猫と食事と西荻窪、ときどき旅する車椅子

ライター・みわよしこの日常つれづれ話



精神障害

2015年2月18日・精神障害者団体訪問、郊外の図書館訪問、サンノゼ美術館、カリフォルニアロール再び

サンノゼ滞在最終日のこの日、8時から精神障害者団体の取材アポを取っていました。
さすがに疲れが溜まってきており、5時起きの予定だったのに、6時過ぎにやっと起きられました。

朝の血圧。脈拍、まだ少し頻脈気味(当社比)です。
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冷蔵庫から、すぐ食べられる系の食物を出してそそくさと食べ(ホテルの朝食を食べる時間はなかった)、6時30分には外に出ました。
バス待ちの間に撮影した写真。5個5ドルというハンバーガーを売っているハンバーガーショップ。
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バスに乗り、取材先へ向かいましたが、早く着きすぎてしまいました。
7時20分ごろ、取材先すぐそばのマクドナルドに入り、コーヒーとオートミールをいただきました。
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見てると、 カップに乾燥オートミール(甘みつき、レーズンも入っている様子)をあけ、熱湯を注ぎ、カットした果物のパックを開けて上に入れてるんですね。
熱い汁気の上にプカプカ浮いているリンゴとメロン。
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混ぜたらこんな感じ。生温かい生果物が、不思議にイケます。
ただ、食事に甘みがついているのは、個人的には「勘弁してえ」なのです。
コーヒーは、薄くてまずくて多くて、ほんの一部しか飲めませんでした。
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「居座るな」という張り紙。30分までなら許すそうです。
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精神障害者団体では、たいへん実りある2時間ほどの取材を行うことができました。
広報担当者の方とお話していたら、ボランティアのマネージャ・前トップの方も別の用事のためにたまたま早く出てこられ、お話することができました。
本件も別途記事化を予定。

この後、近くの図書館兼コミュニティセンターを見学しました。 
図書館は、週のうち4日、平日しか開館していません。どういう財政事情があるのか、後日ちゃんと調べてみたいところ。
セブン-イレブンでお昼ごはんを買ってホテルに戻り、昼食。
「スリ身巻き」なる寿司と、昨日作ったピクルス、ダシ汁。
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節子、それスリ身と違う。カニカマや。
ご飯ベチョベチョで、甘すぎて、全然おいしくなかったです。
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 ちょっと昼寝して、サンノゼ美術館へ。
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絵の中の猫さんと、わが故・悠(1998-2013)の2ショット。
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「都市」をテーマとした特別展が行われていました。
入り口にこんなインスタレーション。まるで絵馬。
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絵馬、じゃなかったタグを書くコーナー。
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書くテーマは、サンノゼのよいところ・サンノゼから失われつつあるもの・もう一つはよく読み取れません。写真ボケボケで。
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良いところ・失われつつあるものの両方に「ダイバーシティ」が挙げられていました。
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よっしゃ! とダイバーシティを追加することにしました。 
「西荻案内音頭」の歌詞です。
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別の特別展のようす。動きのあるインスタレーションが中心で、こちらも面白かったです。
常設展示はないようですね。
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美術館を後にして、ガザ攻撃反対を訴える街角のメッセージを見たりとかしつつ、次の目的地に移動。
政府にメチャクチャする自由もあり、その政府方針を支持する自由もあり、反対する自由もあるのが米国。
問題は多々ありますし、うまくいっている国家だとはあまり考えていませんけれども、日本は未だ学ぶべきところが数多くあると思います。
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次の目的地とは、日本食レストラン・BlueFin。
16日に行って大変気に入りましたが、この日は祝日(大統領の日)だったため、ハッピーアワー設定がなく、たいへん財布にイタいことに。 
というわけで、平日ハッピーアワーに再訪を試みたわけです。
熱燗2本、Oysters Shooter(16日の記録参照)、巻物2点で、チップ等こみ3000円程度。

