2025年04月14日

農作業の季節がやってきた。

田んぼと畑の雪が解けて土壌が現れてきた。早速田んぼの一角に折衷苗代の準備を始める。三本鍬で田の稲株を起こし水を張り代掻きをやる。機械が無いので全て手作業だ。代掻きの農具は鉄製のレーキでかき回したり足で歩きゴロゴロした塊を踏みつぶしてやる。あまり細かく練ると土壌内に空気が入らなくなり根張りが悪くなるし生育にも良くない。後は種籾を播きナイロンを掛けたトンネルにして保温するのだ。農家では一斉に苗箱に種まきの最盛期である。育苗機にかけ発芽させその後にハウスに移動させて育てるのである。ハウスの開閉や水やりをして田植えできる苗に育て上げるのである。私の折衷苗代は水は常に張っておるので水やりの手間はいらない。時々保温にしているナイロンが強風で剝がされるのを手直しする必要があるが差ほど手間は必要がないので楽である。毎年「こゆきもち」と言う糯米を栽培している。ワイルドエドベンチャースクールの田んぼであるが田植えは手植えで稲刈りも手鎌で刈り取り杭掛けにして自然乾燥にする。無農薬で無化学肥料にしており牛の堆肥と鶏糞だけ投入した有機栽培にしている。秋の販売体験としてこのもち米と大根そして里芋をリヤカーに積み街中を移動販売するのだ。この土に触れた体験を通じて自然との関わり方を学ぶのである。水や空気、土そしてお日様の恵みがあって初めて作物が育ちその作物が私たち人間の命を支えていることを身をもって体験するのだ。子どもの頃の自然体験は極めて大切なことであり自然とのバランスある生き方を学ぶ貴重な行動なのである。地球温暖化の影響でいまや世界各国がまた極地の自然環境とそこに生きている野生動物たちも大きな被害を被っている。私たち人間は自然界のサイクルを知り自然と調和した生き方をしなければならないと思う。人間も自然の一部である。自然に触れると気持ちが良くなるのはほとんどの人々が体験していることでありましょう。

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2025年04月09日

農作業の季節到来

今日は4月9日ですがまだ田んぼと畑には雪が残っている。昨年に比べると今年の冬は積雪が多かった。
あと数日したら堆肥を投入する予定だ。牛の堆肥と鶏糞を田畑に散布するのである。馬の堆肥の方が良いと思うのだが馬の堆肥は販売しておらず仕方がない。何故馬の堆肥が良いかと言うと馬は主に草ばかり食べるのでウンコがフンワリと柔らかく膨らみ空気がたっぷりウンコの中にと含まれているのだ。牛も本来なら草食なので同じなのだが今は濃厚飼料を多く与えるのでウンコが柔らかくベタベタして垂れ流すので中に空気が入らずベタッとしており冷たくなっている。土壌の中で馬の堆肥は膨らんでいるので空気が入りやすく土壌が柔らかくなるので作物の根張りも良くなるし酸素も多いので生育が良くなるのである。ニンジンなどは馬糞を入れた土壌では甘くて美味しくなるので生で馬のようにバリバリと齧って食べると凄く旨いのである。化学肥料での栽培は作物の生育は素晴らしく大きくなるようだが味が薄くあまりおいしいと言う感じはしない。土壌の中に豊富な酸素を入れるには馬糞が最適かと思う。昔はどこの家でも農家は農耕場として馬を飼っていた。道路に馬が糞をするとコロコロ丸いのが落ちてたし馬のお尻からウンコが出てくるときフワァーンと膨らむのが分かるのだ。地面に落ちるとさらに生き物のように大きく膨らむのである。しかもウンコ内に空気がいっぱい入っているので暖かいのである。
人間も食物繊維の多いものを食べたり玄米などを食べると馬と同じように大きく膨らんだウンコとなり臭くもないしお尻にウンコがつかないのでトイレットペーパーも要らないほどお尻は汚れない。肉食や脂肪分が多い食品を食べた時はべたべたとして臭いウンコになる。食べ物が腸内を通過する際に食物繊維が多いと膨らんでいるので腸の内壁をきれいに掃除しながら押し出されるので綺麗な腸内となるのである。ベタベタした食べ物は腸内の内壁から吸収されて血液内に入り血液が汚れ酸性化して血流の流れを悪くしてさまざまな健康被害を呼び込んでしまうことに繋がってしまう。このことは良く言われていることではあるがなかなか人間には納得しがたい面もある。何しろ口当たりの旨いものを誰しも食べたがるのも当たり前のことだからである。でもこの体の原理、生理をしっかりと把握し納得していれば日頃の食生活と自分の体調管理の大いに役立つことだと思う。ウンコの管理が健康第一に繋がるものだと思っている。毎朝すっきりした気持ちの良いウンコが生まれてくるように一人一人が細心の注意を払っていただきたいと思っている。

