2018年08月19日

ワイルドエドベンチャースクール第4弾実施

8月18日の土曜日はワイルドエドベンチャースクールの第4回目を実施しました。活動場所は最上町前森高原にあるアースアカデミー大場満郎冒険学校です。午前中は冒険学校畑で大根の種蒔きでした。おでん大根と秋大根を畝に30CM間隔で播いて行くのです。まず竹の棒に30CMの間隔でテープを貼ってある所にビン底を押し込み種を播く床を作っていきます。そこに3粒なるだけ離して種を播くのです。次にその上に土を被せて軽く手の平で押さえます。子供たちは真剣に作業を進めておりました。親御さんも参加してくれたので親子で楽しそうにやっていました。秋にはリヤカーで大根を売り歩く体験もあるので大きく育ってねと心を込め頑張って作業を進めていきました。

春先に子どもたちが播いた枝豆も食べごろになり根っこごと引き抜き、みんなでザルいっぱいに収穫し昼に茹でて食べました。すごくおいしいねと言ってお家にお土産として持ち帰っていただきました。枝豆の根に丸い粒のようなものがついているのは根粒菌ともいうべきものでチッソの成分等が含まれており養分として蓄えられるのです。それでやせた土地でも枝豆は育つのですと教えてあげました。

昼は、昔の食べ物で、すいとんを作ってみんなで美味しく頂きました。快晴で暖かかったので、外でブルーシートを敷き座って食べました。美味しいねと言いながらお代りをする子もいて本当にうまかったです。午後からは、竹を使った水鉄砲作りをして誰が遠くに、また正確に的に当てられるか競うことをやりました。次第にエスカレートしてきて相手の顔や体めがけて互いにはしゃぎながらワイワイ楽しんでいました。漬物用のポリ容器に水を貯めて吸い上げるようにしてたのだが、低学年の女子がお尻をすっぽり入れて気持ちいいと叫んでいます。そんな子どもたちの姿を見ていて、私たち大人も昔の遊びを思い反しては懐かしく思った次第です。さらに、紙飛行機作りもやりました。折り紙やA4の用紙で様々な飛行機を折り飛ばして誰が一番飛行距離が長いか競いました。ギネス記録で最長距離を出した紙飛行機に人気があり子どもたちは真剣に折型を教えていただきながら頑張っています。また、竹水鉄砲にお化粧しようと言うことでテープを巻いたりカラーラベルを思い思いに貼っては見事な美しい仕上がりになっていました。最後は感想文を書きお土産の枝豆を手にして迎えに来たご家族の方と帰宅されました。大根播きから竹水鉄砲作りと紙飛行機を折り飛ばすなど盛りだくさんの体験をしていただきました。みなさん、ご参加下さりありがとうございました。次回は自然の材料を使い楽器つくりをして、みんなで演奏をしたいと思います。身近なもので自分たちで考え手作りする面白い体験にしたいと思います。皆さんのご参加をお待ちしております。ありがとうございました。  
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2018年06月28日

小学1,2年生来校

本日は最上町立富沢小学校と赤倉小学校の1,2年生が校外学習で来校してくれた。冒険学校2Fの展示室で冒険で実際に使用したソリやテントそれに鍋や時計、防寒服など見ていただきながらお話をさせていただいた。北極や南極については全く知らない子たちなのでその場所から教えてあげた。ペンギンとポーラーベアがどっちに生息しているのかなど一般の大人でも簡単には分かっていないかもしれない。一通り話した後では質問がたくさんありましたが、印象に残っているのが、一人で歩いてて寂しくないですか?という質問だ。
お答えは最初は不安と緊張それに寂しさもあるが、だんだんと慣れてきて寂しく感じなくなるんだよと伝えました。一生懸命になって真剣に話を聞いてくれる子どもたちに囲まれていると、なんだか心がきれいに洗われる気持ちになってくる。

お昼ごはんは、和室でみんな楽しそうに食べていた。今日はありがとうございましたと大きな声で言われてうれしかったです。冒険学校の玄関前の階段で集合写真を撮りました。これから馬に乗るとのことで馬場に歩いて行かれました。みなさん、冒険学校に来て下さり、どうもありがとうございました。また、遊びに来てください。  
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2018年03月17日

