今回は7月29日の12:11迄のコメントしか届いていないので、返答は少ないですが、ご了承下さい。

尚、私の施設は職員のコロナ禍と盆休みのため、次回の手紙は8月21日付を翌日発信、コメントは8月25日になります。従って7月29日以降のコメントは8月25日に返答です。

コロナ、流行(はや)っていますね。


ノミノスクネさん、

連日の投稿、大歓迎ですので、全く気にせず、やって下さい!

角栄さんは独自に資源外交をしたので、キッシンジャーにはめられ、日本では三木元首相が違法の刑事手続をして、殺したようなものです。三木はとんでもない人物でした。

安倍さんの件は、山上単独犯で幕引きになるでしょう。ということで、投稿待ってます。


草士さん、

『もののふの会』、頑張ってることと察します。『言志四録』いいですね。あとは『陽明学』や『葉隠』も良いでしょう。

武士道精神、人によっていろいろな解釈がありますが、要は己を顧(かえり)みず、いつでも捨てられる、利他、潔さ、自ら恃(たの)むことに忠実に生きる、ということです。

自分を捨てるには、自己の生命以上に大事なものを持つことであり、覚悟を常に心の内に置くことでしょう。私利私欲、私情に走らず、己の矜持、信条のみに忠実に生きます。日頃から欲得ではなく、信念を優先すること、実践しかありませんが。

偉人にもさまざまな生き方がありますが、欲ではなく自分の使命、信条に忠実に生きた人は立派です。今、そういう人たちのことを書いています。予定では11月からアップできるので待ってて下さい。

会の皆さんと草士さんのご健闘を願っています。


平居さん、

シブい本の紹介、ありがとうございます。横尾さん、奇才ですね!そして、多くの登場人物の紹介に、この書が一人でも多くの人の琴線に触れるように、という願いが込められているように感じました。他分野にわたる本の紹介、深く感謝します。


今回の本は、




※必読の書!是非、一冊揃えて欲しい!!


誰も書かなかった安倍晋三 文庫版
谷口 智彦
飛鳥新社
2020-11-20


※安倍さんのスピーチライターの書。人物像がよくわかる!


失われたモテを求めて
黒川 アンネ
草思社
2022-06-29


※モテとは何か、実践の記録




※30年前の事件時の外務省の外交文書。既に間違っていた外交




※アメリカが研究した日中戦争とは?


手取り14万円からの生活防衛FIRE
倉津貞志
飛鳥新社
2022-07-21


※元自衛官の資産作りのノウハウ




※左派の挫折の経路


今すぐ格差を是正せよ! (ちくま新書 1675)
ベン・フィリップス
筑摩書房
2022-08-08


※格差は経済成長と環境に対する害悪。ではどうする?


エネルギーの地政学 (朝日新書)
小山 堅
朝日新聞出版
2022-08-12


※安全保障上、どのように対処すべきか




※26のポイントをチェックせよ


変異する資本主義
中野 剛志
ダイヤモンド社
2021-11-17



です。

『アウシュヴィッツのチャンピオン』と『アプローズ、アプローズ!』が見たかったですね。

相変わらず、左のオールドメティアは、なんとか安倍さんを貶(おとし)めようと、統一教会との関係が密接だった、特別だったとやってますが、こんなものは政治家としては珍しいことではありません。

前にも書いたように、何か政策に反映した、要求されて実現したことはなく、海外での評価の高さをなんとか消そうと躍起になっています。朝日といい、人としての節度も何もありません。

今回は7月14日以来、待たせてしまった『宗教、主に創価学会と政治』の続きをアップします。前回のは7月14日アップでした。


<宗教、主に創価学会と政治 後編>

池田氏がはっきりと、

「一人の人間について、政治の面からみれば公明党員であり、信仰のうえからは創価学会員」

と、『池田会長全集1』で述べていますし、竹入(たけいり)元委員長も、

「選挙にしても人事にしても人事権は学会にある」

と述懐しています。

真の目的は「広宣流布(こうせんるふ)」と「学会外護(がいご)」です。広宣流布は信者を増やして学会の思想を広めること、学会外護とは学会を守ることです。

学会は過去に、

出版妨害事件
共産党委員長宅盗聴事件
本部脱税事件
選挙違反での池田氏逮捕

をはじめ、多くの違反事件を起こしてきたこともあり、警察・検察から守るというのが使命とされています。

学会に批判的な本の出版をやめさせるため、さまざまな所(出版社、取次、報道機関)に圧力をかけ、国会で大問題になり、池田会長が謝罪に追い込まれました。

盗聴は宮本顕治(けんじ)委員長宅に仕掛けた件です。脱税は1993年の法人税法で、池田氏はかろうじて逮捕を免れましたが、密約として自民の推進するPKO法案に公明党が賛成することになりました。

