2009年11月22日

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない〜ユナイテッドシネマズ浦和〜2

「働くとは何だろう」
「何のために働いているのだろう」
といった事を全く考えず、常に「週2で働いて食っていく方法はないものか」を考えています。

研修で「君は何のために働いているの?」
という質問をよく受けますが、周りが「社会の役にたちたいから」とアホみたいな模範解答をいう中「え〜と生活のためです」なんてくそみたいな答えをしてしまいます。

駄目な奴です。俺は。


つーわけで、『ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない』を観ました。

ひきこもりをしていた男が、母親の死をきっかけに就職活動を始める。やっとのことで入社が決まったIT企業がブラック会社で想像を絶する仕事を負わされデスマに突入。限界を迎えるが、周りの人に励まされながら主人公が成長していく・・・・というお話。


〜20代までのひとなら何か感じることがある作品だと思います。
がんばる主人公。どんな状況でも結局何かしらつらいのだから現実を受け入れてがんばろうよってな感じでしょうか。
ただ、駄目な俺は、がんばることに価値があるのかな〜と思ってしまいます。
他のメディアはともかく、映画は「がんばらなくてもいいんじゃねーの」を描いてほしいな。
後がないから死ぬ気でがんばってる人はもちろんすごいと思うけど、すぐやめるすごさもあるように感じます。
なんでもかんでも長く続けることを評価する輩が周りにもすごく多いけど、続けること自体は大したことじゃないでしょ。

ブラック企業をコミカルに描くことで社会批判色を消し、極端なキャラクターを前面にだして、会社内の場面が多くぐだぐだになりがちなところを感じさせない映画にはなってました。
エンドロール後のかなりの毒がたまらない。観た後に残ったのは社長の言葉でした。社会はこの一言に尽きるのでは。
最後まで観ずにこの映画を語ることなかれ。

まーどこで働こうが何をしようが、周りにいる人が全てですね。


mitutakaeiga at 01:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ハ行 | 小池徹平

2009年01月20日

感染列島 〜広島宝塚〜2

世の中では今、この瞬間もいろいろなことが起きていて、いろいろなことを感じている人がいる。
死を意識している人もいれば、国の行く末を憂いている人もいる。
満足に食べられない人がいて、駅前でいちゃついている人がいる。
働かない上司に腹を立てている人もいるし、働いていないことに不安を感じている人がいる。
そして、コンビニでどのおにぎりを買おうか迷っている俺がいる。

店員さんが2人いて、立ち読みしてるやんちゃ坊主がいて、ケーキを買おうとしてるカップルがいる。コンビニの中だけでも、俺を含め5人の人生があって、5つの思いがある。
いろんな人生や思いがあるのが現実。ただ、物語とするからには誰かどれかにしぼらにゃならんでしょ。


つーわけで『感染列島』を観た。

未知のウィルスによってパニックに陥った日本を描く。その時、医者、看護師、患者・・・は何をして何を思うのかといったようなお話。


とにかく詰め込みすぎ。どの話がいらないのかもよくわからんくらい全員の話が薄い。
ウイルス感染が実際に起こったら・・・と考えさせられはするけれど、ばっちし化粧の女医と、めちゃハードだろう日々にもいっさいのかっこよさを失わない医師。リアルを追うのか、フィクションだとわりきるのかひどく中途半端だったような気が・・・。どちらにせよ、スポットをあてる人をもっと絞らないと映画として面白くはならないような気がします。竹山の話はもっと膨らましてほしかった。


あ〜だめだいろいろやりすぎてどうまとめればいいのかわからん。そうだ、みんながしってるだろうりんごの樹の話で終わらせよう!っていうのがありありとわかる終わらせ方・・・。
「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える。」
中学生の頃この言葉を本で見た時は感動したものです。

この映画を観て、この言葉に感動する子供がいたら素敵だな。
ま〜今の俺は、明日世界が滅亡するなら・・・・ひとまず今日を全開で楽しむだろうな。明日につながることは出来ない大人になってしまった・・・。

mitutakaeiga at 00:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!カ行 |  妻夫木聡

