世にも奇妙な小物語

怖い話・奇妙な話・小話など集めて掲載しています。

2017年10月

前の話(詳細は電車のつり革)からだいぶ時間がたち、私も仕事が変わりました。
前はデスクワークでしたが、今の仕事は食品を宅配する仕事になりました。そんな私が経験した話です。

ある日、とある家への配達の依頼があり、会社のオンボロの車に乗り、住所を登録して出発しました。
新しいお客様だからちゃんと挨拶したり、チラシを渡したりと結構緊張するなと思いながら向かっていました。
現地に到着すると、なんともまあ、言いづらいが、きったねえ家でした。見た目もさることながら、その家が臭い。何というか犬小屋みたいな匂いが玄関の外にも臭ってくる。
そんな不快な想いを顔に極力出さずに会心の作り笑顔を顔に貼り付けながらインターホンを押す。
ピンポーン♩
はぁ〜い
どたどたどた
とくれば次はガラガラガラ、と玄関が開きお客様とご対面の流れだがこの家は違った。
どたどたどたと足音がして、おそらく玄関まで来たであろうが、引き返してがさがさとなにか物を探している音。
ははーん、どうやら財布を探してくれているんだなと思ったら急に
「なんみょうほーれんげーきょー」
みたいなお経がまるで俺に聞かせるように玄関から聞こえて来ました。
おいおい、呼んだのはそっちなのにこの仕打ちはなんだよ。弁当渡しにくいなぁと思っていると勢いよく玄関が開き、なにかをぶつけられました。
よくみてみると塩でした。
最悪な客だな。
なんて思ってこっちの作り笑顔もすっかりブチギレ顔になり
「いい加減にしろ」
と怒鳴ろうとしたらお客様のおばさんが
「まさかお弁当を頼んだらすごい量の霊を憑けた宅配員さんが来るなんて思わなくて。ごめんなさいね、不快な想いをさせてしまって」
こちらがぽかーんとしていると色々説明してくれた。
どうやら私は霊にとって取り憑くにはいい感じの人間らしく、色々な霊が取り憑いてはまた取り憑いてを繰り返し、先祖の守護霊も限界だったらしい。
そこでなにかの縁で霊能者の客である人の家に配達があって本当に運がいいと言われました。
そこで電車のつり革の話もしてみたら、どうやら守護霊の力が私に取り憑いた霊に悪さをさせないことに力を使っていて、限界になったときに出会ってしまった霊らしい。(どうやらその霊も取り憑き、守護霊もかなり大変だったらしい)
幸いにも、とある最近流行っていた某モンスターを歩いて捕まえる携帯アプリをやっていて、そのせいか神社やお寺をよく歩いていたのがかなり守護霊の助けになり、あの一件以来また直接心霊体験をしなかったらしい。

今ではそのお客様もすっかりお得意様になってくれて、またに無料で軽くお祓いしてくれるようになり、今でも某モンスターを捕まえるゲームも神社やお寺を中心によく歩いています。



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その晩は雨が強く降っていた。
現場に着き、トンネルの手前で車を脇に寄せ、一時停車。 その手の感覚は鈍いほうだが、不気味な雰囲気は感じた。
「恐い場所だ」という先行イメージのせいもあるだろうが。
しばらく休憩の後、ゆっくりと車を進めトンネルに進入開始。こういう体験は 始めてなので、ワクワクするような妙な高揚感を感じる。
友人達も いい年して遊園地の乗り物を前にした子供のような表情で目を輝かせていた。
それほど寂れた場所ではないとは思うのだが、後続の車は来なかった。 なので、スピードをかなり落として進んだ。何かが起こる事を期待しながら。
