世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

2016年04月

不可解な体験、謎な話~enigma~ Part98
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1452547037/


408 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/21(木) 14:20:21.41 ID:5YNrrUTl0.net
去年家族旅行で銀山温泉を見に行った帰り
登録しておいた山形駅のビジネスホテルへナビをセット
銀山に行く時もホテルから直行したから、その道を戻るハズなんだけど
夜の山道、どうにも来た道と違うルートを誘導してる
一度車を止めてナビ設定を見直しても、幹線道路優先になってる

近道かもしれん、と一先ずナビに従って山道を進むと
早々に街灯が無くなって、道が細くなって、ガードレールが無くなって
ついには舗装が無くなった
Uターンするスペースも無いから進むしかなくて
低速で1kmくらい進むと、空き地に出た

たぶん林業の作業場か何かなんだと思う
簡素な小屋と入り口の高い倉庫っぽいのが見えた
さすがにコレはナビの故障だろう、と思い再検索する為、車を止めようとした時
「ドォーーーーン」と大きな音と車を揺らす振動がした
なんだ、なんだと俺と親父が車の外に出て辺りを見回すけど
車に何かが当たったワケでもなく、落石や倒木があるようでもない
百歩譲って聞き間違いはあっても、振動まで勘違いはありえない

暗くて分からないけど、山の奥で何らかの崩落でもあったんだろう
と車に戻ろうとしたとき、車中にいた母と姉が絶叫を上げた
ヘッドライトの逆光で見難かったけど車の周りに誰かがいる
最初は「熊か?」と思ったけど、背格好から人だと分かった

親父が落ちてた枝木を持って「なんだお前ら」と近付いていくと
それに気付いた人影が、散り散りに山の中へ消えて行った
俺と親父は「ヒィッ」っと悲鳴を上げて、大急ぎで車に乗って
一目散に来た道を戻った


409 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/21(木) 14:23:17.54 ID:5YNrrUTl0.net
ルート履歴を辿ってどうにか幹線道路のファミレスに寄ることができた
そのままホテルに行くこともできたけど、うまく表現できないが
落ち着くまで明るくて人の多いところに居たかった
ホテルには親父が適当な理由をつけて今夜は行けない事を連絡
連泊だったせいか、この日のキャンセル料は無かったらしい

母と姉は何も話そうとしないから、何で絶叫を上げたのか今でも分からない
俺と親父は、あの人影が四つん這いでカサカサと山の中に逃げて行ったのを見た
幽霊を見た怖さというより、生理的に気持ち悪い昆虫を見たときの怖さに近い感じ



俺の子供の頃の話。
鹿児島県の川沿いのすごい小さい村(町まで車で1時間弱程)に住んでたんだ。
小学生の頃俺らは子供同士では夏場を中心に川で遊ぶことが多かったんだけど、
時々同じ年位の可愛い女の子が裸で泳いでるんだよ。名前も学年もわからなかったけれど、多分同じ年だった。
小学校は村の小さな校舎に通うか、町まで通うか(バスを使えば遅刻ぎみではあるが通えるようだった)だったんだが、
女の子はどっちにも行っていないみたいだった。少なくとも俺の通ってた村の学校にはいなかった。

女の子はどうも頭がおかしかったみたいで、家もわからなかった。
と、いうより、村の人同士顔見知りなので、家くらいわかるもんなんだけど、女の子は家に住んではいなさそうで、誰に養われているのかも解らなかった。
まあ時々白髪頭で破れた服を着てるお婆さんは見掛けたかな。
あとビニールテントがあったようななかったような…覚えてないし、子供だったから、あっても意識しなかったと思う。

親はあんまりその辺では遊ぶなっていってたけど、裸でいるわけだから、見に行ったし、時々一緒に遊んだよ。喋れないみたいだったけど。
ある日友達のAが(ここでは詳しくは書かないけどw)女の子にちょっかい出してたんだ。

A以外の奴は昼飯食いに家に戻った後、また集まるみたくなって、一旦家に帰った。
そしたら俺は急激に眠くなって夕方まで寝ちゃったんだけど、夜になるとAが家に戻らないって騒ぎになってるの。
その時は全く関係性なんて考えもしなかったけど、Aは帰ってこなかった。水難て事になったけど、遺体とかは発見されなかった

その女の子は夏になるとよく見掛けるんだよね。そういえば、冬は見なかった気がする。

その翌年の夏に、こっそりと夜中に家を抜け出して肝試しやろうって話になったんだ。

こなかった奴も2人いたけど、親に見つかったんだろうと思って、3人・2人に別れて交代に山を回って帰って来た。
先に3人の方がちょっと青い顔して帰ってきたんだけど、俺ら2人が出発する前に、親が懐中電灯もって探しに来たんだ。(1年前のAの事もあったしな。)

でも俺ら2人も行ってきたかったから、3人には先に帰ってもらって、俺らも肝試しに出発した。

暫くした後、あの女の子のいる辺りを歩いてるときにガサゴソと音がした。

女の子がシャベルで地面掘ってて、老婆は叫びながら木に何か打ち付けてた。
間違ってライトを顔にあてちゃったんだけど、2人ともこの世の物とは思えない顔で目見開いてんだけど、どこか悲壮感が漂ってたのも覚えてるわ。
暗かったし、ライトは逆行でこっちの顔は見られなかったみたいで必死に走って振り切った。