2009年01月18日

ぐるりのこと 〜横川シネマ〜4

2008年度あまり映画を観ていないmitutakaです。

というより、高校を中退してから大学卒業までが、時間を持て余していただけなのですが・・・・。
就職してからは月1回しか映画館に行かなかったし、DVDで映画を観るのは毎日でもただ流しているだけといったもの・・・。

働いていく上で、嫌なことがあるのは当然なのかなというのを知った一年でした。
好きな人と好きなことだけをして生きる。ずっとそうありたかったけどそうもいかないのかな。つまらない大人になっていくものです。


生きていく上で、嫌なこともいっぱいあるし、嫌な奴もいっぱいいる。逃げ出したいことだらけのはずなのに、投げ出す勇気がない。自分がうまくいっていないと、周りの奴らへの嫉妬心でおかしくなってしまう。結果、うまくいっている奴の脚をひっぱてやろうという輩もでてくる。


つーわけで2008年度ベスト邦画は『ぐるりのこと』です。

なんとなく生きるカナオと、妻・翔子との30代から40代に渡る10年間弱の夫婦のなんやらかんやら・・・とその間に社会でおきたなんやらかんやら・・というお話。


毎日社会ではいろいろ事件は起きていて、自分の周りでもちっちゃいおおきいかかわらずいろいろなことが起きる。生きていく上で嫌な奴ともいっぱい関わらないとだめで、自分のスタンスを変えずに生きていくのは難しい。
醜い部分もいっぱいあってこそ人だし、だからこそおもしれーんじゃねーのってな感じ。
広島の小さな映画館のラストの回。客は俺を含めて3人。いい環境でいい映画を観ました。


久々に更新しようかなと思ったのは、先日『地球が静止する日』を観たからです。
恐ろしくつまらなかった。言い尽くされたどーでもいいテーマでどーでもいいストーリー。映画を観ながら「ぐるりのこと」の素晴らしさを思い出しました。


2008年03月31日

私と犬の10の約束1

あほほど忙しいmitutakaです。

いろいろと環境が変わって、いかに自分が世間知らずだったか痛感しております。
今月は『奈緒子』『チームバチスタの栄光』『ガチボーイ』と『私と犬の10の約束』の4本しか映画を観られず消化不良の1ヶ月でした。

『私と犬の10の約束』を観ました。
細かいことはまた今度書くとして、一言だけ。

この話に犬が必要か?
まあ犬が出ないと何もできていない作品ではあるのですが・・・。

mitutakaeiga at 16:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ワ行 | 田中麗奈

2008年02月06日

陰日向に咲く 〜チネチッタシアター8〜1

2007年度のベスト邦画は『天然コケッコー』mitutakaです。

先日「私、毎日映画観てるんですよー」と言う人に会った。俺もテンションあがって話をしたのだが、よく話してみると、毎日ネットで観ているだけで映画館ではほとんど観てはいないとのこと。別にいいんだけど、最近ネットで観た映画を劇場の映画と同列に扱う雰囲気があるような気がする。
漫画家の島本和彦が「YouTubeでエヴァンゲリオンを見て『エヴァを見た』と思うなよと言いたい。テレビのでっかい画面で見る描線の動きがYouTubeで分かるのか。
日本はアニメ先進国だが、アニメや漫画を見る作法がなっていない!」と言ったらしいが、映画にも同じことが言えるように感じる。
「ネットで映画を観て『映画を観た』と思うなよ」

