-

無期懲役囚、美達大和のブックレビュー

教養を深めたい、仕事に生かしたい――。
人として成長するために本を読みたいと思っても、何から読めばいいかわからないビギナーのためのブログ。
服役中の無期懲役囚・美達大和から届く書評を随時公開。
週2回をめどに更新していきます。


>>はじめてこのブログを訪問された方へ | >>管理人より、みなさまへ。

1日1日の積み重ねです。

【コメント感想2018年5月13日付け】

ほくとさんの勉強法紹介、参考になりますね。そう、1日1日の積み重ねです。何事もやるなら「忘れるまで覚える」事です。また、何かの情報待ってます。

らまるさん、正義の味方さん、その通りです。そういう思いを大事にしたいですね。

既に皆さんの中には夏が来たという人もいるでしょう。体が資本なので大事にしつつ、目の前の事に励んで下さい!

極力、人がやっていない事をやりたい。

【コメント感想2018年5月6日付け】

皆さんの連休はどうでしたでしょうか。私はいつも同じで、読書と原稿書きです。

正義の味方さん、久し振り!
万全ではないようですが、また、コメントを楽しみにしています。まずは体を治して下さい! そして、何であれ「心は錦」の心意気で頑張りましょう!

森のくまさん、私の小さい頃は小5までは成り金の家でしたので、他家にはない電子レンジもありました。おまけにあの父は新しい物好きで、家電製品にも目がありませんでした。クッキングヒーターは判りませんが(そもそも見た事もなく)、レンジは物質の水分内の分子を激しく振動させて熱を作ります。皿が熱くなるのは、それに入っている食品の熱の伝導によるもので、皿自体が熱くなっているのではありません。

アタチュルさん、いくつになっても勉強は続けて下さい。そう、「今、やれることをやらないと」です。

lasaさん、目の前の事に没頭して下さい。それと自分が考えているほど、他人は自分についいて気にしていません。自分は他者に左右される生き方をすべきではない、自分で決めて生きるという思いを毎日、唱えるようにして3ヵ月をすごしてみて下さい。刑務所の個室化、ゆっくり進んでます。私の所もそうです。

あひるさん、初心を忘れず、やる以上は頂点を「本気」で狙うのです。『プリズナートレーニング』昨年12月にレビューを管理人さんに送ってます。いい本ですし、塀の中でやれるものは最高ランクをやっていますよ。体幹とバランストレにはいいです。外にいる人はウェイトトレも同時にやるべきです。

らまるさん、良かったですね。元気に愚直にやって下さい。

にこぱんださん、元気ですか。誕生日、新たな気持ちで頑張って下さい。

ぽたるさん、励んでいるようですね。今後も明るく元気に頑張って下さい。

ようへいさん、私の仕事の考え方は、極力、人がやっていない事をやりたい、それがうまくいけば誰かに任せて次を考えるという繰り返しでした。稀少性が単価(時間あたりの)と効率を上げてくれます。周りの事、情報を集めて考えるのが楽しみです。

皆さん、初夏のようですが、体を大事にして、すべき事に没頭して下さい。
 

担当してほしくないのは、「女検事」

 それは、彼らの信奉する社会主義・共産主義が現実社会ではことごとく破綻し、「皆平等」どころか、自由な資本主義社会よく顕著(けんちょ)な格差を持つ「階級社会」になり果てていること、従って社会主義革命を経て共産主義社会に発展して、みんなが平等で良い暮らしになるなど、ただの絵空事(えそらごと)で、おまえたちは仲間同士で幻想を見て酔っているというような、徹底したイデオロギーの否定と、それに半(なか)ば気付いているのに、それを認めない欺瞞(ぎまん)と弱さを指摘することでした。

 そうすると、ほぼ、反論するようになるそうです。彼らにとってイデオロギーは絶対のものではあるものの、仲間と離れて冷静に眺めてみれば、社会主義・共産主義の矛盾に気付くことは少なくないということでした。ここで大事なことは、怒りでも何でもいいから、被疑者の感情を動かすことです。

 それでも、ほんのわずか、全く反応しないで完黙のまま、通する者もいます。その際は物的証拠を集めるしかありません。こうして刑事が取り調べをしますが、節目ごとに制服警官によって、検察庁の検事による取り調べもあります。これが「検事調べ」です。検事(検察官)は警察からの調書を受領して、納得できない点、不足している点などを警察に「もっとよく調べよ」と指示しますが、自ら被疑者を呼んで調べるのです。そこそこ広い部屋(およそ、6畳から8畳まで)で大きな窓(大体、ブラインドつき)を背に検事が両肘掛けのある椅子に座り(当然、大きなデスクもあり)、被疑者は少し離れて(約1メートル半くらい)パイプ椅子に座り、そこで手錠を外し、腰縄は後ろに控えている警察官がしっかりと握っています。興奮して検事に向かっていかないように、というわけです。

