2006年01月22日

たらいまわしTB企画第20回「これがないと生きていけない」

たら本前回から参加しているたら本企画です。実は前回はあまりにも忙しすぎて、いろんな人のブログを全然回れなかったのですが、今回はまだうちの学校は始まっていないということもあって、本好きの人たちのブログ巡りができそうで、楽しみです。

しかし、お題がむずかしく、しばし、んーーーーーと考えてしまいましたが、Linさんhttp://linlinlin.cocolog-nifty.com/lin/に「好きな本くらいの感覚で」と励まされ考えてみました。

「これがないと生きていけない」というのは「活字」。何か読んでないと落ち着きません。あ、それが地図の最後の索引だったり、年表だったり、電話帳だったりしてもいいんです。広告も何もないときには役にたちます。

ということで、本題。

「風と共に去りぬ」  古典です。10代の頃にはじめて読んで、なんだか訳もわからず、ものすごく感動したのがこの本。でも、スカーレットのよさなんて全然わかんなくて、メラニーにすごい共感してたんです。が、20代に入るとスカーレットの強さにすごく惹かれて、、、。この違いはなんなんだ!って思いました。20代後半でもこれは変わらなかったのに、最近は「実はメラニーが一番強いんだ!」とレットバトラーの気持ちがすごくわかったのでした。同じ本なのにこんなにも違った印象をもつ本も珍しいと思います。これから年を重ねるごとに、どう印象が変わっていくのか楽しみです。

「Fast Food Nation」(邦題「ファストフードが世界をくいつくす」) BY エリック・シュローサー  大学に戻ったのも、自分が自分の頭でものを考えられるようになったのも、そして何も怖くなくなったのも、この本が自分の原点。この本を読むまで、真剣に英語の本なんて読んだことなかったし、読んでも何かを学んだことってなかった。でも、この本は当時はすごくむずかしくて時間がかかったけど、私のそれまで信じていた価値観をぶち壊してくれて、本当に何が大事なのか、ということを考えさせられてくれた本。ここから、私の「社会派」リサーチが始まりました。(その後「マクドナルド化された社会」Byジョージ・リッツアにすすみ、この考えが確立されました。これはアメリカの社会学の授業なんかで教科書としても使われてます。おすすめ。)

白洲正子 「かくれ里」 これを読むとめったに日本が恋しくならない私も、日本に帰りたくなります。私が求めている日本かもしれない。東北出身の私には知らない土地ばかりだけれど、なぜかものすごくなつかしい。ひなびた田舎とうっそうとした山の緑を思い出します。そんなところにもやっぱり神様がいて。そんな山歩きをしながら神社・仏閣をまわってみたいと思います。

犬養道子 この人のどの著作にしようか迷いました。「アウトサイダーからの手紙」なんていうのは、とても共感するところです。こういう凛とした女性になりたいという、お手本でしょうか。

梅原猛 好きなんです、とにかくこの人の著作。最初に出会ったのが中上健次との対談で「きみは縄文人か、弥生人か」というすごい題名の本(笑)。私はまさに坂上田村麻呂によって征服された土地の人間なんで、なんかすごい興奮しながら読んだ記憶があります。このごろでは昔話の鬼の話なんか思い出すと腹がたったりします。困ったもんです。ほら、鬼を蝦夷人に変えると大和によって征服される物語になるんですよ。梅原先生は大学では西洋哲学専攻なのに、結局は「日本」というのをテーマにしてるけど、なんともユニークで大胆。また、和歌というものと歴史をつなげたりして、なんとも壮大なロマンがあります、この先生の著作には。「縄文人」というのも一つの私が学んでいきたいテーマかな?

なんか、あれもこれも、という感じですが、「これがなかったら生きてこれなかった」という感じかな?むしろ。 

 


miwakoo at 12:43│Comments(20)TrackBack(2)Book 

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お待たせいたしました。栄えある第20回のたらいをいただきました不肖多摩のいずみでございます。このような大役を承り、誠に緊張する次第でございます。たらいを回していただいたmort_a_creditさんhttp://blog.livedoor.jp/mort_a_credit/には、深く感謝申し上...
2. たらいまわしTB企画第20回「これがないと生きていけない」  [ やっぱり本が好き??LINの読書日記?? ]   2006年01月22日 15:49
たら本です。 この企画はどなたでも参加OKです。 テーマにそった記事を書いて、

