まずは良かったといったところか?
日本国の62人目の首相には、野田佳彦前財務相、民主党代表が選出された。これまでのように、「愛でたい」とか「期待したい」といった言葉もなかなか出て来ないところが狂おしいが、まずは良かったと言っておこう。海江田万里などという御仁がなれば、この国が何処に行くか分かったものではない。風見鶏のような人間に、大事な決断を任せてはいけないのである。
しかし、この野田さんという人も、これまでの常識から言えば“未知数”なのではないでしょうかね。なにせ、財務副大臣からいきなり、短期間の間に大臣になり、今回も大方の予想どおりとはいかない曲折のある勝利だった。篤実な人柄のゆえなのだろうが、それにしても真面目過ぎるのがちょっと気になる。
一番、期待したいのは決断力だろう。そして、ブレないこと。けっこう過激なことも言うけれど、非難をされると少しずつ修正するクセがあるらしい。今回の増税発言にしても、キチンと言ってしまったのだから、そのまま国民を説得することが何よりも求められる。それに尽きるだろう。美味しいことを言って何もやらない、何処かの政権政党の前任者の轍を踏んではいけないのであります。
あとは、菅政権で一番にいけなかったと思える官僚との対峙をやめること。もともと、この方は「財務官僚に完璧に取り込まれている」との評があったが、総理になれば自ずと立場は変わるものである。その重みや重責を意識しながら、官僚と上手く付き合っていけばいいのである。そうでないと、復興や財政基盤の取り戻しも叶わないことになってしまうだろう。
ご本人の辻立ち千回の話はなかなか迫力があった。全部聞いてはいないのだが、民主党の選挙のときのスピーチにはなかなか「言葉を大事にする人」との趣があったと思う。本来、政治家はそうでなければいけないのである。
そうした言葉を持つ人に期待をしたいの一方、あまり挙党体制とかを意識し過ぎるのもどうか。どうも、もともと水と油の人間ばかりが集積をしているクセに、「融和」とか「友愛」とか言い過ぎるのだ。“友愛”を大事にする人にお金を出してもらっているからでしょうかねぇ〜。ホントにそうなら情けない話だ。
ここは短期に終わることを覚悟せざるを得ない局面の半面、未曾有の災害からの復興について、自分の言葉で語り被災者の心をきちんとつかめるような、政治家の本来を見せて欲しい。これまでのリーダーたちは、その核心で何も出来ていなかったのだ。そこが、今の日本国の最大の不幸であるように思う。
日本国の62人目の首相には、野田佳彦前財務相、民主党代表が選出された。これまでのように、「愛でたい」とか「期待したい」といった言葉もなかなか出て来ないところが狂おしいが、まずは良かったと言っておこう。海江田万里などという御仁がなれば、この国が何処に行くか分かったものではない。風見鶏のような人間に、大事な決断を任せてはいけないのである。
しかし、この野田さんという人も、これまでの常識から言えば“未知数”なのではないでしょうかね。なにせ、財務副大臣からいきなり、短期間の間に大臣になり、今回も大方の予想どおりとはいかない曲折のある勝利だった。篤実な人柄のゆえなのだろうが、それにしても真面目過ぎるのがちょっと気になる。
一番、期待したいのは決断力だろう。そして、ブレないこと。けっこう過激なことも言うけれど、非難をされると少しずつ修正するクセがあるらしい。今回の増税発言にしても、キチンと言ってしまったのだから、そのまま国民を説得することが何よりも求められる。それに尽きるだろう。美味しいことを言って何もやらない、何処かの政権政党の前任者の轍を踏んではいけないのであります。
あとは、菅政権で一番にいけなかったと思える官僚との対峙をやめること。もともと、この方は「財務官僚に完璧に取り込まれている」との評があったが、総理になれば自ずと立場は変わるものである。その重みや重責を意識しながら、官僚と上手く付き合っていけばいいのである。そうでないと、復興や財政基盤の取り戻しも叶わないことになってしまうだろう。
ご本人の辻立ち千回の話はなかなか迫力があった。全部聞いてはいないのだが、民主党の選挙のときのスピーチにはなかなか「言葉を大事にする人」との趣があったと思う。本来、政治家はそうでなければいけないのである。
そうした言葉を持つ人に期待をしたいの一方、あまり挙党体制とかを意識し過ぎるのもどうか。どうも、もともと水と油の人間ばかりが集積をしているクセに、「融和」とか「友愛」とか言い過ぎるのだ。“友愛”を大事にする人にお金を出してもらっているからでしょうかねぇ〜。ホントにそうなら情けない話だ。
ここは短期に終わることを覚悟せざるを得ない局面の半面、未曾有の災害からの復興について、自分の言葉で語り被災者の心をきちんとつかめるような、政治家の本来を見せて欲しい。これまでのリーダーたちは、その核心で何も出来ていなかったのだ。そこが、今の日本国の最大の不幸であるように思う。