前の話(詳細は電車のつり革)からだいぶ時間がたち、私も仕事が変わりました。
前はデスクワークでしたが、今の仕事は食品を宅配する仕事になりました。そんな私が経験した話です。

ある日、とある家への配達の依頼があり、会社のオンボロの車に乗り、住所を登録して出発しました。
新しいお客様だからちゃんと挨拶したり、チラシを渡したりと結構緊張するなと思いながら向かっていました。
現地に到着すると、なんともまあ、言いづらいが、きったねえ家でした。見た目もさることながら、その家が臭い。何というか犬小屋みたいな匂いが玄関の外にも臭ってくる。
そんな不快な想いを顔に極力出さずに会心の作り笑顔を顔に貼り付けながらインターホンを押す。
ピンポーン♩
はぁ〜い
どたどたどた
とくれば次はガラガラガラ、と玄関が開きお客様とご対面の流れだがこの家は違った。
どたどたどたと足音がして、おそらく玄関まで来たであろうが、引き返してがさがさとなにか物を探している音。
ははーん、どうやら財布を探してくれているんだなと思ったら急に
「なんみょうほーれんげーきょー」
みたいなお経がまるで俺に聞かせるように玄関から聞こえて来ました。
おいおい、呼んだのはそっちなのにこの仕打ちはなんだよ。弁当渡しにくいなぁと思っていると勢いよく玄関が開き、なにかをぶつけられました。
よくみてみると塩でした。
最悪な客だな。
なんて思ってこっちの作り笑顔もすっかりブチギレ顔になり
「いい加減にしろ」
と怒鳴ろうとしたらお客様のおばさんが
「まさかお弁当を頼んだらすごい量の霊を憑けた宅配員さんが来るなんて思わなくて。ごめんなさいね、不快な想いをさせてしまって」
こちらがぽかーんとしていると色々説明してくれた。
どうやら私は霊にとって取り憑くにはいい感じの人間らしく、色々な霊が取り憑いてはまた取り憑いてを繰り返し、先祖の守護霊も限界だったらしい。
そこでなにかの縁で霊能者の客である人の家に配達があって本当に運がいいと言われました。
そこで電車のつり革の話もしてみたら、どうやら守護霊の力が私に取り憑いた霊に悪さをさせないことに力を使っていて、限界になったときに出会ってしまった霊らしい。(どうやらその霊も取り憑き、守護霊もかなり大変だったらしい)
幸いにも、とある最近流行っていた某モンスターを歩いて捕まえる携帯アプリをやっていて、そのせいか神社やお寺をよく歩いていたのがかなり守護霊の助けになり、あの一件以来また直接心霊体験をしなかったらしい。

今ではそのお客様もすっかりお得意様になってくれて、またに無料で軽くお祓いしてくれるようになり、今でも某モンスターを捕まえるゲームも神社やお寺を中心によく歩いています。



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