世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

2016年11月

ある日の放課後、弓道部の備品を預けようといつもの使っているコインロッカーを開けた。
ロッカーの中を開けて見るなり驚いた。中にタオルにくるまれた赤ん坊が入れられていたのだ。
もう死んでいるらしく瞼はかたく閉じられていて、身動きしない。脈を取ってみたが赤ん坊の冷たい手首からは何も伝わってこなかった。
警察に届けようかと思ったが面倒くさいのでやめた。これから、塾があるのだ。
事情聴取なんかに付き合っていたら勉強が遅れてしまう。
色々考えた挙句、駅の裏に位置する公園の池に捨てることにした。
私はあの池の魚たちが好きなのでえさをあげようと思ったのだ。
きっとあの赤ん坊の遺体は魚に食べられるだろう。
一週間ほどたった夜、私はあの赤ん坊のことを思い出し、ふと公園に立ち寄って見る事にした。
池のほとりで黒い水にゆたう月の美しさに見入っていると、異臭とともに何か小さい小型犬のようなものが
池から這い出て来た。

よく見ると、あの時私が魚たちに与えた赤ん坊である。
生きていたのだろうか。いや、そんな筈がない。確かに赤ん坊は死んでいた。
ということは・・・これは、あの赤ん坊のゾンビなのだろうか?体のどこも腐ってはいないが。
と、あの赤ん坊が私の足元に尋常でない速さで擦り寄り、からすのような妙に甲高い声で囁いた。
「ママ」
どうしたことかこの赤ん坊は私を母と思い込んでいるようである。
少し戸惑ったものの、怪物とはいえ、慕われて悪い気はしない。
私は夜も更けた頃に家を抜け出して公園へ行き、あの赤ん坊と散歩するようになった
散歩といっても公園から外へ出ない。
私は赤ん坊と凍て付く冬空の中、冷たい輝きを放つ星を見たり、
針葉樹林の匂いを嗅いだり、
東屋で即興で作った詩を赤ん坊に聞かせたりした。
赤ん坊は私といる時、とても楽しそうだった。

赤ん坊と時間を過ごすようになってから1カ月が過ぎる頃、私はあのロッカーの前でうなだれている女を見つけた。
20代後半のうらぶれた貧しそうな女で、ぼさぼさの髪の毛をゴムでゆわえ、筋張った体に趣味の悪い派手なワンピースを身にまとっていた。
大方、あの子の母親なのだろう。今更、後悔しても遅い。あの子は既に私のものなのだ。
あの子もあんな醜くやつれた女よりも私の方が母で嬉しいはずだ。
私は優越感を抱きながら家に帰り、あの子に名前をつけてあげようと思い立った。
あの子は女の子だ。私の名前「橘 冬華」から一文字とって「橘 美冬」などどうだろう。
あの子は冬に生まれたので調度良い。あの子はものが食べられるようになるだろうか。
もしそうなったら私の得意料理である、ビーフシチューと、クランベリータルトを食べさせてあげよう。
翌日、私は驚愕と悲しみを味わう事になった。あの女が公園で死んでいたのだ。
腹を美冬に食い破られて。美冬も死んでいた。警察は美冬を獣とも動物とも認定することができず
美冬の死体は、大学の研究室に送られることになった。
私にはわかる。美冬は母の腹の中に帰ろうといたのだ。
あの公園の池より快適な場所へ。私より大切な人の所へ。
美冬は私よりあの人を選んだのだ。美冬は母親に会えたのだ。これで良かったのだ。
私はその日の夜、何年かぶりに泣いた。

10年以上前、鳥取から東京への修学旅行の帰り、山陰本線(?)だかの寝台列車で。
夜中、日本一高いっていう鉄橋を通りました。その2~3年前に強風で列車が脱線、下に落ちて何人か亡くなった場所です。
寝台車のベットで寝れなくて4人で怪談してた友達が、
「人が死んだところで怪談してるとやばくない?」
「やめようか?」
「やめよう やめよう」
と、話してたところ、
「そうしたほうがいい」
という男の声がきこえたそうです。
慌てて周りを調べたが、近くにいた人はいなかったため、パニックになり、
「やばいよ、まじで止めよう」
「そうだな」
「止めよう」
と話したところ、
「そうしろ」
という声が聞こえたそうです。
速攻逃げて別の、友達のベットで寝たそうです。
声は列車の窓際下の空間からしたそうです。
余部(あまるべ)鉄橋です。たしか。


ほんのりと怖い話スレ その121
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1477608447/

630 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/25(金) 10:59:34.30 ID:KUWMKL3O0.net
10年ほど前、夜間のコールセンターのバイトをしていた時の話

1)まだ入ってすぐ位の頃
電話の対応をしていると、背中から腰あたりを突然冷たい手で触られた気がして
振り返ると誰もいない、というのを繰返した。
俺の様子がおかしいのに気づいたリーダーが
「そこ、触られるでしょ。場所移動してもいいよ」と声をかけた。
「よく出るんすか」と聞いたら「その席だけね」と答えた。
以後その席に座らないようにした。
痴女の霊だろうか。
ある種の需要はありそう。

