世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

910 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:32:55.70 ID:PqpfP9Sa0 [1/23]
もう4年前の話だけどちょっと書かせてくれ。
文章下手なのはさーせん

当時俺は高校を卒業して車を買って毎日のようにドライブしてた
(ド田舎で遊ぶ場所がなかったw)
高校の同級生AとBと一緒に俺の住んでた地方はほとんどの場所に行ってしまい、普通じゃ行かないところ・・・
つまりは心霊スポットめぐりをしようぜって話になったわけ
最初のころは俺もAもBもビビりまくって凄い怖かったんだけどいろんなところに行っていると何も出ないしだんだん怖くなくなってきてさ・・・
まぁ雰囲気は怖いし誰かが勝手に心霊スポットってことにしてそれがネットで勝手に拡散されただけじゃないの?とかいって笑ってた。

911 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:35:00.38 ID:PqpfP9Sa0 [2/23]
それでこの日もまたドライブ行くぞーって話になってある山の中のトンネルと鳥居に行こうって話になった。
行きの車はこれから心霊スポットに行くっていうのに怖い話なんか皆無で女の子の話とか仕事の話で盛り上がってた。
だんだん明りが無くなってきて周りが山になってきて初めてAが「こえーwおしっこちびるwww」とかいったくらいでほんとに怖いところに行くって気持ちはなかった。

912 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:38:03.09 ID:PqpfP9Sa0 [3/23]
そんな感じで目的の場所についたんだよね。
まず最初がトンネルだったんだけどトンネルなんかもう何回も行ってたから全く怖さなんか感じないで着いてすぐに車を降りて中にどんどん入って行った。
A「うわーどこも同じ感じなんだなw」
B「だよなーwでもこの前のところのほうが怖かったよね」
俺「あー分かるw俺あれ若干ビビってたもんw」
なんて話をしながら煙草吸おうと思ったんだけど肝心の煙草を車の中に忘れてきて一人で取りに戻った。
それで鍵開けようとしたんだけど鍵があかない。

913 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:43:38.72 ID:PqpfP9Sa0 [4/23]
あれー?って思って鍵の充電切れちゃったのかなって思い手動であけて煙草を取ったんだよ。
そしたらいるの。
バックミラーに女の人が座ってるの。
うなだれた感じで下をむいてだけど今にも顔あげそうな感じでさ
怖くなってすぐにバッと後を振り向いたんだけどだれもいない・・・
もう一回バックミラー見てみたけどなにも映ってない・・・

914 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:45:39.24 ID:PqpfP9Sa0 [5/23]
そこでやばいって思って帰ればよかったんだけど俺は見間違いだと思って普通にAとBのところに戻っていった。
だけどやっぱり怖くなって一応AとBには話そうと思って
俺「なー今車の中に女の人いたんだけど」って言った。
だけどAもBも俺が怖がらせようと思って嘘ついてると思ったらしく
「嘘つくなよw」
「その女可愛かったw?」って感じで全く信じない。

915 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:49:03.91 ID:PqpfP9Sa0 [6/23]
そのうち俺もまぁ最近仕事忙しかったし疲れてただけだろとか思ってあまり気にしないで次の場所に行くことにした。
車に戻るとAとB「女の人がどこにいるの?」って馬鹿にしてきてあぁやっぱり気のせいだったんだなぁって思った。
でも鍵は普通に開いたんだ。
あれ、おかしいな?って思ったけど今更どうでもいいかってことで気にしなかった。

916 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:54:08.37 ID:PqpfP9Sa0 [7/23]
トンネルからその鳥居までは行き方が分からないからナビに道案内してもらうことにしたんだけど鳥居のあるところの住所がわからないのでオカルトサイトの簡易マップに書いてあった近くの小学校に目的地をセット。
トンネルから案外近くて3kmくらいの距離だったからすぐ着くだろっ思って出発いた。
出発してからも車内は普通の雰囲気だったんだけど車外はだんだん雰囲気が変わっていった。
なんか進めば進むほどだんだん砂利道っていうか全く整備されてない感じになっていく。

917 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 12:58:13.33 ID:PqpfP9Sa0 [8/23]
A「外が森すぎるw」
B「道ひどいなw地元の人たち生活できるのかねw」
なんて二人は笑ってたけど俺は運転に集中してた。
買ったばっかりだったし傷付けたくなかったからさ。
そのうち完全に獣道みたいなところまで来ちゃって一回車を停めた。

919 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:10:42.65 ID:PqpfP9Sa0 [9/23]
俺「小学校この先らしいんだけど車通れないどうする?」
A「えっ?こんなとこに小学校あるの?うけるwwどーやっていくんだよw」
B「田舎だからしゃーないだろwてかお前のナビなんでこんな道通れっていってんだよw」
俺「俺に聞くなwこれ最短検索にしてるからたまにとんでもない道を通そうとするんだよ」
B「なるほどねー。んじゃ歩いてく?小学校から鳥居ってすぐだろ?」
俺「うん。オカルトサイトのマップだとすぐ近くって書いてあるし・・・」
A「んじゃ歩いていこうぜ探検探検w」

