猫と食事と西荻窪、ときどき旅する車椅子

ライター・みわよしこの日常つれづれ話



2014年02月

してはならない比較(最低賃金・老齢基礎年金・生活保護基準)

生活保護バッシングの根拠として、しばしば
生活保護費(生活扶助+住宅扶助) > 最低賃金 

生活保護費(生活扶助+住宅扶助) > 老齢基礎年金 
が挙げられます。
生活保護バッシングを意図した報道等では、引き続いて
「働いているのに、『生活保護の方がマシ』という収入しか得られない、生活保護のあいつらは羨ましい」
「働いて年金を払ってきたのに生活保護以下の老齢基礎年金しかもらえない、まじめに働いてきたのがバカらしい」
といった「庶民の声」が続きます。
場合によっては「識者」が
「生活保護基準が高すぎて『働いたら損』になることが諸悪の根源、生活保護基準を引き下げろ」
というふうに意見を述べます。

そもそも、生活保護基準と老齢基礎年金を比較して、「老齢基礎年金の方が」という比較には意味がありません。
生活保護制度の「補足性の原理」により、生活保護基準以下の年金しか得られない高齢者等は、生活保護基準で暮らすことが可能だからです。申請を行えば済むことです。
「申請できない」「申請しても(正当な理由なく)受理されない」であれば、行政の問題です。法律家などの支援を得れば、申請も保護を受けることも可能です。そういう支援がないと無理な地域も多いこと自体が問題なのでもありますが。
「申請するのは恥ずかしいから申請しない」ならば、申請しないご本人の自己責任であると同時に、制度を熟知させる・スティグマ感をなくす といった努力を行わない日本政府の責任でもあります。
ただ、老後の生活保障にならない老齢基礎年金の金額は、確かに問題です。
生活保護基準同等の最低保障年金があり、働いた人・働かなかった人の区別なく受給することができ、さらに働いた人には上積みがある……という制度では、なぜいけないのでしょうか?
「生活保護のおかげで怠け者がトク、働いた自分がソンしている」
と主張する高齢者の方に、ぜひ、伺ってみたいものです。

では、最低賃金はどうでしょうか?
最低賃金は、生活保護基準を下回っていてはならないのです。
このことは、最低賃金法に定められています。
(地域別最低賃金の原則)
第九条  賃金の低廉な労働者について、賃金の最低額を保障するため、地域別最低賃金(一定の地域ごとの最低賃金をいう。以下同じ。)は、あまねく全国各地域について決定されなければならない。
2  地域別最低賃金は、地域における労働者の生計費及び賃金並びに通常の事業の賃金支払能力を考慮して定められなければならない。
3  前項の労働者の生計費を考慮するに当たつては、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、生活保護に係る施策との整合性に配慮するものとする。

「生活保護基準以下の最低賃金」そのものは、存在してはならない異常事態です。
異常事態でだけ成り立つ比較を前提にした議論は、異常事態について議論しているという以上の意味がありません。
その意味のない議論を続ける代わりに、
「最低賃金での一ヶ月の賃金が生活保護基準より何円高ければ、生活保護から脱却して就労したくなるのだろうか? 働いている人が『働いている自分はバカらしい、働き損』と考えなくなるのだろうか?」
と考えてみてはいかがでしょうか。
最低賃金での月収が一ヶ月あたり20万円、生活保護基準が現在と同程度であるとすれば、稼動年齢の単身者の場合は就労することで約7万円「トク」ということになります。若干の負担増があったとしても、ここまで行けば、間違いなく「働いたらトク」になるでしょう。
異常事態が解決されるとは、こういうことです。
もし、最低賃金の引き上げだけでは難しいというのであれば、生活保護の住宅扶助相当のベーシック・インカムを組み合わせるとか。
こういう「みんなで豊かになる」という状況を目指す方向で、議論をしてはいかがでしょうか?
特に、影響力の強いTVメディアの皆様には、それを強くお願いしたいところです。