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2025年03月16日

冒険学校の猫たち

今冒険学校には2匹の兄弟猫がいる。チャコとデッカである。牛を飼っている家から子猫のうちにもらい受けてきたのだった。牛を飼育している家ではネズミ対策として猫を何匹も飼われているところが多い。牛舎の衛生を目的としており牛の餌など汚染されると困るのである。2匹ともよちよち歩きしていた中で私に寄ってきたのをもらってきたのだった。目を開いたばかりの小さな子猫でミルクを飲ますのにも大変苦労したものだった。今では大きくなり窓から毎日のように外に遊びに出かけて行く。高い木に駆け上りまるで忍者のようだ。木登りは簡単だが下りるとき困惑していた。後ろ向きにお尻を下にして爪を木に引っかけながら下りる方法もすぐに覚えた。仲がいいのでよくプロレスごっこをやっている。オスのチャコにメスのデッカがよくちょっかいをかける。たまに本気になって取っ組み合いをするがその時はやはりオスのチャコが強くデッカは悲鳴のような声をあげて怒っている。ときどきオスの野良猫が来て襲うので逃げ帰ってくる。2匹ともその猫に噛まれたり引っかかれたりして動物病院に連れて行ったものだ。野良猫はネズミなどを食べるので大きくてしかも去勢をしてないのかケンカ強いのである。キャットフードを食べ暖かな家の中で過ごす猫とは生命力も強いように思える。冬は雪深い中を歩くと完全に雪に埋没して進めずにいたものだが今は吹雪の日は外に出ないで炬燵の中で眠っている。ワイルドエドベンチャースクールで子どもたちからのリクエストでネコカフェをやりたいと言われる。でも子供たちが大きな声を上げ猫に駆け寄るのでびっくりして逃げてしまうのだ。大人の人ならすぐそばに来て撫でてもらえるが子供たちは苦手のようだ。困るのはネズミや野鳥を咥えて持ってくるのには閉口する。褒めてもらいたく見せに来るのは理解できるが。これからも冒険学校に活気を与えてくれる猫たちを大事にしたいと思う。