かし、特に何もおこらずトンネルの終端まで着いてしまった。 トンネルの壁などを観察していた友人たちも、別に妙なモノを見たわけではなさそうだ。
もう1度いってみよう、と提案が出て、皆賛成した。車をトンネルの端でUターンさせた。
今度も、何も起こらなかった。不満なので(と言うか、暇なので) 何度が往復してみよう、という事になった。
雨が強くなってきたのか、雨粒が車を叩く音がうるさくなってきた。 3,4往復ほどしただろうか、友人の1人が、「おい、もう帰ろう」と言い出した。
何も変わった事も起こらず、飽きてきたのだろう、と思った。 だが、何か声の調子がおかしかった。トンネルの出口が見えるあたりで 一旦車を止め、後ろを振り向いた。
帰ろう、と言い出した友人は肩を縮め、寒さに震えるような格好をしている。 もう1人は、その様子を見てキョトンとしている。
「え、どうした?何か見えたのか?」と聞いたが、 「いいから、とにかくここを出よう」と言う。”何か”を見たのか?期待と不安で 動悸が激しくなってきた。雨は一層酷くなり、ボンネットを叩く音が耳ざわりに感じる。
とにかく、一旦ここを出て、どこか落ち着ける場所を探す事にした。
国道沿いのファミレスに寄り、ようやく一息ついた。 夏も近い季節だというのに凍えるように震えていた友人も、ようやく 落ち着いてきたようだ。
「なぁ、もう大丈夫だろ?何を見たんだよ」
「聞こえなかったのか?あれが」友人は怪訝そうな顔で僕達を見た。
妙な怪音の類か?それとも声?しかし、僕には心当たりはなかった。 もう1人の友人も、何が何やら、といった表情をしている。
「別になにも・・・まぁ、運転してたし、雨もうるさかったしなぁ。」
「聞こえてたじゃんか!」いきなり声を張り上げられて、驚いた。
深夜なのでファミレスにはほとんど人はいなかったが、バイトの店員が 目を丸くしてこちらを振り向いた。 しかし、彼がなにを言っているのか理解できない。
「何が聞こえてたって?はっきり言ってよ」
気恥ずかしさと苛立ちもあって、少し強い口調で言ってしまった。
しばらく重い沈黙が続いたあと、彼が口を開いた。
「雨だよ、雨の音。」
「俺達はずっとトンネルの中に居ただろ!なんで雨が車に当たるんだよ!」



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怖くないけど、不思議な小ネタ。若しくは俺が病気なだけ。俺は今仕事の都合で台湾に住んでる。宿代もかからず日本からも近いからたまに友達が台湾に遊びに来る。そういう時の話。
今年の2月の初めの週に渡部(仮名)が遊びに来た。(と俺は思っている、まぁ読んでみて)その前の週からメールで連絡を取り合い、日本を出る前日に確認で電話もした。
奴は金曜日の午後7時に台北に着くフライトで来た。退社後迎えに行き、その日は食事してクラブで飲んで、まあ所謂海外赴任者の週末の典型を一緒に過ごしたわけだ。
奴は初めての海外ということもあり、大人のくせにハシャいじゃってすごく楽しかった。奴は高校からの付き合いでたった一人の親友だから久々に会えてホントに楽しかった。
初日は時間の関係で夜の遊びしかいなかったので二日目は市内の観光をした。俺はこっちに彼女がいて、その日は3人で観光した。一日中台北やその近郊を周った。
不思議な話が起こるのは3日目、奴が日本に帰る日曜日に起こった。
俺と彼女は奴を飛行場まで送った。チェック・インも済まし飛行場のレストランで3人で話してた時だった。