かくいう俺もネットで映画をかなり観ているし、レンタルでも観る。だけど、映画館で見るものとはやっぱり全然違う。
『天然コケッコー』もネットで観ることができるが(youku.com)それで、この作品がおもしろいか否かを胸張って言うのはどうかと思う。(スズキ、お前のことだぞ!)
後輩が「先輩の言ってた『天然コケッコー』よくわからないし、たいしたことないことないっすか?」と言ってきた。
俺は、天然コケッコーが今まで観た中で一番いい映画だという気もないし、気に入らない人がいても全く不思議じゃない。それでも、youku.comで観たものと映画館でのものとは違うという前提がないとどうしようもない。
たいしたことないと言い続ける後輩に、「でもさ〜、異性に対するキスよりも、愛着のある教室に心のこもったキスをする場面はよかったでしょ」と言うと「そういうことだったんすか?」との返事。「そこはわかるだろ!」とネチネチ説教したのだが、仕方ない気もする。金と時間をかけてみるのと、自宅でだら〜と観るのとでは・・。
後輩との会話でかみ合わないところが少しあったので、俺もyouku.comで観てみたら、映画館で上映されたものにさらに編集がかかっていた。
改めて「ネットで映画を観て『映画を観た』と思うなよ」と。

良いか悪いかは別にして、手軽に映画が観られるようになって、「これネットで観たらどうだったのかな〜」という感想を持つことが多くなった。

陰日向に咲く』を観た。
自宅で観たらどう思っていたのかなと思う典型の薄っぺらい作品だった。

ダメ人間たちの奮闘を描く。
借金まみれのパチンコ依存症のシンヤ(岡田准一)は、やむおえずオレオレ詐欺にて手を出すが、相手の老婆に情が移り金を奪えない。ビジネスマンのリュウタロウ(三浦友和)はほら吹きのカリスマホームレス(西田敏行)にあこがれ、ダンボール生活を始める。がけっぷちアイドルみゃーこ(平山あや)とそのみゃーこの追っかけをするゆうすけ(塚本高史)。売れない芸人に恋していた母の軌跡をたどろうとしている寿子(宮崎あおい)。そんな人々の一見無関係な人生が少しずつ交錯していく・・・というようなお話。


え〜。これを観てどう思ったらいいのでしょう。岡田准一かっこいいなー、宮崎あおい、平山あや、緒川たまきかわいいなー、西田敏行、三浦友和すげーなーということ以外特に何もない薄い作品だった。とにかく登場人物に魅力が全くない。というより魅力ある人物を撮る気は初めからないとしか思えない。それぞれが今と違う自分を追うという、ひとつひとつはいい話ではあるんだけど、人物の魅力を描き、積み重ねて泣かすというものではなくて、ただ、これやっときゃ泣けるんでしょといった感じの薄いエピソードの集まり。こんな無理やりな押し付けがましい感動はいらない。
人はひとりじゃないし、家族でも他人でも人とつながっているのは素晴らしいこと、出会いによって人は変われる。それはそうだけど・・・。今日観た『歓喜の歌』の方がよっぽどそのことを感じた。『陰日向に咲く』を観て泣いたという人は『歓喜の歌』を観たらどう思うのだろう。
すっきりしない箇所も多いし(シンヤが職場の皆に迷惑かけた問題がどうなったのかだけは教えてくれ)、人物は交錯していくが全体としてのまとまりは全くないし、(そもそも塚本&平山の話は必要だったのか?まーこの話が一番良かったように感じたが・・。)軸になるしっかりした話はないし・・・。ん〜よくわかりません。
子どもを持つ人にはいい映画なのかもしれません。


ひとまず、岡田准一以外の登場人物は全然ダメダメじゃないんじゃないかと思った、俺が一番ダメ人間だということがわかりました。

mitutakaeiga at 10:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!カ行 | 岡田准一

2007年10月06日

包帯クラブ 〜109シネマズ川崎シアター3〜3

「人の痛みを知ることで・・・」「世界には飢えている人が多くいるのだから・・・」「今、われわれが世のために出来ることは・・」とかいう、ボランティア精神であったり、エコ活動やらが嫌いです。

