世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

2016年02月

幽霊を視る方法を試して一週間以内の話。

生まれて初めて夏バテにかかった。陸上とかをやってたこともあり、体力には自信があった私だけど食事は流動食以外採れなくなるくらい、なぜか急にバテた。

ある夜急に目が覚めた。昼間予定がある時以外はぐったり寝ているので、目が覚めても当然かな…とぼんやり考えていた。
時計を見ると1時50分。寝苦しくて寝返りをうつと少しして、部屋の中心に何か黒いモノが浮いて見えた。

眼が暗闇に慣れていなかったのか、ぼや~っとした黒いモノしか分からない。
おまけにコンタクトをしてないので、かすんで見える。ぼっーっとそれを見ていると何となく大きくなった気がした。

何日か前に試した「アレ」が頭に浮かんだ。

まさかそんなはずはないと思い、だるさの残る体を起こして勇気を出して思いっっっきり近づいた。
手を伸ばせば届くその距離30㎝。その物体は

人 間 の 生 首

…だった。

黒く乱れた髪をしていたそれをみて、しばらく凝視したまま凍り付いた。(睨まれていた気もする)

びびった私はそれから周りが見えないよう、ベッドの隅に放置してあった羽毛布団をクソあちぃ中、頭まですっぽりかぶり汗をダラダラ流しながら眠った。

次の日のこと。
昨日の事もあって遅くまでテレビを見ていた。一階は部屋数が少ないので仏間にテレビを置いている。

どうしても自分が見たもののことが信じられず、やっぱり疲れてるのかと思い込もうとしていた。

少ししてテレビに集中していた時、仏壇を縦長の白いモノが横切る。
最初はテレビの光が眼に焼き付いて見えてるだけかと思った。
何度か仏壇を西に横切るものが見えて、いい加減怖くなってきて部屋から出ようと立ったとき東に横切る人型のそれをハッキリ見てしまった。
白装束の黒髪の長い女性。ゾッとしたのはその右顔面。赤黒く焼けただれていて怖くて目をそらしてしまった。もう一度目を向けるとすでに消えていた。

部屋を出て居間にいた母に打ち明けた。仏壇を東と西に横切る白い人が見えると。
真剣な顔で母は教えてくれた。「仏壇を西に横切るひとは天国へ行く人。東へ横切る人は地獄へ行く人だよ」

つまり私が見たモノは…。


不可解な体験、謎な話~enigma~ Part98
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1452547037/


174 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/27(土) 10:40:22.71 ID:ggnvDf9n0.net
怖くも何ともない話なんだがちと不可解なことがあったので。

仕事がちと忙しくてこの間の日曜から月曜、火曜から水曜と徹夜仕事をしてたんだ。
現場は森と畑が隣接した場所で、森をほんの少し切り開いたところに太陽光発電所を作ってた。
森と畑の境界に何とか車がすれ違えるくらいの道があって、その道に対して畑の真ん中をつっ来た道がぶつかってT字路になってる。
そのT字路の部分に現場に入る私道、元々は森の奥に行く管理用の道路らしい舗装もされてない道がぶつかって十字路になってるような感じ。
一応現場から200m程度離れた所に民家も一軒あるんだけど畑の中という立地上、周辺には外灯の一つもなく夜になるととにかく真っ暗。
そんな中、ヘッドライトを付けて現場入口の電柱に電線の固定やら何やら作業をやっていた夜中の3時頃のこと。
不意に足音が聞こえたんだ。
時間帯も場所もあいまってすごく静かだった空間にやたらと響いたんで視線を横に向けると畑の中の道をこちらに向かってゆっくり歩いてる人影が一つ。
40~50m程度は離れてたしヘッドライトの光量じゃ真黒な影にしか見えなかったんだけど、最初は近所の老人が散歩でもしてるのかって思った。
でも近くに家なんか一軒しかないし、外灯もなくて足元もろくに見えない闇の中、そいつは懐中電灯の一つも持ってなかった。
何より、不意に足音が響いて見たからその人影に気付いたんだけどそいつは一体どこからきたんだ?
足音がして見た時には畑の真ん中の道にそいつはいたんだ。
単に足音に気付かなかったんだろう、なんてことは絶対にない。
本当に突然、そいつはそこに現れたんだって、そうとしか思えない状況だった。