春の日差しの中

5bc882bf.jpg日増しに暖かくなり雪解けもどんどん進んでいます。今日も風が少しあったのでスキーセーリングをやりました。時速50KM程のスピードで滑走すると実に爽快な気分になります。南極横断ではソリとチタン製の連結棒が繋がり身体に装着したハーネスと反対側の連結棒をジョイントさせました。パラセールはラインと繋がっておりコントロールバーで風を受けて推進力を得るのです。ヨットと同じ原理でセールに風を受けセールとスキーのエッジで方向を得て進むのです。風と風向きの条件がいいと一日で180KMも進むことが出来るのです。風が無い時はソリを引いて歩くのです。氷河を登るときにも当然坂道を登って行くのですが氷床から氷河となって下る所はクレパスのオンパレード状態で幅10Mから30Mものクレパスが至る所に現れていました。クレパスに雪がかかり橋のようになっているところをなんとか渡り氷床に足を踏み込むことが出来たから幸運でした。氷床に着くと南極点まで2000KM程はほとんど平坦な地形であり西方から吹き下ろすカタバ風を受けてスキーセーリングで滑走するのです。この間は人間にも合わないし見たのはオオトウゾクカモメとユキドリだけでありしかも氷河の近くでした。間違って内陸に入れば食べるものもないので死ぬしかないでしょう。前森高原でのスキーセーリングは南極を思わせます。冒険学校の戻るとネコたちが仲良く昼寝をしておりました。このネコたちも私と同じように自由に生きているのだなあとしみじみと思われました。ただネコにして見れば今の瞬間だけに意識して生きているのだろうし将来について考えることはないのかなと思う・私も旅をしているときはこのネコと同じように今の瞬間、瞬間だけを意識して生きていたような気がする。その方が楽しいし充実した時を過ごせるんだよなと思われる。ネコを見ていてそんな風に思えた。  
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2018年01月12日

山形大学フィールドワーク授業

年に2回の山形大学フィールドワーク授業が冒険学校で開催されている。昨年も前期と後期に分けたカリキュラムが行われた。10名程の学生が参加してくれた。医学部や工学部、地域教育文化部、人文など多彩な分野の学生がいる。遠く徳島県や長野県からの学生もいる。ここ数年は初日に小学生を対象とした放課後子ども教室「ワイルドエドベンチャースクール」の子どもたちと一緒に活動をしている。2日目に私との授業となり講演や互いに話し合いをしたり近くの山に登りながら自然とのふれあいを体験したりしている。最上町教育委員会が主催で事務局との連携で進める事業ですがカリキュラム内容等は私に依頼されているのである程度は私の独断で決めているところが正直なところである。

学生たちには様々な人々との関わりを通じて自己と向き合い自分の生き方を見つける手助けになればいいと思っている。若い時に様々な体験をすることで自己と向き合う姿勢を学びとっていただきたいと言うのが一番大きな願いである。学生たちの報告書など読ませていただくと冒険家大場満郎との触れ合いのタイトルの割には冒険の話や体験がなく思っていたのとは違ったという意見が数人から寄せられていた。言われてみればそうかもしれない。でも私は何も冒険家を育てるための教室をやることは考えてはいないのである。一人ひとりが自分の本当の心に向き合い正直に対話し自己を高めて行ける生き方を伝えたいのだ。そのためには自分がやりたいこと、好きなことをやれるように決断できるお手伝いをしたいのである。なあんだ、そんなことか。と思うかもしれないが、よく考えてみれば好きなことを見つけ楽しく面白く夢中で頑張っている人がどれほどいるであろうか。私は自分の道を見つけ毎日明るく元気に幸せを感じて生きているよと言える人がどれ程いるだろうか。私も若い時は自分の生き方に自信が持てず周りとうまくいかなかった人生を思い出す。気ずいた時には家を飛び出し家族も全て捨ててやっと自由になれたので旅が出来るようになったのである。世間から見れば親不孝であろうし挫折した人と言われたのである。しかし、その後の人生は夢中、無心の心境で楽しく面白く日々を過ごせてきたように思える。だからアマゾン筏下りや北極、南極の両極横断などに全てを投げ打ってこれたのだと思っている。何かを掴んでおいて自分の大きな目標を成し遂げるのは難しいと思う。何も持たずに真剣に自分を信じて突き進まなければ自分の望む星を掴むことはできないと言っても過言ではないであろう。本当の自分の幸せは何んであるか自分が一番知っているものだと思う。日々、楽しく明るく元気に生き生きと生きていることが幸せではないでしょうか。私の人生体験を通じて感じたことを学生たちや子どもたちに伝えたいのである。自分を信じて自分の好きな道を歩むことの素晴らしさを味わっていただきたいと言うのが本音である。そのような生き方をするには自立した心が不可欠でありその自立心を育むための体験や学びで幸せな生き方に気ずいてほしいとの思いで学生たちや子どもたちに接しています。  
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2017年10月03日

