2006年02月

2006年02月23日

かの人や月

かの人や月 1 (1)


7人家族の羽上家。その羽上家を中心に、友達、彼氏らが加わり話はすすむ。これといった話はないいんだけれど、ぬくい雰囲気を漂わせながら淡々と家族が描かれている。全3巻。

これはおすすめ!少女漫画では1番!本当にいい作品だと思う。いくえみ綾という漫画家は本当にすごい。軸となる話はないのに、これだけまとまったほのぼのとした人間関係を描けるとは・・・。そう終わらせちゃうの?とはなったが、1話完結としている物語だし、まーいっか。

少し前まで、何もないことの幸せを満喫していた。普段忙しくしているからこそ、その合間に遊んだりするのが楽しいんだよー。ずっと暇だったら逆に、やることなくなっちゃうし。とよく言われるが、絶対ウソだよこんなの。好きなときに好きなことできる方がいいに決まってる。毎日が充実してたもん。
のんびりした生活を続けてはいても、やらなきゃならないことはあるわけで。生活費は心細くなっていくわけで。あ〜うまくいかねー。追い詰められていくー。
あ〜も〜どーでもいいや。

2006年02月22日

ミラクル


Story
80年の冬季オリンピックの決勝戦でソ連チームを打ち破ったアメリカ代表の実話を元に、2004年2月に全米公開されたアイスホッケードラマ。カート・ラッセル演じるコーチが寄せ集めの大学生チームと共に、栄光に向かい...(詳細こちら


弱かったチームが監督の下、一丸となって猛練習し、勝利する。おきまりのスポ根物語。実話を基にして・・というのを逃げとしてちょっと薄っぺらい、古くさいかんじはしたが、スポーツ観戦が好きな人には充分楽しめる作品になっていた。
ラスト30分くらいはずっとアイスホッケーの試合で、飽きちゃう人がいるのも納得。僕はスポーツ観戦が好きなので、見入っていた。アイスホッケーすげー。

トリノオリンピック、なんやかんやで見てしまった。カーリングおもしろいっすね。
恩田が代表に選ばれず、開会前は岡崎にしか興味はなかったのに、カーリングにくぎ付けになってた。ボーリング場とかで隅の一角にカーリングスペースつくったら流行るんじゃないかなー。合コン後の男女がやるには最適なような気がする。
相模大野でカーリングを体験できるそうなんで1回行ってみようと思ってます。

2006年02月19日

セブンスアニバーサリー

監督:行定勲

Story
『GO』で2001年日本アカデミー監督賞を受賞し、一躍注目を浴びた行定勲監督が企画・制作ともに加わり、自らの世界観を思う存分表現。津田寛治、秋本奈緒美など実力派俳優が顔を揃え、恋愛の軽薄さや人間の貧欲な部分...(詳細こちら



主人公ルルは失恋するとしこりができ、その痛みが石となってでてくる。その石が雑誌で紹介され、女の子の間で石ブームが起こり始める。

伝えたいことはなんとなくわかる。失恋によって生まれてくる石の売買が始まる。形のないものに価値を見出したい。形として、金として、目に見える価値を求めることってどうなんだろうといった感じだろう。
なんかな〜。ハチャメチャでつまらなくはないんだけれど、僕はあんまり好きじゃないな〜。

形として、結果として、目に見える形で何かほしくなる。資格ブームなんてその典型だろう。資格そのものにたいした価値はないはずなのに、後付けのはずのものが目的になってしまう。
無形のものに価値がある。そう思ってはいても、それを示すにはなにかしらの結果が必要だ。企業面接でいくら英語ができますって言ったとしても、それだけでは信用が得られないように。
今はひとまず、目に見える形でなにかほしい。







フェブラリーステークス

フェブラリーステークス予想

たんに1番強い馬はアジュディミツオーだと思う。
武蔵野ステークスは斤量59、出遅れ、内でもまれる形。JCダートは落鉄。その後の2戦は本当に強い内容で地力の高さを感じた。
ただ、G1の連戦による疲労、東京ダート1600というコース、土曜のダート戦の結果、そしてこのメンバー。どうしても前に着けたい馬を軸にはしづらい。差し系の馬を狙う。

サンライズバッカスがおもしろい。
根岸ステークスは前が詰まっての敗戦。適距離だとは思えないJCダートで0.2秒差の5着。疲労もないだろうし、勝負はここ!