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2024年05月05日

アマゾン河筏下り

雨季のアマゾン河は乾季と全く違い川の水は増水して10メートルも高くなってしまう。上流では川幅が5キロメートル程あるが下流に行くにつれ30キロメートルほどに広がり河口近くでは150キロメートル程になる。どこが川岸かは分からなくなってしまう。上流にあるペルーのプカルパの町から河口近くのグルッパまで52日間かけて約6000キロメートル下った。プカルパから海面までの高低差がおよそ70メートル程しかない。だからほとんど平な地形と言ってもいいだろう。普段はゆっくりと一日平均で100キロメートル程のゆるやかな流れだがスコールと突風が来ると鏡にように平らな水面が2メートル程の高さの大波に変わる。まるで大海に漂う木の葉のように筏は流されてしまう。スコールの時はバケツの水をひっくり返した時のようにではなくドラム缶をひっくり返したようにと言うくらいで目の前しか見えなくなるほどの雨が叩きつけてくる。ジャングルの木々は根こそぎ流れに削られて流れるので流木やら草やら川一面に流れてしまう。見た感じ川ではないように思えてくる。その浮草や流木にサギなどが乗って流れているのも見られる。筏は屋根の高さがイメートル程もあるのでどうしても風の抵抗を受け真っすぐに流れない。水草は水面ギリギリの高さなので筏の流れより速く流れて行く。それで浮草や流木にロープを引っかけて引っ張ってもらうと真っすぐに進むことが出来た。だがその浮草にヘビが乗っかっていることもあり筏に乗り移ることもある。緑色のヘビだった。食料は主食がマンジョーカの粉と言うか粒になっているものを川の水で練って食べた。マンジョーカを麻袋にいっぱい詰め込み食べていた。バナナやココナッツそして川魚の日干しやテラピアの干し肉をおかずにした。今地球温暖化で世界中が異常気象になってきている。日本の米つくりも暑さで米の品質が昨年度は落ちてしまった。マンジョーカなら熱帯の食物なので今後は良いのかなと考えて今年で4年目となる栽培である。何より手間もいらないし勝手に生育するのがいい。ブラジル料理を皆さんに食べていただきマンジョーカのことを知ってもらえればいいかなと思っている。様々な料理がある。マリナさんを講師として一度ブラジル料理を作りみんなで食べた。フライドポテトのようなマンジョーカフリッタ。牛肉を入れて一緒に煮込んだバーッカアトラーダ。マンジョーカの澱粉で作るタピオカもあった。今回はマンジョーカのコロッケもいいかもねとマリナさんは言う。子どもたちにはコロッケは人気だと思う。お母さん方もお父さんたちもおばあちぁんもおじいちゃんもみんなで一緒に食べましょう。そしてブラジルの映像見ながらマリナさんのお話しを聞き最後にみんなでサンバを踊りましょう。みなさん、お待ちしてます。

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2024年04月15日

山菜の季節が到来

4月14日深山の山道には残雪があり山菜のコゴミの出る場所には60cm程も雪が残っている。深山のコゴミは里山のと違って太く青々として瑞々しく味も全く違う。急峻な山道には岩が崩れ落ちて危険な場所もあり落石の恐れもありハラハラしながら通らなければならない。山道は小川のように水があふれ流れている。そこにフキノトウがたくさん芽を出していた。いっぱいフキノトウを採り天ぷらにして食べたらすごく旨かった。冒険学校のすぐそばにはアケビの芽がたくさん出てるのでお浸しにして食べると少し苦みがありこれまた旨いし春の訪れを味わうことも出来た。これからは蕗や山ウド、そしてゼンマイとワラビが出てくる。ミズやアイコなどの山菜もごちそうだ。田舎に住んでいる者には山菜はありがたい宝ものである。

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2023年10月03日

いわき万本桜

先日いわき万本桜プロジェクト代表の志賀忠重さんから電話を頂きいわき市に行ってきました。私の話をまた聞きたいと言う人がいるのでとのことでした。回廊美術館の広場の舞台で1時間30分お話をしてきました。志賀さんからはいつもの話でいいと言われていたが何を以前に話したか忘れてしまっているので聞くと面白そうな話をピックアップして指示を下さった。中学2年生の時に出会った山形県真室川町の鷹匠沓沢朝治翁の話や出稼ぎの話、そしてヨーロッパやアフリカの旅さらにアマゾン河いかだ下りと。また農家の長男が家を出て冒険をするようになった経緯などなど。最後は北極横断単独行の話へと移り志賀さんのサポートのお力で成功したことなど話す。北極横断の時もそうだが自分の中では無心でで取り組んできたので正確には事実確認が出来ていないところも多々あるようで志賀さんが冷静にサポートしてくれたので志賀さんからも説明していただき全体像が把握できやすくなったと思う。ただ一番心に残るのは志賀さんのこの言葉だった。大場さんの成功の確率は3パーセントだと思っていたとのこと。なぜなら志賀さんは補給の際にツインオッター機で私のルートをみて海氷はなく海が開きまたメチャクチャに海氷が割れて流れているのを見てどこにも歩ける所がないと思ったとのことである。でも自然は面白くダイナミックな流れを構成してくれるものである。風が海氷を押してバラバラな氷をバッチリとくっつけてくれるのだ。私はその上をスイスイと歩けるようになるのである。普通のひとならこれでは歩ける状態ではないので私に止めるか安全な所まで引き返すかどちらにするか聞いてきたであろう。しかし志賀さんはそうはしなかった。この旅は大場さんの旅でありやるかやめるか判断するのは大場さんで自分としては必要なことは全てやるだけと決心していたとのことだった。全くのド素人の2人だったがその場その場に的確に判断して物事を進めて行く姿勢は明確な方針を生み出す元なんだなと痛感している。会場には志賀さんのフアンが大勢来られ楽しく有意義なひと時であり幸せな気分になった。春先にはみんなで山菜取りに冒険学校に来られるとのことで楽しみにお待ちしております。郡山駅まで送迎頂いたみなさんにもお礼申し上げます。

