2006年02月26日

ドラマ 小早川伸木の恋  第七回 2006年2月23日放送 あらすじ&レビュー

伸木は枯れた松を見て自分の結婚生活のようだと思い、カナに匿名でメールを出す。「以前針金かけをした松の葉が全部枯れてしまった。元に戻らないのでしょうか?」
なおえはケーキ屋になった。家に帰る伸木によそよそしい妙子。「もう一度、結婚記念日をやり直さないか?」と伸木は言う。仕事に専念できるのも、娘が良い子に育ってくれているのも妙子のおかげ、これからもよろしくと妙子にシャンペンを渡す。
カナからメールの返事があった。葉が落ちても根っこは生きている可能性がある。努力して水をやり、光を与えればきっと息を吹き返す。小さな芽が出ることを信じて、諦めないで手をかけてあげて下さいと書いてあった。伸木は妻の浮気のことを返事に書くのをためらう。
竹林は世界的に有名なチェリストでありながら素直で純真な鹿浜匠子に惹かれ始めていた。竹林は鹿浜の、チェロを演奏する姿からは考えられない、ひっそり泣いている姿を見てしまう。同じフレーズを繰り返し演奏して永遠にエンディングにたどり着けない夢を見たり、お客さんの呆れた顔、母や姉の嘆く姿を想像したりして泣いてしまうのだという。手術うまくいきますよねという鹿浜匠子に、竹林は出来る限りのことをすると約束する。が、竹林は担当患者に対して術後出血の凡ミスを犯し、美村は「お前は、もういい。」と竹林を袖にする。
翌日から、竹林のオペがなくなった。鹿浜匠子の手術には他の専門医が呼び寄せられた。伸木は竹林が鹿浜の為に日本一の専門医を連れてきたとフォローして、竹林は伸木に感謝をする。
調停していた妻と離婚が成立したと美村は妙子に、過酷な職場の男は家庭に安らぎを求めているものだと言う。弁護士の仁志もその場にいた。まだ伸木を信用していないのかという仁志に、ただ伸木と一緒にいたいだけだと言う妙子。「いやな性格だね。」と言う妙子に、「損な性格なんだよ。」と仁志。妙子は、「私が医者の妻として変わったら伸木は分かってくれるかな?」と言ってみる。
竹林の鹿浜に対する思いを聞き、伸木は妙子との結婚式を思い出してみる。家に帰り、昔のアルバムを引っ張り出し、妙子が作った夫婦の記念日のリストを片っ端から書き出して行く。
それからの伸木は、記念日毎に妙子にサービスをするように。朝食を作ったり、ビデオを見たり、ボウリングに行ったり、スケートに行ったり、公園で遊んだりと、夫婦生活は昔の輝きを取り戻す。妙子はずっととっていおいたカナの手紙をもう捨ててもいいと思うのだが、気になってもう一度読み返してみる。
伸木が帰ってくると、妙子はカナの手紙から伸木がカナを好きだったと分かると言って伸木を問い詰めるが、伸木は違うと誓う。今は嘘をついても、いずれ家族は元の形にもどるかもしれない。今はただ小さな芽が吹き出すと言うカナの言葉を信じるしかないと伸木は思う。
伸木を思い続けるカナに仁志はいつか振り向かせてみせると言うが、カナは、こんな気持ちで仁志さんの元には行けない。何度来ても同じよと言う。仁志は三顧の礼だ、次が最後と言い、「そろそろ幸せになってもいいんじゃない?」とカナに問いかける。
鹿浜のオペはうまくいった。見舞いに来た友人は竹林が鹿浜の初恋の人だと言い、竹林は僕にとっても大切な人ですと言う。それから竹林は、一人一人女性関係を清算してゆく。
帰り道、妙子と手をつなぐ伸木。その前に金井が現れる。「ようやく奥さんに償う気持ちになりましたか?そうやって偽りの夫婦を演じていて満足ですか?と言う金井。」
その日は、初めてお気に入りのレストランを見つけた記念日だった。が、突然、竹林から電話が。鹿浜の容態が急変したという。腸を損傷したらしい。竹林は自分では鹿浜の開腹などできないと応援を頼み、伸木は書置きをして病院に急ぐ。伸木の励ましもあって、竹林は自分で執刀し、手術は成功する。「見事なオペでした。」と伸木は褒める。「信じてる。」と言う彼女の声が聞こえたという竹林。
翌朝、病院で妙子は伸木に、急患があるならちゃんと言ってくればいい。私も伸木の為に変わろうとしていた、こっちだって後ろめたい事があるからわざと喜んでいる振りをしていたと言う。「わざと」という言葉にショックを受けた伸木は、つられてカナと一度だけ寝たと言ってしまう。「そんなの関係ない。寝たことには変わりがない、絶対に許さない。」と妙子。伸木は、お互いが相手を信じられないと芽は一向に吹き出ないと言い、「ごめん妙子。俺はもう純粋に君を思えない。俺は家を出る。」そういって妙子と決別する。
絶対に認めないからと、妙子は伸木の後姿に向かって言う。
仁志が病院に現れて言う。「俺、カナさんと結婚することにした・・・」


レビュー
登場人物それぞれがあたかも旅をしているかのように、「自分なるもの」の存在意義を再確認する回である。妙子が手をかけ、心をこめて作り上げてきた感性的生活。それを取り巻いていた不安を離れて見つめることによって、ひとつひとつが浮き彫りにされてゆく。広い空の下で夢のように、心から愛を語り得た昔と、歴史の体感のない若者に、容赦なく突っ込まれる伸木。自分の手術に立ち会うような、当事者としての距離感の複雑さ。仁志のような感覚主体の人間でさえも、何でもできて何にもできないかもしれないという不安を感じさせる。カナはいつも旅をしてきた。その心の織り成す旋律は、崖淵の伸木にはどうしても必要なものに違いない。果たしてカナは、「その何か」を伸木に教えることができるのだろうか?



テレビドラマの時間 三田ちゃんのそら見たことか
http://mitachan.seesaa.net/























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mitachan2006jan at 15:55│Comments(0)TrackBack(0)ストーリー&レビュー 

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