この記事へのコメント

1. Posted by LIN   2006年01月22日 15:34
梅原猛さんは私も好き、好き。
仏教の本もお書きになっているし
結局のところ、何がご専門なのでしょう?(笑)
『ファストフードが世界を食いつくす』は
読もう読もうと思って保留のまま。
今度こそ読みます。
日本は一昨日、せき柱つき米国産牛肉が見つかって
また、輸入禁止です。
私は牛肉、ほとんど食べないから全然、いいけど。
大した騒ぎにもなっていないようなので
日本人はこのまま牛肉を食べないでも
大丈夫なんじゃないかしら?
今は国内産はOK、オージーはOKっていってるけど
それもダメになる日は近いのでは?
鳥インフルエンザの問題もあるし、
肉に執着せず、肉を食べない食生活を
考えてみればいいのにねえ。
あ、本の話じゃなく、牛肉の話にそれちゃった。
ごめんなさい(・∀・;)
2. Posted by kyokyom   2006年01月22日 18:30
こんにちは。
たら本へのコメントありがとうございました。
LINさんのところでMiwako さんが「本を積み上げて背表紙の活字を見てると落ち着きません?
」とコメントされているのを見て激しく共感していました。ただ私の場合は落ち着くだけで読む気が湧いてこないのが悩みのタネとなっております。
「風と共に去りぬ」は映画をみたことがあるだけで未読なのですが、メラニーが最も強い人だということに興味が湧きました。小説、読んでみたいです。
それでは、おじゃましました。
3. Posted by 瑛里   2006年01月23日 01:32
Miwakoさん、こんばんは。
風とともに去りぬ ですか。
いいですよね〜
といっても10代のころかなり強引に読破しただけなのですが^^;;
いま読んだらまた違う印象を持つのだろうな。

梅原先生の著作は聖徳太子がらみのものを読んだような記憶が。
今までの歴史観がくつがえされてスリリングで面白かったです。
4. Posted by nyu   2006年01月23日 01:44
こんばんは、初めてコメントさせていただきます♪
「活字」自体なくてはならないもの。まさにそうですね。
『風と共に去りぬ』というとどうしても映画の、ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルになってしまいます。
一度ビデオで見ただけですが、やはりメラニーの存在は大きいですね。
でもメラニーの(真の)強さを感じるには到らなかったのはまだまだかもしれません。
もう一度、本か映画になるかわかりませんが味わってみたい作品です。
どうぞ、よろしくおねがいします。
5. Posted by Miwako   2006年01月23日 01:56
Kyokyomさん、私も結構背表紙みて満足していることが多いです。本棚に未読の本のなんと多いこと!でも、未読の本がないと、「読む本がなくなったらどうしよう」と恐ろしくなるので一種のPhobia(恐怖症)なんでしょうか、、、。
6. Posted by Miwako   2006年01月23日 02:00
Linさん、梅原猛の専門は気になりますねえ。本人に聞いたらなんて言うんだろう。興味あり。牛肉の写真、私も見ました。脊柱つき牛肉、といいつつまさにそのものじゃない!でも、一番恐ろしいのはアメリカではそれが普通に流通しているということ。自己防衛していかないと、誰も守ってくれませんからね。理論武装だけが武器かな。
7. Posted by Miwako   2006年01月23日 02:02
瑛里さん、ようこそ。「風と共に去りぬ」はびっくりするほど10代とそのあととでは違います。少なくとも私の場合は読後が全然違う本みたいでした。是非再読をおすすめします。
8. Posted by Miwako   2006年01月23日 02:06
Nyuさん、こちらこそよろしく!映画だとメラニーに顔すら覚えてないんです、私。確かに映画も素晴らしかったのですが、ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの印象が強烈すぎて。メラニーの真の強さとスカーレットの典型的「Southern Belle」の対比がおもしろいです。今の私にはなぜスカーレットが主役かわからなくなってます。
9. Posted by 四季   2006年01月23日 14:27
Miwakoさん、こんにちは!
「風と共に去りぬ」いいですね。私はMiwakoさんとは逆に、最初読んだ時はスカーレットにすごく惹かれました。スカーレットの強さと裏腹の脆さが痛々しくて。ほんと、本当に強いのはメラニーですよね。
アレクサンドラ・リプリーの「スカーレット」は読んでらっしゃいます? 「風と共に去りぬ」を最初読んだ時にはあまり感じられなかったスカーレットの可愛らしさやいじらしさがすごく伝わってきて、こちらもなかなか良かったです。

白洲正子さんの「かくれ里」は読んでないのですが、白洲さんの本を読んで日本に帰りたくなるというのは、すごく分かる気がします。またいつか手に取ってみたいです。

最近Livedoor宛のTBが上手くいかないことが多いんですが、こちらにもエラーが出てしまって送れませんでした… すみません。また改めてやってみますね。(もし重複して送っていたらごめんなさい、削除しておいて下さいませ)
10. Posted by Miwako   2006年01月23日 15:19
四季さんこんにちは。「スカーレット」は読みました。が、私の思っているスカーレットとほど遠く挫折。やっぱり、あれからスカーレットはレットに自分から会いに行く、という最初の設定自体、ムリがあるんじゃないかと。スカーレットがあの後レットを追う、という展開がどうも納得いかなくて。私の中の「風と共に去りぬ」もミッチェルの遺言通りそのままで終わってます。が、四季さんのコメントを読んで、果たしてそのときの私の判断ってあっているのかとすごくあせってしまいました。実はこちらで初版を買ってるんです。少々持ち歩きに不便ですが、前回挫折したけど、私の知らないスカーレットに会ってみたいと切に思っております。
11. Posted by ねあ。   2006年01月23日 18:22
Miwakoさんこんばんわ(^^)
コメントありがとうございます。

