猫と食事と西荻窪、ときどき旅する車椅子

ライター・みわよしこの日常つれづれ話



2015年2月17日・ホテルを移動、困窮者支援NPO訪問、ラテンアメリカ図書館訪問、キング牧師記念図書館再訪、バスタブ+風呂あがりの一杯!

午前6時より前には起きていた……と思います。
血圧計をパッキングしちゃっていたため、朝の血圧の写真はありません。
ホテルで卵・パン・コーヒー・果物の朝食をいただき、2kmほど離れたホテルへ移動。
フロントで荷物を預かってもらって、そこから500mほど離れたところにある困窮者支援NPOに向かいました(2月12日に直接訪れてアポを取っていました)。
8:30には到着してしまいました。
まだオフィスは開いておらず、たくさんの人が並んでいます。
行列は9時のオープン直前には100人近くに達しました(あとで聞くと、この日は食糧の配給日であるため、特に行列が長かったとのこと)。
並んでいる人が私に
「どういう支援を必要しているの? ここにはたくさんの支援メニューがあるから心配することないよ、きっとだいじょうぶ」
と声をかけたりしてくださるので、
「いや、日本から来たジャーナリストです」
と軽く自己紹介し、ちょっと会話したりなどしました。
そうこうするうちに、9時になりオフィスがオープン。
パブリック・マネージャさんから概略に関する話を伺い、施設内(フロント・食糧や衣類の配布コーナー・子どものためのコーナー・大人の教育やミーティングのためのコーナー・ハウジングのためのコーナー・ホームレス状態の方々のためのコーナー、などなど) を見せていただきました。驚くことがたくさんでした。 
印象的だったのは「利用者さんたちの尊厳」「エンパワメント」が繰り返されたこと。
たとえば食糧や衣類の配布に関して
「本人が選べることが重要です。選ぶ自由は尊厳の第一歩、エンパワメントへの道です」 
といった言葉が語られるのです(たいへん大事なことだと思うので、太字・大きな文字にしておきます)。
食糧や衣類の配布コーナーは、マーケットや衣料店のようになっており、カートに自分の欲しい物を入れてカウンターに持っていきます。数量には一定の制限(衣料なら1人5点までなので、たとえば3人家族なら15点まで)があるので、カウンターはそのチェックを行います。
生鮮食糧品もあれば、冷蔵庫を持たない人々のために乾燥パスタ・缶詰類を組み合わせたパックもあります。そのパックの中を見せてもらったところ、必ず穀類(未精製のものも)・豆・野菜の組み合わせとなっており、そこで食の最低ラインが揃う形でした。あとは本人の好みや宗教に合わせて魚・肉・惣菜類の缶詰等を選び、さらに生で食べられて日持ちする果物があれば、「健康で文化的な最低限度」の食は何とか成り立つ形です。
「ここで支援を受けて、エンパワメントされ、支援を受けつつボランティアとして貢献し、さらにエンパワメントされ、職業教育を受け、安定と高い給与のある職業につき、地域や子どもの学校で貢献し……」
という循環が意図され、成果もあがっています。
ただ問題は、サンノゼの生活コスト(全米で最も高く、NYC並み)。住まいを持たない人の定住は非常に大変ということ。
「ホームレスを減らすことに若干の貢献はできているけれども、まったく不十分」
とも語られました。
そこで私は、生田武志さんの「カフカの階段」について、簡単なポンチ絵を描いて説明しました。すると
「それは分かりやすく良い例えだ!」
と喜んでくださいました。
日本の状況を紹介し、違いについて少しディスカッション。
「米国の場合、公的扶助そのものの必要性については社会的に合意が得られているため、政権がどうなろうが『最低線』までは揺らがないし、政争のポイントにもならない。ただ、その最低線のレベルが低すぎることが問題」
と言われました。
日本の生活保護制度は、もし充分な予算がつき、生活保護基準のレベルが単身者で一ヶ月あたり15万円程度まで上げられ、運用がもっと柔軟になったら、本当に世界に冠たる制度なのです。
日本の誇るべきものを一つ挙げよと言われたら、私は躊躇なく「生活保護制度」と答えます。
それをなし崩しにしようとしているのが現政権であり、政府なんですけど。