175 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/27(土) 10:40:51.43 ID:ggnvDf9n0.net
ひょっとして見ちゃいけないものを見てるのかな…なんて思ったけど仕事に追われてたから2、3度ちらちら見たけど後は極力無視して仕事をしていた。
まあ電柱の作業はほとんど終わりだったのですぐに終わらせて、道の方に出てみたんだ。
さっきそいつがいた道には誰もいない。
左右に伸びる道を見ても誰もいなかった。
数100m先の道路にある外灯と月灯り、そう遠くまでは照らせないヘッドライトのか細い光量でしか見てないけど、人影があったとして分からないほどではなかった。
見通しもよくて姿を隠せるわけもない。
ちらっと見た時のゆっくりした動きから、電柱から降りて確認しに行くまでの短い時間にいなくなることなんか不可能だった。
それに、これは後で考えて思ったことなんだけど…あれだけ響いた足音が途中から全く聞こえていなかったように思える。

ただそれだけのことで、朝を迎えるまでの間に何かあったわけでもない。
だけど夜が明けてから応援にきてくれてる元請の若い職人にこの話をしたところ

霊能力のある友人がこの間電話をかけてきて「今どんな現場に入ってるのか?」と先日聞かれたと話してくれた。
「何かよくない場所だと思う、体調が悪くなったりしてないか?」などと聞かれたらしいのだが、特別そういったことはなかった。
強いて言えばうちの職人が鼻がひどくなってたがあれはおそらく花粉症だろう。


176 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/27(土) 10:41:16.46 ID:ggnvDf9n0.net
だがもう一つ職人が話してくれたこと。
現場の入口脇にある小さなプレハブ小屋の話が気になった。
現場は道路から私道に入ってほんの10m程度入った所にあったけどその手前側に小さなプレハブ小屋があった。
ボロボロで物置か何かだろう程度にしか思ってなかったんだけど話によるとそこには人が住んでいたらしく、近づいて見てみると確かにそんな痕跡はあった。
窓も壁も壊れてボロボロだけどテレビと棚と小さなソファ、それだけでいっぱいの6畳あるかどうかの小さな小屋。
キッチンも風呂も何もない、どういう生活をしていたのかは分からないけど確かに人が住んでいただろう小屋。
誰かがくつろぎ空間として使っていただけかも知れないけどそれにしては気になる点が一つ。
「火伏般若」「魔除仁王」…そんな文字とそれぞれ般若、仁王の絵が描かれた2枚の御札。
まあ火難除けと災い除けの御札だろうけど、住居でなければそんなものを貼ったりはしないんじゃないかなって思う。
で、そこに住んでいた住人がどうやら行方不明らしい。
小耳にはさんだ話で詳しくは知らないようだけどね。
それを聞いてさ、ひょっとしてあの夜中の人影はその住人が帰ってきたんじゃないか、なんて考えたりした。
まあこの話も先の霊能力のある友達の話にしろ若い職人の冗談なのかも知れないけど。
さらに翌日の徹夜仕事の最中にも謎の発光現象や音がしたりもあってさ。
自分としては初の霊体験なのかなと



私は編集者をしており、主にイベントや食べ物屋さんなどの紹介記事を書いています。
こちらから掲載をお願いする事もあれば、読者からの情報を参考にしたり、
その他お店からハガキやFAX、電話などで掲載以来を受ける事もあり、
その場合、なんとなく興味がわいたら取材に行くという感じ。
お店を選ぶ基準は、このお店なら色々書くことありそうだな~、
こっちのお店はなんかいまいちだな~といったフィーリングによるものが大きいです。
ある日、締め切り明けで暇になり、みんなどこかに遊びに行ったり、
得意先まわりに行ったりで編集部からほとんど人が消えました。
私は特に行く所もなく、何か面白いことないかな~と、
その日届いた読者からのハガキを眺めていました。
その中にあった一通の封筒の中には、1枚の写真と便せん。
写真にはいかにも老舗って感じの古めかしい和菓子屋さんが写っていました。