フト俺は渡部の手の甲にTatooがあるのに気付いた。
俺は去年の7月から台湾に赴任になったのだが、その前は奴はそんなTatooはなかった。奴は今でも新宿新都心の某ホテルのレストランで働いているので、そんなところにTatooをいれるとは考えられない。
ところで、俺は学生の頃に、4年くらいまえだが、アジアの旅行にハマっててその頃にインドで知り合った友達で全身にTatooいれてる奴がいた。
藤木(仮名)っていうんだけどそいつは世界を何周もしてるような奴で話題も多く楽しい奴だから日本に帰ってきたりすると飲んでた。
俺は渡部の手の甲のTatooに見覚えがあった。藤木のTatooと同じだった。酒飲む時って相手の手の動きをよく見る癖があるから憶えていた。
で、顔をあげて渡部も顔を見たら、何故か藤木が目の前に座ってるんだよね。全く状況を理解できなかった。ホンの何秒か前までは渡部が座ってた。
俺はその場で、そこに座ってる藤木に訊いたよ。「藤木、何でお前ここにいるんだ?」彼女にも「あれ?渡部は?」って。
藤木も彼女も一瞬アレッって感じで俺も見て、何言ってんの?って雰囲気。彼女は間違いなく土曜日も藤木と遊んだと言い張るし、藤木はまともに取り合ってくれない。
俺は気が狂いそうだった。
金曜日から俺は渡部と遊んでたんだ。
金曜日の夜にクラブで酒飲む時だって、土曜日に観光してる時だって俺は渡部と話してた。彼女に渡部と二人で遊んでた高校時代の話をしたのも憶えてるし。
俺も納得する(そういう問題でもないが)とりあえず藤木を送った。その後彼女に何度か訊いたが、彼女が知ってる限り(土曜日と日曜日)、藤木と俺にしか会ってないと言う。気になり初日に行ったクラブに顔を出し、そこで働いてるお姉ちゃん達にも訊いたが、返ってくる答えは藤木だったと。
皆手の甲のTatooを皆覚えていた。それでも納得いかなかったから、フィルムは残ってたが土曜日に撮ったフィルムを仕事で忙しいので彼女に頼んだ。
その三日間で、といっても写真を撮ったのは土曜日に観光した日だけだったが、写っていたのは渡部だった。
物理的な証拠で考えるとやはり俺が遊んでたのは渡部なのだ。ただ周りの話だと全て藤木。もっと不思議なのは渡部から写真が送られてきたこと。渡部とは今でもメールで台北での話をしている。
更に藤木が去年の暮れからインドに滞在していることを絵葉書で知ったこと。
因みに藤木は今回の俺の経験を全く知らない。俺は今でも何が何だかわからない。



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今から約10年くらい前の話だ。
当時俺は大学2年で、夏休みに田舎に帰省していたんだ。俺の田舎は観光地ではあったが、地元民向けの遊びスポットって少なかったんだよね。
夜に遊ぶと言ったら飲み会や女子をナンパ、心霊スポットに凸する位しかなくて退屈な街だなと思ってた。
事件?があった日はよく一緒につるんでいた
A、B、Cの4人でナンパに行ったが、見事に玉砕し暇をもてあましていた。
となるとやる事といったら酒を飲みながらウィイレやるか、心霊スポット凸くらいだ。
昔からチビで調子こきのBの提案で心霊スポットに行こうという事に。当時”ほんとにあった呪いのビデオ”っていうDVDが流行ってて、心霊ビデオとって投稿してお金をもらおうぜっていう流れだったと思う。
1件だけ行って心霊ビデオが撮れなかったら、骨折り損だという事でこの日は数件凸しようという事に。
