November 15, 2006
こころ痛めているあなたへ
自殺を選ぼうかどうしようか、と、迷っている人の目に触れて
少しでも、何かを思い止まって、
まだ明日という日を見てみようかと思ってもらえたら。
未経験の明日がどうなるかなんて、誰も、何も知らないのだし、
「どうせいつもと同じ」と感じる「いつも」が「いつも」じゃなくなる日だって
きっとあるというコトに、思いを馳せてみてもらえるように。。。
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- こころ痛めているあなたへ -
あなたの傷は、いったいいつ出来たのでしょうね。
あなたの気付かないうちに? それとも何かがきっかけで?
もしかしたら、たくさんの後悔を背負っているかも知れないあなたも、
そうでない、言い様のない寂しさを背負っているあなたも、
希望を捨てないで下さい。
もし、希望をあなたが失ったとしたら、あなたの先にあるものはなんですか?
逆に、あなたの欲しかったモノはなんですか?
あなたの望む、希望とはなんですか?
私にも、希望を失った頃がありました。
未来などいらないと、思ったことがありました。
その瞬間、毎日訪れる朝は、意味のない時間の繰り返しで、
なぜ、私がそこに居るのかさえわからずに、
朝も、昼も夜も、時間の流れなど、意識するに値しないものになりました。
傍らを通り過ぎる人々を、私とは住む世界が違う人間なのだと思い、
神などという存在を、信じてもいないのに恨むことしか出来ず、
不平不満だけは、人一倍言える力がありました。
何か楽しいことがないかな。
何か、いいことが起こらないかな。
もぉ、どおだっていいけど。
なんて思いながら、本当は、うらやましかった。
笑顔で過ごす人々が、悩みなく見える人々が、うらやましかった。
毎日を、笑って過ごせる、悩みなどないと思いながら過ごせる時間が、
本当は、欲しかった。
そんな自分でないことが、嫌でたまらなかった。
存在価値などないと思うのは、自分にいいことなんて何もないと思ったから。
「どうして自分だけ」なんて、悲観的に思ったこともあった。
そう、それこそ、自らの命を絶つことなんて、
当たり前のように解決策のひとつだと思っていた。
だけどね。
そんなことはないのだと、今は思える。
私にラッキーが訪れたのではない。
誰かが与えてくれたのでもない。
その頃の私と、今の私には、何も変わりがナイと言えばナイ。
だけど、今は笑って毎日を過ごす私がいる。
毎日を楽しいと思える私がいる。
生きることを望み、しあわせを感じて時間を過ごすことが出来る。
それは、何ひとつ変わらない私の中で、何かを変える事が出来たから。
あなたにだって、出来るよ。
もし、あなたが、こころに傷を背負っているなら、
もし、あなたが、その傷に付ける薬を探しているなら、
その薬の在りかを教えましょうか。
あなたの迷っている道の出口を教えましょうか。
まず、あなたはナゼ哀しいのですか?
ナゼ、悩むのですか?
原因や、材料は、あなたの外にあるかもしれません。
だけど、それは、あなたを傷つけるきっかけです。
傷ついているのは、他の誰でもない、あなたの心。
誰かのきっかけによって、痛みを感じている、他の誰でもない
あなた自身の心です。
あなたが、痛いと感じて、いつまでも傷を放置して、
あなたの望む幻の薬が見つかるまで、血を流し続けている以上は、
心は癒されません。
だから、薬が欲しいのだと、あなたは言うかも知れません。
あなたにとっての薬とは、なんですか?
どうすれば、癒されるのですか?
薬は、どこかに落ちているものでも、誰かから購入するものでもありません。
あなたの傷は、誰よりも、あなたが一番痛くて、
あなた以外に、その傷の痛みを理解できる人などいないのです。
だから、他の誰かに、それを癒すための薬など、作れるわけがないのです。
誰かの傷と比較して、上だ下だと自慢しあってもキリがありません。
それぞれの傷の痛みは、その本人にしかわからないのです。
あなたの痛みを一部始終、誰かに語ったところで、理解したようなことを言われて
なおさら虚しい思いをするのはあなたでしょう。
毒を吐き出して一時の痛みを除いても、傷はふさがりませんよ。
無理矢理に、痛い傷に薬を塗らなくても、自然に治ることもあります。
手の届かない、幻の良薬を求めなくとも、手に入る良薬で充分かも知れません。
肝心なのは、早く、治療を開始すること。
少しでも、早く痛みを取り除くこと。
では、ありませんか?