選挙違反の逮捕は若かりし頃のことですが、公明党は選挙違反対策のため、他党に全く人気のない、参院法務委員長ポストを50年にわたって占有しています。

学会は、政界、官僚、マスコミ、司法に学会員を送り込む「総体革命」を狙ってきました。とりわけ、検事、裁判官、弁護士のいる法曹界に影響を行使するため、学会内に「法学委員会」を設置しています。

尚、脱税事件の際は、自民のドン、経世会会長の竹下元首相に取引を持ちかけて、法案賛成という形で手を打ちました。当時の矢野委員長(公明党)が交渉に当たっています。

この時、池田氏は矢野氏に「やはり、政権につかなきゃダメだな」と話しています。

自民との連立は1999年からですから、6年前のことです。

公明党の衆院進出は1967年のことで、ここでも25人を当選させています。

1976年には55人当選で、617万7300票を集めました。

池田氏が3代目となってから爆発的に信者数が増えました。同氏は一種のカリスマ的存在でもあり、抜群の行動力で学会を拡大したのです。

特に同氏が力を注いだのは婦人部の拡張でした。女性部の女性たちにとり、池田氏は神のような存在で、その魅力に心酔するという状態で、布教や選挙活動に励んだのです。

しかし池田氏は同時に異常な女好きで、婦人部の女性の中で好みとあれば何人でも自らの愛人にする暗部もあり、1996年にはレイプを告発されてもいます。

同年の『週刊新潮』2月22日号に手記を出し、同年6月5日に訴えました。この事件を報じたのは産経、日経、毎日新聞のみで、朝日、読売、東京は無視しています。

これは学会の『聖教新聞』の印刷を請け負っていたり、池田氏の号令一下で不買運動になることを忖度してのことでした。

各紙とも、日頃から広告でも世話になっていることもありました。

1993年、自民の下野、細川8党派連立政権にて、公明党は初めて4人の大臣を誕生させています。

これまた有名な池田氏の「デエジン(大臣)」発言となりました。要は我々(学会)は大臣を持つようになり、自由に使えるという趣旨です。

次の羽田政権では6人のデエジンを生んでいます。その後、自民が再び返り咲き、1999年10月に、今に続く連立政権になりました。

2002年には従来の護憲から加憲に変遷しています。2006年に池田氏直系の原田稔氏が代6代会長となり、今に至ります。

学会では初代の牧口、2代目の戸田、3代目の池田3氏を「三代永遠の師匠」としています。公明党の目的は前述したように、池田氏と学会を守り、学会員を増やすことですが、会の財産を守ることも見逃せません。

公明党の強みは選挙です。前回の2016年の参院選では、自民対野党一致の構図が初めてできました。

自民は55議席(比例19、選挙区36)でしたが、1人区は自民の21勝11敗です(32区)。野党がバラバラだった2013年では29勝2敗(31区)だったので、野党共闘は効果アリでした。

しかし、この1人区において、仮に公明党の支援がなければ15勝17敗になっていたのです。

2017年の衆院選も同様で、自民は284議席でしたが、公明票がなければ210前後になっていました。

他方、日本会議系団体の集票力はさほどではありません。例として2016年にこの団体が総力を上げて支援した山谷(やまたに)えり子氏の得票は25万票しかなかったのです。

公明票は比例で約700万票、289選挙区では各々、2万5千票にはなります。いかに力があるかわかるでしょう。

それでも近年は保守色が強くなり、婦人部が離れていっています。

学会の選挙は学会の主任副会長の腹心である佐藤浩(ひろし)副会長が一手に仕切ってきました。

学会のポジションは会長、理事長、主任副会長(8人)、副会長(約300人)という序列です。

副会長の約300人というのは、その後減っているかもしれませんが、佐藤氏と自民の菅氏は親密な仲です。同じく安倍氏と原田会長も親しい関係にありました。

公明党では候補者は学会内から選ばれ、国会議員ともなれば谷川氏や、女性部のボスの坂口幾代(いくよ)氏と面接して合格しなければなりません。

事実上の選対本部は学会にあり、資金から組織・スタッフまで投入するようになっています。選挙自体が広宣流布の戦いであり、信者獲得のバロメーターだからです。

各区の「方面長」を佐藤氏が統括して、支援を展開します。2代目の戸田氏自ら、選挙運動は信心を締(し)めるために使える、とも述べていたのです。

そうでありながら、近年は自民への迎合で「安保OK」ともなり、左の思想を持つ幹部が外されるようにもなっています。ネットでは元学会員が「内部では公明党批判はできない」と指摘していました。