実際には、金銭は唯一かつ最強の就労インセンティブというわけでもありません。『働けるのに怠けて働かない』というタイプの生活保護当事者は、世の中で思われるほど数多いわけではなく、むしろ例外として無視してよいほどの少数例です。『働いたらトク、働かないとソン』という仕組みで生活保護からの脱却を迫るという方向性には、世の中で喧伝されているほどの有効性はありません。
ただ、過去のTVでの生活保護問題の取り上げられ方を振り返ると、TVでそこまで踏み込めるのは何十年か先だろうと思います。

「健康で文化的な最低限度の生活」とは何か? という議論は、まだ始まったばかりです。国際的にみても。
参考:くらしのもよう
どのような生活が「健康で文化的な最低限度の生活」なのでしょうか?
それには、いくら必要なのでしょうか?
まだ何も、明らかになってはいません。 
土台がまだ固まっていないところで、不毛な議論を展開しても意味がありません。

せめて、不毛な議論に参加しない・助長しない努力はできないものでしょうか?
余分な費用もエネルギーも必要ありません。
不毛な議論を視聴したり参加したりするのを止めれば、それで済むことです。 
大海の一滴かもしれませんが、私はその努力をします。 

精神障害者保健福祉手帳の「級」はどう決まるのか

精神障害一級という女性が、ネットで話題になっているようです。


ニコ生で第2の佐村河内?精神障害1級の女に疑問の声が続出!
(略)
「らみあ」もしくは「はぐめ」といったHNで配信してきた女性は、深刻な精神障害を抱えているという。当人が配信中に見せた障害者手帳には、1級と書かれていた。1級といえば、独力では日常生活を営むことが困難とされる、重度の障害である。
(略)
それにもかかわらず、彼女の配信内容を見る限り、あまりにも元気であり、1級に相当する深刻な状態とは思いがたいと、疑問視する声が相次いでいる。
(略)
介助が必要なほどの障害とは信じがたいと言われてきた。
(略)
手帳を交付されると、税金の控除や、交通機関、電話料金、様々な施設の利用料金の割引など、各種の優遇の対象となる。ただし、障害の等級に応じて、受けることのできる福祉サービスの内容は異なる。これまでも手帳の更新がなされているが、症状が改善しているとしたら、引き続き手厚い福祉サービスを受けていることは不正であるとの批判が続出。 
(略)
当人は、群馬県に在住であるという。以前に掲載した画像には、通院先と思われる県内の病院の名称も確認されている。当サイトでは、群馬県の健康福祉部障害政策課精神保健室に話を聞いた。担当者によると、この件については全く把握していなかったという。詳細を聞かせてほしいとのことだったので、経緯を説明し、関連情報を提供した。本件に関して、これから調査がなされる模様だ。
(略)
彼女は精神障害の疑惑以外にも、ニコ生の男性配信者たちとの肉体関係なども度々暴露し、話題になってきた。 
 
では、精神障害等級はどういう基準で決まっているんでしょうか?
こちらが比較的わかりやすい説明だと思います。

情報屋クレヨンボックスの 目からウロコの制度情報
 
精神障害1級に関する説明は下記の通り。

  • 入院患者においては、院内での生活に常時援助を必要とする。
  • 在宅患者においては、医療機関等への外出を自発的にできず、付き添いが必要である。家庭生活においても、適切な食事を用意したり、後片付けなどの家事や身辺の清潔保持も自発的には行えず、常時援助を必要とする。
親しい人との交流も乏しく引きこもりがちである。自発性が著しく乏しい。自発的な発言が少なく発言内容が不適切であったり不明瞭であったりする。日常生活において行動のテンポが他の人のペースと大きく隔たってしまう。些細な出来事で、病状の再燃や悪化を来たしやすい。金銭管理は困難である。日常生活の中でその場に適さない行動をとってしまいがちである。
 