2)原因不明の事件
いつものように仕事をしていると、突然、電話の向こうから「きらりーん」みたいな音がしたと思うと
相手の声が「がっげっうっばっまっ」みたいな変な聞こえ方がするようになった(上手く表現できなくてすまん・・)
当然聞き取れなかったので、謝って再度言ってもらおうとしたところ
突然切れた。
周囲を見ると皆同じようなキョトンとした顔をしていて、「消えた」「きらーんって何?」と一斉に喋りだした。
多分、混線とかそういうのだろうと思うんだが、何せ夜中のコールセンターだったので色々考えてしまった。
その後、しばらくして普通に電話が鳴って、普通に聞こえるようになった。
ただ不思議なことに、その「注文途中で切れた客」からの苦情が一切なく
その後、商品が届かないという苦情も来なかった。

631 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/25(金) 11:01:13.12 ID:KUWMKL3O0.net
3)これは直接俺が関係したわけじゃないんだが・・・

コールセンターはフリーダイヤルなのを良いことに
頭のおかしい奴が電話をかけてきたり、長時間ねばったりする奴がいた。
例えば、女性向けの下着の通販で、女性に対して付け心地を聞いたりサイズを聞いたりする変態から
出ると突然歌いだすおばさんとか、とにかく色々でブラックリストみたいなものがあった。

その中で一人、ある男性に執着したおばさんがいて
他のやつがとると「Aさんに変わって!!」と指名する。
いないとそこからギャーギャー喚いて1時間くらい粘る。
変わったら変わったで、そこからAと世間話をしようとする。
一応客商売なので無碍にできず閉口する。

ある日、いつものようにAが対応していたんだが、Aの様子がおかしい。
目が泳いでいて、こっちに助けを求めているように見える。
リーダーに伝えて交替したらまたギャーギャー喚いていたが、とりあえずリーダーが適当に対応していた。
Aにどうしたのか聞いたら
「おばさんがいきなり、『あんまりコンビニ弁当食べちゃだめよ。昨日も仕事帰りに買ってたでしょ。
三日連続で同じお弁当買うのはやめたほうがいいわ。サラダも買いなさい。
自転車通勤はやめて歩いたほうが健康に良いわよ。最近少し太ったみたいだし。
そろそろ、去年着ていた茶色のピーコート出したら?寒くなってきたし・・」と
Aの私生活に突然干渉してきたらしい。
しかも、すべて当たっていて、茶色のピーコートも当然持っている。
Aがおばさんの電話の対応をしだしたのは半年ほど前からなので
ほぼ1年前にきていたコートを知っているわけがない。
それ以外にもAの私生活を知っている話を一方的に繰返して(2年前に別れた元カノの話とか)
Aが驚いて挙動不審になった。

たまたま近所だった可能性もあるけど、そんな偶然ってあるか?
その後Aは仕事を辞めておばさんからの電話も途絶えた。
未だに謎の事件

632 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/25(金) 11:05:18.94 ID:KUWMKL3O0.net
4)個人的に一番怖い話

ここのトイレが人感センサーみたいなので
人が入ると自動的に点灯するんだが
うっかり長時間うんこで動かないと勝手に消える
その後、便器に座ったまま両手を振ったりして感知させようとするんだが
何故かまったく点かない

結局真っ暗なままうんこを終わらせ、手探りでトイレから出た
トイレからでようとしたところで突然点いたので
「なんだ。入り口にしかセンサーがないのか?」と思って振り向いたら
後ろに人がいた、が一瞬で消えた
一瞬だったので詳細はわからないけど、紺色の服を着ていたように思う

俺より後に人が入ってきたらセンサーが働くはずなのに点いていなかったから
多分幻覚か妄想かなんだろうけど、マジで怖かった・・・

ほんのりと怖い話スレ その121
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1477608447/


603 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/24(木) 00:38:57.52 ID:R9Cb3+s10.net
アマチュアボクシング界では結構有名だった3つ年上の先輩の話。

その先輩とは青年団と呼ばれる子供会のUnder35版のような集まりではじめて会った。
その程度の縁でしか無いのだけれど、テレビとかにも出てたもんだから見かけると嬉しかった。

ある日、青年団の集まりで飲み会に参加した。そこで喧嘩が起きた。

「喧嘩とボクシングの違い教えちゃる」 そう叫んだのは先輩だった。
みんなが先輩を振り返った。 相手は漁師のムキムキのおっさん(といっても先輩の4個上くらい?)だった。

おっさんは最初のワンパンを先輩に決めてこかした。
立ち上がろうとする先輩を皆が止めた。殺し合いになる。そういうムードだった。

はじめは気の所為かと思ったけれど、街頭に照らされる先輩の影だけがおっさんにパンチしてた。
状況が落ち着いて皆が先輩を離した時、先輩の影だけになっても影だけがパンチしてた。
何を言ってるかわからないと思うけれど、街頭の光に投影された地面の影だけが
ボクサーにあるまじき喧嘩パンチを繰り出していたんだ。ずっと。

不思議に思って同級生に 「なぁ!あれ!」と声をかけてもう一度影を見たらもう動いていなかった。
あまりにも大声すぎてみんながこっち見てて恥ずかしい思いをした。

そのあと、影の説明をしたけれどみんなにはわかってもらえず、大笑いされた。
中二病をこじらせすぎたのかもしれない。でもその先輩の弟だけは後で学校で話したら信じてくれた。
兄の執念深さが異常だからそんなこともあるかもね くらいの会話だったけど。


605 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/24(木) 01:35:04.03 ID:0UHA19xZ0.net
シャドウボクシングと言いたいのか



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