920 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:16:40.09 ID:PqpfP9Sa0 [10/23]
って感じで俺らは車を置いて小学校まで歩いていくことにした。
歩き始めた時は話したり笑っていたんだけど5分くらいで会話が無くなった。
明らかにおかしい。
300mっていったらもうついてもいい頃だが全くそんなのがある気配がしない。
A「なぁさすがにおかしくね?」
B「うん・・結構歩いたのに全くつかないし・・・一回車に戻らない?」
俺「そうしとこうか」

921 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:19:12.51 ID:PqpfP9Sa0 [11/23]
やっぱりみんなおかしいと思ってたらしくて意見一致で後を振り向いた。
そしたら急に寒くなった。
鳥肌がたった。
今まで心霊スポットは凄い行ってたけどこんなの初めてで凄い怖くなった。
AとBを見たけど二人も同じようだった。
これはやばいと思い早く帰ろうよって言って歩く速度を速めた。
でもすこし歩いて足が止まる

922 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:21:33.35 ID:PqpfP9Sa0 [12/23]
だって前から誰かが歩いてくるから。
こんな遅くにこんな山の中で明りも持たないで一人で・・・
俺「あ・・あれみえる?」
A「う・・うん気のせいじゃないよな?」
B「・・・」
そいつだんだんこっちに近づいてくるんだけど後は怖くて戻りたくないし前はそいつがいるし逃げ場がなかった。

923 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:24:51.61 ID:PqpfP9Sa0 [13/23]
A「おい茂みに隠れようぜ。てかそれしか逃げ場ないぞ!!」
Aの声で我に返り俺らは道の脇の茂みに入って息を殺して静かにしてた。
そしたら
・・・ざく・・・ざく・・・ざく・・・
って足音が聞こえてきてゆっくりだけどこっちに近づいてきてるのが分かった。

924 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:27:29.06 ID:PqpfP9Sa0 [14/23]
音がすぐそこまで来たころには目も慣れてきたんだけど足音の正体をみて俺は固まった。
だってさっきトンネルのところでみた女だったから。
しかもその女さっきは座っていて分からなかったんだけど裸足で足を引きづりながらあるいている。
たのむからこっちに気付かないでいってくれ・・・って思いながら隠れて祈っていた。

925 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:29:57.27 ID:PqpfP9Sa0 [15/23]
足音もだんだん遠くなっていって聞こえなくなったら俺らは顔を見合わせて深呼吸を一回。
それからさっさと帰ろうってことになり元のけもの道に戻った。
そしたらさ、いるんだよあの女。
足音が聞こえなくなったのは聞こえないところまで行ったんじゃなくて止まってただけだった。

926 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:33:35.59 ID:PqpfP9Sa0 [16/23]
そしてこっちを見てにやりと笑う。
目がね、目が凄い怖かったのを覚えてる。
普通じゃありえないくらい目が出てる。
なんていうか殴られて腫れたところに目がくっついてますみたいな。
あとでかいのよ。普通の人の2倍くらい目が大きかった。
それがこっち見てにやって笑ったりするから俺らは車まで猛ダッシュ。

928 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:37:22.66 ID:PqpfP9Sa0 [17/23]
後なんか振り返る余裕もなくやみくもに走った。
車の場所まできて助かったと思ったら鍵があかないんだよ。
今度は手動でも開かない。
A「何やってんだ!早くしろ」
俺「鍵が・・あかねえんだお」
B「嘘だろ早くあけてくれよ!!」
俺「俺だって開けたいわ!!どうってんだよふざけんな!!!」

929 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 13:40:43.46 ID:PqpfP9Sa0 [18/23]
ふと獣道のほうを見るとあの女近づいてきていた。
相変わらず足を引きずりながらだけど今度は
「きゃはははははははははははははははははは」
って笑いながら近づいてきていた。
もう本当に気持ち悪くて見るがいやだった。
早く帰りたくてでも鍵が開かなくてどうしたらいいか分からなくなって
パニックになっていたらAがこっちに来て石で窓ガラスを割ってカギを開けてくれた。

930 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 14:23:15.48 ID:PqpfP9Sa0 [19/23]
いつもならぶちぎれるがこの時だけは本当に感謝して車に乗り込み
エンジンをかけた。エンジンは普通にかかり急いでこの場を後にした。
ほんとに怖くて泣きそうになっていたけどなんとか助かったからよかった・・・
なんて思っているとAが話しかけてきた。

931 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 14:30:15.59 ID:PqpfP9Sa0 [20/23]
A「あれ・・なんだよ・・」
俺「わかんない・・・でも俺がトンネルのところでみたのあいつ」
A「・・・まじで?嘘じゃなかったの?」
俺「うん・・・でも俺も見間違えただけだって思ってたからさ。」
A「まぁ普通はそうだよな・・俺もう心霊スポットいくの辞める怖すぎた。」
俺「俺ももう行かない。あんなのほんとにいるんだな。」
なんて会話を10分くらい続けてたんだがBが会話に参加してこない。
バックミラーで見るとなぜか端のほうに座って頭を抱えてうずくまって震えている。

