2014年10月

最近の心療内科は、予約をしないと混んでいてなかなか入れない…。
予約をしていても待たされてしまうほどです。
すると、一人一人の患者さんの話をゆっくりと聞いてられません。
そこで院内で最近増えているやり方としては、まずカウンセラーに状況を聞くのを任せます。
そして、それを元に医師が薬の処方をします。
そうする事で、なるべくお待たせするのを回避してくれているのかも知れません。

ところが、どんなにその辛さをカウンセラーに訴えても、結局状況を聞いて終わりになる事が多いのです。
何故かというと、カウンセラー自身がその辛さを感覚として感じられないから。
一生懸命に感覚を言葉で伝えられても、経験していないカウンセラーには理解出来ないのです。

共感の気持ちで接してもらっても、患者さんはズレを感じます。
患者さんはそのうち、このカウンセラーにはわからないな…とか、私がいけないのかな…と思ったりして、カウンセリングを辞めたり、自己嫌悪に陥ったりします。
その結果、「カウンセリングなんて意味が無い」と、薬だけで症状の改善に努めていき、薬の量が増えていくのです。

患者
「恐怖が襲ってくる感覚がするんです」

カウンセラー
「恐怖が襲ってくる感覚がするんですね。それはどんな感じですか?」

患者
「叫び出したくなる衝動に駆られます」

カウンセラー
「そうですか。それはお辛いですね」

以上で話は終了です。

そこで、そういった経験をした事のあるカウンセラーだと、感覚がわかるので感覚の話になります。


カウンセラー
「叫び出したくなるのはどんな時ですか?」

患者
「恐怖が最高潮に達した時です。我慢し切れなくなります。」

カウンセラー
「あぁ、最高潮に達した時は、そこに一点集中した感覚ですよね。私もあの時は意識が全て持っていかれたような感じになりました。恐いですよね。」

患者
「そうそう!持っていかれるんですよ!恐怖に支配されたように、感覚を持っていかれるから恐いんですよね。」


というふうに、カウンセラーがマイナスの感覚をわかっていると、それをどういうものなのかが患者さんと感覚レベルで話が出来るのです。
そして、だからこそ、じゃあその感覚をプラスの感覚に変えるにはどうしたら良いのか!?
という改善策をお伝え出来るのです。

嫌なマイナスの感覚は、それを経験して抜け出したカウンセラーに聞いてみると、腑に落ちていくのかも知れません。

摂食障害には摂食障害を経験したカウンセラーに。
不登校には不登校を経験したカウンセラーに。
依存性には依存性を経験したカウンセラーに。
それぞれ感覚レベルでお話出来ると思います!

感覚には感覚が必要なんです。


次回のブログもどうぞ宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます。
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「歯が痛い!」
必死に痛み止めを飲んで、なんとか一晩やり過ごして次の日に歯医者さんに駆け込む…という経験をした事はありませんか?

そこにくるまで前兆があったはずなのに、「まぁまだ平気だろう」と高を括っていたら痛みが一気に来てしまい、「あぁ、ちゃんと歯医者に行っておけば良かった…」と後悔する。
私は子供の頃にそんな経験があり、予防が大切なんだという事を思い知ったのです(笑)

実は、心も予防が大切なんです。
心が「辛い・苦しい」という状態から抜けられなくなってしまった時に、人は初めて「このままでは自分が壊れちゃう!」と気付きます。
そして益々、不安感や絶望感に苛まれ、焦りが生じてきてしまうのです。

会社や学校も行くのがしんどくなり、休職や休学・不登校に追い込まれ、どうして自分はこうなってしまったんだろう…と自分を責めてしまっては、余計に苦しくなってしまいます。

では、どのように予防をするのかというと、自分自身が今どのような状態なのかを把握するところから始めていきます。
今までは出来ていたのに、最近は出来なくなってしまった事などがあれば、それは心からのSOSなのかも知れません。

・無気力になってしまった
・ヤル気がしない
・孤独感や寂しさを感じる
・なんだかよくわからないモヤモヤ感を感じる
・片付けられなくなってしまった
・美容や食などに興味が湧かない
・何かに依存してしまう
・誰かと一緒にいると疲れてしまい、一人が楽に感じる