この女性が精神障害1級に該当している可能姓は否定出来ないと思います。「ニコ生で配信できる」「(ときどき)イベントに(一人で)行ける」 といったことがらは、何一つ、上記の記述と矛盾しません。

もう一つ考慮する必要があるのは、居住している地域で提供されている福祉サービスの内容です。
群馬県で精神障害者向けに提供されている福祉サービスの内容は、県サイト内のページを見てもよくわからないのですが。
精神障害者保健福祉手帳に基づく各種サービスについて
特に、生活にかかわる支援がどうなっているのかは、全くわかりません。

この女性は、日常生活を自力で営むことが非常に難しく、またネット以外の対人接触を避けたがる傾向があったりして、地域生活を営みつづける上で介護給付(ヘルパー派遣)が必須なのかもしれません。 
また、医療機関や役所でのコミュニケーションに問題を抱えており、そういう場面では移動支援(付き添い)を必要とするのかもしれません。
自治体によっては、介護給付や移動支援などのサービスの申請の条件に「精神障害◯級以上」 が含められている場合が多々あります。もしかすると、群馬県では1級が条件なのかもしれません。上記のページではわかりませんが。

医師の判断というより、医師も含めたソーシャルワークの結果として、
「この人が大きな問題なく地域生活を続けるにはアレとコレとソレがどの程度必要で、そのアレ・コレ・ソレをこの地域で得るためには、精神障害1級の手帳が要件」
という判断で1級の手帳が交付された、という可能性もあります。
これはインチキというよりは、
「日本の不備だらけの障害者福祉制度の中で個々の障害者の生存・生活を守るためには、他にどうしようもない」
という問題です。
日本では、障害の社会モデルに根ざした制度が全く未発達です。
地域生活を考える上で、障害の社会モデルを考慮することは必要不可欠です。
まったくの個人モデルでしかない日本の障害者福祉制度の中で、地域生活のために、社会モデル的視点から必要なリソースを得ようとすると、一見、手帳の級と本人の「世間的な見た目」に矛盾が発生する場合はままあります。

最後に。
元記事末尾の
彼女は精神障害の疑惑以外にも、ニコ生の男性配信者たちとの肉体関係なども度々暴露し、話題になってきた。
について。
なぜ、そんなことを書くのでしょうか。理解に苦しみます。
「疑惑」って、その記事の書き手と一部ネット民が勝手に言ってるだけじゃないですか。
そこにさらに、複数の男性と肉体関係があった話を追加? どういうつもりなんでしょうか?
それは事実であれば、むしろ、精神障害が重い可能性と関連付けられる話なんです。
「精神障害1級は重すぎるかも」という記事に、なぜ「精神障害が本当に重いのかも」という話を追加するんでしょうか?

群馬県が本当に調査を開始するのか、どういう調査をするのかは分かりませんが、
「ニコ生やってイベント行ってたから精神障害1級ではない」
というネット世論のとおりに群馬県が動くようだったら、群馬県の精神障害者は群馬県を捨てるべきかもしれません。もしそうなったら、私は心から群馬県の精神医療関係者を軽蔑します。
そんなことをしているうちに、日本に障害者の住める場所はなくなるのかもしれませんが。
 
続きを読む

メモ:犯罪被害・後遺障害と生活保護

毎日新聞で、犯罪被害と後遺障害に苦しんでいる女性と生活保護の問題が報道されました。
女性はときおり講演で報酬を得ているのですが、福祉事務所によって就労収入とされて保護費の変換を求められている、ということです。

毎日新聞 2014年02月26日 07時30分

 犯罪被害の後遺症で生活保護を受けている女性が昨年、被害に関する講演の謝礼は「就労収入」に当たると指摘され、保護費の返還を求められていたことが分かった。女性は全身の皮膚の9割にやけどを負い、事件から20年たったいまも働くことができない。地元の福祉事務所はその後収入認定を取り消したが、厚生労働省は就労収入との見解を崩していない。支援団体のメンバーは「犯罪被害者に特化した制度がないから、こうした問題が起きる」と持続的な補償制度の創設を訴える。【小泉大士】 (以下略)

