最近の心療内科は、予約をしないと混んでいてなかなか入れない…。
予約をしていても待たされてしまうほどです。
すると、一人一人の患者さんの話をゆっくりと聞いてられません。
そこで院内で最近増えているやり方としては、まずカウンセラーに状況を聞くのを任せます。
そして、それを元に医師が薬の処方をします。
そうする事で、なるべくお待たせするのを回避してくれているのかも知れません。
ところが、どんなにその辛さをカウンセラーに訴えても、結局状況を聞いて終わりになる事が多いのです。
何故かというと、カウンセラー自身がその辛さを感覚として感じられないから。
一生懸命に感覚を言葉で伝えられても、経験していないカウンセラーには理解出来ないのです。
共感の気持ちで接してもらっても、患者さんはズレを感じます。
患者さんはそのうち、このカウンセラーにはわからないな…とか、私がいけないのかな…と思ったりして、カウンセリングを辞めたり、自己嫌悪に陥ったりします。
その結果、「カウンセリングなんて意味が無い」と、薬だけで症状の改善に努めていき、薬の量が増えていくのです。
患者
「恐怖が襲ってくる感覚がするんです」
カウンセラー
「恐怖が襲ってくる感覚がするんですね。それはどんな感じですか?」
患者
「叫び出したくなる衝動に駆られます」
カウンセラー
「そうですか。それはお辛いですね」
以上で話は終了です。
そこで、そういった経験をした事のあるカウンセラーだと、感覚がわかるので感覚の話になります。
カウンセラー
「叫び出したくなるのはどんな時ですか?」
患者
「恐怖が最高潮に達した時です。我慢し切れなくなります。」
カウンセラー
「あぁ、最高潮に達した時は、そこに一点集中した感覚ですよね。私もあの時は意識が全て持っていかれたような感じになりました。恐いですよね。」
患者
「そうそう!持っていかれるんですよ!恐怖に支配されたように、感覚を持っていかれるから恐いんですよね。」
というふうに、カウンセラーがマイナスの感覚をわかっていると、それをどういうものなのかが患者さんと感覚レベルで話が出来るのです。
そして、だからこそ、じゃあその感覚をプラスの感覚に変えるにはどうしたら良いのか!?
という改善策をお伝え出来るのです。
嫌なマイナスの感覚は、それを経験して抜け出したカウンセラーに聞いてみると、腑に落ちていくのかも知れません。
摂食障害には摂食障害を経験したカウンセラーに。
不登校には不登校を経験したカウンセラーに。
依存性には依存性を経験したカウンセラーに。
それぞれ感覚レベルでお話出来ると思います!
感覚には感覚が必要なんです。
次回のブログもどうぞ宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーー
value creation room
<住所>
東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム814号室
<web>http://vc-room.jp/
<mail>info@vc-room.jp
予約をしていても待たされてしまうほどです。
すると、一人一人の患者さんの話をゆっくりと聞いてられません。
そこで院内で最近増えているやり方としては、まずカウンセラーに状況を聞くのを任せます。
そして、それを元に医師が薬の処方をします。
そうする事で、なるべくお待たせするのを回避してくれているのかも知れません。
ところが、どんなにその辛さをカウンセラーに訴えても、結局状況を聞いて終わりになる事が多いのです。
何故かというと、カウンセラー自身がその辛さを感覚として感じられないから。
一生懸命に感覚を言葉で伝えられても、経験していないカウンセラーには理解出来ないのです。
共感の気持ちで接してもらっても、患者さんはズレを感じます。
患者さんはそのうち、このカウンセラーにはわからないな…とか、私がいけないのかな…と思ったりして、カウンセリングを辞めたり、自己嫌悪に陥ったりします。
その結果、「カウンセリングなんて意味が無い」と、薬だけで症状の改善に努めていき、薬の量が増えていくのです。
患者
「恐怖が襲ってくる感覚がするんです」
カウンセラー
「恐怖が襲ってくる感覚がするんですね。それはどんな感じですか?」
患者
「叫び出したくなる衝動に駆られます」
カウンセラー
「そうですか。それはお辛いですね」
以上で話は終了です。
そこで、そういった経験をした事のあるカウンセラーだと、感覚がわかるので感覚の話になります。
カウンセラー
「叫び出したくなるのはどんな時ですか?」
患者
「恐怖が最高潮に達した時です。我慢し切れなくなります。」
カウンセラー
「あぁ、最高潮に達した時は、そこに一点集中した感覚ですよね。私もあの時は意識が全て持っていかれたような感じになりました。恐いですよね。」
患者
「そうそう!持っていかれるんですよ!恐怖に支配されたように、感覚を持っていかれるから恐いんですよね。」
というふうに、カウンセラーがマイナスの感覚をわかっていると、それをどういうものなのかが患者さんと感覚レベルで話が出来るのです。
そして、だからこそ、じゃあその感覚をプラスの感覚に変えるにはどうしたら良いのか!?
という改善策をお伝え出来るのです。
嫌なマイナスの感覚は、それを経験して抜け出したカウンセラーに聞いてみると、腑に落ちていくのかも知れません。
摂食障害には摂食障害を経験したカウンセラーに。
不登校には不登校を経験したカウンセラーに。
依存性には依存性を経験したカウンセラーに。
それぞれ感覚レベルでお話出来ると思います!
感覚には感覚が必要なんです。
次回のブログもどうぞ宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーー
value creation room
<住所>
東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム814号室
<web>http://vc-room.jp/
<mail>info@vc-room.jp