世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

2014年03月

では私の体験を、ここが本スレのようですので、ここに書きたいと思います。
どうやら私は霊に目を付けられやすい体質のようで、しばしば霊的な体験をしてしまいます。
私のほうではなるべく係わり合いになりたくないと思っているのですが・・・
そして同じような体質の人どうしは引き合うみたいなのです。
近畿地方に引っ越してきてからの話なのですが、私が「超師匠」と呼ぶ人と
知り合いになったのも、そのせいだと思うのです。

私は怪奇研究部に属していて、部ではミステリーサークルに関する研究や心霊現象の解明、
911テロの真相といった論文を制作しては某雑誌に投稿するのを生業としていました。
論文はその雑誌の編集部では高い評価を受けていたのですが、その雑誌は残念ながら
政府から非公式の圧力を受けて、廃刊させられてしまいました。

そうした話はおいおいしたいと思いますが、今回の話はそれとは関係ありません。

私達の部では新入部員を獲得するために、プレゼンテとして心霊スポットを探検したビデオを
大スクリーンで流すことに決まりました。
そこで予算の都合から、一番身近にある学生寮の屋上を撮影することにしたのです。
そこでは5,6年前に女子学生が飛び降り自殺をして、それ以来目撃談の絶えない場所だったのです。

おっと、タイトルを入れるのを忘れていましたね

私と4人の部員はビデオカメラを持って、深夜の2時に学生寮の屋上に向かうことにしました。
学生寮の部屋は半分くらいが寝泊まりする学生で入室されており、しかも夜中に出かける学生も
多かったので、ほとんどの部屋は空き部屋でしたが、私たちは声を出さないようにマスクをして、
抜き足差し足で屋上へと向かいました。
臨場感を出すためにエレベータを使わずに、ビデオを回しながら階段を昇りました。
3階分の階段を昇って、廊下を少し渡ると、屋上へと続く別の階段があるのです。
昼間は賑やかですが、さすがに深夜2時ともなると、異様な静けさに包まれます。
夜は電気の節約のために、蛍光灯は廊下の半分だけが点灯していました。
暗いとはいえ、明かりがともっているのがせめてもの救いでした。

そんな状況でも私たちはなんとなく遠足気分で、ときどき忍び笑いを漏らすものさえ
いたくらいです。
それは部員達が心霊スポットを何度も探検してきた猛者だったからだといえます。
しかし一番後ろを歩く私には、ある気配が感じられて、気が気ではありませんでした。
誰かが私たちの後ろから、付いてくる気配です。
私にはわかっていたことですが、もちろんそれは人間の気配ではありませんでした・・
けれどもほかの部員達は気づいていないようだったので、ここで騒ぎ出してはパニックに
なるだろうと思った私は覚悟を決めて、口を閉ざしてみんなと行動を続けることにしました。

といっても特に悪い事態は起こらずに、私たちは屋上をひと通り撮影すると、階下に
引き上げることにしました。
こうして約十分ほどの撮影が済みました。
それを翌日に部室のモニターで検証することにしたのです。

翌日私たちは部室に集まり、液晶モニターにライン接続をして再生してみることにしました。
映像が始まってすぐに、ヘッドフォンでモニターしている部員が、おかしいぞと言い出したのです。
彼は「人数がひとり多い」と言い出したのです。
彼が言うには、先頭の部員がビデオカメラを回しているのですが、階段の切り替わりや踊り場で
いったん後ろの連中が追いつくのを待っています。
そしてみんなが揃うとほんのわずかの時間ですが、全員の足音が止まります。
それなのに「ひたひた」と後ろから追いつく足音が聞こえるというのです。

当然のように、それは誰かの足音が反射したエコーだろうという意見が出されたのでした。
そこで音響研究所の鈴木博士のごとく、その足音をパソコンのソフトで解析した結果、
わずかであるが「ひたひた」という音が壁に反響しているということ、つまり問題の足音が
エコーではなく、それ自体が音源であること、要するに誰かが私たちの後ろから付いてきている
という結論が出されたのです。

女子部員のひとりが「うっそだー、だってオマーン一番後ろを歩いていたじゃん、誰かいたらわかるよねぇ」
と叫んだので、その場にいた全員の視線が私に集中しました。
私が「あの時は言えなかったけれど、ほんとに誰かが付いてきていたよ」というと、
一瞬の沈黙のあと、「ぶわははは!」と全員が大爆笑しました。
「またまたオマーンたら、怖がらせようとしちゃって」「ほんとうだってば!」

しかしその笑い声もモニターしていた部員の次の声で凍り付いてしまいました。

「足音が、屋上の階段の手前で、俺達を、追い越している・・・」

もちろん誰一人として、自分たちを追い越した人影を目撃していないのです。


私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢を
みているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い
無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。 それは
「 まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ~」
と意味不明なものでした。 まもなく駅に電車が入ってきました。それは電車というより、
よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に
座ってました。

