ズバリ回答します。
それは、PCでできるSTGが少なすぎたからです。

まずは、Windowsに移植されている2DSTGを見てみましょう。

・式神の城III
・雷電III
・Gダライアス
・ムーンクレスタ
・レイクライシス
・ゼビウス
・スペースインベーダーX

移植というだけあって、オリジナルはありません。
オリジナルが無い、ここが重要。

そして、PC界隈でシューティングといえばFPSを指します。
かの偉大なDOOMのおかげです。

しかしPC上では、全国一万人のシューターや10万人のシューター候補生が思い描く、
気の利いた2Dシューティングは全くと言っていいほど販売されていなかったのです。

その飢えを癒していたのが同人界。
x68kの名作「超連射68k」(1995年)や、同じ作者による「男弾」など。

同人シューティングでの一番のネックは、コントローラーです。
当時はまだまだジョイパッドが普及していません。
高かったのです。
入力機器はマウス・キーボードがもちろん主流、
でもジョイパッドなんてものは高価過ぎ。
そしてコネクタも巨大、あるいは各々のパソコンで形状が違っていたのです。

USBが登場したのは1996年。
2000年には2.0になっています。
USBの登場によりコネクタは小さくなり、
そして何よりも周辺機器の制作が盛んになったのです。
周辺機器の周辺には、ジョイパッドも含まれています。
さらには電器店にはかならずジョイパッドも置かれることになり、
我々はゲームコントローラーを買いやすくなったのです。

Win版の東方シリーズが登場したのが2002年の夏。
そう、このころにはもうすでに機は熟していたのです。

高性能パソコンとジョイスティックを手にしたシューターがやることは一つ、
パソコンでシューティングゲームを楽しむことです。

市場にはその欲求を満たしてくれるソフトが無い。
同人に目を向けてみれば、いかにもなSTGがあるじゃないか!

……というわけです。

カテゴリ: ゲーム  PC