アボカドとカニカマのカリフォルニア巻き。
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エビの天ぷらとアボカドとカニ肉の巻物。これが美味しかったです。
エビ天の衣は、時間がたってもバリバリのまま。クリスピーが大好きな米国ですから、何か適応した天ぷらノウハウがあるのでしょう。
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ホテルに戻って、入浴してパッキングを終え、晩酌のつづき。
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パッキングを終え、あとは出発を待つばかりの車椅子君。
前輪が浮いているのは、後の荷物が重すぎるからです。
いたし方ないのですが、こうなると運転には非常に注意が必要です。
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25時ごろ寝たような気がします。 

人それぞれの「精神障害者らしさ」

私は2000年に統合失調症と診断され、2007年に精神障害者保健福祉手帳を取得しました。
当初は3級、2009年の更新で1級。これは正直「なんで?」と思いましたよ。開店休業に近いとはいえ著述業を営んでおり、研究が全然進んでいないとはいえ大学院にも通っていましたから。1級じゃ重すぎるんじゃないかと。
その後、失効に気づかないでいた時期がありましたけれども、2012年の更新で2級。2014年の更新で2級。まあこのあたりが妥当なところじゃないかなあと私も思います。
精神障害の級の定義は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律施行令により、このように定められています。 

一級 日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
二級 日常生活が著しい制限を受けるか、
       又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
三級 日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、
       又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの

「著しい制限」だったら、私の場合もバリバリ加わってますよ。
 
まず、精神障害に独特の疲れやすさがあります。
精神的に、私は健常者に比べると非常に疲れやすいのではないかと思います。特に、対人関係ストレスに非常に弱く、激しい「人疲れ」をします。「ヘルパーさんが来る」さえ、「生きるために仕方なく受け入れている、非常にしんどい時間」という感じです。
ましてや、通常の日本的オフィス環境でのオフィスワークは、私には無理でしょう。
一時期の私は、半導体の設計を業務とする外資系企業でパートタイムのドキュメントエンジニアもやっていました。私は、「そこの環境だったら長期に勤務できるのではないか」という感じがしましたが、残念なことに会社が倒産しました。その会社の職場環境の特徴は、業務分担が明確・業務内容が明文化されており明確・必要とされるスキルや評価も明確 というところです。仕事はそれなりに大変でしたし、悪い評価がされるときは厳しいものではありましたが、そこの風土は私には非常に合っていたと感じています。
でも、日本的職場環境を前提とする限り、私にオフィスワークは無理でしょう。「雇用されて働く」はまあ無理だろうと思っています。著述業で何とか生きて来れたから、「雇用されて働く」が難しいことは大きな問題にはなっていませんが、障害によって職業機会を大きく失っていることは事実だろうと思います。

妄想幻覚は、「ない」と言える時期がほとんどない、という感じです。程度に大きな波があり、
「幻聴さん、ああ、いるなあ」
程度の時期もあれば
「幻聴がうるさくて行動できない、もう帰って布団かぶって寝る」
という時期もあります。 
うつ、不安その他の精神症状も、ちょっとした引き金で簡単に表面化します。
妄想幻覚・うつ・不安が表面化した(自分にとっての)不穏な精神状態になると、仕事どころではなくなります。だから可能な限り、「そういう状態に陥らない」という努力をするしかありません。すると「無理はできない」ということになります。よく寝て、ちゃんと食べて、ちゃんと風呂入って、極度に折り合いの悪い人間が近くにいたり、攻撃されていたりというような状況ではなくて……といった日常生活と職業生活の維持が、最大の予防策になります。 
それでも何年かに一度、 不穏になることはあります。一度不穏になってしまうと、通常の生活を営める状態に戻すのに1~2ヶ月かかります。そのロスを防ぐために、やはり「不穏にならない」が最重要、ということになります。
不穏化は、2005年1月以後「なし」を更新してきましたが、2014年3月に起こしてしまいました。引き金は、佐村河内守氏の一件です。
不穏になると、私は引きこもります。「外に出ても大丈夫なんじゃないか」と思えるまで、可能な限り引きこもります。 家の中で幻聴妄想について何かを話しているわけでもなく、ただ、可能な限り、布団をかぶってボーっとしています。「する」というより、「それしかできない」という感じです。そして、可能であれば仕事をします。しないと余計に具合が悪くなります。といいますか、零細フリーランサーの私が「仕事をしない」 ということは、そのまま収入に関する問題です。それは貧困妄想につながるので、精神状態の悪化を避けるためにも仕事はしたほうがいい、ということになります。