今年で18回目の米作り

冒険学校主催の米作り体験も今年で18回目となりました。山形県大蔵村四ケ村の棚田で地元の沼の台保育所と肘折保育所の園児たち先生方、父兄の皆さん、そして地域の方々や一般の希望者と田植えや稲刈り、収穫感謝祭と年に三回の体験活動を続けてきました。田んぼの持ち主の佐藤さんの指導で無農薬で昔ながらの手作業にて行ってきました。始めたころはお年寄りと園児たちでスタートしたのだが時代の波でお年寄りたちが田んぼに入れなくなり代わりに園児たちの父兄の方々が参加してくれるようになりました。若い園児たちの両親も田植えや稲刈りも手作業の経験はなくたどたどしい作業となります。そこで経験のある私たちが指導してやり方を教えているのです。特に肘折保育所の園児たちは旅館の女将さんや若旦那たちもいて田んぼ作業は初めてという方々が多いのです。肘折温泉という有名かつ素敵な温泉場の方々なのです。普段は田んぼに入る機会などないので喜んで参加してくれるようです。何より親子で一緒に作業して過ごすことは貴重な思い出として心に刻み込まれることだと思います。この体験が故郷の自然や人々の温かさと共に今後の人生に生きる力と希望を与えてくれるものと思っております。

農作業後のお昼ごはんも参加者全員で楽しくいただきます。佐藤さん「田んぼの持ち主・のおばあさんやお母さんたちしして地域のお母さん方が作った美味しいおにぎりと様々な料理をおなかいっぱい食べて満足顔します。田植えの際は伝統食の朴の葉ままは人気があるのです。大きな朴の葉二枚に熱い黄粉ご飯を包んで田んぼに持ってゆき昼に食べていたとのことです。昔は車のなく家に昼ごはんを食べに戻るのも時間がかかったことでしょう。朴の葉ままなら田んぼの土手に転がして置きその場で食べることが出来るのです。朴の葉は熱いご飯で焼けて美味しい香りを発しますし殺菌効果がありご飯が悪くなりません。食べ終えれば朴の葉は土手に捨てておけばやがては土に戻るのです。茶碗も皿も食器類は不要ですし汚れものの洗いも要りません。極めてエコ的な食べ物と言えるでしょう。昔の人々の生活の知恵が詰まった食べ物だと思います。現在は全て機械での農作業となり肉体的には凄く楽に作業が出来るようになりました。しかし機械の支払いに現金収入を得ることに追われるようになり余裕がない状態になってきているようです。私たちは豊かな生活とは何かともう一度じっくり考えてみる時ではないだろうか。便利な機械のお陰で時間と労力の節約を獲得できたが心の余裕と安らぎといったものが付いてこないような気がします。人生は一度きりとはよく聞く言葉です。各自が後悔のない人生を歩まれること心から願いつつこの米作り体験を続けております。原始的な動きと最新の科学の最先端を行く現代の機械の動きの両面を見て体験して改めて自分の生き方を決めていただきたいと思います。  
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2017年08月26日