2時間近くの取材を終え、近くのウエンディーズで一服。
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チキンサンドをモグモグしながら思いました。
日本はさまざまな問題の先進国です。だったら、問題解決の先進国にもなれるはずです。
日本の政府が「問題解決のため」と称して行っていることには、どうも感心しない、実効性がなさそうなものが多いです。
だったら、民間にとっては機会です。
政府がやってくれるなら、民間に機会はありません。
政府が「うーん、ちょっと」だからこそ、数多くの絶望や困難が生まれます。
でも、「うーん、ちょっと」な政府に、せめて邪魔をさせずに「公共=みんな」を作るには?
「公共=みんな」のためになる活動を行うには?
その実例は、日本より酷い政府を持つ国々の役に立つはず。
日本で積み上げられていかざるを得ないベスト・プラクティスの数々は、必ず、世界のお役に立ちます。
なんという希望でしょうか。
逆に、せめてそんな希望だけでも持たずにはいられないほど、日本の政治的状況は煮詰まっているということなのですけれども。

とか考えていると、一人のアフリカン・アメリカンの青年が近づいてきました。
さきほどの困窮者支援NPOで、9時の開門前に並んでいた、ちょっとお話した人の一人。
「わざわざ日本からありがとう! さっき、これをもらったから、あげる」
と言って、衣料配布コーナーで配布されていたイカすバッグパックをくれたのです(衣料配布コーナーでは、靴・バッグなども配布されています)。
配布1回につき5点までの、その5点の1つ。そんな貴重なものを。
ありがとう! 一生大事にするよ!
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NPOの建物遠景を撮ったりとか、周辺の風景写真を撮ったりとかしまくっても、まだ12時過ぎ。
ホテルのチェックインは14時からです。
というわけで、近くにあるラテンアメリカ図書館(サンノゼ公共図書館の分館の一つ)に行き、閲覧コーナーで電源を確保して、写真の整理など。
周辺を見回すと、路上生活者と思われる少し臭う方もいるし、閲覧テーブルの上でカップヌードル2個で食事している男性もいるし……という感じ。子どもコーナーからは、子どもの笑ったり泣いたりする声とTVの音声が流れてきます。すぐそばにはドリンクやスナックの自販機もあります(ちょっと狭くて車椅子では入りにくかったので、カップヌードルとお湯がそこで調達できるのかどうかまでは確認してません)。
日本の図書館の「あれはいけません、これはいけません」は、どうなんだろう? と思いました。
武雄市の「TSUTAYA図書館」が良いとは全く思いませんが、多くの図書館が「日常の一部」「ふつうの社会の一部」でない日本の状況って、ちょっと問題だと思うんです。
私自身は図書館には静粛を求めたい方ですが、そんなの、静粛コーナーを作っておけば済む話。
米国の図書館は、だいたい建物がデカいので、「おしゃべりしたい」「飲食したい」というニーズにはゾーニングで対応しています。
同じことを日本の数万冊規模の図書館で行うには工夫が必要だとは思いますが、やれないわけはないかと。
日本の場合、
「公共図書館とは、いろんなニーズを持った、いろんな人が来る場所。ニーズを持つこと・来ることを拒むこと事態が問題」
という認識を社会の常識にするところから始めなくてはならず、それが不可能に近い困難事であるのかもしれませんが。
この図書館の話は、別途、記事化を予定しています。

