保存もうそろそろかな?


夏を感じる頃

 いっとき「もう梅雨も明けたのか?」と思わせるような真っ青な空が広がった時分があった。ちょうどその頃に関東甲信越の梅雨明けなるものが宣言されたので、まったきに驚いたところ。関西や私のいる東海は未だなので、逆転の現象ともいえた。しかし、現実にはこの大雨の続きようでアリマス。

 関西や九州北部などでは大変なことになっているよう。被害の程度も分からないので、いまはお気の毒としかいいようがない。こちらでも、思い出したように大量の雨が降ったりしたものの、それでも比較でいえばわずかなものだらう。

 きのうからの雨は今は止んでおります。青空とまではいかないが、雲は激しく動き出しているし、空も大分明るくはなっているようだ。このまま、好天に向かうということなのですかな。今年は梅雨明けも早いのではと考えていたが、こうした天候は予断を許さない様といったところだろうか。

 そんな折で、朝方久しぶりに朝の散歩を愉しんだ。今回はズルをしないで正規のコースを歩んで来たものである。後半部分にある城址公園の中を抜けるときに、セミの声を本格に聴いたような気がした。まだ、五月蠅いといったものにはなっていないのだが、やはりセミの声は“夏”を思い出させ、意識をさせるものでアリマスな。このまま、少しすると梅雨明け宣言が出されるのかな、とも思う。

 歳をとると時間が早いのは確かなことで、意識しない間に週末になってしまった。今週もどうということもない。普段行っている隣り街の病院にはまた行けず仕舞いで、親しくしているタバコ仲間にも会えなかった。その事だけが気がかりといったところ。

 来週末には住んでいるマンションの懇親会を予定しているし、その次の土曜日にはどうも東京にいる親友が遊びに来てくれるようだ。そんな事がささやかな愉しみになっている自分。災厄もなく、無事に過ごせていることが何よりと、心の底から感ずる初夏でアル――。

蝉声のきれ目を山雨(さんう)馳せ通る 白岩 三郎