ま〜俺はダメなやつです。
ある企業が、エコ活動参加の意思を示した携帯ページを見せたら値引きというようなことをするという話を聞いても、「どうせ、宣伝効果ねらってるだけなんだろ」「宣伝効果はいくらくらいになるのだろう」ということを真っ先に思い浮かべてしまいます。ファーストフード店がエコ活動どうこういうのなら、ひとまず毎日莫大に出している生ごみであったり、容器等のごみを減らす方向から入れよ!と思うような・・・。まあそうしたらそうしたで、いろいろほかの所にしわ寄せが来るはずで、利益を求めないと仕方ない企業が、その手の活動をどうこういうのはどうでしょう。
雑誌で『ギャル社長が「マイハシ」でエコ』という記事を見たときも「勝手にやってろよ」としか思えませんでした。読んでみたら、マイハシの販売もしているらしいです・・・。へ〜。

ボランティア活動でも、「渋谷でゴミ拾い」をどこやらの学生ボランティアサークルがやっていたりしますが、本当にその手の精神があるのなら、誰も見てないところで1人やるんじゃないかな〜と思ってみたり・・・。


そんな私は大学でボランティアサークルに入っていました。障がいを持った子供たちと週1日で遊ぶ、というボランティアというほどでもないものですが、とても面白く、なんとなくで4年間続けました。ただやっていて思ったのは、やはり自分が楽しいから続けているだけということです。人がどうだとかは絶対に関係のないものに感じました。
当然、「理念」やらをしっかりともったサークルではそのような考え方は受け入れられず、地域啓発がどうだとかなんやらいろいろ言われました。

なんかボランティア活動やエコ活動をしている人って、その活動を他人にも強いるところがあるように思います。その行為が嫌いです。
活動そのものがダメだと思っているわけではなくて、それを人に強いるのはどうも納得できません。環境保護を訴えている人が、都心に住んで車乗ってエアコンの効いた部屋で生活している、なんて話を聞いたことがありますが、そういう活動って個人がどうするかだけの話で、他人がどうしているかは全く別のもののはずです。

ボランティア活動、エコ活動、それに宗教的な思想も「他人がどう動いていようが、俺はこうする、こう思う」っていう考えだけでいいのでは・・・。



つーわけで『包帯クラブ』を観ました。
ふんわり、すてきな作品でした。

金持ちの息子ディノ(柳楽)、女子高生ワラ(石原さとみ)、ワラの同級生タンシオ(貫地谷しほり)、浪人生ギモ(田中圭)は、傷ついた出来事をメールで受け付け、その人の傷ついた場所に包帯を巻きに行き写真を撮る。その写真をメールの送付者に送るという活動をする、包帯クラブを始める。
他人の傷をいやすために活動をしているディノ達だが、彼らもそれぞれ傷や悩みを持っている・・・・というようなお話。


もし、みんなが、他人の痛みを、ほんまの意味で知ることができたら・・・世界は変わると思うねん。


という、チラシの文字を見た時は、「うわ〜」この手の活動を人に強いて来るパターンかよと思ったのですが、いやいや、すてきな作品でした。
まっ、本当の意味でみんなが他人の痛みをほんまのいみで知ることができちゃったりしたら、誰も生きていられなくなるだろうなとは思いますが。

登場人物みんなが「世のため人のため」って感じで、包帯クラブの活動をしているわけではなくて、冷めた考えをもつ登場人物を出すことによって、すごくバランスのとれた入り込みやすい作品になっていました。

週刊新潮で『映画大コケ石原さとみは池田センセイでも救えない』って記事によれば、あまり興行収入がよくないとのことですが、どうかんがえても『クローズドノート』より客入っていい作品だと思いました。

ストーリーも、メッセージ性を前面に押し出したつくりじゃなくて、やさしいものになっていたと思います。個々の悩みは、「そんなに重いことかな?」と思うことが多いのですが、それが逆に、悩みは人それぞれということを表現できていて良かったと思いました。世界には食うのに困っている人がいるけれど、日本に住む若者の悩みも個人的にはとても大きなものなんだよって。
出演者もみんなすごくいい雰囲気を醸し出していたと思います。石原さとみは『わたしのグランパ』のころからあまり変わらないなーと思っていたのですが、この作品ですごく好きになりました。柳楽優弥の「でてこいや〜」も高田延彦よりかっこよかったです。