近くにホームセンターもあったので寄ってみました。
日本との違いは、お店事態の規模や売られているもののサイズ(角材の長さや板材の大きさが、とにかく長いわデカいわ)、家の補修だけではなく「自分ちを自分で作る」といったニーズにも応じられること、有機溶剤が含まれている塗料などは鍵のかかった棚の中にあり、身分証かライセンス(?)がないと買えない仕組みになっていること、くらいでしょうか。
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ホテルにチェックイン。一泊14000円。
「これ以下」となると、「ダウンタウンからは遠い空港すぐそば」といった場所か、「売春宿になっている」「ホームレスのたまり場になっている」といった訳ありホテルしかありません。
正直、こんなにゴージャスな必要ないんですけど……。日本のビジホで充分なんですけど……。
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バスタブがあります。
私は通算で2ヶ月くらい米国・カナダに滞在していますが、初のバスタブつきの宿です!
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キング牧師記念図書館にもう一度行き、3時間ほどかけて、じっくり見学。この図書館についても、別途記事化を予定しています。
その後、スーパーで食糧品の買い出しを行いました。
2泊で確実にハケる分を、と心がけました。
左下のサラダのパックは、自分で取ってパックに詰めて重量あたりでお値段が決まるものです。
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ブロッコリー(右上)もズッキーニ(わかりにくいのですが中央下あたり)も生です。
生でボリボリかじるのも、いけますね。
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生野菜の半分はピクルスに。翌日食べる予定。
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タヒニ(中東風豆ペースト)とプレッツエルのセット、2.5ドルくらい。
タヒニは正直なところ「ウチのほうが旨いよ」でした。チーズとか混ぜてリッチなフレーバーにしてあって、それが私の趣味とちょっと違うんですよね。
でも、この「おつまみセット」的取り合わせはイカします。
平焼きプレッツエルは初めてでしたが、旨いものでありました。
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生成していない穀類を混ぜた玄米ご飯のパック。
パックの上を裂いて脱気できるようにし、立ててレンチンします。
ピラフのような味付けになっており、やめられない止まらない。
翌日に半分残しておくつもりでしたが、一気に食べちゃいました。米粒に飢えてたのかも。
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ダシ汁、前のホテルから持ってきた全粒粉トルティーヤなども並べて、豪華ディナー。
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風呂あがりの一杯。
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コーヒーメーカーがあります。
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この写真下は、コーヒー粉です。だしパックみたいに不織布のパックに入ってます。
そのままコーヒーメーカーにセットするのが、米国では一般的なのでしょうか? 
で、美味しければ文句ないんですけど……ぜんぜん美味しくないんです。
東京からコーヒー持って来といてよかった。

翌朝も8時から取材です。というわけで、午前1時には寝たかと記憶しています。
 

2015年2月16日・AAAS年次大会最終日、TechShop訪問、キング牧師記念図書館(チラ見)、カリフォルニアロール

AAAS年次大会、最終日となりました。
今日は、ほとんどのプログラムが午前中で終わります。
朝の血圧、良好。脈拍は私にしてはやや頻脈気味。
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プレスルームに置いておいたSaveMLAKのマグネットと資料、余ってました。
例年、45個程度をAAAS年会で配布し、残りは訪問する困窮者支援NPOや現地在住の日本人の方への手土産にしています。
毎年、その45個がせめて4日目の日曜日までもち、その日にハケるように配分と配置に苦労しています。
最終日の5日目にこれだけ余っていたのは初めてです。
資料にマグネットを貼り付けておいたため持って行かれにくかったのか、それとも東日本大震災がもう関心を惹かなくなっているのか。
プレスルーム(仕事部屋とお茶部屋があるのですが、お茶部屋の方)にいた4人ほどのジャーナリストに手渡し、プレスコーナーのスタッフに「今回もお世話になりました」とお礼かたがた手渡すなどしました。
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資料置き場にあったパンフレット。
カナダの大学が、このAAAS年次大会向けに作成して配布していたものです。
そこまでする価値がある、と認めている世界大会なんです。
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この大会に来ていた、旧知の日本の大手新聞の記者(米国駐在)に聞いた話ですが、WHOの日本人高官が、一泊二日でスピーチに来ていたとのこと。
「そこまでする価値のある大会に来てるんですよねえ、私たち」
と互いにニッコリしたり、など。