結局凸する候補を3件に絞ったが、以下のとおりだ。
① 大○湖付近にある廃ホテル
→火事によって、宿泊者などが亡くなったといういわくつきの場所
② 隠れキリシ○ンの墓
→その名のとおりの場所。江戸時代に禁止されていたキリスト教の教えを隠れながら信仰していた方々の古いお墓らしい。
ちなみに、この墓内で首吊り自殺などもあったようだ。
③ ○山の賽の河原
→恐山と兄弟(姉妹?)と言われる北海道の南部にある霊山。日本全国にも点在する賽の河原のひとつだ。
以上3スポットを回ろうぜという事に。
ワクワク体験できる上に、お金もゲットできて、一石二鳥!とこのときは思ってた。後からすげぇ後悔したけどな。
凸場所が決定したところで、早速懐中電灯×4とデジタルカメラを準備して出発Aの車(ミニバン)でAが運転、助手席に俺、BとCは後ろの席という陣形である。
A以外はビールを飲みながら、レッチリを聴きながらノリノリのテンションで1番目の廃ホテルを目指し1時間半ほどのドライブへ。
廃ホテル付近は街灯はゼロ、月明かりと車のライトを頼りに進んでいく。真っ暗な細い道と深い森の中を車のライトのみで走るだけでも結構不気味で正直俺は結構ビビッてた。
到着時間は11時を少し過ぎた位。静まり返った廃ホテル前に車をつけたが、真っ暗だった上に霧が若干出てきてて正直なんで来たんだろうと若干後悔していた。
そんな空気を変えたのがビールとレッチリの力でテンションMAXのBだった。B”うほぉお、いかにもって感じの場所だな!!俺はやればできる子だー!”とかわけのわからん事とレッチリの歌を歌いながら凸が始まった。
廃ホテルの中は火事があった事もあり、結構床なども抜けていて危険だった。撮影係の俺はデジカメであたりを撮影しながら進んだ。ぶっちゃけ真っ暗すぎて何が移ってるのか全くわからない状態だった。
しばらくするとDが”なんか奥のほうから声が聞こえないか?”と言い出した。おいおい、びびらせんなよとか思ったが、結構顔がマジだったので俺がみんなにジェスチャーでシーって合図した。
”・・・ぅぉぉ・・・ぉ・。”
うん、なんか聞こえた。マジだった。一気に場の空気が凍りついた。なんかこういうときって中々言葉が出てこないのな、なぜか。先頭のBにこれもジェスチャーで帰ろうという合図を送った。
4人とも無言のまま、かつなんかよくわからないうめき声に気づかないフリをしながら車に早足で向かった。だんだんとさっきまで聞こえていた声の数が増えているのに気づいた。
車につくころには、さっきとは比にならないくらい大きなうめき声に変わっていた。
急いで後ろを向かないようにすばやく車に乗った瞬間に車の中で”ヴォッ・・・!”という声が聞こえた瞬間、超急発進で車を出し、ひとまずこの場から離れようとAがナイスドライブテクニックで謎のものとのエンカウントから逃れることができた。
廃ホテルから結構離れたあたりで、車中では廃ホテルでの声について結構盛り上がった。B”うはwwwマジでやばかったwwww”
A”最後車の中で聞こえたのはやばかったなwww”ノンアルコールなのにAはテンションが高かった。
俺”デジカメ回してたから家帰ったらみようずwww”D”賞金ゲットおいしいですwwwww”
とか怖い体験をしたばかりだったが、なぜか変なテンションで盛り上がっていた。
これでとりあえず帰れるなと思ったが、ここで調子こきのBが”でもまだ霊は見てないよな?次もいこうぜ。”と。
確かに見れていないけど、十分だと思っていた。
