665bd705.jpgはい。二日目です。今日はオープン部門です。
ハイジャンプ競技を最初から観るにはイベント開始時間の9時頃から行かないといけないのですが、小生頑張って早起きをし、10時前には会場に到着しました。
このハイジャンプは、一頭づつバーを跳んでいく高飛び競技です。
アジア陸上とかオリンピックには全く興味を示さないワタクシですが、犬の競技だけは別腹でございます。

今回もハイジャンプからボーダーコリー祭り!
そしてナント、あの巨大犬のグレート・デーンも出場しておりました。
真っ黒のグレート・デーンは飼い主さんにじゃれて立ち上がったはいいが、その時飼い主さんと同じ身長になっておった…。
グレート・デーン。金と時間に余裕があったら是非とも飼いたい犬のうちの一頭です。
優勝は、昨年も優勝したボルゾイのランディ・ローズ君。貫禄たっぷり、迫力満点でございました。

今日はオープンだけあって、大型犬も大量!
ふれあいゾーン以外の、飼い主さんに連れて来られた犬も、お行儀の良い犬が殆ど。
なので、ふれあいゾーンにいなくても写真を撮らせて頂いたり、撫でさせて頂いたり、お話を伺ったり出来ます。
今回触らせて頂いた犬達(のほんの一部)のご紹介を。

ボクサーを3頭連れたご家族もいらっしゃっていて、色々とお話を聞かせて頂きました。
血の繋がっていない雄同士(未去勢)なのに、とても仲が良くて喧嘩もしないなんて、流石は20頭以上飼育して来られた熟練飼い主さんです。

ニューファンドランドはカナダのニューファンドランド島原産の、毛で覆われた大型犬。
とても力強く(氷の上で1tの貨物を引っ張る犬も!)、水難救助犬として(人の乗ったボートも普通に泳いで引く!)今も活躍しております。
泳ぎが得意で、水かきがあり、大量の毛は泳ぐ時には空気を含むので浮輪代わりになり、更に皮膚を水から守る役目を果たします。
そんなムクムクのニューファンドランドは、会場の熱気でベロを出して寝そべっており、飼い主さんが団扇で扇いであげてました(笑)。

出品ブースとブースの間の通路の半分位を陣取って寝そべっていたのはセント・バーナード。
セント・バーナードという寺院にいた事からこの名前が付けられたと言います。
昔はスイスの雪山で、遭難した人を救助したりしており、よくワインの樽を首にかけているイメージがありますが、それは遭難した人に飲ませる為のワインだと言う事です。雪崩等を察知する能力にも長けているらしく、前もって探知し、知らせてくれるのだそうです。スゲー。
そんなセント・バーナードはのんびりと通行を妨げておりました(笑)。前足の横に自分の手を置いたら同じ大きさだった!

ビックラこいたのが、ウルフドッグ!
犬と狼(!)の掛け合わせで、いやはや迫力がスゴい!そしてデカい!しかも大人しい!カッコイイ!
大型犬のイカツい犬を飼ってらっしゃる方は、飼い主さんもイカツい方(とかDQN系ファッション)が多いですが、この飼い主さんは華奢で優しそうな女性でした。このギャップがいいね。
飼い主さんによると、体重は30キロだそうですが(それでも充分大きいです。ええ)、大きいのは50キロにもなるらしい…。もののけ姫状態ですよ。
「臆病です」と言っていたわりには色々な人に撫でられても大人しくしておりました。とてもよく訓練をされているのだと思います。

さて、メインのエクストリームですが、昨年優勝したボーダーコリー、スタートの体勢がもの凄いカッコ良く、気迫もスゴいのですが、今回まさかのミスを2カ所でしてしまい、大幅なタイムロスをしてしまいました。会場も「うわ〜!」という声が沸き上がってました。
優勝はオーストラリアン・シェパード、二位はミックス(黒のラブラドールそっくり)でした。
しかしまぁ、昨年は一位が19秒台でしたが、今年は18秒、17秒台まで出てました!
17秒台の犬は非常に残念な事に途中のジャンプバーを落としてしまい、ポイントが加算されてしまうので、早かったのですが入賞は出来ませんでした。
…って、このポイントってどう加算されてるのか公式ブックを見てもイマイチよくわかりませんが…。

犬の競技の練習は厳しくビシビシやる…と思われている方もいらっしゃるかと思いますが、実はその逆で、「好きこそ物の上手なれ」なのだそうです。
例えば災害犬は被災地に行って瓦礫の中から生存者を見つけますが、訓練では大まかに「かくれんぼ」をだんだん高度なものにしていきます。嗅覚に優れている、集中力が持続する犬が適していると思います。空港にいる麻薬犬、輸入禁止の食べ物を感知する犬もそうです。
それと同様、競技も各犬の得意な事を楽しくやっていく、という教え方なのです。
根が活発で、ピョンピョン跳ねるのが好き&得意な犬はハイジャンプ競技、走るのが大好きな犬はハイスピード競技、それでいて訓練されるのが得意な犬(褒められて伸びる)は総合競技に出場出来るかもしれません!勿論トレーニングは必要ですけどね(笑)。

そして、何と言っても競技中の飼い主さんと犬の信頼関係が素晴らしい。
飼い主さんが競技中に転べば心配そうに足を止めたり、飼い主さんは犬が各障害物を規定通りにクリアするべく、的確な指示を出さないといけません。躊躇すると犬も少し戸惑った様子を見せます。
真剣かつ健気な勇姿を見ると、思わず目頭が熱くなります。

アメリカの刑務所プログラムで犬の訓練があり、保護された捨て犬を囚人達が世話一切&トレーニングをし、新しい里親さんに渡す、というものがあります。
そこで、最初は触られるのも歯を剥いて拒んでいたような犬達が、総合競技を少しづつ覚えていき、刑務所内で総合競技を披露する程にまでなり、終わった頃にはすっか仲良くなり、新しい飼い主さんの元へ去っていきました。
もちろん普段の世話一切を行っていた、という事もありますが、大事なのは信頼関係。そして、出来た事を沢山褒める事。
一心同体になって初めて成立する素晴らしい競技だと思います。
私も将来飼う犬達が飛び跳ねたり、走るのが好きだったりしたら、タイム等に関係なく、遊びの延長で総合競技をやってみたい!…と、実は数年前から企んでおり、競技用の本とか読んでたりします(笑)。
ウチが豪邸だったら、間違いなく庭にセット作るね。こりゃ。

今回小鉄というミックスが全種目に出場し、特にハイジャンプではかなり上位まで食い込んでました。小鉄君は元々は捨て犬だったそうです。
きっと小鉄君が嬉しい時等にピョンピョン跳ねるような仕草を、飼い主さんが最大限に引き出したのかもしれませんね。

というワケで、今年も大興奮でございました。
また来年も絶対行くどー!

画像:生後9ヶ月(!)のグレート・デーン。まだ子犬の顔をしてます。
この直前に私は顔を散々舐められ、周りから「まるで頭を食べられてるみたいだ」と笑われてしまいました(^_^;