プレスルームの仕事部屋の方は、こんな感じ。
静粛で、みんな集中して仕事しています。少しはおしゃべりもしますが。
最終日なので、あまり人がいませんけれども、土曜日・日曜日はほとんど満杯になります。
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プリンターが設置されていて、無料で(といっても常識の範囲で)使えます。
これのおかげで、日本から配布資料を運ばずに済むし、配布資料や名刺が足りなくなった時にすぐ「現地調達」できます。
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講演者のバックグラウンドなど、記事を書くための詳細な情報が欲しい場合は、この「プレス・リソース・センター」に尋ねます。ライブラリアンがいて調べ物を助けてくださいますが、この時は不在でした。
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科学政策に関するセッションを2つハシゴ。
これは、お昼から夕方にかけて開催された、科学技術政策を志す若い人のためのワークショップの様子です。
最初の方だけ聴いておいとましました。
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会場の一つとなったホテル・マリオットの、飲料水コーナー。
米国の高級ホテルでは、飲料水コーナーにフルーツ入りの水が置いてあるのが通例です。
右側はレモン水。これはまあ普通でしょう。
左側はズッキーニ水。「え?」と思ったんですが、イケました。中国では、冬瓜のワタの絞り汁を「涼水」と呼んで処暑に重宝すると聞いたことがあります。そんな感じ。夏にウチでも試してみたいです。もちろんズッキーニは食事に再利用して。
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ホテル内の売店で、おみやげに買ったミントタブレット。
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自分の泊まっているホテルに戻って、昼ごはん。
翌日はホテルを移動するので、今日のミッションは冷蔵庫のサルベージ。
左下の紫色の小さいジャガイモ、塩茹でしただけで本当においしかったです。
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茹でジャガイモ、イワシのトマト煮(缶詰)、良く浸かったブロッコリー茎のピクルス。
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昼寝し、3時ごろ行動開始。
まず、近くにあったTechShopを訪問。
ハンダゴテからミシンから旋盤から溶接機から、「ものづくりに必要なものは何でもある会員制ワークショップです。
小学校に入る前からハンダゴテ握ってた私にとって、心から魅力を感じる場所。
東京に新規開店の予定があるということ。待ってます……でも、きっとそこで、「女性の障害者なのに頑張る」「女性の障害者のくせに来てる」といった視線から、私は自由になれないでしょう。
日本にある以上、メインのお客さんは日本人なんですから。
「自分には、平日の午前中とか午後速い時間に、さっと行って最小限の時間だけ作業して、さっと帰るような利用の仕方しかできないだろうな」
と思います。
「ウチにせっかく電動工具など一式揃ってるんだから、ウチの中で作業できるように環境整備するほうがいいのかなあ、自分にとっては」
とか考えながら、サンノゼのTechShopで心から「wktk」しました。

おかーさんが技術教育の先生だったころ、家の中でハンダゴテをはじめとする工具が使われるのを目の前で見ていた故・悠(1998-2013)も一緒に記念撮影。
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お店の方に撮っていただいた写真。このワクワクテカテカした顔を見てください。
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TechShopで、あまりにもwktkきゃっふきゃっふしまくってしまいました。1時間以上は案内してもらってキャーキャー騒いでいたと思います。
この後、キング牧師記念図書館(米国では「キング博士」が一般的で、図書館名もそうなっていますが、日本では「キング牧師」の方が一般的なので、こう表記しておきます)へ。
30分ほど展示物をチラ見して、トイレに寄ったところ、多目的トイレの中におむつ替え台が用意してあり(米国では結構珍しい)、可愛いゾウさんのイラストが。
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そして日本食レストラン「BlueFin」へ。
岡田小枝子さん(2月15日の日記参照)が行かれて、
「面白かった、美味しかった!」
とのことだったので、お安くはなさそうですが、行ってみることにしました。

