世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

八年前の夏の夜、テレビをつけると心霊ものの番組がやっていた。
ちょっと興味をそそられてそれを見ていると、そこに見慣れた景色がでてきた。
「あれ?これって隣町の○○峠じゃん」
そこはこの辺では有名な心霊スポットで、よく事故を起こして死者が出ている所だ。
俺はその番組を見続けた。リポーターが必死そうな顔で「この道の脇には、なんとも悲しげな首無し地蔵があります。この像の悲しみがこのような事故を引き起こしているのかのも知れません。」
と語っている。
実はこの場所には、俺自身何度もいったことがあ。数年前まで暴走族だった私達が集会の帰りによく通っている道である。
そして、私自身ここにはある思い出がある。
そして、この番組を見たことによりそれを鮮明に思い出した。
「これ、俺が蹴っ飛ばして取れちゃったんだよね~。」
そう。それはまだ若かったころに、族同士の喧嘩の時にボコボコにやられた俺が、家に帰る途中に偶然見つけた地蔵だったのだ。
ふとそれに気づいた俺は近くにバイクを止め、おもむろにそれに近づいた。それとの距離が一mくらいになった時「ヒュッ!」という音と共に蹴りが放たれた。
その直後に道路の反対側で「ゴッ!」という鈍い音がした。
「テメー、いっちょ前に首なんかつけてんじゃねーよ!」
そう言って、家に帰ってそのまま寝てしまった。
その後、というか今まで俺の体は健康だ。そして、あの地蔵の謎は俺だけの秘密である。
また今夜も、「怪奇!首無し地蔵の恐怖」などと報道している。



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ある大学の教授が突然、姿をくらませてしまった。
教授と同じ研究室の助手は、最初は旅行にでも行ったのだろうと考えたが、大学側に問い合わせても教授の行方は分からないという。
助手はどうしても教授に用事があったため、教授の自宅を訪問してみた。
しかし、そこには誰もおらず、教授の家族すら見当たらない。それどころか、生活している様子を全く感じないのだ。
心配になった助手は、教授の身に何か起きたのではないかと今度は研究室を調べてみた。
すると、教授の机の引き出しから、一枚の見慣れない「メモ」を見つける。『もしかして、教授からの手紙だろうか・・・』
「このメモを見た人がいるなら、今すぐ東京から離れなさい。理由は詳しく言えないが、少なくとも200×年○月○日から200×年○月○日までの間は関東地方にいてはいけない。
そして、このメモの内容を決して広めてはいけない。もしそうすれば、日本中がパニックになってしまう。」
助手は「メモ」をポケットにしまい込み、急いで荷物の支度をした。その教授は地震予知連の世界的な権威者だったのだ。



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