私の周辺の精神障害者たちは概ね全員が、自分の障害と折り合い、それが一定のハンディキャップであることは認めつつも、一つの個性や適性として生かしていく道を探っています。不適切な治療・治療環境として不適切な家庭などによって「こじれる」ことがなければ、だいたい30歳で折り合い、40歳で生かせるようになる感じです。
妄想幻覚がいわゆる「自傷他害」につながるケースはなくもないのですが、圧倒的に多いのは自傷なので、
自傷他害
と書かれるべきでしょう。
そもそも、妄想として現れる内容が「他害」を必要とするものであり、さらに「他害」によって解決できると(本人が)考えてしまうようなものでない限り、本当に「他害」に結びつくことは、まずありません。少なくとも
「既知外だから突然何をするかわからない」
ということは、全くないとは言いませんが、非常に少ないというべきでしょう。私には数多くの精神障害者の知り合いがいますし、「キレて叫び始めて自傷を試み始める」といったことも何回かは近くで見ていますが、「突然」は一度も経験していません。背景があり、「自傷するしかない」と本人が思いつめてしまって解けない状況があり、煮詰まった表情や声や態度が数時間前にあり、行動化したのでした。しかも1ケースを除いて全ケースが、他害ではなく自傷です。他害の1ケースも、殺傷を目的として手足を動かすというよりは、当たらないように殴るふりをするという感じでした。そのくらい、他害は少ないんです。

少しずつでも、こういうことは訴えていったほうがいいと思うので、書きたい・書けると思った時に書いていくことにします。

精神障害者保健福祉手帳の「級」はどう決まるのか

精神障害一級という女性が、ネットで話題になっているようです。


ニコ生で第2の佐村河内?精神障害1級の女に疑問の声が続出!
(略)
「らみあ」もしくは「はぐめ」といったHNで配信してきた女性は、深刻な精神障害を抱えているという。当人が配信中に見せた障害者手帳には、1級と書かれていた。1級といえば、独力では日常生活を営むことが困難とされる、重度の障害である。
(略)
それにもかかわらず、彼女の配信内容を見る限り、あまりにも元気であり、1級に相当する深刻な状態とは思いがたいと、疑問視する声が相次いでいる。
(略)
介助が必要なほどの障害とは信じがたいと言われてきた。
(略)
手帳を交付されると、税金の控除や、交通機関、電話料金、様々な施設の利用料金の割引など、各種の優遇の対象となる。ただし、障害の等級に応じて、受けることのできる福祉サービスの内容は異なる。これまでも手帳の更新がなされているが、症状が改善しているとしたら、引き続き手厚い福祉サービスを受けていることは不正であるとの批判が続出。 
(略)
当人は、群馬県に在住であるという。以前に掲載した画像には、通院先と思われる県内の病院の名称も確認されている。当サイトでは、群馬県の健康福祉部障害政策課精神保健室に話を聞いた。担当者によると、この件については全く把握していなかったという。詳細を聞かせてほしいとのことだったので、経緯を説明し、関連情報を提供した。本件に関して、これから調査がなされる模様だ。
(略)
彼女は精神障害の疑惑以外にも、ニコ生の男性配信者たちとの肉体関係なども度々暴露し、話題になってきた。 
 
では、精神障害等級はどういう基準で決まっているんでしょうか?
こちらが比較的わかりやすい説明だと思います。

情報屋クレヨンボックスの 目からウロコの制度情報
 
精神障害1級に関する説明は下記の通り。

  • 入院患者においては、院内での生活に常時援助を必要とする。
  • 在宅患者においては、医療機関等への外出を自発的にできず、付き添いが必要である。家庭生活においても、適切な食事を用意したり、後片付けなどの家事や身辺の清潔保持も自発的には行えず、常時援助を必要とする。
親しい人との交流も乏しく引きこもりがちである。自発性が著しく乏しい。自発的な発言が少なく発言内容が不適切であったり不明瞭であったりする。日常生活において行動のテンポが他の人のペースと大きく隔たってしまう。些細な出来事で、病状の再燃や悪化を来たしやすい。金銭管理は困難である。日常生活の中でその場に適さない行動をとってしまいがちである。
 