便せんには、なんだかインクのしみというか…
書いて乾かないうちにこすってしまったような…
とにかく汚い字で「おいしいですよ ぜひ来てください」と書かれているだけです。
なんだか気味が悪かったんですが、逆にちょっと興味を引かれ、
「暇だしのぞくくらいならいいか」という気分になりました。
「来てください」というなら恐らく自薦だろうと、
便せんに書かれた住所を見て、だいたいの位置を把握しました。
…いつもは道路地図やネットで(最低でも店の名前くらいは)調べてから行くのですが、
その時は暇だったのもあり、なんだか調べるのが面倒にだったんです。
見つからなければそれでいいや、くらいの軽い気持ちで出かけました。

1時間ほど車を走らせ、目的地周辺まで到着した私は、
近くにあったスーパーに車を止め、そこからは徒歩で探す事にしました。
写真を見ながらてくてく歩く事、十数分。
だいたいの住所はこの辺だな…と見回すも、
そこは閑静な住宅街といった感じで和菓子屋さんなんてありゃしません。
裏道かな?とわき道にそれると、一軒の(恐らく)空き家がありました。
雨戸は閉められ、庭は荒れ果て雑草が生い茂り、一目見ればわかるじめっとした雰囲気。
なんだか気持ち悪くなり目を逸らすと、突然上の方から視線を感じました。
はっとその方向を見ると、2階の一室だけ、雨戸が閉められていない窓がありました。
まさか人がいるのか…と、余計に気味が悪くなり、早々にその場から立ち去りました。

しばらく周辺を歩くもやはり写真のお店は見つからず、
そのまま少しはなれた商店街まできてしまいました。
私は近くの雑貨屋さんに入り、ジュースを買うついでに
店主のおじいさんに写真を見せ、詳しい場所を聞いてみました。
おじいさんは写真を見るなり怪訝そうな顔でしばらく考え込み、
思い出したように言いました。
「ああ、これ、○○さんとこか!で、あんた、この写真どうしたの?」
「あ、私Aという雑誌の編集者なんですよ。
 それで、そのお店の取材に行こうと思いまして。
 写真はそのお店の方が送って来てくれたんですが」
「んん?そんなわけ無いよ。この店、10年くらい前に火事おこして焼けちゃったから」

「え!?…お店の方は?」
「みんなそれで焼け死んじゃったと思うけどなあ」
「…それで今はその場所、どうなってるんですか」
「そのあと新しく家は建って誰かしら引っ越して来たんだけど…
 いや、まあ、その家族なんだかで長くしないうち引っ越しちまったから、
 いまは空き家だよ。しかしタチの悪いイタズラだなあ」
空き家…先程の家かもしれませんが、視線を感じたこともあり、
確認するのが恐かったので、おじいさんにお礼を言い、
そのまま編集部に帰りました。帰って来ていた編集長に事の経緯を話し、
例の封筒を見せようとカバンの中をあさりましたが、なぜか無いんです。
どこかに落としたのかもしれません。車の中か?と戻ろうとすると、
「多分無いと思うよ、それ」と編集長に引き止められました。

「5、6年前かな。俺が新人の頃さ、同じようなことがあったんだよな。
 そこに行ったのは俺じゃなくて先輩だったんだけど」
「あ、そうなんですか。行ったのはどなたですか?」
「いや、もういない。取材に行ったきり帰ってこなかったんだよ。
 ××町の和菓子屋さん行くわってふらっと出掛けたっきり。
 当時はけっこう大騒ぎになったんだよね。車ごと消えたから。
 先輩も車も、結局見つからなくてさ。
 で、俺は先輩が行く前にその封筒も中身も見たんだけど、
 お前が言ってたのとだいたい同じ感じだったかな。
 先輩のは確か「きてください」としか書いてなかったんだけどね。
 もちろん、いたずらかもしれないけどさ。気味が悪いよなあ。」