寒気が南下する

2017年の8月26日の今日、仙台では36日間連続して雨続きとのことニュースで報道された。昭和9年「36年」ぶりの記録を破る観測史上の雨が続いたとのことである。その影響で平年の21%しか日差しが無かったとのことで農作物に甚大な被害が出ているとのことである。私の住む山形県も毎日曇り空の連続で稲の生育も10日以上は遅れているようである。

アメリカはテキサス州のメキシコ湾沿いでは大型のハリケーンが上陸となりカテゴリー4と言うとてつもない威力をもつ化け物のような台風に襲われているニュースも流れている。また、インドや中東では気温が50度を超えて死者が出ているとのことだ。

これら世界各地で起きている異常な自然現象は地球の温暖化が影響していることであると報じられている。日本の真夏に寒気が南下して南から北上する暖気とぶつかりとてつもない積乱雲が発生し雷や突風や大雨、竜巻が起きてしまう。テレビの映像で見て驚いてしまう程の状態だ。南米のアマゾン河筏下りの時に雨季でスコールに何度も対面したがいきなり突風とバケツをひっくり返したような猛烈な雨に襲われ恐ろしい思いをしたことを思い出してしまった。今、日本で起きていることは本当に怖い天候に遭遇しているのだと思わざるを得ない。中東では60度の気温に達した国もあるとのことである。北半球にある北極ではマイナス50度を超えるのでその差は110度になる。それくらいの寒暖差がある所に人間が住む環境があるのだから、大気の流れが変わり偏西風にも影響を与え、強力な寒気と暖気がぶつかれば大気が大暴れするのも当然のことのように思われる。この因果関係をしっかりと頭に入れておくことが極めて大切なことであろうし自分の命を守るのに不可欠なことではないかと思っている。

グリーンランドやカナダのイヌイットたちは厳しい自然環境下で生きてきた歴史を持つ。「エンマカ」と言うイヌイット語があるが「たぶん」と言う意味を含んでいる。明日。狩りに出かけますかと聞くと明日にならないと分からないので天気次第だと言われてしまう。自分のスケジュールは天気次第で決めるのだ。さもないと悪天候で命を奪われてしまうこともあるからである。日本に限らず世界中の国々がイヌイットの生き方、物事の考え方を参考にして自然に受け入れてもらえるような思考、行動、生き方をしていただきたいと思っている。

  
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2017年07月05日

大雨について。

今、九州地方の福岡と大分に大雨が降り続いているとのニュースがNHKで報道されている。甚大は被害もでているのが映像でも見られる。川が増水し氾濫したおり家や田畑が川の直撃を受けている。この映像を見て思ったのは南米のアマゾン河のスコールである。スコールは突然バケツをひっくり返したような雨が降り続くのである。すると河は大暴れして濁流となって流れるのだ。雨季の季節なので乾期より10M以上も水位が上がりジャングル一帯が水浸しになってしまうのである。川岸の土砂や木々はえぐり取られて流れてしまう。河一面がそっくり地面が大地が流れておりここは河なのか陸地なのか分からない状態になってしまう。アマゾン流域の人々は水上生活者もいるが彼らの家は5M程の高さの柱の上に家が乗っかっており増水しても流されることはない。また、大きな丸太で筏を組みその上に家を乗っけており流されないようにアンカーでしっかりと繋いでいるのである。いざという時にはボートで移動もできるし手こぎの丸木舟で簡単に避難もできるようにしている。しかしアマゾン河は川幅が20KM30KMと広く50KMや河口では150KMもあるので流れはゆるやかである。日本の川は外国人に言わせると滝同然とのことである。山が急峻なうえにすぐ近くに村や町があるのだが川と家が建つ大地の高低差が差ほど大きくないのだ。だから大雨で増水すると氾濫し家々に被害が出てしまうことになる。今までとは違う雨の降り方になってきているので考え方を大きく変えないと大変なことになってしまうと思う。まずは自分の住む場所が大雨でどうなるかや台風の時はどうなるかまた竜巻に備えて何をするか全て想像し備えをしておく必要があると思う。そして気象庁は当然だがテレビやラジオの気象予報でも十分に今までとは違うとんでもない気象状態になってきていることを国民に通知し把握していただくことに知恵を絞らなくてはならないと思う。人間は経験したことは記憶として残るが未経験なことは自分の身に引き込んで受け入れることが簡単ではないことを改めて認識しておかなくてはならない。事が起きてからでは遅すぎるのである。しっかりと現状を見て知ることにより初めて危険から回避できることを学べるものだと思っている。今の九州地方の大雨では危険と言われている場所の人々は高台にすぐにでも避難するべきである。まして今は夜に入ってしまっているではないか。遅いよ。遅いよ。すぐに安全な場所に避難されることを願っています。アマゾンの化け物河を6000KM筏下りして感じていることを述べさせていただきました。ご参考にしていただければありがたく思います。皆さんがご無事でありますことお祈り申し上げます。
  