ただ、包帯を巻くことでなぜ傷がいやされるのかの理由付けが少し弱かったように思いました。あと、柳楽優弥に方言を話させる必要があったのか?というのは最後まで気になりました。もちろんディノのエピソードがあるので、中途半端な関西弁を話すという筋は通っていますし、怒ったとき話し方が変わって迫力を出したりと、効果的には使われていると思うのですが、映画のスムーズさを欠いていたような気がして仕方ありませんでした。
あっあと、包帯クラブの活動拠点となる、市役所のパソコンルームが超キレー。あんな部屋自由に使えたらいいなーと。


久々に1人で映画を観に行ったのですが、この映画こそ友達と一緒に行きたかった〜と観た後強く思いました。映画観た後、酒飲みながらでもゆっくりと話したくなる映画です。恋人や、家族ではなく、友達と行くのにいい映画なんじゃないかな〜。

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2007年10月04日

クローズド・ノート 〜チネグランデ〜1

沢尻エリカの舞台挨拶での態度が、地上波・雑誌等で話題になってますね〜。あれが、演出か取材で疲れていたかとか理由はわかりませんが、ひとまず宣伝としては大成功ですね。ああいう宣伝を受けた人の中に映画観に行ってしまう人がいるんだろうな〜と思いつつ・・・。

クローズド・ノート』を観ました。
たいして観に行く気もなかったのに、観ちゃいました。思いっきり宣伝にのっかった形です。

教育大学生の香恵(沢尻エリカ)が、引っ越し先のアパートで、前の住人、伊吹(竹内結子)が書いた日記を見つける。そこには小学校の教師をしていた伊吹の、学校生活、隆との恋愛の話が綴られていた。教師を目指す香恵は、その日記を読み進めていく。日記に書かれている伊吹の生活と、石飛(伊勢谷友介)に好意を寄せる香恵の日常が並行して進んでいくが・・・というお話。

夕方に観に行ったということがあるのでしょうが、高校生くらいの若い人が多かったです。上映中もざわざわした感じで、上映後は「つまんね〜」の声がところどころであがっていました。普段ならうるせーよと思うのですが、納得してしまいました。
こりゃーエリカ様も不貞腐れるわ。「日本映画を変える」と豪語したという沢尻エリカ。この映画の出来に納得できなくてのあの態度だったとしたらかっこいいな〜と思ってしまいました。

『遠くの空に消えた』でもはいりの客室乗務員に語り始めるというとんでもない設定に、興ざめしてしまったのですが、どうも行定監督作品には入り込めません。本作も、映像、ストーリー共にきれいなのに、すごく薄っぺらさを感じてしまいます。長くて間延びした感じで、それなのに意外性は全くないし、どこをしっかり描きたいのかもわかりにくいように思います。

竹内結子の生徒の小学生達がみんながみんな素直すぎるのも気になって気になって・・・。時代設定は知らないけれど、いくら小学生とはいえあんなにうまくいかないでしょ。現役の小学校の教師が観たらどう思うのでしょうか。いい人だらけの映画は好きなのですが、行きすぎるとそこが逆に気になって、入り込めない作品になってしまうように思います。恋愛を軸にするのなら、竹内結子の教師像が絶対必要というわけでもないし、教師生活を描きたいならもう少し練った脚本にしていいように感じました。

つーか監督、演者含め、この映画の制作にかかわった人で、この作品を「どうしても多くの人に観てほしい。すげーんだぜこの映画」と思っている人はいるんでしょうか。そこそこネームバリューがある役者集めといて、それなりに撮っとけばいいんでしょ感がすごく漂っていたような気がしました。

万年筆屋でバイトする沢尻エリカ、優しい笑顔の生徒に好かれる教師の竹内結子、絵で飯をくってる伊勢谷友介、ときれいすぎんだろ!とは思いつつも、演者はみんなかっこよく描かれてました。特に沢尻エリカはすげーなと。『問題のない私たち』の時は学芸会かよ!というくらいの演技だったのに、ここでは竹内結子、永作博美と並んで演技してんだもん。上手いかどうかは置いといて、ひとまずすごいっす。沢尻エリカ出演作では『手紙』の役が一番輝いていたと思うのですが、ここも力演してました。