熱燗とお通し(勝手に出てくるわけではなく注文します。もちろん有料)。
お通し(shooter)は10種類近くあります。一番安いもの(4ドル)を選びました。
小粒で味の濃い生牡蠣2個、うずらの卵(生)1個が、ニンニク唐辛子風味のポン酢に浸かっており、上にトビッコと青ネギがトッピングされています。
ものすごーく気に入りました!
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さて。本題はカリフォルニアロール。
あまりにもバラエティ豊か、かつ味の想像もつかないものばかりで、悩みます。
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まずは、ソフトシェルクラブの素揚げ(だと思う)とレタス・ピクルスを巻いた「スパイダーロール」を。
美味でありました。
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ついで、ウナギマカデミアロール(左、鰻・マンゴー・マカデミアナッツ)と、カニ肉・アボカド・レタス・カシューナッツの巻物(右・名前失念)を。
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私は右側のカニ肉・アボカド・カシューナッツ・レタスの巻物が、大変気に入りました。
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ウナギマカデミアロールは、お店の自慢料理ということです。
美味ではあったんですが、日本酒に合う感じではなかったです。ギネスのようなビールか赤ワインの友かなあ?
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ワサビたっぷり乗せて、日本酒に合わせました。
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税・サービス料・チップも込みで、日本円で8000円くらい。
ま、たまにはいっか……。
ごちそうさまでした!
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スーパーで買い物してホテルに戻り、翌朝のホテル移動に備えて荷物をパッキングし、大汗をかき、シャワーを浴び、さらに飲んだくれは続くのでした。
右側の紙パックは、500ccくらいで3~5ドル程度の赤ワイン。スーパーで普通に売られています。
極端に「旨い」ということはありませんが、極端なハズレもなく、私には充分に楽しめました。
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翌朝は7時にホテルを出て、これから2泊するホテルに移動。9時から取材。
午前1時には寝たんじゃないかと思います。 

木べらを動かす手の「神聖」

私は「食」に関わることに、大きな関心と時間を注ぎ込んできました。
美味しいものを食べることも料理も大好きです。
特に注目してきたのは、料理家の辰巳芳子さんです。
60歳前後に世に出られた辰巳さん自身の歩み、お料理の進化ともども、関心を向けていました。
辰巳浜子さん・芳子さん母娘のご著書からは、
「女性のキャリア形成」
「ワーク・ライフ・バランスの考え方」
など、さまざまな面で多くを学ぶことができます。

2012年、辰巳さんのドキュメンタリー映画「天のしずく」が作られたと知り、観たい観たいと思っておりました。

・「天のしずく」公式サイト
http://tennoshizuku.com/

・予告編


やっと数日前(11月21日)、東京都写真美術館で見ることができました。未見の方、ぜひご一見を。2013年11月29日まで。
http://syabi.com/contents/exhibition/movie-2128.html

辰巳さんご自身も、登場される方々も、居ずまい・お声・言葉の数々が力強く感動的です。
とりわけ私が強く感動したのは、宮﨑かづゑさんという女性がスープを作るシーンでした。
宮崎さんは少女期に発症したハンセン病(現在は完治)のため、左右どちらの手にも指がほとんど残っていません。しかし宮崎さんは、指のほとんどない手で、長年のお友達のためにスープを作りつづけました。
生命を支える食、その食を作って愛する者に与えたいと望む人間、その望みを実現しようとする人間の手。
私は、美しさに心を打たれました。指のない両手が木べらを握っているようす、その両手の動き。何もかもが美しいのです。茶道の達人の所作、世界トップレベルのバレエダンサーの動きにも通じる美しさがあり、それ以上なのです。
一言で言えば、「神聖」です。
指があるかないかなど、どうでもよいことです。

「生命は大切」と言うことは誰にでもできます。
でも、本当に生命を大切にすることは、容易なことではありません。
どうすれば大切に出来るのか。
日常の食から、大切にしはじめてみることならば、誰にでも出来そうです。
「天のしずく」は間違いなく、そのための手がかり、最初の一歩への勇気を与えてくれる作品です。


以下、アファリエイトです。

・「天のしずく」DVD・ブルーレイ


・辰巳芳子さんのスープについて、考え方や背景も知りたい方は、ぜひこの一冊を。私の愛読書の一つ。



・私が東京で一人暮らしを始めて間もない時期に購入した辰巳芳子さんのご著書。
保存食を身につけたいと思う方、必携。
残念ながら現在は絶版。

 
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著書です(2009年-)
「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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