932 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 14:35:20.45 ID:PqpfP9Sa0 [21/23]
俺「大丈夫かいB・・・」

後を振り向いて後悔した。
あの女が乗っていた。
Bの髪の毛を撫でながら何かブツブツつぶやいていた。
俺は声が出せなくなり体が動かなくなった。
するとだんだん女が顔をあげていき・・・
そして最後目が合ってしまい「きゃはははは」という笑い声が聞こえた
ところで体に凄い衝撃が走った。
そこで記憶が飛んで気が付いたら病院のベットの上だった。

933 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 14:40:07.70 ID:PqpfP9Sa0 [22/23]
どうやらあの後車を電柱にぶつけてしまい大けが→Aが119に電話して病院コースだったらしく、もうこの件ではAがいなかったら本当に死んでいたと思う。
車は廃車になり俺達3人は入院全治2ヶ月という大けがを負った。
まぁ死ななかっただけ良かったんだけど。

934 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2013/03/27(水) 14:42:54.10 ID:PqpfP9Sa0 [23/23]
その後退院してまた3人で遊ぶことはあったがドライブをすることはなくなった。
いまでもたまに3人で飲みに行ったりするが俺らの中であの話は暗黙のルールで禁止になっている。
思い出したくもないし、思い出すと夢に出てきそうで怖いからねw

高校卒業したての頃ってドライブしたい気持ちわかるが心霊スポットだけは行かないほうがいいぞ。
下手したら本当に死ぬかもしれないからな。

一番下の弟が免許取って車買ってきたから記念に書いとこうかなと思って書きました。
駄文でほんとに申し訳ない。

その晩は雨が強く降っていた。
現場に着き、トンネルの手前で車を脇に寄せ、一時停車。
その手の感覚は鈍いほうだが、不気味な雰囲気は感じた。
「恐い場所だ」という先行イメージのせいもあるだろうが。

しばらく休憩の後、ゆっくりと車を進めトンネルに進入開始。
こういう体験は始めてなので、ワクワクするような妙な高揚感を感じる。
友人達もいい年して遊園地の乗り物を前にした子供のような表情で目を輝かせていた。

それほど寂れた場所ではないとは思うのだが、後続の車は来なかった。
なので、スピードをかなり落として進んだ。何かが起こる事を期待しながら。

かし、特に何もおこらずトンネルの終端まで着いてしまった。
トンネルの壁などを観察していた友人たちも、別に妙なモノを見たわけではなさそうだ。
もう1度いってみよう、と提案が出て、皆賛成した。車をトンネルの端でUターンさせた。

今度も、何も起こらなかった。
不満なので(と言うか、暇なので)何度が往復してみよう、という事になった。
雨が強くなってきたのか、雨粒が車を叩く音がうるさくなってきた。
3,4往復ほどしただろうか、友人の1人が、「おい、もう帰ろう」と言い出した。何も変わった事も起こらず、飽きてきたのだろう、と思った。
だが、何か声の調子がおかしかった。トンネルの出口が見えるあたりで
一旦車を止め、後ろを振り向いた。
帰ろう、と言い出した友人は肩を縮め、寒さに震えるような格好をしている。
もう1人は、その様子を見てキョトンとしている。
「え、どうした?何か見えたのか?」と聞いたが、
「いいから、とにかくここを出よう」と言う。
”何か”を見たのか?期待と不安で動悸が激しくなってきた。
雨は一層酷くなり、ボンネットを叩く音が耳ざわりに感じる。
とにかく、一旦ここを出て、どこか落ち着ける場所を探す事にした。

国道沿いのファミレスに寄り、ようやく一息ついた。
夏も近い季節だというのに凍えるように震えていた友人も、
ようやく落ち着いてきたようだ。
「なぁ、もう大丈夫だろ?何を見たんだよ」
「聞こえなかったのか?あれが」友人は怪訝そうな顔で僕達を見た。

妙な怪音の類か?それとも声?しかし、僕には心当たりはなかった。
もう1人の友人も、何が何やら、といった表情をしている。
「別になにも・・・まぁ、運転してたし、雨もうるさかったしなぁ。」

「聞こえてたじゃんか!」いきなり声を張り上げられて、驚いた。
深夜なのでファミレスにはほとんど人はいなかったが、
バイトの店員が目を丸くしてこちらを振り向いた。
しかし、彼がなにを言っているのか理解できない。
「何が聞こえてたって?はっきり言ってよ」
気恥ずかしさと苛立ちもあって、少し強い口調で言ってしまった。

しばらく重い沈黙が続いたあと、彼が口を開いた。

「雨だよ、雨の音。」
「俺達はずっとトンネルの中に居ただろ!なんで雨が車に当たるんだよ!」

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