良かったところ:竹内結子の優しい笑顔くらいかな。

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mitutakaeiga at 02:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!カ行 | 沢尻エリカ

2007年09月19日

ワルボロ 〜チネチッタシアター4〜1

小学校時代、佐竹に憧れて空手を習っていたmitutakaです。

本当にかっこよかったんですよ、佐竹雅昭。強いのに優しいというのが子供心に衝撃で、NHK教育でやってた「天才テレビ君」で子供に柔らかい笑顔を見せる佐竹は素敵でした。ラジオ「佐竹・林原の無法塾」もしっかり聞いてましたとも!当時は佐竹になりたい一心で空手を習っていたのですが、今考えれば、けんか強く悪い奴に憧れていたのかも・・、と思うことがあります。誰しも、男なら、子ども時代ちょっと悪くて、好き勝手やってる奴に憧れたりしたのではないでしょうか。またそういう奴がモテたりするんだよな〜これが。

つーわけで、『ワルボロ』を観ました。
ゲッツ板谷原作の青春映画。ゲッツ板谷は大好きで、今もSPAの連載なんかはしっかり読んでいるほどです。ヤンジャンで連載しているワルボロもしっかり購読中です。マンガはそこそこ。映画は・・・。

勉強一筋だった中学3年生のこーちゃん(松田翔太)は幼馴染で不良のヤッコ(福士誠治)に頭突きをかましたことをきっかけに不良に転身。同じクラス憧れの山田(新垣結衣)はそんなこーちゃんに呆れているが、こーちゃんは同じ中学の仲間と錦組を組み付近の中学と喧嘩の毎日へ・・・というお話。

友情、恋愛、親子関係、病気・・・いろいろ盛り込まれているのですが、逆にどれも中途半端に終わってしまったような感じ。結局どたばたやっただけで終わってしまったような気がする。青春・喧嘩のあつさみたいなものも伝わってこなかったし、この手の作品によくある仲間との絆の強さみたいなものも描ききれてないし、山田が病気であることを描く必然性もわからんし、とうか山田が登場する必然性すらないような・・・。自伝的小説が原作だとはいえ映像化するなら何かに絞って作らないと映画としては成立しないように思います。

観前:「ビーバップ系っぽいな〜。ゲッツ板谷好きだしすっきりした映画になってそう。HEROは観る気ないしこっち観とくか」

観後:「客少な!公開からまだ日が浅くて、学校帰りの時間なのにどうしちゃったんだろう。ま〜この内容じゃ仕方ないかな〜。ベタでも仲間との絆を中心に作った方がまだよかったんじゃないかな。それにしてもがっきーの出演時間短かった〜。」

良かったところ:「負けんじゃねーぞ!」

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mitutakaeiga at 17:52|PermalinkComments(0)TrackBack(1)clip!ワ行 | 松田翔太

2007年09月18日

サッドバケイション 〜渋谷シネマライズ2F〜1

11万のノートパソコンを6万まで値切ろうとして店員に失笑されたmitutakaです。

『スマスマ』に浅野忠信&宮崎あおいが出てましたね〜。浅野忠信かっこいい宮崎あおいかわいい
前日の『僕らの時代』には青山真治監督と浅野忠信が、寺島進と鼎談していました。青山真治監督があんなに親しみやすいキャラクターの人だとは知りませんでした。好きになりました。ただ、3人とも好きなのですが、青山真治監督作品、浅野忠信出演作品、宮崎あおい出演作品にはあまり好きなものがありません。宮崎あおいの『パコダテ人』が素晴らしかったくらいで、他は2回観た作品もなく・・・。

つーわけで『サッドヴァケイション』を観ました。
北九州市、若戸大橋のたもとにある小さな運送会社。社長の間宮は、かつてバスジャック事件の被害にあった梢のほか、様々な理由から行き場のない人たちを住み込みで雇っていた。ある日、妻、千代子がかつて捨てた男との間に出来た息子の健次が会社に現れた。千代子は健次と、妹分で知的障害者のゆりを家に住まわせ、間宮はそれを快く受け入れた。一見、楽しげに働くフリをしながら、健次は母への復讐を狙っていた。(goo映画)

