並みを丹念に追いかけることから明らかにしていく。。。アメリカの〜日本そしてベトナムと、筆者の旅の過程で。

かといって果たして真実は?みたいな陳腐なドキュメンタリーでも、ほんとうはこんな人物だった、的なルポルタージュでもない。あくまで私小説であり旅行文学なのだ。筆者は決してX師の足跡を追うことで師の真の姿を見つけようとしたのではない。この世に存在する(実存)自分自身の意味を追い求め見つけようとしていたのだ。
当時の通りの名前や街並みを現在のホーチミンと重ね合わせるような描写はすばらしい。

旅をする裸の目 多和田葉子

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「越境文学」者である多和田の2004年の作品。
講演のためにヨーロッパに向かったベトナム女子高生が東ドイツで拉致されて西側に。モスクワ行きの列車に乗ったつもりがパリへいくことになったり、強姦同然に関係を持った青年と旅を共にするという、ある意味荒唐無稽なストーリー。憧れるカトリーヌ・ドヌーブの映画のヒロインに惹かれて各地をさまよう様子が切々とつづられている。西洋対東洋、そして植民地宗主国と被植民地国といった境界の表象、サイードのオリエンタリズムそのままの屈折したヨーロッパ人のベトナムへのまなざしが不思議な調和を持って描かれている。時間と空間の移動のダイナミズムがテンポよく読み手に伝わってくる。
主人公は最後にはそのまなざしの境界に耐え切れず、「時計の針」で映画狂の自分自身の目を突いてしまおうとする。。。文中のポランスキーの描写にこそ、移動する作家として多和田の真骨頂といえよう。

ベトナムという国を描くこの2冊。読めば旅に出たくなること間違いなし。

いろんなサイトがあって、いったいどこがいいのか?よくわからないって話をよく聞きます。確かに。とりわけアジアではLCCが山のようにあって、さらにキャンペーン価格なども林立で最適な航空券を見つけるのは一苦労する。
で、実際に比較してみました。

サンプルにするルートは日本発着だとほとんど価格の差はないため、他国からのルートに。
で、直行便がないところを選んでみました。

●サンプルにしたルート
出発:ホーチミン
目的地:コロンボ(スリランカ)
日程:2017年2月6日~2月13日


アジアの旅で気を付けなければならないのは春節の時期を避けること。来年は1月28日。この時期は特別料金になっちゃうので。
■スカイスキャナー
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マレーシアのフルサービスキャリアマリンドエアが最安値でヒット 18580円
■ZUJI
オーストラリア・香港・シンガポールの3つの国で最安値を検索できるサイト
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ここでは同じフライトがなぜか293ドル(約30500円)
■MOMONDO
ヨーロッパへの航空券が安いMOMONDOだと
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169EUR(約19250円)
■Trista
世界40か国以上で展開しているTrispta
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21644円で2つのフライトがヒット
■Hipmunk
クマだかイヌだかよくわからんマスコットで有名なこのサイト。各フライトの乗り継ぎ時間をチャートで示してくれる
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最安値は291ドル
■DENAトラベル ■スカイチケット
日本のサイトだとどうだろう。2つを比較してみた
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他のすべてのサイトで最安値でヒットしたマリンドエアはヒットせず。ホールセラー(航空券販売の中間業者)の関係で日本のサイトでは予約できないようだ。価格的には全く勝負にならず。
■エクスペディア
日本でもおなじみのエクスペディアだと
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なぜかエアアジアがヒット 24882円
試しにエアアジアの公式サイトで確認してみると・・・
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往復合計で24450円 直販よりエクスペディアのほうが安いって・・・うーん。

●まとめ
あくまで一例でしかないのだが、海外のサイトを複数使って検索するのがいい。検索のタイミングも重要だ。まず土日は絶対にやめたほうがいい。できれば水曜日の午後がいいようだ(航空券は卸業者間で火曜日に価格の改定があるらしい) また、早ければ早いほどいい、というわけでもなく、5〜6週間前あたりに最安値が出ることがおおい。または航空会社が予約の状況を見て価格を変えてくる2週間前もねらい目。
エクスうぺでぃあなどでは、日本のサイトだけではなく海外のサイトも合わせて検索してみると安価なものが見つかることがある。あとはサイトの信用度だが、これはweb上のユーザーレビューが結構あるので参考にするといいかも。