世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

意味がわかると怖い話 花言葉

最近、このあたりで連続殺人事件が発生している。

被害者は、みな同じ小学校の子供で、犯人はまだ捕まっていない。

この事件は、とても残酷で殺された子供の遺体は見るに耐えない状態なのだとか。

事件現場には、沢山のお花が備えられている。

その中には、なぜか大量のクローバーもお供えしてある。

この事件の現場、どこにでも必ずクローバーが供えられているのだ。

どうやら、1人のお婆さんがお供えしているようだった。

歳は、80歳前後。

とても優しそうなお婆さん。

涙を見せることはなく、優しい笑顔でクローバーを供え、手を合せて帰っていくのだ。

被害者は、お孫さんか?

それとも、知っている子供なのだろうか?

私がお花を供えに行ったとき、ちょうどそのお婆さんと鉢合わせた。

お婆さんの手には、クローバー。

私は聞いてみた。

「なんで、クローバーなんですか?」

「クローバーってね、幸せなイメージが強いでしょ?だから、あの世で幸せにしてほしいって願っているのよ。」

お婆さんは、優しい目でそう言ったが、少しだけ寂しそうな表情を浮かべ、こう続けた。

「実は、私の孫も亡くなってるの。今回の事件とは違う事件なんだけどね。学校のことで。この殺人事件で亡くなった子共たちは、孫仲良くしてくれてみたいなの。だから、全員にクローバーをね。」

涙をこぼしてお婆さんは、帰っていった。

とても優しいお婆さんだな、と、私はつくづく思った。

解説
クローバーの花言葉をご存知だろうか?
花言葉は、「復讐」である。
このお婆さんは、自分の孫が殺されたと思っているのかもしれない。
だから、子供たちを・・・・

意味がわかると怖い話 暗闇

目覚ましの音で、目が覚める。

だがしかし、外はまだ暗いようだ。

毎日、朝7時に目覚ましのセットをして起きているのだが、今日はセットの時間を間違えたか?

学生時代は、早起きしてもぜんぜん辛くなかったのに、この歳になるとさすがにきつい。

何時だ今は?と、時計を見ようとしているのだけれど、真っ暗なので時間がわからない。

いくらなんでも、これは暗過ぎじゃなかろうか、と思いながらも起き上がって電気を点けてみた。

なんだ?俺はアイマスクしていたんだっけか?

いつもは、暗いのが怖くて、電気は点けっぱなしで寝ているのに。

解説
この文章を縦に読むと、「めだまがないない」になる。
目玉がないない・・・
「俺」は、寝ている間に失明してしまったのだろう。
だから、起きてもずっと世界は暗いままなのだ。

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