まず、社会保障バッシングのさなかに、この事実を記事化されたことに対して、記者の小泉さんに感謝します。
その上で、生活保護問題を中心に報道しているライターとして、いくつかの問題点を指摘させていただきます。

  • 講演料を就労収入とみなすこと自体は、特におかしな取り扱いではないと思います(記事本筋ではないんですけど、数千円の講演料は安すぎます。いくら非営利でも、いくら講演者が生活保護当事者でも、バカにしているのでは?)。講演料は、就労収入でなかったら何なんでしょうか? お恵みですか? そう考えることの方が失礼ではないでしょうか?
  • 就労収入とみなされても、全額の返還を求められるわけではありません。現在(2013年8月以後)は、15000円まで(2013年8月1日以前は8000円でしたが、就労インセンティブとして増額されています。参考:厚労省資料)は手元に残ります。収入が多くなれば、返還を求められる金額も増えるのではありますが、全部を返還させられるということはありません。収入が増えれば、手取りは少しずつは増えるようになっています。そうしないと「働いたら損」ですから。
  • 最大の問題は、経費の取り扱いにあるかと思われます。通常のアルバイト収入と同等に考えるのでしょうか? この方が人生を犠牲にさせられて得た経験あればこそ講演が可能になっていることを考慮して、経費に弾力的な解釈(ライターの取材経費同等の)を行って手元に残る金額を増やす余地はないのでしょうか?
  • この方が抱えてきた最も深刻な問題は、犯罪被害者の医療費に対する公的支援が手薄すぎることです。だから、生活保護の医療扶助を利用するしかなくなり、医療扶助を利用するために生活保護を申請したわけでしょう。そのことを、制度に詳しくない読者にも分かるように書いてほしいと思います。
  • さらにいうと、1970年代に高額療養費制度(参考:拙記事)が出来る前は、原因を問わず、ほとんどの疾患・負傷で同等の問題が発生していたわけです。お金の問題で治療を断念して亡くなる方は少なくありませんでした。そこで高額療養費制度が創設されたわけです。さらに現在、身障者・難病患者の一部に対し、医療費公費負担制度が適用されています。これらの制度の運用を、もっと弾力的に広範囲に行う必要があるのではないですか? 犯罪被害者など本当に不慮の理由によって疾病や障害を背負わされてしまった方々も含めて。そこまで言及していただきたかったです。
  • 就労にまつわる悩みの話が出てきますけれども、就労したら生活保護の対象とならなくなるわけではありません。身体の条件などを考慮すると、一般正規就労は非常に困難でしょう。最低生活費(いわゆる「生活保護費」のこと)以下の収入しか得られない可能性は高いです。であれば、就労収入と最低生活費との差額は、生活保護制度で得ることができます。また、就労収入の金額にもよりますが、生活保護の医療扶助だけを単給で利用しつづけることも可能です。この記事の書き方だと、「働いたら生活保護でなくなって損だから働かない人」という風にも読めます。ネット世論でどういう攻撃がなされるか、心配です。
  • この記事で言及する必要があるとは思いませんが、「働いたら損、生活保護の方がマシ」という収入範囲は実際に存在します。その背景には税制設計の問題があります。基礎控除額はなぜ38万円なんでしょうか? 「最低限生きるに必要な金額だから課税対象としない」という趣旨なんですから、これは生活保護制度でいう最低生活費と同等でなくてはなりません。もし基礎控除額が最低生活費と同等まで引き上げられたら、「働いたら損、生活保護の方がマシ」という逆転現象は全部消滅します。
記者さん、もしこのコメントに気づかれたら、次からは記事化の前に、生活保護問題対策全国会議の法律家やソーシャルワーカーたちに、ちょっと問い合わせをしてみていただけないでしょうか?
制度の現状を正確に理解するのは、生活保護問題に張り付いている私みたいなライターにとっても大変なんです。
頼れる知恵袋を、どうぞ利用して下さい。
「コメントしてやるから、教えてやるから、自分たちの思い通りの記事を書けよ」
というようなケツの穴の小さい法律家や支援者は、そこにはいません。安心して接触してください。

