猫と食事と西荻窪、ときどき旅する車椅子

ライター・みわよしこの日常つれづれ話



広報

広報部門のさまざまな形

STAP細胞の一件で、理化学研究所の広報体制に疑問が集まっているようです。
企業だったら、確かに広報部門を通さない広報っていうのはありえません。
でも研究機関は企業ではありません。さらに、研究機関ごとに体制が異なります。一つの研究機関の中に、性格の異なる組織が数多く存在する場合もあります。

研究機関の広報が外から見て非常にわかりにくい存在であることは間違いないかと思います。
といいますか、「研究機関の広報」とくくることのできる存在は、あるのでしょうか? 
同じ独立行政法人の研究機関でも、広報の位置づけや役割や体制は、まちまちなのではないかと思います。
理研の今回のSTAP細胞騒動については、広報がどういう役割をふだん担っており、位置づけがどうなっていたのかを最初に知りたいです。

STAP細胞の一件に関しては、私はあの特許だけは、体制がどうなっているのかと関係なく「なんなんだ?」と思いますよ。一言でいえば
「弁理士さん、中身読んだ?」
という疑問を感じています。他者の知財権を侵害していないかどうかって、弁理士さんは非常に気にするところだと思いますが、今はそうではないんでしょうか?
特許として審査を通過して登録されてしまったことに関しては、登録時チェックって基本的には形式審査だけ(これは日本でもそう)、明らかにおかしな内容だったらはじく、程度のものなのですから、ありうることではないかと思います。

まずは、理化学研究所の広報が、全体の中で、どういう位置づけにあったのか。
ふだんの業務の中心はどのようなことがらだったのか。
スタッフは何人いるのか。
そんなことから、少しずつ理解を及ぼしていければと考えています。 

アフィリエイトを始めてみた - 50歳の誕生日に

2013年11月、このブログを開設しました。
それを契機として、アフィリエイトを始めました。
正確に言うと、アフィリエイトを始めるために、このブログを新規開設しました。



私には、2004年に開設したブログ
「これからの生技の話をしよう - いまを生きるための人間学と猫学」
があり、現在も更新を続けています。
それほど多くのアクセスはありませんが、220万アクセスを超えています。
もともと日常雑記として「はてなダイアリー」で開始したこのブログは、現在、ほぼ猫の闘病記録専用となっています。
長年お世話になっている「はてなダイアリー」は、簡便に日々の記録を残すのには非常に適している一方、制約が多く、出来ることは多くありません。
特にアフィリエイトに関しては、お世辞にも「充実している」「使いやすい」とは言いがたいです。
「別のブログシステムで気分を一新したい」という思いもありました。
そこで、livedoor blog を利用して新規にブログを開設することにしました。

●アフィリエイトを始めたきっかけ

2013年11月中旬、私の生活基盤を揺るがす可能性のある危機が発生しました。
現在、その「危機」の詳細について述べることはできませんが、今後数年~十数年の期間にわたって継続し、年々、強度を増していく可能性があります。
2013年9月、私は大学院博士課程を受験し、合格しました。
長年続けてきた計算機シミュレーションと生活保護制度史を統合する研究をやりたい、という思いからの受験でした。
「50代前半で博士号を取得し、学術的バックグラウンドのもとに、ノンフィクションを中心とするライターとして仕事を発展させていきたい」
という希望もありました。
そういう私のヴィジョンは、将来の生存・生活ごと、危機に瀕してしまっています。
諦めたくはありませんけれども。

その「危機」がなかったとしても、私には経済基盤を強化する必要がありました。
現在は、障害基礎年金(月額約8万円)と著述業での収入で、生存・生活を維持し、仕事への必要不可欠な投資を行うことが可能な状況にあります。
それは、私が障害を持っているものの肉体的には頑健で、ハードワークに耐えられるからです。
でも、いつまでも、こんなハードワークを前提とした生活は続けられないでしょう。