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2017年07月02日

世界の高齢者福祉の話

2017年7月19日「水」午後1時30分から3時 認知症カフェ 「カフェやまびこ」開催にて世界の高齢者福祉に関する話をすることになりました。今までデンマークやノルウェーなど北欧に入って旅をしてきたので見た事や聞いたこと感じたことなどを話したいと思っている。また私が考える福祉への展望や冒険談などいろいろと語ってほしいとのことである。そして日本の福祉行政と比較して今後の日本の福祉についてみんなで話し合いをするとのことである。素敵な企画であり喜んで話したいと思っている。とにかく福祉の先進国である北欧の人たちは楽しんで人間が幸せに生きることを第一に考えて生きているので大変参考になりものと思います。  
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2017年07月01日

日本カワウソ目撃

神室山系の自然を守る会の自然保護講演会でカワウソを見た時の話をしてくれと依頼をされました。山形県新庄市の新庄の民話「かわうそと狐」のお話を新庄民話の会で開催するのです。その時に私が小学生のころにカワウソを目撃したときの話をさせていただきます。今では絶滅したと言われているニホンカワウソの話です。昔の子供のころを思い出しながら話そうと思っています。内容は次の通りです。

私の家の近くに太平山があり麓を小川が流れていました。川幅が2メートルほどの小さな川です。当時は川の両側は柳や竹笹などで覆われて川の水の流れも見えないほどの状態でした。アケビの蔓や栗の木そして杉の林なども川沿いにはあって鬱蒼たる景観でした。私はよく川雑魚のアブラハヤを釣りにこの川に来ていました。つりざおは2メートルほどの長さの木の棒であり木綿糸を結わえ釣り糸にしてつり針は自分で針金をペンチで曲げヤスリで研いで作ったものを使っていました。餌はままつぶ「ご飯つぶ」です。釣った雑っこを入れるのは煤けたぼっこれ「壊れた」ヤカンです。中が煤けて黒く覗いても魚が見えない程のものです。

藪をかき分けすっぽりと藪の中に納まるとすぐ傍に人がいても気ずかないほどです。川の水は澄んで透明で川底もはっきりと見えます。大きな雑っこがヒョイ、ヒョイと泳ぐのが見えます。川はカーブになっているところで水にえぐられて1メートル以上も川岸の底の方が空洞になっています。気を張り詰めて川底を見つめていると突然川底を黒い大きな獣が走り去ったのです。急なことで気が動転し思わず引きさがろうとして尻もちを突いてしまいました。すろとその獣は対岸の川岸の水面から10センチメートルの高さの粘土状の高みに這い上がりました。クルリと首を回し私の方を見たのです。ツルッとして黒っぽい毛でひょろ長く今まで見たことのない生き物でした。化け猫かと一瞬思いました。だから怖かったのが本当のところです。襲いかかってくるのではないかと思っていました。かじられたら痛いだろうし。でも好奇心も大で目はその生き物の目から離せなかったように思います。互いに目と目が合い見つめあったように思います。すごいな、御前は一体何者なんだと正直思えました。するとそいつはまた川の中に入り潜って今度は私にいる岸めがけて移動してきたのです。こちら側にも水流でえぐられた空洞がありその中に入りました。でも川が右にカーブしているので姿が見えなくなりました。川のギリギリまで尻もちをついたまま進み木の枝をつかみ首を精一杯伸ばして見たらそいつはまた川に入り浅瀬も深みもどんどん進み上流へと渡って行ったのです。