B”おい、お前らびびってんだろwww”
A、D”びびってねぇし!OK、次の隠れキリシ○ンの墓行こうぜ。”
正直、俺はもうええやんとか思ってたが馬鹿にされるのもしゃくだったのでついていくことにした。この時点で確か深夜12時だった。
隠れキリシ○ンの墓に着いたのは大体深夜12時50分くらいだった。このスポットの付近だが、春は桜が綺麗なスポットで結構有名な場所だが夜は逆に街灯ゼロ、林道ということでマジで不気味だった。
到着するや否や、墓の門が怖い。そして墓の形も十字の造りだったり、横に長かったり、見慣れい異様な形をしていた。
さらに辺りには背の高い木が多く、風にが吹くたびにガサガサって音が聞こえる度にビクッとしちゃいそうな場所だ。
一応トイレなども門を入って右のほうにあったり、手入れはされている感じはしたが墓&木のガサガサという音で、しかも真っ暗ということもあって、いかにも出そうな雰囲気がした。
さっき怖い思いをしたばかりだというのに、Bは車中でかなり酒を飲んでいたこともあり着いて即、単独でトイレに入っていった。
正直すげぇ根性あるなぁと思った。びびりな俺たちはとりあえず墓内の敷地を3人一緒にうろうろしていた。
しばらくするとトイレのほうからBの”ぎゃーっ!という叫び声が聞こえてきた。巨大な仏像などは残ったままで結構不気味なスポットであった。
慌ててBのいるほうに向かったら、Bの単なる悪乗りで俺たちを驚かそうと演技をしただけだったようだ。
Bというやつはこういうキャラで結構空気を読めない&常識がないやつだった。ただ、こういうやつなんで怖いもの知らず的な面もあり、心霊凸にはかかさない人員だった。
B”確かに不気味な雰囲気だけどさ、さっきよりは全然だな。”
A”そうだなぁ、単なる珍しい形をした墓があるだけだな。”
二人が言うように不気味ではあったが、特に怪現象はなく、拍子抜けした感じだった。一応デジカメもまわしていた。
B”ここも駄目なら最後の砦、賽の河原いってみっか!”ということで霊山と言われる○山に出発した。
この○山は上ったことがある人ならわかるが、8合目付近に駐車場がありそこまでは車で上ることができるのだ。
上る途中にも謎の地蔵があったり、結構不気味である。ちなみに、昔この山の麓?にはロンテ○ーザという居酒屋チェーンを運営している会社名と同じ観光施設?があった。
(ググると出ると思うが、でっかい金色の仏像や洋風な石造などをおいているカオスな施設だった)
すぐに入場客が来なくて潰れてしまったが、巨大な仏像などは残ったままで結構不気味なスポットであった。
○山に車で登ると道の途中に地蔵と木の看板?みたいなのがある。
看板には文字が書かれていたがぶっちゃけ車の速さと辺りの暗さで何を書いているか全く見えなかった。賽の河原の近くにある駐車場についたのは2時半くらいだったと思う。
この○山は標高自体は高くはないが、活火山ということで独特のにおいと霧のせいかこの日きた中ではダントツでやばい雰囲気がした。
てかそもそも霊山ていわれてる場所だし、そりゃそうだよな・・・。
駐車場に着くと、その異様な雰囲気のせいか降りるのがほんとに嫌になるくらいだった。
A”まじで行くのか・・。”
D”なんか時間も2時って・・・いかにもって感じだよな・・・。賽の河原もあるんだろ?”
俺もAもDも結構弱気だった。
弱気になる理由はいくつかあった。
・まず地蔵の数が半端ない。
・霊山て結構しゃれにならんのでは?
・賽の河原って子供の霊関係だったよな・・・?