皆さんは知らないでしょうが、90年代、自民は公明を猛攻撃していたのです。最後は国会に池田氏を呼ぶぞ、とも恫喝していますが、一転して仲よくなりました。

公明党も池田氏喚問などとんでもなく、双方の利害一致というところでしょう。あの菅氏でさえ!公明・学会批判の急先鋒で、学会員から多くのいやがらせを受けていたのです。

今回の参院選で公明党は自民候補を推薦するにあたり、学会幹部に挨拶に来させる他、学会の理念を理解しているかなど、「踏み絵」を迫りました。

ここまでさせられ、腹が立たんのか、情けねえなあ、というところです。池田氏の映画まで見せられたとか。

学会ヨイショで、すり寄る田原総一朗や佐藤優ならまだしも、常人には屈辱(くつじょく)でしょう。

それで要らん!と毅然に応じたのが、7月14日アップで書いた岡山の小野田紀美氏ですが、推薦を蹴って、約18万票差の39万票で当選しています。

他では麻生さんも学会嫌いなので、「要(い)らねえや!」の人です。

尚、私が将来を期待した宇都隆史(うとたかし)氏は、101840票で惜しくも落選でした。選挙は日頃の活動が肝腎なので、次は頑張って欲しいです。

しかし、中条きよし、松野明美、水道橋博士、赤松健、ガーシーとやらが当選するとはなあ……。

中条きよし、この人は痺(しび)れるくらいの艶気(いろけ)のある人でしたね、姿も声も。年齢制限があって自民党から出られず、維新からになりましたが。『うそ』が大ヒットした人ですが、国政はウソのないようにやって欲しいです。

松野明美、マラソンの解説ではピカイチです。よくリサーチし、視聴者の関心を引き出していますが、その能力を活かしてもらいたいですね。

公明党は目標の800万票(比例)を大きく割り込む618万票でした。昨年の衆院選の711万票を約93万票も下回っています。

争点が憲法改正や防衛費増額の他、元議員の遠山氏の貸金業法違反事件、党職員のツイッター上で自身の性交シーン公開事件などスキャンダルが続き、婦人部改め女性部の学会員も怒ったことが表れています。

今回の選挙は学会にとって、世界宗教として、新たなステージに移ることを宣伝したい大事な局面だったのです。それが618万票とは、党も学会も失望していることでしょう。

私が特に注目したのは自民の1人区です。今回は28勝4敗でしたが、もし、公明党、つまり学会票がなければどうなったか、検証してみました。

小選挙区では学会票は平均2万4000票とされていますが、これが消え、さらに相手に半分の1万2000票入るとしました。今回の得票より3万6000票を引くわけです。すると26勝6敗になりました。

ところが昨年の衆院選で同じように検証すると、落選者が約50人前後となるのです。衆院は「魔の4回生」もいて、選挙が弱いことがわかります。

安倍さんのおかげで楽に勝ってきたから、というのも一因ですが、日頃の活動をしっかりやらねば、今後はますます苦しくなるでしょう。なればいいのだ、とも考えています。楽ばかり望む輩は、と。

比例の自民票は1825万票で34.4%、次は維新!の784万票で15.9%、立民が677万票で12.8%、公明が11.7%、共産が361万票で6.8%、国民が316万票で6%、れいわが231万票で4.4%、注目の参政が176万票で3.3%と善戦し、政党助成法の政党要件も満たしました。

ほくとさん、他、支持した皆さん、おめでとうございます!

創価学会に戻りますが、今回、原田会長の長男の星一郎氏が、学会の教学部長に就任しました。重要ポジションで、来年11月に4期目の任期が切れる自身の後継者への布石ではないかと、学会の中では疑念が膨らんでいます。