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2023年07月15日

久しぶりの映画

目の見えない白鳥さん、アートを見にいくと言うタイトルの映画を見てきた。目の見えない白鳥さんとアートを見にいくの著者である川内有緒さんが監督でご案内を頂いていたのだ。フォーラム山形で7月7日から7月13日まで上映期間だった。初日に舞台挨拶があると言うことだったが先約があり最終日に行くことになった。目の見えない白鳥さんとアートを見にいくの本を読んでいたが映像は文字とは違って登場人物の心の動きが手に取るように伝わってきて迫力があり目が離せなかった。20歳のころに光が見えなくなった後は全盲としての人生を過ごされて来たとのこと。そんな白鳥「しらとり」さんが美術館などを巡りアートを見に出かけて行くのである。最初は連絡してもよい返事を頂けなかったようだが真摯に頼み込んで納得して頂いたとのこと。学芸員の方も白鳥さんにアートをどう説明したらよいか戸惑ったようである。要は絵や作品などの説明するのではなく傍らにいて見た感じなど普通の会話のようにしゃべるなかでの互いの会話で心の交流ができれば良いとのことだった。そんな空間を味わいたくて出かけるようになったというのである。白鳥さんの日常生活そっくりをアートにする場面もあり私にはとても印象に残った場面があった。それは白鳥さんが物凄く早口の音声を聴いており始めは何の音か分からなかったが目を閉じて聴いていると話し声なんだと理解できたことだ。また白鳥さんは歩きながら写真を撮り続けるのにも驚きだった。そして最後に白鳥さんが語ったことで私が一番感動し納得したこととして時間の流れを見ているのだと言うようなお話をされていたかと記憶している。凄く磨ぎ覚まされた潔い侍の心を観た思いであり勇気と自信を頂くことができた。たくさんの方々にこの映画を見ていただき元気になってほしいと思います。



