2006年06月27日

出題ミスで54人が追加合格 不動産鑑定士・短答式試験

 国土交通省は6月27日、本年度の不動産鑑定士の短答式試験に出題ミスがあったことを明らかにした。同月23日に発表した合格者はそのまま変更せず、正答を選択した受験生に加点して再集計し、新たに54人を合格にした。これにより、4,605人の受験者のうち合格者は1,160人になった。

 国交省は、追加の合格者の受験番号をインターネットで公表するとともに、追加合格者へ個別に電話などで連絡をするとしている。

 ミスの内容は、「不動産鑑定業者に対し懲戒処分をする」という表現を含む選択肢を、正しいものとして出題し採点していたが、実際は「懲戒処分」ではなく「監督処分」の誤りであったというもの。受験予備校の講師が、合格発表と同時に明らかにされた正解番号を見て間違いに気づき、国交省に指摘してミスが発覚した。

 国交省は会見で、「試験委員などのチェックミスが原因。問題をチェックする視点を改めて検討し、マニュアルなどを作成して対応する」と再発防止策について語った。不動産鑑定士試験では、過去4回の出題ミスが起きている。

[住宅新報 2006年6月27日]


指摘されたのが23日とすれば、修正が27日ですから、コクド交通省の方、土日返上だったかもしれませんね。
迅速な対応で、受験生が救われてよかったです。

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