…その後、車の中を探しましたがあの封筒は見つからず…。
誰があの封筒を送って来たのか、なぜその先輩が消えたのか、
私が呼ばれたのはなぜなのか…結局わからないままです。
それから3年たちましたが、郵便が届くたびにあの封筒が来ないか、ビクビクしています。


不可解な体験、謎な話~enigma~ Part98
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1452547037/


160 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/24(水) 16:52:30.53 ID:u8QMfWAv0.net
大した話じゃないけど実際に俺が不思議だと思ったこと
大学の頃地元の友達の家でバイトしてた
仕出しもしてる割烹
俺の仕事はお客さん帰ったあとの片付け、皿洗い、そして配達
配達っていうのが近所の寺や葬儀会場に弁当や料理を持ってくのが主
お通夜の時の葬儀会場への夜食の注文もよくあった
で何故かそれの注文の数がよく間違える、しかも必ずひとつ多い
葬儀場の裏口で遺族の人に、ひとつ多いよ、と言われることが結構あった
注文を受けるのは女将である友達の母ちゃんか中居さんで俺のせいじゃない
今日もひとつ多かったですよ、とか女将さんや親父さんに報告すると
今までいた家族の分まで頼んじまうんだろ、精進落としだ食っちまえ、とか言われて
だいたい夜食の注文は親子丼かうな丼だから有難く頂くわけ
つづく


161 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/24(水) 17:02:09.84 ID:u8QMfWAv0.net
で、何年か前に俺の父親が死んだ
嫁さんと実家から離れたところで住んでたから
地元に戻って葬式をした、通夜は俺が配達してた葬儀場で
代替りして友達が継いだバイトしてた割烹で昼も夜食も頼んだんだけど
割烹の親父さんがわざわざ配達してくれた夜食がひとつ多かった
夜のロウソク番で残ったのは俺と嫁と母親の三人で嫁が注文した時も
確かに三つうな丼を頼んだのを俺も一緒に聞いてた
で、俺が親父さんひとつ多いね、って言ったら
○○さん(俺の親父の名前)も食いたがったんだなあ、なんて言って持って帰った
それが何か心の隅に残ってね
で、その年の夏に実家に帰った時にその店に嫁と母親連れて食事に行った
客は俺たち家族だけだったし、俺が来たって知ると親父さんも出てきてくれた
で、友達と親父さんに一杯つけながら昔の話とかしてたんだよな
そしたら親父さんが俺にこういうんだよな
A(俺)ちゃんの親父さんの時もそうだったけどあそこの配達夜食で
ひとつ多いことが多いの覚えてるか?って
俺は、ええ覚えてますよ、よく俺もありがたくいただきましたからって答えたの
そしたら親父さんが言うんだよね
教えてあげるよ、ひとつ配達で多いのはこの店の常連さんが亡くなった時なんだ、と
長いけどまだつづく


163 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/24(水) 17:09:50.59 ID:u8QMfWAv0.net
で、親父さんが言うには、あとはなぜか男の人
女の人の時はそういうことがないらしい
で、さらに親父さんが
覚えてるかい?一個多い時は必ず戻ってきた時にAちゃんに塩かけてたろ?
きっとこの店の味が恋しくて付いてきちまってるからやってたんだよ
俺としちゃあ死んでも食いたいと思ってくれるなんてありがたいけどね、と。
そういえばそうだった気がする程度で俺は全然覚えてなかったけど
そうだったのかと妙に納得した
閉店少しすぎまで飲んで帰ったけど帰り際に親父さんと友達に
俺が死んだ時も夜食の数は増えるかもねwって言ったら
お前の通夜の時はもったいないからひとつ減らして持ってくよ
でもそれだとAは化けて出てきそうで嫌だねwなんて笑われた

そんだけです長くなってごめんなさい
今でもうちの嫁さんにはあんたが死んだらきっと食べたがるだろうね
なんて笑われる



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