他は、タイムパラドックス。
こんなに人気落としているなら、抑えないわけにはいかない。


◎サンライズバッカス

○アジュディミツオー

▲タイムパラドックス




2006年02月16日

CUE

CUE 3 (3)



中学3年の竹田健太はハンドボール部に所属していたが、怪我のために引退することになる。親友が演劇部所属の伊藤香奈に惚れ、その恋の後押しをするために、なりゆきで竹田は、演劇部に入部する。
演劇は自分にあわないと感じていたが、ひょんなことことから観ることになった小舞台の演劇に魅了され、竹田は演劇に、そして後には伊藤香奈にはまっていく。
全3巻。

今、漫画喫茶にいる。
号泣した。
まー別にたいしていい話ではないんだけれどなんとなく・・・。
演劇を描いた作品はけっこうあるし、それらより演劇の魅力を表現できていたわけでもないのに、ただなんとなく涙が出た。
地味なストーリーで、登場人物にそこまで魅力も感じない。それなのに全体を通して醸し出す雰囲気がすごくいい、すてきな作品だった。ちょっと淡白すぎる感じはするが・・・。

岡崎で泣くはずだった。昨日のスピードスケート。
1本目が終わったあとの、視聴者を泣かせようとする無理やりの手紙エピソード。興ざめたねあれには。スポーツの中継に余分なものはいらない。

2006年02月13日

茶の味

監督:石井克人

Story
独特の映像世界で知られる『PARTY7』の石井克人監督が、田園風景にアニメやCG映像を織り交ぜて、ある一家の日常をユーモラスに描いたハートフル物語。浅野忠信や注目の子役・坂野真弥など魅力的な役者が多数出演。...(詳細こちら


うーんわけわからない。何がしたいのか。何がいいたいのか。
映画始まっていきなりおでこから電車が飛び出してくるし、さっぱりわからず。
ただつまらないかというと、そうではなくて意外とおもしろかった。
なんとなくで観終わったあと、もっかい観てみようかなってなる作品。
人と一緒に観たらつっこみどころ満載でおもしろいかも。
土屋アンナの初出演作品。下妻物語での土屋アンナより俺はこっちの方がすきだな〜。

日本映画には利益に走らない作品が必要だ。アクションでは、派手さでは洋画に勝てない。

2006年02月12日

フォー・ディア・ライフ



フォー・ディア・ライフ



新宿2丁目で保育園を営む花咲慎一郎。運営資金不足のため、金になるやばい仕事を請け負う探偵業にも手をそめている。保育園の経営、探偵業から巻き込まれる事件に奔走する。

登場人物がなかなか魅力的で、するっと読める。新宿2丁目の無認可保育園ということもあって、預かっている子どもたちは、国籍などいろいろな問題を抱えている。重い話も読みやすくかかれていて、それなりにおもしろかった。この作家の他の作品も読んでみたいと思った。
大人が主役で、社会を動かしているんだけれど、その大人には子どもが深く関わっていて、結局は子どもが主役のような・・・そんな感じ。

学校のサークルの関係で、小中学生の子と接することが多い。一緒にいていつも思うことが、発想の柔軟さだ。「そーくる」っていつも言っている。他人の子でもこんなかわいいのに自分の子だったら・・・
けっこんして〜


2006年02月10日

果つる底なき



果つる底なき


江戸川乱歩賞受賞作。
謎の言葉を残し不可解な死を遂げた友人の坂本。その死に疑問をもった伊木は、坂本が調べていた不正融資、そして坂本の死について調査にのり出す。

組織のなかで信念を貫き悪をあばく個人。ありがちなはなしかもしれないがそこそこおもしろい。ただ、人が死に過ぎ。ちょっと冷めちゃうな〜。
『いまの世の中、上場会社の決算だって粉飾なんて当たり前だ。病院(上場企業でも赤字や債務超過に陥っている企業ばかりを相手にしている審査部の通称)の連中がどんなことをしているか知ってるか。決算からプレス発表まで都合のいいように作ってるんだぞ』というくだりがあった。タイムリー。

ライブドア報道。ニュースの移り変わり早いっすね。1企業を狙えばなにかしらでてくるよなそりゃ。
今、僕が注目しているニュースは、ウエスチングハウスを東芝が買収したこと。三菱重工業が絶対買収すると思っていたので、人に言いまくってたのに・・・。




2006年02月09日

恋文日和


Story
カリスマ的人気を誇る漫画家・ジョージ朝倉のコミックを4人の新鋭監督が映画化したオムニバスラブストーリー。「不機嫌なジーン」の脚本家・大森美香が監督を手掛けた『あたしをしらないキミへ』他、全4作品を収録。...(詳細こちら



