2006年01月21日

ドラマ 小早川伸木の恋  第二回 2006年1月19日放送 あらすじ&レビュー

カナと伸木、おしゃれな店で一緒に酒を飲んでいる。
カナは言う。伸木と友達になりたい。男女の関係は苦手で、恋とか結婚とか男とか、一切興味はない。いい友達になりたいと。複雑な伸木。
一方、妙子は仁志に、離婚の相談をしている。妙子の怒りはおさまりそうにない。
「怒りは無謀をもって始まり後悔によって終わる。」アリストテレスか誰かの言葉を引用し、「ダンナの気持ちを確かめてからでも遅くはない。盲目的に愛していた頃があったはずだから。」さりげなくフォローする仁志。
その頃病院では、沼津による院内のスタッフ中に届いたメールが、竹林達の驚きを呼んでいた・・・。
カナと話し込んでいる伸木。カナは伸木に自分の名刺を差し出す。携帯番号は書いていない。縛られる、巻き込まれたくないことに巻き込まれるかららしい。「その気持ち、すごく分かります。」と言う伸木に、「そう言ってくれると思った。」とカナは笑う。「どうして私があなたの孤独を見抜けたか分かる?孤独なら私も負けないから。孤独と暮らし、孤独と添い寝して、孤独に包まれて生きてきた。でも、この世界でやっと一人の友達を探し当てた。」おやすみなさい。と言い、去って行くカナ。
家に帰った伸木。娘のみすずが居間で寝ている。何かあったのか。
眠い目をこすって起きるみすず。「パパあ?」
片付けをしていたらしい。
「今日はママ悪くないよ。だって今日は大切な日だったから。」妙子はその日を楽しみにしていた。娘の手には、プロポーズ記念日のビデオが。伸木は妙子部屋の前で弁解する。どんな記念日だとしても、あの時は病院に行っていたと思う。俺の仕事は人の命を扱っているんだと。
「伸木は私のことを愛していないからそんなことを平気で言えるんだよ。」
「それは違う」
「だったら、私への愛が昔とかわっていないことを証明して。それができなければ、ここへは入れない。」
「今日は、ソファーで寝るよ。」
翌朝、優しい娘みすずは、「パパにいいことがありますように。」と、お守りをくれる。二人が家を出るや否や妙子は鍵業者に電話をかける。
病院では、沼津が伸木に充てたメールの話題でもちきりだった。沼津は病院を休んでいる。ほとぼりが冷めるまで身を隠すつもりだろうか。「オペで俺の揚げ足取ったわりには、自分もまずい立場になりましたね。」竹林にも皮肉を言われる。その日から伸木は孤独ではなくなった。孤独ではいられなくなった。好奇と同情の視線。沼津が不在な分、病院の興味の対象は伸木と美村教授に。同僚の間では、伸木は美村にどこへ飛ばされるのやら・・などと噂されている。
夜、伸木が家に帰ると鍵が違うものに変えられていた。妙子が業者を呼んで鍵を変えたのだ。インターホンでカナは、「鍵は開かないわよ。この扉は私の心と一緒。どうしても開けたいなら私のことを強く思うことね。」と伸木に告げる。
伸木はカナの勤めるギャラリーの店長直江の家に泊めてもらう。「同じように家族を愛しているのに、どうしてこうも違うのだろう。」
「夫婦仲良くてうらやましいよ」という伸木に
「うちが幸せそうに思えるんだったら、相当ゆがんでるぞお前」
直江は笑っている。
病院。竹林は婦長の添田に美村がなぜあの日のことを知らないのか尋ねる。実は、伸木自身が秘密にして欲しいと婦長に頼んでいたというのだ。添田は独断で竹林のことを黙っていたというのだが・・
伸木は病院で、見舞いに来たカナを見つける。バスを待つわずかの時間カナは伸木に、プロポーズにちなんだ何かが鍵を開けるヒントではないかと伝える。何も言えずにバスに乗るカナを見送る伸木。
何か思い立った伸木は、仁志をドライブに誘う。ミドルエイジ・クライシス、サンドイッチ・シンドローム、マネージャー症候群・・・仁志は精神病のいくつか名前を挙げ、伸木を気遣う。いきなり職場を離れドライブに出ようとする伸木を案じてのことだった。車は海へ・・・。
海。伸木が妙子にプロポーズした場所だ。伸木は、妙子が新しい鍵を入れて埋めておいたオルゴールを見つける。「ここまで手が込んでいるとさすがに興味が沸くよ!」仁志はあきれ顔だ。伸木を家まで送った仁志は、「作田カナのことだけど・・・」神妙な顔で言う。「あの女止めておいた方がいいよ。伸さんの手に負える女じゃないよ。」伸木は「ただの友達だから」と言って車を降りた。
「ただいま。」
家に帰る伸木。
扉の前で二人は言葉を交わす。
「妙子、ごめんな。妙子の顔が見たくてしょうがなかった。俺には妙子しかいない。」
「違う・・・」
「世界中で一番誰よりも愛している。」
「そうじゃない。」
「この世で俺が愛しているのは妙子だけだ。だから・・・」
「そうじゃない」
「そんなの自分で考えて。」と言う
うなだれる伸木だが、みすずから、今日、ママはパパが大好きだとずっと話をしていたことを知る。
病院で沼津は、微妙な立場に追い込まれる。沼津をいさめる内容のメールが病院の上司から沼津に。とっさに自分の立場を確認する沼津に伸木は、告発メールなどで病院は何も変わらないと言う。伸木に借りがあった竹林は、沼津が録音した伸木との会話のテープをわざと美村に聞かせ、美村の誤解を解く。事態は一件落着に思われた。
その日伸木は、また見舞いに来ていたカナに遭遇。伸木はカナに妻の相談をする。
「なぜ鍵を隠したのか、奥さんの気持ちになって考えてみて。」とカナ。
カナの言う通り、プロポーズした日を回想する伸木だった。「僕は君を永遠に愛し続ける。」妙子にそう言った日の思い出。
伸木は、家路を急ぐ。
そして妙子の部屋の前、弁明をする伸木。
「ぶつかった電柱にまで嫉妬していた君を見て、確信したんだ。この子は一生俺の見方でいてくれるって。僕は君を永遠に愛し続ける。妙子が僕のすべてだ。」
扉が開く。妙子は涙を浮かべている。
「いつの間にかあの頃の大切な気持ちを忘れていた気がする。」
そう言う伸木に、
「おかえり。」
抱き合う二人。互いに大切なものを取り戻したようだ。
が、次の朝、
「あなた、浮気してるでしょう?」妙子が玄関で別れ際に言う。
「15日、オペが終わったあと、どこへ行っていたの・・・?」