と、ストーリーをgoo映画より引用したのですが、引用しないとならないほど、私にはよくわかりませんでした。一緒に行った友達はわかったと言っていたので、わからなかったのは僕だけの可能性もかなりあるのですが・・・。
カメラ固定で光石研&斎藤陽一郎が室内トークをしている場面があるのですが、そこがおもしろかった〜くらいでストーリーについても、登場人物の心情についても、ひとまずよくわかりませんでした。
疑問に思ったところだらけで、観終わった後はどこが疑問だったかもわからなかったほど。降参です。
それにしても、宮崎あおいはこの手のシリアスな役が多いですねー。日経エンタテイメントでも必ずシリアスに分類されてますし・・・。ただ宮崎あおいが一番輝いていたのは『パコダテ人』だと思います。ああいう役をもう一回やってほしいな〜。

観前:「渋谷で時間できたしなんか観るか。そういえば浅野忠信がでてるやつあったな〜。ひとまず観とく?」

観後:「降参!わからん。1人で観に来てる人が多かった。邦画好きにうける映画なのかな〜」

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mitutakaeiga at 16:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!サ行 | 浅野忠信

2007年09月05日

天然コケッコー 〜109シネマズ川崎シアター9〜4

パソコンが壊れましたmitutakaです。

つーか修理代が5万円ってどういうこと!買い替えさそうという戦略としか思えない!エコやらなんやらと世の中が騒いでいる中、電化製品はどしどし買い替えましょう的なこの雰囲気を許していいのでしょうか。電化製品を扱ってる会社は今後一切エコを唱えるな!
まー基本的にエコとかいう主張は大嫌いなんですが、金がないので騒いでみました。5万いてーよー。

天然コケッコー』を観ました。
結論からいうと、好きですこの映画。オススメです。恋人と一緒に観てみてください。『リンダリンダリンダ』が好きなので、甘い評価にはなっていると思うのですが、観ても損はないと思います。それにしても『リンダリンダリンダ』いい!って誰に言っても共感してもらえないんだよな〜。最初と最後以外は良くできてると思うんだけどな〜まいっか。
田舎で暮らす右田そよ(夏帆)の日常を描く。全校生徒6人の学校に東京から大沢(岡田将生)が転校してきて・・・というお話。
日常を描いた映画によくある、特に何も起きないんだけどそれじゃ成立しなくなるから無理やり恋愛を軸にしとくか、というものではあるのですが、観終わった後とても幸せな気分になりました。全編に漂う雰囲気がすごく良くて、ぬくい感じでいっぱいです。
とにかく演者の言葉がすごくきれい!方言を扱っている作品を観るといらいらすることがよくあるのですが、この作品は全く気にならずに浸ることができました。
夏帆って役者はすごくいいですね〜。方言話しててすげーと思った女優は『大阪物語』の池脇千鶴以来です。
DVDで観るより劇場で観た方が楽しめるはず!やることねーってなったら観てみてはいかがでしょう。
パソが復活するまではひとまずこれくらいで。

観前:「リンダリンダリンダの監督ならひとまず観ておかないと。夏帆?あ〜ケータイ刑事にでてた子か〜印象ないな〜。岡田将生?知らないなー。まーでも山下監督作品ならそこそこおもしろいでしょう。客の年齢層思ったより高いな〜。レイトショーでこんだけ客はいるんだ。すげー。」

観後:「ほけ〜となった。やっぱしこの監督好きだな。原作読んだことないから読んでみよう。それにしてもみんな方言きれいだったな〜。つーか夏帆すげ〜。池脇千鶴並に方言がきれいに聞こえた〜。出身どこなんだろ。子供たちかわいかったな〜。パンフ買おっと。」

良かったところ:出演者全員のしゃべり方、内容、声。

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mitutakaeiga at 18:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!タ行 | 夏帆