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2023年05月23日

北極の白熊

北極には白クマが生息している。何度も北極の歩き旅をしているが毎回遭遇する。彼らの住処にお邪魔するのだから同然ともいえるわけです。夜テントで寝ていると忍び足で寄ってくるのが気配で分かる。私も聞き耳を立てながら寝ているのだがかすかにクマが雪を踏みしめるかすかな音を感じ取っている。しかし風がテントの生地を揺する中では鮮明な音として聞くことはなかなか難しい。いちいち起きて外を覗くのも寒くて嫌なのでハッキリクマが傍に来ていると分かるまでは緊張しながら寝ているわけだ。でもすぐ耳元でフウーと言う鼻息が聞こえたら間違いなくクマなので飛び起きる。この時も無言だと一気に襲われると思うので大声で怒鳴るのである。さすがにクマも驚きテントから遠ざかるのが大きな足音を立てるのではっきりとわかる。急いでテントの入り口から外を見るとすぐ近くにクマがいる。私を見ると小走りに近ずいてくる。テントから5メートル程で一旦止まりシュ〜シュ〜とヤカンのお湯が沸いた時のような唸りをして威嚇している。前足で雪を掻き突進態勢を取る。その後3メートル近くまで寄ってきてお互いににらみあいの状態となる。クマも怖いだろうが私も同様である。私としては熊撃退用のトウガラシスプレーを吹きかけるしか手段がない。寝袋に入れて温めていたスプレーをクマに目掛けて噴射すると真っ赤なスプレーが白熊の前足にかかった。上手く顔にヒットしなかったのだがクマの目にいくらかスプレーが入ったようで痛いのか前の足で顔あたりを掻き擦っている。すると前足にかかったスプレーが目に入りますます顔を両手で擦り始めた。そこで一気に大声で叫んだらクマはびっくりして大きなお尻を私に向けて走って逃げて行く。テントから30メートル程の所で寝転がり仰向けになって顔を擦り苦しがっていた。外はマイナス30度以下でいつまでもテントの入り口を開けてクマを見ているのも寒くて出来ない。だが30分ほどしたらまたクマが回復してテントの傍までやってきた。そして3メートル程の近さでにらみ合いとなった。今度こそ目に確実にヒットさせないといけないと思った。手に持ったスプレーをクマに目掛けると学習したようで後ろに引き下がるではないか。困った。どうしようと思案しているとあることに気がついた。私が右を見るとクマの視線も右に行く。左に目をやるとクマも私と同じ方向に視線を向けるのだ。それでいいことを思いつき私は右に視線をやりながらクマの目をそちらに移しつつスプレーはクマの顔に向けて噴射した。今度はまともに顔にヒッしてくれた。クマも突撃態勢で突っ込んできたが目の痛さで一気に反転して逃げ去っていく。目が見えないようで走ったは転がり起きてはよろよろしてまた転がり手毬のようになりテントから逃げ去っていった。今度は来ないだろうと判断できたので眠りにつくことが出来た。北極グマは海氷上にいてアザラシを主食にしている。海の上なので360度が雪原、平らでありに山林に棲む日本のような月の輪グマや北海道に棲むヒグマと違って人間と出合い頭の対面にはならない。遠くからでもクマは見えるしくクマも目より鼻が利くのでゆっくりゆっくりと寄ってくるのだ。そして必ずと言ってもいいほど風下から匂いを嗅ぎながら近くに来てくれる。だから私としてもスプレーの準備や防御態勢を十分にとれる余裕がある。言ってみればクマは礼儀正しいともいえるし本能に従った行動をしてくれるのでありがたい。クマと対面した時もおれはここを通るだけなので通して下さい。何もあなたに危害を加えることはしませんのでお願いしますと言って話しかけます。20分ほど互いににらみ合いしているとクマも納得して引き返してゆくのでした。中には人間と同じように若い雄グマは力試しなのか逃げないで近くに来るのもいます。また私も歩きに集中してクマが近くに来ているのに気がつかずに出会ったことがありました。そんなときでもクマはゆっくりと私から離れていくのでした。だが私の方が気が動転して怖くなり大きな声を立てたらもっと早く逃げてくれるのではと大声で叫んだら急にクマは反転し向かってきたのでした。弱い奴ほど声が大きいとはよく言ったものであることが実感された。クマのも広い北極圏では人間に会ったことがないだろうし逆に人間を恐れてもいるであろう。だから刺激しないで離れることが基本的な姿勢かなと思っている。この熊撃退スプレーは日本のクマに使うには注意が必要だと思う。山の中や林の中、藪の中では人間とクマは突然に出くわしてしまう危険性が高い。スプレーを風上に噴射すると自分にかかってしまうのです。強烈な刺激と痛みがあり直接目にかかると失明の危険性もあります。後ろから襲われたり藪の中から飛び出してきたり木の上から来ることも考えられます。この辺は北極グマと対処方法が全く違います。日本では鈴や笛を鳴らしてクマに人間のいる所を知らせたりラジオを掛けたりするのがいいと思います。クマも人間を怖がるので人間がいるのを見れば遠ざかってくれるでしょう。子熊を見つけたら近くに親グマがいる可能性があります。子供を守るために命がけで襲ってくる可能性があります。油断は禁物ですね。またであった場合は走って逃げないこと、大声を立てないでゆっくりとクマから離れることが基本かと思います。走って逃げると追いかける習性がありますしなにしろクマの走るスピードには叶わないのですぐに追いつかれてしまい襲われることになります。いざ組合となったらクマの鼻頭を強く叩くしかないかなと思ったりします。朝方や夕方にクマは出歩くことが多いので十分に気をつけてまいりましょう。毎日のように町の防災無線でクマの目撃情報が流れます。今もまた防災無線で流れました。