まさかアメリカからとは思いませんでした。こうやって国境を越えてお話できるのも、ネットならではですね。

梅原猛の本は読んだことないのですが、コラムはよく新聞に載っています。住んでいる土地ならではでしょうか。(私は京都在住です)

歴史・お伽話の読み方を変えれば、実は全く違う世界が見えてくるというのは、とてもワクワクすることです。これを機会に今度こそ手に取ってみようと思います。

勝手ながらリンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m
12. Posted by Miwako   2006年01月24日 04:43
ねあさん、リンクありがとうございます。梅原先生のコラムなんて、まさに京都ですね。うらやましい。この人の歴史観って目からうろこなんですよ。今まで疑問に思っていなかったことが、本当にそうなんだろうか?という違った視線で見られるようになるような気がします。是非是非読んでみて下さいね。
13. Posted by むつぞー   2006年01月24日 14:37
はじめまして。初TB&書き込みさせていただきます。
『風と共に去りぬ』を私が読んだのも中学の頃で、同様にスカーレットの良さは理解できず、メラニーにのようでありたいと思ったものです。
年を重ねることで、読み方が変わることはありますよね。今、読んでみたらスカーレットが理解できるようになっているでしょうか?
14. Posted by Miwako   2006年01月25日 02:08
むつぞーさん、ようこそ。20代で読み返したときは、スカーレットのバイタリティに圧倒されました。「生きる」力が強いというか、、、。逆境をものともしない強さ。自分がその場その場に適応して生き延びていく。で、メラニーがその対極にあって、結局彼女は終始一貫して変わらない強さなんだと思います。
実は皆さんからのご指摘どおり、なんかトラバがうまくいかないみたいです。お手数ですが、Blogアドレスをお知らせ下さい。わたしもむつぞーさんのところに遊びにいきます!
15. Posted by ハマンダ   2006年01月25日 06:08
「Fast Food Nation」の日本語訳版には「ファストフードが世界をくいつくす」て名前がついてたんすねぇ。

俺もこの本の一チャプターを人類学のクラスで読んで、その後自分で本を買って読みました。
そのちょっと後にSupersize Meが上映され始めました。この本を読んであの映画を観てからファーストフードを食べない、というか食べれないようになっちゃいました。

その前までは、テスト期間中に徹夜した日は翌朝ご褒美として朝マック食べにいってたんすけど、この本を読んでからしばらくしたある日朝マックを食べたら、気持ち悪くなりましてねぇ…。精神的に拒絶してるんでしょうね。 
16. Posted by Miwako   2006年01月25日 12:47
あ、うれしい!やっと「Fast Food Nation」を読んだ人にあった!私ももちろん、「Supersize Me!」も見ました。私は牛肉とFast Foodがまったく食べれなくなりました。子供たちがどうしても牛肉を食べたがるときはGrass Beefを買います。Grass Beefだと全然油がないので、フライパンを洗うのがすごく楽です。ほとんど洗剤を使わないでおちます。鶏肉、豚肉はOrganicかNatural、サーモンは養殖は買わない、とかすっかり生活スタイルが変わってしまいました。それくらいインパクトありましたよね、、、。
17. Posted by きみ駒   2006年02月07日 18:38
Miwakoさん、こんばんは。きみ駒と申します。
遅ればせながら参加させて頂きました。初めての参加なので、かなり緊張。
で、こちらにもTBしたのですが、どうも上手くいかないようです…ごめんなさい。

「風と共に去りぬ」私も夢中になって読みました。
映画は原作を読んだ後に観た記憶があります。
原作が良くって映画もまぁまぁ、というのはかなり少ないように思うのですが、これはさすがに素晴らしかった。
アシュレーよりレッド・バトラーの方が断然素敵なのに、「スカーレットったら、どうして?」ってやきもきしたりしました。読み直しても、アシュレーが良く見えることはなかったですねぇ。
18. Posted by 多摩のいずみ   2006年02月07日 23:31
こんばんは。
参上が遅くなって、申し訳ありません。
>梅原猛
魅力ある文章を書く人だと思います。本居宣長への批判なども、以前は熱中して読みました。
私も「日本」については、まだまだ不勉強です。『隠された十字架』など、また読んでみようかと思っております。
19. Posted by Miwako   2006年02月09日 02:09
>きみ駒さん、そうそう!なぜアシュレーか、全然わかんない!私も同じく何度読み返してもこの人のよさがわかんない、、、。レッド・バトラーははじめは無法者で変わり者、くらいの感じしかなかったけど、メラニーを同じく、南部だけのWorldviewじゃなく、もっと広く世の中が見えた人だと思います。
20. Posted by Miwako   2006年02月09日 02:12
>多摩のいずみさん、ようこそ。本居宣長批判って結構多いと思いますが、梅原先生のはストレートで大変わかりやすいと思いました。私もまだまだ不勉強ですが、いつもこの人の著作を読むと「日本」というものに対して(文学・歴史も含めて)とても深い興味を持っていて、ライフワークにしようと考えている自分がいることに気づかされます。

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