メモ:米国の貧困政策について日本で誤解されていること

私もそんなに詳しいわけではないんですが、「アメリカでは」と日本で喧伝されているもろもろは、必ずしも米国の実態を正確に伝えていません。何点かをここに記しておきます。

・「フードスタンプ(SNAP)は食料品にしか使用できず換金できないんだって?」

日本でもフードスタンプを導入すれば「生活保護費でパチンコ」はなくなる、という主張が多いんですけど、結構弾力的な運用がなされています。
自動車を利用している困窮者が食料品店でフードスタンプを利用して買い物をしたとき、いくらかお店で現金化して、パーキング・メーターで駐車代を支払うことが可能である、など(「困窮者、自動車を手放すべし」的なルールはありません)。
もちろん悪用する人はいるんでしょうけど、「だからフードスタンプは厳格に現金化できないように!」という議論には、米国ではなかなか発展しないようです。

・ 「米国の貧困層は日本の貧困層よりも惨めなんでしょ?」

「だから日本の生活保護当事者をもっと困らせろ」という主張につながることが多いのですけれども、どうなんでしょうか? 
確かに米国には、ニューヨーク市だけで5万人とも7万人とも伝えられる多数のホームレスの問題に代表される貧困問題があります。
しかし総合的に見て、公的貧困対策は日本よりもずっと充実しています。
情報を得て、支援につながることのできた人に対しては、日本の生活保護と同等かそれ以上の手厚い支援が用意されています。「支援につなぐ」も自治体がNPOに委託するなどしています。「支援につながず追っ払うためにNPOに委託」というのではなく。
ただ、それらの支援が、格差の拡大、貧困の拡大に追いついていないのは事実です。 目の前の問題にすぐ対処できるだけの予算執行がいつも可能とは限らないので、支援につながれない多数の方々が結果として取り残されてしまうという問題はあります。

・「米国の生活保護費は低く、受給者は就労を求められ、そうしないとその低い保護費ももらえないんでしょ?」
 
これはTANFを指しているものかと思われますが、そもそも日本の「生活保護」 そのものに該当する制度が米国にはありません。TANFの金額そのものは生存にも足りないのではないかと懸念されるようなものですが(しかも今後削減される見通し)、他に住の支援があったり、子どもへの教育支援があったりします。それらを総合すると、日本ほどひどくはないのでは、という感じです。ただ、支援が数の面で追いついていないという現状はあります。

・「米国は自己責任の国だから弱者に手を差し伸べないんでしょ? 日本でもそのグローバル・スタンダードに従わなければ」 

自己責任を重視はしますけれども、そうする以上、自己責任を果たす前提条件であるフェアスタートを重視するのが米国です。たとえば、低所得層・マイノリティの子どもたち向けの無料の教育支援が、あちこちで提供されています。教育を行わなければ、貧困が連鎖するだけですから。その内容も、「高校にも行けなさそうな子どもを高校に進学させて卒業させ、手に職をつけさせて介護業界にでも」というようなものではありません。「そういう子どもたちだからこそ、よりよい将来を」とハイレベルの進学を目指させるプログラムもいくつかあります。
それに、米国では食料品の消費税率は、他の商品より低く抑えられています。無税のことも。「食」という生存の基本で、低所得層が不利にならないようにということです。
米国には、フェアネスが重視される風土があると思いますよ。少なくとも日本よりは。