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2023年04月23日

第1回ワイルドエドベンチャースクール

令和5年度の第1回目となるワイルドエドベンチャースクールを5月13日(土)に開催します。畑仕事で里芋とジャガイモを植え込み枝豆も播種します。午後からは自分たちで巣箱を作りますよ。最近は私が子どものころと比べツバメがめっきり減りました。当時はどこの家の軒下にもツバメの巣がたくさんあり親鳥がヒナに餌を運ぶのがあちらこちらで見られたものです。道路の上や田畑など地面すれすれに飛び交い急に反転「ツバメ返し」したり見ていて飽きませんでした。電線にズラリと並んだ姿は見事で村や街中に彩りと華やかさを醸し出してくれました。ツバメの減少は農薬で餌となる虫が減ったこともあるかもしれません。水田も減反や農家の後継者の減少で耕作面積が大幅に減りました。またカラスがツバメのヒナを襲うのです。昔の家と今の家の構造が変わりツバメが巣をかける適当なところが少なくなってきたことも考えられます。ツバメは人間が近くにいる玄関や軒先に巣を作りカラスが近ずけない場所に巣を作りますが最近の家はツバメにとってあまり好ましい作りとはなっていないように思います。
巣箱つくりは2回目となりますが最初の巣箱はベランダの柱に据え付けました。毎年雀が利用しヒナを育てています。毎年同じ雀なのか私が近くにいても逃げなくなり安心して子育てしています。巣箱の入り口の穴が3センチ程だったのがアオゲラかムクドリに突かれ穴が大きくされムクドリが来てたのでまた以前のようにスズメが出入り出来るほどの大きさに塞いでやったらまた雀が入るようになりました。

子どもたちには自分で作った巣箱に小鳥たちを呼び込んで楽しんで欲しいですね。日本三鳴鳥のウグイスとオオルリそしてコマドリなどの野鳥の鳴き声を聴き写真なども見ながら野鳥のことを調べてみたいと思います。今回は中学時代の鳥仲間でもあった友人が野鳥の話もしてくれますよ。
秋に販売する里芋そして夏の川遊びで食べるカレーに入れるジャガイモさらに枝豆も全て無農薬無化学肥料で栽培します。保護者の方も是非お子様とご一緒に楽しく有意義な体験をされて下さい。

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2023年04月12日

米作りと野菜栽培

田んぼと畑の雪が解けたので早速堆肥を運んでいただき農作業の準備に入りました。畑では今年も里芋とジャガイモそして枝豆を栽培します。ワイルドエドベンチャースクールで子供たちが里芋とジャガイモを植え込み枝豆を播きます。里芋は秋に販売体験で売るものです。大根やもち米も一緒に販売します。これらの作物は全て無農薬と無化学肥料で栽培します。堆肥と鶏糞だけの有機栽培で育つ野菜たちです。皆さんには美味いと人気があり毎年楽しみにしていると言われます。夏の川遊びや秋の稲刈り山道のトレッキングそして冬の雪遊びも楽しいものです。今年はまたブラジル料理作り体験もやりたいですね。ブラジルの人が良く食べるマンジョーカ料理です。牛肉と一緒に煮込んだバーッカアトラーダやフライドポテトのようなマンジョーカフリッタなどさまざまな料理があるので楽しみです。またブラジルの映像を見たりサンバも踊りたいですね。マリナさんから今年もマンジョーカの苗木を取り寄せていただき栽培する予定です。今年で3年目になるので頑張って楽しく育てたいと思っています。人の背丈以上に大きく成長する木で根っこがマンジョウーカの芋なのです。マンジョーカの澱粉でタピオカを作りみんなで飲みましたが旨かったです。もち米を栽培する田んぼは山手にあるのでイノシシに注意が必要です。クマと違ってイノシシは人に向かってくることもあり危険だし田んぼの土手や道路を掘り起こしたりして壊すので始末の負えないのです。農家の人たちは電気柵を張り巡らしたり対策を取りますが私たちは線香を炊いたりイノシシの嫌いな匂いがするものを置いたり爆竹などを鳴らして警戒します。畑では毎晩ラジオをかけています。いろいろと大変ですが秋の収穫の喜びで苦労がいっぺんに報われますのでそれを楽しみにして頑張るつもりです。出来る限り機械を使わずに手作業で作業を行います。自然と一体になりとても気持ちが安らぐ作業なので満足感があるのです。児童のみなさん私たちサポーターと一緒に今年も楽しく有意義な体験をしましょう。




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