手紙っていいな〜。撮り方もストーリーもとても優しい。ほんわかしていてゆった〜りといい気分で観ることができる素敵な作品だった。まー映画館で観るような作品ではないけれど。

手紙はこれからどうなっていくのか。僕はもうここ4年ぐらい手紙を書いてないし、学校のゼミは携帯のメールが親密度によってどうかわるかを調べるものだし、メール中心の生活になっている。それでもやはり、手紙はメールより勝っているように感じることが多い。表情、声だけでなく筆跡までもないメールは難しい。18歳で大阪に1人暮らしをしていたとき、あまりに金がなくて、親戚に金を無心する手紙を送りまくったことがある。その時、メールという手段は考えもしなかったし、メールで相手に僕の感情が上手く伝わったとは思わない。
この作品内にメールは手紙を補うもので、手紙はなくならないっていうようなせりふがあったけれど、ほんとその通り。手紙はなんとなく、それとなくこれからも残っていくだろう。

2006年02月06日

となり町戦争



となり町戦争



小説すばる新人賞受賞作。直木賞候補作品。

広報誌によって僕は、自分の住む舞坂町と、となり町との戦争の開始を、そして戦死者が出ていることを知る。だが町は普段と変わらない。僕は戦争が起こっているという実感をもつことができないまま戦死者は増加していく。となり町偵察の任務を請け負い、さらには役場のとなり町戦争係に勤める香西と出会う僕だが、戦時中だという実感を持つことはできない・・・・という話。


すごく期待して読み始めたが・・・。戦闘機が飛んでいるわけではなく、銃声がするわけでもない見えない戦争。自分が戦争をしている町に住んでいるという実感が持てない。日常のなかでおきている戦争。設定はすごく面白いと思う。どう終わらせるんだろかとどんどん読み進めた。ん〜期待はずれ。見えない戦争はいいんだけれど、なぜ、どうやって戦争しているのかぐらいは明確にすべきだったと思う(活性化って・・)。あと、なぜ最後にやすっぽい恋愛話をいれたんだろう。なんかわけわからなくなっちゃってしょーがねーやって感じで終わらせたように感じた。全体をみるとあの恋愛話部分、うきまくり。僕、香西に魅力を感じないだけになおさら。
お役所の淡々とした仕事を揶揄し、日本が加担している戦争もあるのに日本人には実感がない事に対する警鐘を鳴らし、と読者に戦争のことを考えさせたいのだろう。ただそれにしたって、この設定ならもっとおもしろくできたんじゃないかなー。まー俺には思いつかないけれど。

国の利益、宗教観の違いを話し合いで解決することは難しい。戦争は起こる。起こっている。イラク戦争は石油のドル、ユーロの関係から起きたともいわれている。国として利益を考えるとひけない部分もあるのだろう。
戦争に賛成できるわけはない。ただ、戦争反対!と声高に主張している人をみていると気持ち悪い。ん〜難しい。
海外で戦争が起こる。しかし僕には実感がわかない。この小説と同じだ。『僕たちは、自覚のないままに、まわりまわって誰かの血の上に安住し、誰かの死の上に地歩を築いているのだ。ただそれを、自覚しているのかどうか、それが自分の眼の前で起こっているかどうか。それだけの違いなのではなかろうか。僕はもう、自分が関わったことが戦争であろうが、なかろうが、そんなことはどうでもよくなった。』というくだりがある。読後、あ〜いまいちだったな〜と思った後、少し戦争のことを思った俺は、作者の狙いにはまったのかもしれない。

2006年02月05日

共同通信杯

共同通信杯予想

ひとまずフサイチリシャールだろう。
このコースで、この枠で、楽に前に出てペースをつくれそうなメンツ。
まーしゃーないでしょう。

対抗はマッチレスバレー。
斤量1キロ差あればおもしろくなりそう。


◎フサイチリシャール

○マッチレスバレー

2006年02月04日

白富士ステークス

白富士ステークス予想

実績のあるトウショウナイト、エアシェイディは休養明けで、ここが狙いだとは思えない。
東京芝2000。内枠で前につける馬を狙いたい。

メジロマントルがおもしろい。
ここ2走の内容良く、コースかわってここは勝負。マイペースで気持ちよく逃げられそう。

次はアサクサキニナル。
このメンバーでははずせない。


◎メジロマントル

○アサクサキニナル

▲コスモオースティン