この女性が精神障害1級に該当している可能姓は否定出来ないと思います。「ニコ生で配信できる」「(ときどき)イベントに(一人で)行ける」 といったことがらは、何一つ、上記の記述と矛盾しません。

もう一つ考慮する必要があるのは、居住している地域で提供されている福祉サービスの内容です。
群馬県で精神障害者向けに提供されている福祉サービスの内容は、県サイト内のページを見てもよくわからないのですが。
精神障害者保健福祉手帳に基づく各種サービスについて
特に、生活にかかわる支援がどうなっているのかは、全くわかりません。

この女性は、日常生活を自力で営むことが非常に難しく、またネット以外の対人接触を避けたがる傾向があったりして、地域生活を営みつづける上で介護給付(ヘルパー派遣)が必須なのかもしれません。 
また、医療機関や役所でのコミュニケーションに問題を抱えており、そういう場面では移動支援(付き添い)を必要とするのかもしれません。
自治体によっては、介護給付や移動支援などのサービスの申請の条件に「精神障害◯級以上」 が含められている場合が多々あります。もしかすると、群馬県では1級が条件なのかもしれません。上記のページではわかりませんが。

医師の判断というより、医師も含めたソーシャルワークの結果として、
「この人が大きな問題なく地域生活を続けるにはアレとコレとソレがどの程度必要で、そのアレ・コレ・ソレをこの地域で得るためには、精神障害1級の手帳が要件」
という判断で1級の手帳が交付された、という可能性もあります。
これはインチキというよりは、
「日本の不備だらけの障害者福祉制度の中で個々の障害者の生存・生活を守るためには、他にどうしようもない」
という問題です。
日本では、障害の社会モデルに根ざした制度が全く未発達です。
地域生活を考える上で、障害の社会モデルを考慮することは必要不可欠です。
まったくの個人モデルでしかない日本の障害者福祉制度の中で、地域生活のために、社会モデル的視点から必要なリソースを得ようとすると、一見、手帳の級と本人の「世間的な見た目」に矛盾が発生する場合はままあります。

最後に。
元記事末尾の
彼女は精神障害の疑惑以外にも、ニコ生の男性配信者たちとの肉体関係なども度々暴露し、話題になってきた。
について。
なぜ、そんなことを書くのでしょうか。理解に苦しみます。
「疑惑」って、その記事の書き手と一部ネット民が勝手に言ってるだけじゃないですか。
そこにさらに、複数の男性と肉体関係があった話を追加? どういうつもりなんでしょうか?
それは事実であれば、むしろ、精神障害が重い可能性と関連付けられる話なんです。
「精神障害1級は重すぎるかも」という記事に、なぜ「精神障害が本当に重いのかも」という話を追加するんでしょうか?

群馬県が本当に調査を開始するのか、どういう調査をするのかは分かりませんが、
「ニコ生やってイベント行ってたから精神障害1級ではない」
というネット世論のとおりに群馬県が動くようだったら、群馬県の精神障害者は群馬県を捨てるべきかもしれません。もしそうなったら、私は心から群馬県の精神医療関係者を軽蔑します。
そんなことをしているうちに、日本に障害者の住める場所はなくなるのかもしれませんが。
 
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精神の健康状態が危ういときに心がけていること

エントリ
激ウツからの脱出の記録」 
が好評なようです。読んで下さった皆様に感謝です。

でも、精神の健康状態が極めて危機的な「激ウツ」などの状態には、 
最初から陥らない方がいいんです。
予防するためにどうすればよいか、何ができるかをまとめてみました。

●「生きものの基本」を、ふだんから充実させておく

いわゆる「メシ・フロ・ネル」です。
優先順位は、睡眠>食事>入浴 といったところですが、
これらは相互に関連しています。
睡眠を取るためにも身体を「気持ちよい」状態に。
そのためには入浴を。
なるべく健康的な食生活を。