その頃院長美村は、ウラ金を受け取った礼として、伸木を左遷し、別の病院に派遣することを企んでいた。


レビュー
第二話。伸木が鍵を見つけるパート1と、伸木が心を取り戻すパート2に分かれている。パート1では人が陥るところの、たどたどしくもなお愛すべき自己の姿が語られ、パート2では、反省・振り返ることによる、人間の浄化作用について触れられている。「違う。自分で考えて」と言う妙子の気持ちには、おそらく多くの人が共感を覚えるだろう。感動のプロポーズの言葉が、日々色を変えてしまう悲しさを一番分かっているのは妙子なのだから。だが伸木は、その悲しさをカナで埋めてしまうのだ。同化の悲劇性。改心は真に浄化され得ず、再び人間の肉の中でさ迷うことになる。妙子を抱きながら、カナのセーター越しに見た体のラインが頭をかけめぐるとか、そんな感じである。朝、衝撃を受ける伸木の撮り方がいい。
ハテ、解決の糸口は・・・?


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mitachan2006jan at 03:24│Comments(0)TrackBack(1)ストーリー&レビュー 

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1. 小早川伸木の恋 第二話 「女とはそういうもの」  [ どらまにあ ]   2006年01月22日 12:43
二人は、夜の動物園デートから逃げる。 「疲れたーあんなに走ったの久しぶり」とカナ 高校の陸上部だったという。

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