・上る前より霧が異常に濃くなっていること
などなど色々あげるときりがない。
そんな中でもBは余裕をかましていた。こういうときのBはある意味では勇者に見える。
B”大丈夫だって。俺がいるから、なんともねーって!”なんで?って思ったけどこのときはほんとに心強く見えた。
さらにB”マジこんなのでびびるとかお前らへたれすぎ。だっせー”とかすげぇ煽ってくる。
あまりの煽りにAもDもむっとして”じゃあ、ついてってやるよ”しょうがないので、俺もついていくことに。少し歩くとすぐに賽の河原&地蔵がずらーっと並ぶ一本道がある。
A”うわぁ、マジであるんだな。石がたくさんつまれてるな・・・”
D”なんだろ、この変な気分になってくるなここ”
しばらく歩いてるとまたBが煽ってくる。
B”お前らほんとびびりすぎだよな。たいした事ねーって!”といった瞬間につまれている石を蹴って倒しやがった。
これにはさすがに俺たちもすげぇ引いた。俺”さすがにそれはねーだろ・・・。まじ引くわー。”
B”なにマジになってんだよお前。ださいよ。”
ここで俺もちょっと頭にきて、
”確かにこういう場所に夜遊びに来てる俺もあれだけど、最低限のルールみたいなのはあるだろう?こんな非常識な事するんなら、俺帰るわ”
AとDもさすがにこれにはついていけないということで結構場がしらけて帰る事になった。
車中ではBも懲りたのか
B”さっきはごめんね。悪乗りしすぎたわ。”
俺も酒が入ってたからまぁ、しょうがないということで気を取り直すことにした。それでその日はしらけて、Aの家に戻ってウィイレ大会することになった。
Aの家についたのは3時半くらいだったAの家に着くとAも酒を飲み始め、ウィイレをやりながらその日に起こった事を振り返った。
結局、なんか起こったのって1件目だけだったよなとか、俺が怖がりすぎとか笑い話をしていた。
すると突然、家の中から
”バチンッ!”っていう音がなった。
なんというか金属がぶつかるような音っていうのかな・・。
結構おっきな音だった。
最初は気にしなかったが、今度は”バチン、バチン!”と2回。
ここでさすがにみんなで何だこの音?って話になった。もしかしてラップ音じゃねーのか・・・?
とか言ってる内に、また”バチン!バチン!バチン!”と3回。
音だけがなってたのでそこまで怖くなかったが、間違いなく何か俺たちが普段体験することができない現象だということだというのがわかった。
B”これラップ音だぜwwww今3回なったから次4回なったりしてwwww”
すると次は4回なった。
BのテンションはMAX。しかしこの直後にテンションが駄々下がりになるとは・・。
B”うはw4回なったwwwwじゃあ次は5回かなー・・・・”
ならない・・・。ジョンカビラの実況がむなしくTVから聞こえた。シーンと静まり返った瞬間ふとなぜか皆が同時に窓を見た。
”うぉおおおおおおおおお”
窓一面にでっかい男の顔がなんともいえない表情でこちらを見ていた。
”うぉおおおおおおおおお!!!”
人間マジでびびったときはうぉおおおおおおと言うらしい。さっきまで余裕だったBさすがにびびって、4人で布団の中に包まり、何がなんだかわからないこの状況に怯えてた。
こういう状況で自然と出てくる言葉が、”ごめんなさい”だ。4人でずっと”ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、すみません、すみません、すみません”とひたすら謝り続けた。
ほんとに恐怖そのものだった。
どのくらいそうしていたかはわからないが、気づいたら鳥の鳴き声が聞こえてきた。朝が来た・・・?と思って恐る恐る窓を見ると外は明るくなっており、顔は消えていた。
なぜこんなことになったのかという事を話し合った。遊び半分で行っては行けないところに行ってしまったからという事に落ち着いた。
とりあえず明るくなったし、その日に行った3件のスポットに行き、霊?に謝りに行こうという事に。
1件1件回って最後に○山の賽の河原という順序に行くことに。
眠い中目をこすりながら、最後の賽の河原についたのは昼の12時くらいだった。とりあえず、Bが蹴って倒した石を元に戻した上に山に向かって謝ろうということに。
A”お前蹴って倒したのってどこだよ?”
B”ああ、覚えてる。こっちだ。”
少し歩くと突然Bが立ち止まった。
というか少し震えていた。
どうしたんだ?と聞くと”倒した石が元にもどってる・・・。”
ここでさらにゾッとした。
その後は4人そろって”ほんとにすみませんでした。
もうこんな馬鹿なことはしません。”って謝って帰りました。ちなみにビデオだが、撮ったつもりなんにも写ってなくて不思議!状態でした。
電源が落ちてたのかな・・・。いやでも、ちゃんと作動してたはずなんだけどね・・・。



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