さらに障害基礎年金も、いつまで当てに出来るか分かりません。
このごろ厚労省を中心に、
「障害者福祉は65歳でカット(障害者には、その後速やかに死んでもらう)」
という方向での検討がなされています。
老齢年金が障害基礎年金の代わりになるわけでもありません。障害基礎年金を受給していた障害者は、老齢年金で不利になる制度設計となっていますから。
私はそれでも、
「生きたい、殺されたくない」
「生きている間は、必要な介助は得たい」
「生きている間は、可能な限り、健康を維持・増進したい」
「生きている間は、可能な限り、職業生活を発展させ充実させていきたい」
という望みを捨てたくありません。
であれば、それを可能にする制度づくりへの働きかけを行う一方で、自分自身の経済的基盤を強化することは必要不可欠ではないでしょうか。
日本で公的障害者福祉に期待できるものは、おそらく将来にわたって
「生存と生活の最低限の基盤の保障」
以上のものではないと思われます。
そして現在は、最低限の基盤の保障さえ危ぶまれる方向を、政府・自民党などの与党が目指しています。

著述活動の無理の少ない延長線上にあるブログに、アフィリエイトを組み合わせるのはどうだろう?
アフィリエイトだけで生計を立てようとも、立てられるとも思わない。
でも、長期的な経済的基盤を強化していくために、大きな無理や大きなリスクを背負わずに出来ることは、可能な範囲で出来るだけやってみよう。
……私は、そう考えたのです。
生きたいから。
殺されたくも潰されたくもないから。
誰かに、「あなたは、ただ息をして生物学的に生きているだけで満足しなさい」と言われたくないから。
今後の人生で、誰かに「本人の希望もQOLも発展も、どうでもいい」と勝手に決めつけられてしまうことは、二度とあってほしくないから。
「有害」「脅威」「気持ち悪い」と感じる人間関係から、自分を守りたいから。
理不尽を押し付けられたくないから。
理不尽に屈したくないから。
せめて50歳からの人生は、死ぬまで、心から「自分の人生を生きている」と言える状態で生き続けたいから。
そのために役立つ可能性があることは、なんでも、やってみるしかありません。

●過去の私のアフィリエイト観

私はアフィリエイトについて、
「広告を掲載したら紹介料が入るシステム」
以上のことを知りませんでした。
「アフィリエイトの設置されているブログを開始すると、『お金にガツガツしている人』というイメージを与えるのではないか? それは著述業に対してマイナスにならないか?」
という、今にして思えば「偏見」としか言いようのない危惧もありました。
また、
「職業ライターは、依頼を受けないかぎり、あるいは依頼の見込みがない限り原稿を書いてはならない」
「職業ライターは、依頼者や読者から直接的に報酬を得るべきである」
「職業ライターは、無料で誰でも読める原稿を、対価の約束なしに、あるいは対価の見込みが薄い状態で書いてはならない」
という、我ながら「いつの時代の話ですか?」と突っ込みたくなる感覚もありました。
私は2004年、今ほどブログが一般的ではなかった時期にブログを開始しましたが、上記のような古めかしい理由で私を批判する同世代の(場合によっては年少の)同業者は少なくありませんでした。
「それはおかしい」と思いましたが、反論できませんでした。
今は、「相手にしなきゃよかった」と心から後悔しています。
そんな人たちを相手にせず、「チリも積もれば山となる」で現在は220万アクセスを超えているブログから収益を得る方法を、真面目に考えていればよかったんです。

●アフィリエイトを始めてみて

まず、アフィリエイトのシステムはさまざまであることを知りました。
逆に言うと、そんなことも知らなかったわけです。
たとえば、Google Adsense では基本的にアクセス数に比例する形で報酬が支払われます。
Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトでは、販売実績に対して支払われます。
異なるタイプのアフィリエイトには、異なる戦略が必要そうです。
目指すところは「組み合わせ最適化」でしょうか。

1995年ごろから社内向けオンラインマニュアルをHTMLで作成していた私は、静的HTML/CSSについて一通りの知識と経験を持っていました。
このため、ブログへのアフィリエイトバナー・画像の設置について、困ることはありませんでした。

11月に開始し、有り難いことに大変多忙な本業のかたわら、時間のあるときに「ぼちぼち」と進めるしかありませんでしたが、それでも12月末ごろには、日常の作業には一通り習熟しました。
デザインや視認性・アフォーダンスの面では、まだまだ問題がありすぎます。
でも少しずつ「先日よりはマシ」を目指していくしかないでしょう。
毎日の生活の中に、無理のないルーチンとして組み込んでいくことが、現在の課題です。