 検事と被疑者の横顔を見る形で検察事務官がパソコンを前に(書類を作っていくため)座りますが、3人で「コ」の字型になると考えてください。検事は全員が厳しいわけではありません。親切かつソフトな人もいます。あまり、担当してほしくないのは、ワルどもの多くが「女検事」と言っていました。女だから「なめられたくない」というので、肩と眉に力が入っていて、調べもきついそうです。

 最悪のパターンがあります。何だと思いますか?

 はい、性犯罪事件の担当が女性検事という、「悲惨」なパターンです。これは、これでもかというくらいに責められるようで、人間のクズ、人類の敵、存在してほしくない(どれもその通りではありますが)、とガンガン叱られ、少しでも弁解すると、嘘も休み休み言いなさい! と逆上されるとのことでした。これ、本人が教えてくれましたが、検事の部屋に入って正面に女性検事が座っているのを見た瞬間に、「糸へんに冬」だと思ったと語ってくれました。ご愁傷様、自業自得(じごうじとく)としか言ってやれませんが、性犯罪大嫌いの美達としては、当然と感じるところです。

 あと、もう一つの「最悪でした、ボク」というパターンがあり、やはり、女性検事です。事件は傷害(殴ったら相手が怪我をした。私の父にとっては毎日のウォーミングアップ)事件でしたが、女性検事は春に司法試験を終えて任官したばかりで、人生初めての担当でした。「すっごく厳しくて、警察の調べと違って、あっせりましたっ!」と当人は私に嘆いていました。この人は20代で、素直でとても可愛いいな(性格がよくて、とても受刑者にみえない「子」だったので)と感じて、「仮釈放」をたくさん貰う方法と、獄の中で良いポジションに行かせて貰えるコツ(自分では、その逆ばかりで、工場に出られないのに)を伝授して、二度と来ちゃいけないよ、「20代は、いっくらでもやり直しできるんだから、この機会を少しでも活(い)かすんだよ」と、すっごく優しい「おじさん」になっていました。両親の年齢が40代前半なんて、私もそんな年になったのかと感じたものです。

 で、その子、もう一つ、オマケがついていました。というのは弁護人になった国選(こくせん)弁護人(自分で金を払わずに、国が選んだ弁護人)が、なんと、その女性検事と司法修習の同期で仲よしだった(男の人)というのです。なので、弁護より検事みたいになって、熱心ではなかったと失望していました。「うーん、それはね、天が目を覚(さ)まして、よーく考え、よい人生にしなさい」と伝えてくれたんだよ、と言ってやったのです。実際にそう思いました。

 ところで、検事調べとは、どのような状態で連行されるのか、想像がつきますか?

『幸せでありたいというのか? まず苦悩することを覚えよ』(ツルゲーネフ)

みたつ・やまと●1959年生まれ。2件の殺人を犯し、長期刑務所に服役中。現在でも月100冊以上を読む本の虫で、これまでに8万冊以上を読破。初めて衝撃を受けたのは10代のときに出合ったロマン・ロラン著『ジャン・クリストフ』。塀の中にいながら、郵送によるやりとりで『人を殺すとはどういうことか』(新潮社)、『夢の国』(朝日新聞出版)などを著す。
>>livedoorプロフィール

記事検索
美達大和著書

『人生を変える読書 無期懲役囚の心を揺さぶった42冊』
廣済堂出版
amazon


『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』
プレジデント社
amazon


『牢獄の超人』
中央公論新社
amazon


『私はなぜ刑務所を出ないのか』
扶桑社
amazon


『塀の中の運動会』
バジリコ
amazon


『刑務所で死ぬということ』
中央公論新社
amazon


『人を殺すとはどういうことか(文庫)』
新潮社
amazon


『死刑絶対肯定論』
新潮社
amazon


『ドキュメント長期刑務所』
河出書房新社
amazon


『人を殺すとはどういうことか(単行本)』
新潮社
amazon


『夢の国』
朝日新聞出版
amazon


最新コメント
立体イラスト

このブログに使用している立体イラスト作品はすべて町田七音氏による作品です。
>>サイト『-七色町-』

  • ライブドアブログ