世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

2015年05月

ほんのりと怖い話スレ その108
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1429018865/


857 :本当にあった怖い名無し:2015/05/29(金) 19:09:22.84 ID:oppbSuE8o
20年くらい前の話。

私はスナックでバイトしていた。
スナックには、雇われママとそのご主人がいて
私ともう一人、5歳年上のお姐さんとで回していた。

みんな仲が良くて、私とお姐さんの送り迎えはご主人がしていた。

ある時、このご主人から携帯で
「ちょっと早いけど迎えに行っていいか」と聞かれて
「はい、お待ちしてます」

で、スナックに着くと、ご主人が
「夕べ、鍵しめて帰ったんだけど
今日、来てみたら椅子もテーブルも無茶苦茶なんだ。
鍵を持ってるのは俺だけだしなぁ」

店内は無茶苦茶だった。

二人でそれを片付けて、
「今までも、たまにこんな事があったんだよなぁ」
「ママさんは知ってるんですか」
「うん、知ってる。一人でここに来ないようにしてる。
繊細な人だから」
「お祓いとかしたらどうですか」
「客商売だしあまりしたくないな」

そんな事を話して、淡々と仕事をした。


858 :本当にあった怖い名無し:2015/05/29(金) 19:10:09.28 ID:oppbSuE8o
後日、酔っ払ったママさんから
「あんた、テーブルや椅子が動くって聞いて辞めないよね。」
「別に私に被害がないので」
「私は怖いよ。本当に怖い。
今すぐ何もかも放り出したいけど・・・」

この話をした10日後、ママとご主人は夜逃げした。

お姐さんとちょっと途方にくれたけど
私は別のバイトに受かり、
お姐さんは実家に帰った。

あの、椅子やテーブルが動く現象がなんなのかわからないけど
ママたちの夜逃げ後、あの店に入る店子は半年くらい単位で変わっている。



不動産の仕事をしていたので、
この手の話はよくきいた。

一番強烈だったのは、とあるマンション。
私「4LDKで1980? ここ安いですねー」
上司「あーー。そこはただでも人は住まんよ」
私「…え?」
上司「一家惨殺あった部屋や。
飛び散った血が何度壁紙はりかえても壁にうきよる。
そこに入ると基地外になるで」
私「まさかぁー」
上司「包丁で家族めったざししたから部屋は血の海や。
そいつはマンションの踊り場から飛び降りて死んだ。
その後に部屋に入った住人も2人飛び降りた。
あそこ通ったことある?」
私「はい・・・」
上司「夏でも寒ないか?」

確かに。
あのマンション。いつも日陰で、うすぐらい。

マンションは南北の通りに面している。
この通りは地元の不動産では有名な霊の通り道。
深夜、馬に乗った甲冑姿の侍が走り抜ける。
踏切に立つと、向こう側に「足だけ」が見える。
特急がくると背中を押される。
飛び込みが起きると、決まって「同じ場所」に
「首だけ」が飛んでくる。
なお道を北に進むと古い塚がある。
信長に「根切り」をされた一族を奉っている。
ここの椿を切ろうとすると大ケガをする。


事件に関する重要な記録をここに公開する。
ICレコーダーによる記録である。
吹き込まれた声は基本的に可美村(かみむら)緋那(ひな)のものだけである。
彼女は警視庁の刑事であると共に、IZUMO社航空機墜落事故の唯一の生存者である
可美村貴代(たかよ)ちゃん(事故当時十三歳)の叔母でもある。
貴代ちゃんは事故の怪我によって、長らく植物人間状態と見なされていたが、
先日、意識をはっきりと回復していることが確認された。会話が出来るほどには回復していないため、
奥歯に電極を取り付け、歯を噛み合わせると電子音が鳴る仕組みでコミュニケーションを可能にした。

イエスの場合は二回、ノーの場合は一回、歯を噛み合わせてもらった。
貴代ちゃんの精神安定のため、部屋には緋那さんと貴代ちゃんの二人だけである。
カメラなども設置していない。

以下が記録である。

「他の乗客の人たちは普通でしたか?」
 二回。
「飛んでいる最中に何かが起こったのですね」
 四回、間断なく。
「それはYESということ?」
 三回。
「つらい? この話、やめましょうか?」
 しばし後、一回。

「続けられる?」
 二回。
「じゃあ、もう少し頑張ってくださいね」
 二回。

「事故の前、飛行機は揺れましたか?」
 二回。
「恐かった?」
 やや後、一回。
「その時には、もう落ちると思いましたか?」
 一回。
「大したことはないと思ったんですね」
 二回。

「窓は」
 二回。
「それは窓を壊して入ってきたということ?」
 二回。
「その何かは、乗客に酷いことをしたのですか?」
 二回。
「貴代ちゃんの傷も、その何かのせい?」
 何度も。

「傷口から唾液が」
 何度も。
「牙が生えてた?」
 何度も。
「ぬめぬめしてた?」
 何度も。
「目が真っ黒で、葡萄みたいに小さくて、びっしりと」
 何度も。
「子供みたいに小さい」
 何度も。
「手が、ううん、足? たくさん生えてて、這い回るみたいに」
 何度も。

「変な声で、何かを擦ったみたいな声で」
 何度も。
「すごく小さな穴や隙間から、ずりずりって出てきて」
 何度も。
「身体に張り付いてきて」
 何度も。
「登ってきて」
 何度も。
「噛みついて」
 電子音は以降、一切鳴らなくなる。
「食べられ」
「痛い」
「助けて」

以上が記録された二人のやり取りである。
後半、何かをこするような音や、ピタピタと吸盤の張り付くような音、
引きずるような音などが入り乱れたが、詳細は不明である。
可美村緋那の声が後半で震えていたことと何らかの関係があるのかも不明。
この記録は桜美赤十字病院女性二名惨殺事件の重要参考物件として
県警に保管されている。
この事件の真相は未だ謎に包まれたままである。


ほんのりと怖い話スレ その108
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1429018865/


831 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/29(金) 03:17:06.41 ID:oKgDbaicO.net
眠れないので投下する
文才無いので読みにくかったらごめんなさい

俺だけが怖かっただけだしちょっと長いので、暇潰し程度に読んで貰えれば幸いです

(1)
俺の家は、稲荷神社を管理してる。神主ではなくて、神社の本殿の鍵を遠方にいる神主の方から預かっていて、定期的に掃除したりするようなかんじだ。

高校2年の頃。
当時俺は、嫌いな授業があるってだけで昼から登校してみたり、仮病使って午前中に早退したり、あんまり学校に長居しない不真面目なやつだった。
6月か7月の晴れた日。
その日も俺は仮病を使って午前11時くらいに早退したんだ。

バスに乗って家に帰ったんだけど、親は仕事で当然いなくて、いつもは家にいるばあちゃんもいなかった。
家にいても暇だったし、いずれ帰ってくるばあちゃんに、早退したことをとやかく言われるのがいやだったから、制服から私服に着替えて、スクールバッグに暇潰しアイテムを詰め込んで、ばあちゃんの部屋にある神社の鍵を拝借して家を出た。
多分、昼の12時くらいだと思う。
早退したことがバレないように、俺は神社の本殿に夕方まで籠城するつもりだったんだ。



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