・「ではなんで、米国にはあんなにホームレスがいるの?」

私には分かりません。といいますか、一言で言えるような問題でもないかと。
ただ、米国を実際にドライブしているといえる層(政府ではなく)、政府、自治体、市民社会、個人、それぞれのレイヤーに異なる考え方があること、各レイヤー間の力関係に状況が依存しうることは、理解しておく必要があるかと思います。

旅行の荷物:失敗編(2014年2月:米国(シカゴ+NYC))

旅慣れているようで、実はけっこうドジやヘマをやらかしています。
なにしろウチには16歳の猫がいるので、旅行の時は

猫に関して100%、あとはパスポート、ビザ、現金、クレカ、 チケット、現地調達が効かないアレコレ、以上、よし!

をモットーにせざるを得ないんです。
とにかく、なんといっても、留守番させる猫に関しては100%。
というわけで、2014年2月の10日間の米国行きでも、結構失敗やらかしました。

●持っていかず失敗したもの

・体温計。入れたつもりで入ってなかった。体調崩した時に体温が分からないのはイタかった。
・耳かき。入っていたことは入っていたのだが、気付かないうちに先端が鈍っていた。
・インスタント味噌汁。せめて1~2パックくらいは。体調を崩した時、母国の味が身体にしみる。
・カメラのレンズクリーナー(パック)。幸い、バッグから書類をいくつか取り出すと、底から偶然いくつか発見されましたが……。
・ブロワー。ないことに早めに気づいたので、カメラのレンズにホコリをつけないように細心の注意を払った。
・デジタル一眼の電池の予備。控え選手のコンパクトデジカメがあったから「撮影が必要なときに撮れない」という最悪の結果にはならなかったものの、肝心なときにデジタル一眼が使えない場面は何度かあった。イタかった。
・一脚。ああ自分のバカバカバカバカ!
・パンティが合計で2枚しかなかったので、洗濯が忙しいことになった。
・タイツが1枚しかなかったので、同上。

●持っていって失敗したもの

・三脚。一脚を持っていったつもりで三脚を持って行っていたのだが、結局、今回は一度も出番がなかった。一脚の代わりに膝に立てたりするには無理ありすぎるし。もう旅行に持ってくのはやめるか、もっとコンパクトで軽量なタイプに買い換えるかしよう。
・ユニクロ・ヒートテックのニーハイソックス。スネまでヒートテックで覆ってヌクヌクしたかったのだけど、自分の脚の太さを忘れていた。膝の裏側にゴムが食い込んで流血の惨事に(笑)
・手袋4双。全部100均で買ったもの。「たぶんなくすから」だけど、4双はやりすぎだった。
・ボトムズがなぜか、レギンスパンツ2本、スカート1枚、リラックスウェアのゆるいパンツが1本、と4本もあった。なんでスカートが1枚あったのかというと、家を出る前、寒いからレギンスパンツの上に履いていて、そのまま脱がずに家を出ちゃっただけ、という……。

●迷ったもの

・大人用紙オムツ。夜間は特に、米国で通りすがりでふらっと入って使えるトイレを見つけるなんて無理だから。しかし荷物がパンパンで押し込めず断念。今後、排泄に関する身体的事情は、加齢に伴って年々厳しくなっていくと思われる。荷物を膨れ上がらせずに出来る対策はいろいろと試しておきたい。

●途中で紛失したもの

バッグパックに装着していたアンパンマンタグ(泣)
アンパンマンミュージアムの10周年記念でいただいたものだったのに。しくしく。

●その他
 
・機内で快適に過ごすためのグッズを巾着袋に詰めておいたのはよいが、帰国時、その巾着袋をうっかり手荷物として預けてしまうというドジをやらかした。

いいんです! 無事に帰ってきたし!! 猫たち元気に楽しく留守番してたし!! !
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「みわちゃん・いんふぉ」内を検索
著書です(2009年-)
「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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