2006年10月15日

「彼女の命日」著:新津きよみ

彼女の命日


やはり新津さんの作品にハズレはなしです。
特別「これ、めちゃくちゃ面白い!」とハマりまくるって感じではないのですが、読んだ時間返せ!と怒るようなことはまったくない。
安心して新作を手に取れる作家さんです。
有名な流行作家さんでも、あまり面白くなかったと感じる作品はあったりするのですが、どの作品もコンスタントに楽しめる作家さんって、良いなと思います。
もちろん、私の好みに合ってるってことであって、万人がそうであるとも思いませんが。

この作品は、いろいろな状況の人の中で自分の死後を見守る(?)お話で、結局みんな自分がかわいいんだよね、と感じずにはいられないのですが、最後、これってもしかして生まれ変わるの?

misya51 at 21:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)読書(小説) | 読書(小説)

2006年09月09日

「今夜は心だけ抱いて」著:唯川恵

今夜は心だけ抱いて

こういう内容だったとは。
少しSFチックな設定はさておき、それぞれの年代になじんで行く様子や、その年令だからこそ見えなかったことが見える(再認識する)ようになる展開、その他、とても面白くて読み始めてからノンストップで最後まで一気読みしてしまいました。
でも、私自身は自分の年代が年代だけに、若返ってもう一度人生やり直せるなんてウハウハやん、とか思ってしまうけど(苦笑)

東野圭吾の「秘密」と似たような設定ではあるものの(いや、ちょっと違うけど)女性作家さんの作品だからかもしれませんが「秘密」の時に感じた違和感のような微妙な「?」感は感じませんでした。
男性が読むとどう感じるかはわかりませんが、少なくとも私と同年代の子持ち女性には面白く読めると思います。

misya51 at 10:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)読書(小説) | 読書(小説)

2006年08月26日

「強運の持ち主」著:瀬尾まいこ

強運の持ち主


気軽にサッと読めて楽しめる(もちろん良い意味で)瀬尾さんらしい短編集でした。
ドギツイ展開もなく、ほんわかした読後感でよかったのですが、それだけにものすごく印象に残るわけでもない、っていうのが残念と言えば残念だけど、そこが瀬尾さんの持ち味で良いのだろうなと思います。
実際、安心して読めると感じています。



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2006年08月25日

「愚行録」著:貫井徳郎

愚行録


面白くないことはないけど、特別面白いと言うほどでもない、というのが正直な感想。
こういうインタビュー形式は恩田睦さんの「Q&A」がありましたけど、確かに書き方としてはこういうやり方もありかなとは思うけど、普通に書かれた方が読んでて面白いのではないかな、とは思いましたね。
もちろん、こういう形式で書かなければ浮かび上がらない事情(人間の感情という面で)もあるので、わざわざこういう形式で書いているってのはわかるのですが。
今、もう1冊貫井さんの作品が手元にあるので、そっちはもう少し面白ければ良いな。
でも、ササッと読んで楽しめるという意味ではそこそこよかった作品かもしれません。

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2006年06月13日

「合成怪物の逆しゅう」著:レイモンド・F. ジョーンズ


翻訳モノの児童向け。
でも、正直エセSFを気取る今時のライトノベルより、ずっとしっかりした内容になっています。
優れた研究者たちが亡くなった後には、その脳を生体コンピューターに組み入れ、素晴らしいスーパーコンピューターとして国家の政治その他を捌いて行くのだけど、そこには恐ろしい陰謀がって、研究者たちの脳をコンピューターに組み入れるため、わざと死亡事故を起こして殺してしまう。
そのことに気付いた科学者夫妻が、脳だけになったコンピューター内から合成怪物を作り、操作し、事件の全容を世間に暴露しようとするが、相手は国家のお偉方。
そして、たとえ成功しても、科学者夫妻はもう人間には戻れない。
夫婦の心そして妻の兄夫婦の心が暖かいけれど、怖いようなせつないような…そんな読後感でした。


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2006年06月05日

「橋を渡るとき」著:光原百合

紅迷宮

アンソロジー「紅迷宮」の中の作品。

光原さんの作品らしい作品で、日常の謎系ミステリー。
人が死んだり怪我したりすることなく、登場人物も非常にほのぼのしていて、いい感じです。
そして、それなりに(もちろん誉め言葉です)面白くて。
この二人のキャラクター&妹(本編には出て来ないけど)で連作の作品が読んでみたいです。
舞台になっている阪急電車の路線も、よく知っている路線なので、頭の中で風景が浮かんできて、そういう意味でも楽しく読めました。

光原さんの作品は童話以外はほとんど読んでしまった(と思う)けど、もっともっと読みたい作家さんの一人です。

で。
この吉野美杉くんの、ミステリーマニアな妹って、もしかして「遠い約束」の吉野桜子ちゃん?

遠い約束



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2006年05月24日

獣王星

misya51 at 14:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コミック 

2006年05月20日

「容疑者Xの献身」著:東野圭吾

内容的には面白くて、ぐいぐい読めたのですが。
あの数学教師が苦手。
正直退く。
彼に共感出来れば、感じ方が違うんだろうなと思いながら読み終えました。
作品としてはとても面白くて一気に読んでしまいました。




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2006年05月15日

「ぼくのメジャースプーン」著:辻村深月

この作品は前々作と姉妹作品…でもないかな。

秋山教授と、あと登場する若い女の先生と一緒に動物園に行った男性、

これが共通の登場人物。

もっとも、メインのお話に大きく関わっているのは秋先生だけですが。

辻村深月さんの作品って、読んでて痛々しかったりするんだけど、結構こういう雰囲気は好きですね。

このお話のラストは、痛々しいけど暖かくて、なんかいい感じでした。

秋山という苗字のせいか、秋山教授の容姿が私の脳内ではなぜか数学者の秋山仁先生になってしまいます;

また秋山教授の出てくるシリーズ(?)が読みたいな。

次回作も期待の作家さんです。



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2006年05月12日

「初恋」著:中原みすず

映画の原作ということで読んでみました。

(映画を見ずに原作を読むことが多いな私)

一応予告だけは目にしていたので、みすずはすっかり宮崎あおいちゃんのイメージで読んでしまいました(笑)

他の役はどなたが演じているのか知らないので、勝手に脳内キャスティングして読んでしまいましたが。

結局車屋の小父さんって何者だったんだろう?

3億円事件の犯人は実は女子高生だった!

が謳い文句の映画になってるようだけど、読んでみればその事件は物語の核ではないような。

家族モノというか、青春時代の悩める女子高生のお話というか。

人間関係のお話で、あくまでも3億円事件はそれを語るための道具扱い。

もっとも、その事件に関する話でどうやって完全犯罪をなしとげたかを延々語られても面白くないけどね。

ただ、ラストが「こんなもんか…」で静かに終っちゃった感じかな。

劇的ラストを期待していたわけではないけど、もう少しなにか最後にドンと大ネタが欲しかったかも。

あまり読まないタイプの作品かな、と思ったけど、割と面白く読めました。



misya51 at 09:08|PermalinkComments(0)読書(小説) | 読書(小説)