●向精神薬で解決できると考えない

向精神薬は、適量を適切なタイミングで使用すれば、
非常に心強い武器となりますが、
あくまで「自分自身」にしか効きません。
自分の外に、精神状態を悪化させる原因があるとき、
自分の環境が劣悪すぎるときには、
その原因や環境に働きかけるしかないのです。

●向精神薬は適量を適切なタイミングで使用する

「言うは易く行うは難し」の最右翼です。
これを可能にするためには、
薬の服薬量・タイミングなどについて、
自分が主体的に決定できる立場になくてはなりません。
これは病院選び・医師選びとも関連します。


●「ドクターショッピング」はいくらでも

「近いから」「通いやすいから」「医師が著名人だから」
というような理由で、精神科の通院先を選択しないようにしましょう。
特に病気のときに通院先を変更するのは非常に大変なのですが、
信頼できると思える通院先や医師に出会えるまで、
ドクターショッピングは存分にすべきです。
(私は、やらなさすぎました。
 これまで通院した精神科は3箇所です)

●できれば、ソーシャルワークに力を入れている病院に

精神疾患の治療は、その人が社会でどう生きるかと不可分です。
ソーシャルワークに注力している病院の中から、
信頼できる通院先を見つけられたらベストです。
体制の充実度の目安は、
「入院施設を持たないクリニックで、常勤のソーシャルワーカーが少なくとも2人いる」
です。
体制が充実していても、
「信頼できないなあ」「嫌な感じだなあ」と思ったら、
そこは、あなたには適していないと考えてよいのです。



●自分「だけ」では治れない

起こっているのは自分自身の精神症状であるとしても、
背景にはさまざまな要因があり、それらは多様に絡み合っていることも多いのが、
精神疾患との付き合いの難しさです。
ゆめゆめ、
「自分が薬を飲んで、医者のいうことを聞いていれば済む話」
と考えないようにと心がけています。
一人で悩んでも、思考は「堂々巡り」から出て行かないものです。
私は深刻な状況にあればあるほど、
数多くの人々、
特に、自分の煮詰まった状況の外にある人々に、
積極的に助けを求めるようにしています。

●あくまでも自分が主体

自分は、
自分の精神衛生の維持・向上という大プロジェクトの
プロジェクトリーダーです。 
自分が主体であることを認めない人に対しては、
アサーション・上手な断り方・場合によっては関係を断ち切るなど、
相手が必ずしも望まない対応をしてもよいのです。

●プロジェクトを分割して推進する

ときどき、
「自分の精神衛生の維持・向上」
というプロジェクトの内容を、細分してみます。
できれば、SWOT分析もしてみます。

-日常生活の維持・充実(自分・家族・ご近所さんなど)
-職業生活の維持・充実(職場の関係者・労組(独立系労組を含む)など)
-援助の専門家(カウンセラーなど)
-精神疾患の専門家(精神科医・精神医療関係者など)
-身体疾患の専門家 (医師・医療関係者など)
-経済問題の専門家(税理士・FPなど)
-紛争解決の専門家(法律家など)

……まだまだありそうです。



●イヤなこと、苦痛なことは減らす

好きなこと・楽しいことを増やすのは、
精神状態が良好でないときには避けたほうがいいです。
そもそも、そんなことが出来る状態でもないでしょう。
でも、「イヤなことを減らす」「苦痛を減らす」は、
むしろやりどきです。 
「苦痛を減らす」
には、
「長期放置しておいた気になる虫歯を治す」
「苦痛になっているSNSの『知り合い』を整理する」
といったことも含まれます。 

●「メンヘラーのワガママ」という批判に対しては?

以上、「メンヘラーのワガママ」という批判も、当然ありうるとは思います。
でも世界的に、精神障害や精神疾患は、
個人モデルから社会モデルへと移行しつつあります。
予防と治療は同じことです。
予防が難しい社会で治療しても意味がないんです。

私は、私の周辺の部分社会を、
精神疾患の悪化の予防ができて、
悪化した場合には治療的な環境となるように
心がけています。
その部分社会には、自分も含まれています。

こういう考え方で対処していくようになってから、
私は精神疾患と、過去よりもずっとラクに
問題少なく折り合えるようになりました。 
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「みわちゃん・いんふぉ」内を検索
著書です(2009年-)
「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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