など、まだまだ挙げればキリが無いほど、その症状・状態は様々です。
そして、その原因は無意識が知っているのです。
意識上では何故そうなってしまうのかを考えても、なかなか答えが出て来ないかも知れません。
それを無意識にアプローチしていきます。
何故そうなってしまうのかを探っていき、そこを癒していく…という方法です。
例えて言うと、予防注射のようなものですね。
なるべく早く予防をしていく事は、それだけ辛く苦しい思いをせずに済みます。

癒しは自分に温かさと優しさをもたらします。
自分自身に。
家族に。
友達に。
恋人に。
同僚に、部下に、先輩・後輩に。
知り合いに。
ぜひ、心の予防をお勧めしてあげてください。

あなたの優しさが、大切な人を救うきっかけになっていくことと思います。


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辛い経験をして、そこから抜け出して、今幸せだと言っている人の共通点がある。

それは、経験を活(生)かしているのです。
まだまだ苦しく辛い中で、それをどう活かすか考えて実践をしていっています。

ガンに侵され、肉体的苦痛・精神的苦痛に悩まされながらも、同じ病室の患者さんを励まし続けた女性がいます。
40代で発病、入院後も夫と子供に気丈に振舞っていたが、夜になると涙が止まらない。
辛く苦しい闘病生活で生命力も無くなり、もう死んでもいいかな…とすら考えるように。
しかし、ふと考えました。
「私はなんでガンになったんだろう」と。
いくら考えても原因はわかりません。
そのうち、病で苦しんでいる方たちと病気について話をし合うようになりました。
そして話をする中、いつの間にかその方たちを励ましている自分に気付きました。
心が通い合う喜びに、次第と笑顔が増えていきました。
だんだんと気持ちが強くなり、「ガンになんて負けない!」と、強さが増していきました。

そうして、ガンを克服し、5年を過ぎた現在も元気に人々を励まし続けています。
自分が味わった感覚・感情が、人を励ます材料になっているのです。

人はいつ死ぬかはわかりません。
寿命が決まっているのかは定かではありませんから、死を覚悟していたのかも知れません。
上記の彼女は、生死観の中で、生命の喜びを感じたのでしょう。
だからこそ、生命力が湧いて出てきたと言えます。
そして、自分自身の価値、人生の価値を見出したのかも知れません。

ピンチはチャンスとよく言いますが、人は捉え方によってはプラスマイナス0、それ以上になると思うのです。
マイナスの何かがあれば、大切な事に気付ける。
だからこそ、精一杯生きよう!と思える。
実は、悩み・辛さ・苦しさという経験は、自分を輝かせてくれる価値の元になるのです。


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何かをしようか迷う場合ってありますよね。

でも、それにはお金がかかったり、時間がかかったり、人と共有するのが不安だったり…

そして、家族や友人・恋人に反対されてしまう事もあるかも知れません。
「お金かけて上手くいかなかったらどうするの!?」
「それに費やす時間があるなら、もっとこれをした方がいいんじゃない!?」
そうやって、マイナスの言葉を鵜呑みにし、人は夢敗れていくのです。
人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくもの。
親や友達・恋人は、助けにはなってくれるけれど、あなたのやりたい事を代わりにやってはくれません。
あなたの人生を100%背負えるわけでもありません。
あなただけの人生なのです。


そんな時、「なんの為にそれをするのか」がわかると、自ずと答えが出てくるのかも知れません。

『それをするのは何の為?』


時間がかかるから。
お金がかかるから。
不安だから。
そうやらない理由を確固たるものにしていくのもまた自分なのです。

「もしも、それらを犠牲にして、上手くいかなかったらどうしよう…。」

「親や友達もそう言ってたしな…。」

そう思い、過去に躊躇して動かなかった結果が今なのかも知れません。
だとしたら、それらを超えなければ、いつまでも変わらないかも知れません。

人生は一度きりです。
人には「時」というものがあります。
動ける時。

思い切って行動に出した結果それ自体が、きっとあなたを素敵に輝かしてくれます。
だって、それはあなたが経験したかった事だから。
だって、そこには共に進む仲間がいるから。
だって、それがあなたを待っているのだから。


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