戻ると、元々来てなかった2人が行方不明って話になってた。
先に回った3人は音が聞こえて怖くなって帰って来たから、見ていなかった。

2人は結局戻ってこなくて、俺の家族は片方の祖母の住んでる茨城に1週間後に引っ越した。

親に女の子の話しても知らないの一点張り。子供だから教えてもらえなかったけど事実が知りたい。

今連絡つく友達は肝試し中に一緒に目撃した奴だけ。そいつから噂を聞く所によると、
あれ以来女の子はいなくなって、掘ってた所からは靴が3足出てきたらしい…

先週、久しぶりに2人で村に帰ってみた。

もうダムの底だったよ。

もし、20年前のこの話を知ってり人がいたら教えてください。


∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part79∧∧
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1449443522/


316 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/22(金) 07:40:59.03 ID:dCBOin0E0.net
有名かもしれないが昔話

昔あるところにマタギがいた
獲物が取れる時期は山で狩りをし皮を衣類にして売り、他は食糧にしてた

冬も近付くある秋の頃、獲物が全くと獲れない日が10日ほど続いた
越冬の為の保存用どころか当日食うものもなくなり、数日が経過したので
マタギは背に腹は代えられないと普段立ち入る事のない山の奥に行くことを決心した

その地元では山の奥への侵入は神の怒りに触れるとか、バチが当たるとか言われており
立ち入りが堅く禁止されていたが、実のところ
単純に地理的に危険で事故が絶えないのでそう伝えられて来た、と言うことをマタギは知っていた
早朝まだ真っ暗の中、準備をして山の奥に向けマタギは出発した

順調に山の奥に入ったが、天気は芳しくなく、予想通り険しい場所だった
しかし一方マタギの睨んだ通り、麓ではさっぱりなかった獣の気配を少し感じた
マタギが推測するに、どうやら普段より冬が早くやって来ているようで
獣達も早目に冬眠の準備を始めたらしい
足場に注意を払いながら獲物をじっと待ち静かに後を尾けていった

続く



先日、祖母の葬式のために生まれ故郷を訪れた。
そこは山と畑しかないような、いわゆる寂れた山村だ。私が小学生の時に両親と市内に引っ越したために脚が遠のき、さらに大学に通うのに東京に出たため、そこを訪れるのは実に10年振りだった。
葬式が終わり、一人で子供の頃と少し様子の変わった村の中を散歩していると、ある家から鋭い鳥の鳴き声が聞こえた。
何かが引き千切られるような、苦しそうな泣き声。
不穏なものを感じた私は生垣を掻き分けてその庭を覗くと、10歳くらいの小さな女の子がこちらに背中を向けてうずくまっているのが見えた。
そしてもう一度鳥の鳴き声。
今度は長く響いて、そして弱々しく消えていった。思わず身を乗り出した私の重みで生垣が音を立てた。
私に気付いて女の子が突然こちらに振り返った。
前髪を綺麗に切り揃えた真っ白な女の子。その子の右手には、もう動かなくなった小さな鳥の姿が..。そう。すずめを握り潰していたのだ。
私と目が合うと、その子はすずめをこちらに差し出しながら歩み寄って来た。口元に笑みを浮かべて。
その異常な光景に恐怖した私は、声を上げて無我夢中でその場から逃げ出した。
後から近所の人にその家のことを聞いてみると、その家は一年程前にその村に引っ越して来た「東京の大学の先生」のものだそうだ。
村の人とはほとんど交流がないようで、特に娘のこととなると余り多くを語ってはくれなかった。
しかし私の幼馴染が、その家には精神を病んだ娘がいて隠れるように田舎に住んでいることを教えてくれた。
「人形のような綺麗な顔立ちの子なのにな。可哀想に。」
そう言って目を伏せていた。
両親の車で村を出るとき、その家の前を通った。その家の周りだけ重苦しい暗い影に覆われているように感じ、ふと目をやるとそこには生垣を掻き分けて私を見つめるおかっぱ頭の白い女の子の姿があった。
あの時と同じように口元に笑みを浮かべて。
あまりの恐怖で声も出なかった。
息も出来なかった。
ただもう全身がブルブルと震え、涙が止まらなかった。両親が気付いて慌てて車を止めようとしたが、私はとにかくここから早く離れてくれとだけ伝えるのが精一杯だった。
東京に戻った今も、時折夢の中にあの白い女の子が現れる。もうすぐ祖母の四十九日の法要があるが、私はもう二度とあの村を訪れることは出来ないだろう。
書いててまた怖くなって来ました。
これで忘れられるかと思ったのに。
こんな夜中に書くんじゃなかった..。
[後日談]
私の大学にまだ40代なのに地方に隠居された助教授がいるそうです。丁度一年程前に…。
万が一、ということもあるので名前は聞いていません。
知りたくもないです。


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