私はそいつがカワウソだと知ったのは村人から聞いて初めてわかったのです。もう怖くて怖くて本当に猫が化けて出たと思ったのです。猫にしてはずいぶん身体はが長いししかも猫は水の中を走ることはないだろうしとは思いましたが。

最近その場所に行って見ましたが護岸工事でブロックが積まれ以前の面影はありませんでした。川の様子も以前のように深い所や空洞もありませんし単調な景観です。だからカワウソの住みかも無くなったのでしょう。カワウソの毛皮が優れているとのことで乱獲された歴史と農薬で川の水が汚れ魚も減り生きられなくなったことかと思われます。可哀そうな歴史を背負いつつ日本から消え去ってしまったのでしょう。人間は他の生き物と共生していることが面白いし素晴らしいことだと思う。人間だけが勝手に他の生き物を殺して絶滅させてもよいのだと言う考えは改め無くてないけないのだと思う。今思うと可愛いニホンカワウソである。日本の古き良き自然が残る川で子供のころに目にしたニホンカワウソのお話でした。今でも故郷の自然や生き物たちが私の生きる力を育んでくれたことに対しありがたく感謝しています。


  
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ワイルドエドベンチャースクール第3弾

平成29年度放課後子ども教室「ワイルドエドベンチャースクール」第3弾を7月15日の土曜日に開催します。里歩きと座禅体験を行います。カントリーウォーク「野道歩き」で故郷の自然を感じながらのんびり歩き新しい発見や地域の人々と会話をしながら楽しく面白く歩きたいと思います。

松林寺で座禅をして和尚さんのお話も聴かせていただきます。テーマには「地獄」をお願いしております。子どもたちにも大人にも地獄の世界をのぞいてみるのは面白いのではないかと思います。

午後からはお城山に登りながら北村昭夫さんからお城山の歴史などを聴かせていただきます。

また、今回はナンバ歩きを子どもたちに体験させたいと思います。江戸時代までは日本人は走ることが出来なかったとか耳にしたことがあります。走る人は飛脚ぐらいでほとんどの人は走らなかったとか。大方の人はすり足で腕を振らずに歩いていたように言われています。つまり右足と右手が同時に前に出すのです。左足と左手が同時です。慣れないと凄く歩きにくいのですがコツを掴めば歩けるようになります。何が良いかと言うと腕を大きく振らないし膝も高く持ち上げなくてもいいし、歩幅も普通の歩きより広くなるのです。腰を捻らないので疲れも少なく長い時間歩くことも可能でありしかも歩幅が広いので距離が稼げるのです。また、大きな力を発揮する際には最適な歩き方であり例えばきつい階段登りや登山の急斜面登り、お相撲さんたちがやる歩き方も空手の追い突きも盆踊りなどの踊りでもまた歌舞伎の歩き方も鍬を振り下ろす際もまき割りの斧を振り下ろす際も、ナンバ的要素を持ち込んでいるようです。右足、右手が同時に前に出るのですがその際に両腰と両肩のラインが一直線で捻られないのです。身体の構造に会った動きになるので楽に動くことが出来るようです。と同時に凄い力が発揮できるのです。今では高校でバスケットにも取り入れているようですし剣道はもちろんいろいろなスポーツに生かせると思います。今まで何気なくやってきた行動が大きく変わる可能性があるかと思います。このナンバを想定した走りなら速く走ることが出来るかもしれないし省エネの走りが可能なのでいくらでも走り続けることが出来るかもしれません。飛脚は一日に200KM走ったなどと書かれてあるのもあります。スキーの回転でも急坂をスキーで駆け上がる際にも右手と右足が同時にして一気に全身の力を前に持って行くのです。介護の仕事にも日常の生活にもナンバスタイルが大きな手助けをしてくれるものと思います。私も北極の海氷を超える際にはこのナンバ「難場」方式の行動を取っていました。昔の人たちが創造し活用してきた伝統的な歩き方と言えるでしょう。子どもたちが覚えて活用し家族や周辺の方々にも伝えて皆さんが楽に動いたり仕事が出来るようになればいいかなと思います。  
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