常用の砥石
こんにちは。今回は日ごろ常用する砥石を紹介したいと思います。
いつも使うのは普及品の砥ぎやすい柔らかいステンレスの包丁です。
新品や、刃こぼれしたときは電着ダイヤ砥石でゴリゴリと削ります。
中砥です。
言わずと知れた赤レンガですね。
普及品の包丁ならこれで全く問題ありません。
中仕上げ、丹波青砥です。
私が初めて買った丹波青砥です。
地元のホームセンターで1980円の普及品です。
硬めで砥汁も少ない。
研磨力があり、よく研ぎおろします。
黒ゴマが見えるので、結構良い品なのではないでしょうか。
仕上がりは鏡面系で、包丁の仕上げ砥石はこれでも良いくらいです。
ただ管理が悪く、庭先に何年も放置しながら使ってきたため案の定割れが発生。
もうすぐ三分割されるというところまできていました。
半年ほど前にカシューで割れの中までガチガチに養生し、木台に貼り付けました。
仕上げ(合砥)
千日前道具屋筋の一文字厨器という包丁専門店の店先で見つけたレーザーコッパです。
http://www.ichimonji.co.jp/
とても柔らかい。
包丁には砥ぎやすく、砥泥も多いです。
研磨力はそれなりにあります。
さすがの合砥と云いますか、研ぎ心地はサリサリとして気持ちがいいです。
モリブデンバナジウムや銀三などの粘りのある鋼材は難しい気がします。
今はもう消えてしまいましたが、”純正本山”の判子が押してありました。
思うにこれは鳴滝なのかなー、と思ったりしています。
丸尾山 合さ梨地
砥取家さんから初めて購入した合砥です。
http://www.toishi.jp/
少し硬めです。
包丁を当てると滑らかに滑っていきます。
研磨力が高く、黒い汁がどんどん出てきます。
研ぎ感は先のレーザーとは全く異なるのですが、これも気持ちよく砥げます。
常用するので、一応カシューで養生してあります。
岡花(おかっぱな)青砥
サイズは55×80×210くらいです。
これは最近買ったものです。
通常では考えられないほど高かったのですが、
良い青砥を一本は持っておきたかったので、買っておきました。
筋がなく、非常に高品質な青砥です。
黒ゴマが沢山見えます。
研ぎは趣味でやっているようなものであり、家庭用包丁を研ぐ程度ですが、
天然砥石で仕上げると、明らかに切れ味が変わります。
野菜を切っていると切れ味が良くて気持ち良いですよ。
一度包丁に刃を付けてしまえば、後々の定期研ぎが楽になります。
うちにある包丁は普及品なので、一月に一回のペースで研いでいます。
常に切れる状態にしておけば、料理も美味しくなりますし、一石二鳥ではないしょうか。