私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与え
られるか試してみたくなりその電車に乗る事に決めました。本当に恐くて堪られなければ、
目を覚ませばいいと思ったからです。私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、
自由に夢から覚める事が出来ました。

私は電車の後ろから3番目の席に座りました。辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。
「 出発します~」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろ
うと私は不安と期待でどきどきしていました。電車は ホームを出るとすぐにトンネルに入りま
した。紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。

私は思いました。(このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗った、スリラーカーの景色だ。
この電車だってお猿さん電車だし結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも
恐くなんかないな。)
とその時、またアナウンスが流れました。「 次は活けづくり~活けづくりです。」
活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに四人のぼろきれのような物をまとった
小人がむらがっていました。よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様に
なっていました。強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。

私のすぐ後ろには髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、彼女はすぐ後で大騒ぎしてい
るのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。私はさすがに、想像を超える展開に
驚き、本当にこれは夢なのかと思いはじめ恐くなりもう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。

気が付くと、一番後ろの席の男はいなくなっていました。しかし赤黒い、血と肉の固まりのような
ものは残っていました。うしろの女性は相変わらず、無表情に一点をみつめていました。
「 次はえぐり出し~えぐり出しです。」とアナウンスが流れました。
すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物でうしろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで、無表情だった彼女の顔は、痛みの為ものすごい形相に変わり、私のすぐ後ろで鼓膜が
破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。眼かから眼球が飛び出しています。血と汗の匂いがたまり
ません。私は恐くなり震えながら、前を向き体をかがめていました。ここらが潮時だと思いました。
これ以上付き合いきれません。しかも、順番からいくと次は3番目に座っている私の番です。私は夢から
覚めようとしましたが、自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、それを確認してからそ
の場から逃げる事にしました。

「次は挽肉~挽肉です~」とアナウンスが流れました。最悪です。どうなるか、容易に想像が出来た
ので神経を集中させ、夢から覚めようとしました。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)いつもはこう強く念じる
事で成功します。急に「ウイーン」という機会の音が聞こえてきました。今度は小人が私の膝に乗り変な
機会みたいな物を近づけてきました。たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)と目を固くつぶり一生懸命に念じました。
「 ウイーン 」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かに
なりました。

なんとか、悪夢から抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて、目からは涙が流れ
ていました。私は、寝床から台所に向、水を大量に飲んだところで、やっと落ち着いてきました。恐ろしく
リアルだったけど所詮は夢だったのだからと自分に言い聞かせました。

次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。でも皆は面白がるだけでした。所詮は夢だからです。
それから4年間が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。
そしてある晩、急に始まったのです。
「 次はえぐり出し~えぐり出しです。」あの場面からでした。私はあっ、あの夢だとすぐに思いだしました。
すると前回と全く同じで二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い (夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)とすぐに念じ始めました。。。。。。
今回はなかなか目が覚めません。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)。。。。。。。。
「次は挽肉~挽肉です~」
いよいよやばくなってきました。「 ウイーン 」と近づいてきます。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ)
ふっと静かになりました。どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時
「 また逃げるんですか~次に来た時は最後ですよ~」とあのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。
目を開けるとやはり、もう夢からは完全に覚めており自分の部屋にいました。最後に聞いたアナウンスは
絶対に夢ではありません。現実の世界で確かに聞きました。私がいったい何をしたと言うのでしょうか?

それから、現在までまだあの夢は見ていませんが次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。


2006年に少年ジャンプで連載されていたツギハギ漂流作家という漫画がありました。
同誌に連載されているワンピースによく似た作風だったのですが
短期で終了してしまった作品でした。

実は今このツギハギ漂流作家の最後付近で、主人公が放った名言である
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」が話題になっている。
最初に書いたとおりこの作品の作風は、ワンピースによく似ていたのです。
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インターネット掲示板の2ちゃんねるなどでは、この名場面がAA(絵文字)化されて
批判的な意見が多いスレッドなどで、よくこのシーンを使ったAAが今でも貼られております。
しかしこの作品今から8年も前の作品で、なおかつ約20回ほどの短期連載だったために
それほど知名度が高くなく、またツギハギの主人公もワンピースの主人公のルフィに似ているため
このAAがインターネットに貼られても
ワンピースのルフィがこの台詞を放ったという間違った認識が広がっていきました。

そして事件は起きました・・・・
先日発売になりました少年ジャンプ45年の歴史の中から
人気キャラ達が登場するのが売りのバンダイナムコゲームスの
ジャンプオールスターバトルというソフトにワンピースのルフィも出演しているのですが
その中のジャンプ名言のコーナーに
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ワンピース本編で、一度もルフィが言った事のない
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」が登録されてしまいました。
おそらく開発者の中にインターネット掲示板を利用している方がいて
このツギハギの名言をワンピースのルフィが言った台詞と間違って認識してしまったために
このような事になってしまったのだと思いますが
これはちょっと後年にも語り継がれるであろう珍事ですね。

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