●アフィリエイトに取り組んでみて

気付いたことをメモしておきます。

・アフィリエイトプログラムへの参加は、著述業に対して大変有益です。「潜在的読者層を見出す」につながります。

・「今」をとらえる感覚をブラッシュアップするために、アフィリエイトプログラムへの参加は、非常に有効です。

・出版に関わる人々にとっては、間違いなく、
参加するリスクやデメリット << 参加しないことによる有形無形の損失

……なにをいまさら、という感もありますが。

アフィリエイトプログラムに参加すると、常時、潜在的読者層を意識することになります。
人によっては、「ブログを読む」「SNSに参加する」「日常的にネット世論をチェックする」などの受動的な方法でも、充分に潜在的読者層を意識することができるでしょう。
でも、私にはそれでは不十分だったようです。

紙の書籍・紙の媒体の読者は、「紙の出版物にお金を払う」という習慣を持っており、それを実行することの可能な方々です。また、その媒体に日常的に関心を向けている方々でもあります。
でも、私が記事を書かせていただく紙媒体・紙書籍を未だ手に取っていない潜在的読者層の方々は、もしかすると「書店に行く」「ネット書店をチェックする」「紙媒体を手に取る」という習慣も持っていない可能性が高いのです。
その潜在的読者層の方々は、どういう関心を持っているのでしょうか? 
何があれば、自分の記事や書籍に関心を向けていただけるでしょうか?
「クリック・売上に結びつく可能性が少しでも高くなるように広告を設置する」という行為は、その潜在的読者層の方々を日常的に意識するきっかけとなります。
また、「今」をとらえるための感覚をブラッシュアップする機会ともなります。
自分の意識や感覚が「ズレて」いたら、クリックにも売上にも結びつかず、したがって収益にも結びつかないわけですから。

●そして、これから

私は、「改めて、広告の技法を学びなおしてみたい」と思っています。

「関心を引く」「訴求する」という目的のために発達し、洗練されてきた技法が、広告とその周辺には集大成されています。

私は広告に関して、完全な素人というわけでもありません。過去、半導体業界・組み込みシステム業界を中心に広告コピーを書いていた時期があります。
独学ですが、一通りのノウハウは身につけたとも思っています。
ただ、業種・広告対象の性格上、コピーの巧さや訴求性の高さ以上に商品知識の方がモノを言いました。
そうではない広告一般の世界を、私は知りません。
そしてそこには、著述業に携わる者として学ぶべきものが数多くあるはずです。

私の主な守備範囲は、ノンフィクション一般です。
最も重視されるのは、取材対象の選択であり、取材の内容です。
取材が充分にできていなければ、文章が上手かろうが訴求力が強かろうが無意味です。
場合によっては逆効果かもしれません。
ですが、それは訴求する技術を軽んじてよい理由にはなりません。
そして、「伝えるべきことを伝えたい人々に確実に伝える」ということに対して、広告の技術ほど有用なものはないと思われるのです。

広告の技術を学び、磨いていくためにも、無理なくぼちぼちと、このブログとアフィリエイトは続け、発展・洗練させて行こうと思います。
1年後、3年後、このエントリーを含む初期のエントリーを見て、「へったくそ!」と大笑いすることが目標です。

●現在までの実績

さて、気になる実績の方は、どうでしょうか?

2013年11月・12月の合計(12月28日まで)は、

・Google Adsense 
・Amazon
・楽天

を合わせて、284円でした。
利用している livedoor blog PRO の月会費(300円)にも満たない金額。
我ながら、惨憺たるものです。
でも、まずは
「 だから、これからが楽しみ」
と思える能天気な50歳であることを喜ぶことにします。
(本記事が公開された2013年12月30日、私は50歳の誕生日を迎えました)

よろしければ、本ブログと私の今後のため、アンケートにもご協力ください。
(2014年1月31日まで) 
GoogleAdsense
Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト・Google Adsense に参加しています。アフィリエイトが嫌いな方は、ご注意ください。
「みわちゃん・いんふぉ」内を検索
著書です(2009年-)
「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

Part5「測定器、使えてますか?」は、
東日本大震災後、
環境測定を始められる方々のために
gihyo.jpさんで無料公開
しております。
原稿等のご依頼・情報提供・ご意見・ご感想・ご相談などは
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よりお願いします。
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