あなたが、こころが痛いと言うことを、誰も望んではいないでしょう。
もちろん、顔も、名前も知らない私だって、そう、思います。
誰よりも、あなた自身が望んでいないはずです。
早く、笑って青空を仰ぎたいと…。
誰かを、恨むことより。
何かを、悔やむことより。
手に入らない何かに執着するより。
自暴自棄になるより。
傷を、そのままにしているよりは、少しづつ、何かを初めて欲しいのです。
あなたが、自分の人生を楽しいと思える状況は、どんなものですか?
ほんのささいな夢でいい、大きすぎる夢でもいい、
なにか、あなたの望むものを見つけてください。
望むことで、苦しくなるような事は、考えないでください。
少しでも、今の状況よりは、あなたが楽しいと感じられるものを望んでください。
小さな小さなことでかまわないから、何か、一歩を踏み出してください。
こころの傷を眺めるよりは、少し、視線をそらしてください。
道端に咲く、草花を見つけられるくらいの速度で歩いてみてください。
今日の雲は、どんな形をしているのか、
今日の夕陽はどんな色をしているのか、
窓を開けて、新しい空気を取り込んで、
あなたの体の中にも、大きく息を吸い込んでみてください。
見逃した、あの映画を見てください、
気になっていた、あの本を読んでみてください、
無邪気に遊ぶ子供に、昔の幼い夢を思い出してください。
今のあなたに、あなたは満足していますか?
満足していないと言うでしょう。
私だってそうです、笑っている毎日にも満足しないほど、
もっともっと、向上心を忘れないあなたでいて欲しいのです。
あなたのこころは、あなたにしか見えません、
あなたですら見失うこころを、まわりの誰かに変えることなど出来ません。
出口は、あなたの中にあります。
あなたが、出口までの道を選ぶのです。
ゆっくり、ゆっくり、遠回りして、みちくさをしてもかまいません。
少し強引に、最短距離で走っていってもかまいません。
あなたが楽しいと思えることが、出口への第一歩だと思います。
少しづつでいいから、歩き出しませんか?
こころが、痛いと感じなくなるその出口まで、
少しでも近づきませんか?
あなたが、一番望んでいるのは、
あなたが毎日を楽しんで生きることではありませんか?
あなたが楽しいと思うことは、あなたにしかわかりません。
あなたが苦しいと思うことも、あなたにしかわかりません。
あなたの笑顔は、あなたが作るのです。
いくらまわりがくすぐったって、あなたが笑う気持ちじゃなければ
笑顔にはつながらないのです。
笑って下さいね。
1日に、ほんの少しでも、あなたの目が、その傷からそれることを望みます。
1日に、ほんの少しでも、あなたの顔がほころぶことを私は願っています。
いつの日か、あなたのこころにやさしさや、強さがみなぎることを、
あなたが、自ら素敵な出来事に気付けることを、どこかの同じ空の下で、
私は祈っています。
どこの誰かは知らなくとも、あなたの傷を知らなくとも、
きっと、祈り続けています。
いつかの私のように、あなたが出口を見つけられるようにと…。
ここに載せた私の言葉が、少しでも、あなたのこころの地図に役立てばいいと思っています。
どうか、希望を捨てないで。
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コメント一覧
お返事遅くなってすみません。
バタバタしてしまうってイケマセンね。
忙しいって、「心を亡くす」って書くって言いますモノね。
えりさんに、「勇気」って言葉をいただけて、私も心を取り戻せたかも(^^)
ありがとうございます。コチラこそ。
笑顔マークが見られて、嬉しいです☆
頑張りすぎずにいきましょ☆
ありがとうございます♪(*^^*)
そうですね、頑張り 気張り過ぎはよくないです…。思い当たる節が多々です(^_^;) それでは…いつかまた失礼を致しました
とてもとても、コチラも嬉しかったです(^-^*
お互い、時には空でも眺めて深呼吸して、にこって、笑ってみましょうね(^_-)*
(変な人みたい!?でも、イイんです!笑)
普段はただの日記ですが、たまに、忘れた頃に必要になったら、いつでも覗きに来てくださいね(^-^) いつでもココにコノ言葉は置いてありますし、私もきっと、自分がどんなでも、心の片隅ではこの気持ちを忘れてはいませんから!
ありがとうございます!