次期会長は谷川佳樹(よしき)壮年部長か、萩本直樹総東京長とされている中、原田会長の子息が浮上したことで権力争いとなるようです。

現在、統一教会(旧名称)ばかりが注目されていますが、政治とのかかわりならば、学会の比ではありません。

左のメディア勢力が、海外からの安倍さんの偉業賞讃をかき消すため、またも、ないことをあるようにオーバーに報じている姿に、日本人として恥ずかしい思いです。

来年からの裁判でも、あたかも安倍さんが密接に関係していたため、山上にも酌量できる点が多々あると、左の弁護団が誘導しそうです。

海外各国では半旗や議会での追悼演説もしているのに、日本は何をしているのか、本当に情けなく、無念の思いです。

尚、学会に興味のある人は、


今、改めて問う 創価学会・公明党
内藤 国夫
五月書房
1995-05-01



池田大作の素顔
藤原 行正
講談社
1989-04T






創価学会の“変貌”
柿田 睦夫
新日本出版社
2018-09-06



などがあります。


<内閣改造とその後の展開>

これを書いているのは8月7日ですが、岸田氏、8月10日に内閣改造をするとのことです。

統一教会や国葬での支持率低下対策の他、外交日程との兼ね合いもあり、前倒ししたのでしょう。

人事では何と言っても安倍派をどのように処遇するか、菅さんをどうするか、に尽きます。

安倍さん存命であれば、面倒見の良い萩生田さんを幹事長にする目もありましたが、茂木留任とのことで消えました。林も留任です。

台湾から来てくれた人の名も言わぬ、中国に対する腰ぬけ外相などクビにすべきなのに、軟弱内閣だけのことはあります。

安倍派ですが心は岸田派の松野も留任です。高市さんはクビでしょう。岸田氏に骨があれば閣僚として処遇するところですが、望みは薄いです。

茂木が許さんでしょうし。福田さん、起用アリの可能性が大です。この人は安倍派でも左なので、重用して分断に持ち込めます。

岸田氏に胆力と大局観があれば安倍派の保守も重用し、服従させつつ、利益誘導で分断に持っていけますが。

西村、下村両氏は利益に弱く、節操もないので飛びつくはずで、ここから分断という手もあります。

岸さんはクビでしょう。続投させないはずですが、他に左を多用すれば、安倍派の機嫌とりでカバーできるかも。岸田氏、どうしますか?

菅さんを副総理にするかどうか、あるいは菅さんの息のかかった河野、小泉の処遇も注目です。

敵に回すと怖い二階さんの所からも起用する効算が大です。

どうあれ岸田氏、防衛費GDP比2%超はやる気ありませんし、改憲も9条については怪しいものでしょう。

それにしても、国葬にノーと言う人たちの見識を疑います。これだけの業績を残し、海外で外国人リーダーでも前例のない高い評価を得た安倍さんの国葬、本来なら異議が出るのもおかしいくらいです。

『月刊hanada9月号』誌上にて、菅さんが、安倍さんの遺志を引き継ぐと宣言していました。期待するしかありません。

この雑誌を、是非、読んで欲しいのですが、物事の捉え方、考え方という点で、次郎さん、皆さん、「藤原かずえ」さんのページを読むといいでしょう。

8月6日付の『読売』の社説では、「一部の野党は、安倍氏と団体(旧統一教会)の関係などを理由に、国葬に反対している。不祥事だけを取り上げ、国家的な業績には目をつぶろうとする姿勢は理解に苦しむ」と述べていますが、その通りです。

この社説においても、「特定の政党や候補者の支援は他の宗教団体も行っている。(中略)選挙で支援されただけで、反道徳的な活動を容認していた、と決めつけるのは無理がある。」としています。

弱腰の議員は、とにかく謝罪してしまえ、と陳謝していますが、そんなことではありません。野党、左のメディア、勢力、これらの横暴と歪曲には、うんざりするばかりです。

岸田氏、安倍派内の混乱を招くため、年内解散も考えるでしょう。この人、政策、外交で何がしたいのか、明確ではありません。

間もなく安倍さんの逝去から1ヶ月が経ちますが、多くの情報を総合的に勘案すると、やはり安倍さんの3度目の首相はあったようです。

小泉、森、両元首相もそう語っていますし、安倍さんと近い、元『産経』の政治部長だった石橋文登(ふみと)氏も同様に見ていました。

私もレビューで書いたように、せめてあと5年、安倍さんにやってもらい、国防を大きく充実させ、改憲と共に日本の安全を図って欲しかったです。

余談ですが、安倍さんが士気を上げるため、生(は)えぬきを長官に起用し続けた海上保安庁、以前のように国交省のわけのわからないキャリア官僚が長官となり、大きく士気が下がっています。

岸田氏は、人の機微もわかりません!

ほくとさん、皆さん、参政党、党費0円のサポーターから、月500円のメルマガ会員、月1000円の一般党員、月4000円の運営党員募集中です。

運営党員は議員、政策立案、党内予備選等の投票券もあるとか。

この党の国防は「専守防衛」を頭に謳っているのでダメダメです。それでは本土決戦になってしまいます。ここのみ、もっとしっかり勉強しなくては政治家の名が泣きます!

それにしても今回の警護は、おそまつの極みでした。

1981年3月30日のレーガン大統領暗殺未遂では、25歳のヒンクリーが至近距離から6発撃って初めの1発が命中するも、シークレットサービスたちが大統領に覆いかぶさり、車内に押し込み、3秒後には発進していました。

彼らのうち3人が重症となったものの、大統領は緊急手術で守られたのです。

今回、安倍さんの事務所から警護の人数を(SPを)増やせないか?と打診していたのに、特別というわけには、世間の目があってできないと言われました。世間とは左のことですが。

警察も何を考えているのかと、憤りを感じます。

ということで8月25日、安倍さんの49日にまたコメント出ますので、待ってて下さい。皆さん、良い盆を!!では。


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